*【コスモロック】 [#ibe69d4b]

 [[《宇宙の収縮》]]を使い、相手のカードのプレイを完全に押さえ込む[[デッキ]]。~
 相性のよいカードは色々あるが、とくに[[《おジャマトリオ》]]との[[シナジー]]は抜群である。~
 [[ロック]]完成した時の強度は[[ロック]]の中でも最強クラスであり[[《生贄封じの仮面》]]を併用する事でほぼ完全に身動きが取れなくなる。~
 かつては完全[[ロック]]後、おもに[[《ヴィクトリー・ドラゴン》]]から[[マッチ]]を奪うようにつくられていた。
 《宇宙の収縮》
 永続罠
 それぞれのフィールド上に存在しているカードが5枚以下の場合に発動する事ができる。    
 お互いにフィールド上に出せるカードの合計枚数は5枚までになる。

 《おジャマトリオ》
 通常罠
 相手フィールド上に「おジャマトークン」(獣族・光・星2・攻0/守1000)を
 3体守備表示で特殊召喚する(生け贄召喚のための生け贄にはできない)。
 「おジャマトークン」が破壊された時、
 このトークンのコントローラーは1体につき300ポイントのダメージを受ける。


 この[[ロック]]成立後は[[《波動キャノン》]]でも[[《ステルスバード》]]でも出しておけば自分の勝ちがほぼ決定する。~
 何故なら、[[《生贄封じの仮面》]]があっても[[手札]]から使えるメジャーな[[ロック]]打破カードは[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]くらいしか無いからだ。~
 (もし[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を攻撃表示召喚されると、おジャマトークンの[[自殺特攻>自爆特攻]]から[[ロック]]が崩れてしまう)~
 類似[[効果]]を持つ[[《エーリアン・スカル》]]もいるが、採用率を考えると滅多に遭遇しないだろう。~
 ただし、[[《エーリアン・スカル》]]は攻撃され[[リバース]]した[[《ステルスバード》]]たった1体を[[生け贄]]に出して[[ロック]]を打破可能な点には注意。~
 他にプレイ可能なのは[[《オオアリクイクイアリ》]]と[[《降雷皇ハモン》]]、[[《神炎皇ウリア》]]の[[特殊召喚]]くらいである。~
 「カードを出すこと」自体できないので、[[【トランス】]]のように[[《エネミーコントローラー》]]等で[[おジャマトークン]]を[[生け贄]]にして[[ロック]]解除することもできない。~

 尤も、[[《生贄封じの仮面》]]が出ているなら[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]、[[《エーリアン・スカル》]]が使えなくなる。~
 最も条件の緩い[[《オオアリクイクイアリ》]]ですら、[[《心鎮壷》]]でカードを2枚以上押さえられて[[ロック]]の時しかプレイできない。~
 三幻魔に至っては非現実的過ぎて論外である。自分の場に4体以上の[[モンスター]]が並んで[[ロック]]されていると処置なし。~

 また、攻撃を封じれば相手に[[モンスター]]がいても基本的に支障は無いため、一部の[[効果モンスター]]([[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]等)以外なら相手フィールドに[[モンスター]]が居ても[[ロック]]は可能。~
 [[《スキルドレイン》]]+[[《光の護封壁》]]や[[《月読命》]]+[[《重力の斧−グラール》]]等で無力化すればそれらの[[モンスター]]がいても[[ロック]]可能。~

 要するに[[ロック]]が完成した時点で勝負はついたも同然なので即死[[コンボ]]と思っていい。~
 構成枚数は決して少なくないので[[ロック]]が決まるまでが勝負となる。~
 (モンスターを封じるだけでも[[《おジャマトリオ》]]と[[《宇宙の収縮》]]、[[《心鎮壷》]]もしくは[[《地盤沈下》]]が必要)~

 同様に強力な[[ロック]]を仕掛ける[[【トランス】]]とは相手モンスターの数が自由な点、ライフコストが不要な点で上回る。~
 しかし、[[ロック]]の構成枚数の多さ、自分自身も[[ロック]]してしまう可能性がある点で下回るため好みの問題といえるだろう。~
 なお、[[【ドローゴー】]]のように[[モンスター]]を少なくしておけば事故率を多少軽減できる。~

 また、[[【トランス】]]とは異なり[[マッチ]]二戦目からは相手が警戒してくるため、高度なプレイングが求められてくる。~
 相手が[[《オオアリクイクイアリ》]]を確実に出せるように、また[[ロック]]がかからないようにプレイしてくる可能性が高いからである。~
 (必ず2〜3枚のカードを伏せてくる、フィールド上のカードを6枚以上にする等)~
 が、恐れる事は無い。[[《ハリケーン》]]を使用すれば相手の場のカードは強制的に5枚以下になるので、後は[[《おジャマトリオ》]]で相手のフィールドを埋め尽くしてしまえば[[ロック]]は成立する。(しかも[[ロック]]強度最強の形で[[ロック]]が可能)~
 ただし、[[《おジャマトリオ》]]は3体の[[モンスター]]を出現させる関係上、相手の場を埋め尽くすには相手の[[モンスター]]もしくは[[おジャマトークン]]を1〜2体[[除去]]する必要が出てくる可能性が高い。~
 何らかの[[除去]]カードをサイドから投入して[[モンスター]][[除去]]能力を高めておこう。~
 1匹だけ[[モンスター]]を送りつける事が可能な[[《異次元への案内人》]]をサイドから採用してくるのも手である。~

 なお、[[【宣告者パーミッション】]]が相手の場合勝率は限りなく低くなる。~
 この[[デッキ]]は「カードを場に出させない」[[ロック]]を掛けるのだが、あろうことか宣告者たちは[[手札]]から直接カウンターを決めてくる。~
 ゆえに、[[《ハリケーン》]]で伏せを吹き飛ばしても意味がない上に、[[《宇宙の収縮》]]が既に張ってあったとしてもカウンターが可能。~
 後者はカウンターしかできないが、[[《終焉のカウントダウン》]]が既に発動しているのならそれだけできれば十分といえる。~
 しかも宣告者の[[効果]]はフィールド上で発動しているわけではないので[[《スキルドレイン》]]にかからない。~
 さらにたちの悪いことに「墓地に送る」ため[[《生贄封じの仮面》]]にもかからない。~
 最悪、相手に[[《宇宙の収縮》]]を利用され、こちらがロックされてしまう可能性も覚悟しておこう。~
 (そもそもマストカウンターの[[《宇宙の収縮》]]は徹底的にマークされるため通すのは絶望的だが)~
 [[手札破壊]]で叩き落したい所だが、[[ロック]]パーツに大量のスペースを取られているためメインには[[《押収》]]以外は入れられないだろう。~
 [[《魂を削る死霊》]]はまず殴らせてもらえないのでハンデスカードとしてはカウント外である。~
 結局、初戦は諦めて2戦目にサイドから[[《次元の裂け目》]]や[[《閃光の追放者》]]等の無差別[[除外]]カードを引っ張ってくるしかない。~
 が、[[パーミッション]]である以上、これらのカードを併用しても通るかは怪しく厳しい戦いを繰り広げることになる。~
 ある程度の汎用性と宣言者に対する耐性を持たせるなら[[《禁止令》]]の採用も検討すべきか。~
 環境次第では十分選択肢となるだろう。~
 (もっとも、[[《禁止令》]]をカウンター・[[破壊]]されてしまう可能性も十分にあるが)

-コナミのゲーム作品において―~
GBAソフト「[[遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006>http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/index.html]]」では、[[レベル]]2の[[《おジャマ・イエロー》]]が[[《宇宙の収縮》]]入り[[デッキ]]を使ってくる。~
初見では[[ロック]]状態に持ち込まれてしまうこともあるが、場に2枚までしか出さないなどの警戒をしていれば気にするほどの相手ではないだろう。~
たまに、自分の場を膠着させそのまま[[デッキ]]切れで自滅したりもする。

**代表的なカード [#yb9b0ab9]
-[[《宇宙の収縮》]]
-[[《おジャマトリオ》]]
-[[《心鎮壷》]]
-[[《生贄封じの仮面》]]
-[[《異次元への案内人》]]

**関連リンク [#gf8ca2f5]
-[[デッキ集]]