《E・HERO ネオス》とネオスペーシアンのコンタクト融合を主軸としたビートダウンデッキ。
デッキ名こそ【コンタクト融合】だが、《ミラクル・コンタクト》の登場以降は、このカードでの特殊召喚が主流である。
《ミラクル・コンタクト》により《E・HERO ネオス》・ネオスペーシアンを手札・フィールド・墓地のあらゆる場所から融合素材とする事が可能。
また、融合素材となったモンスターはデッキに戻るため、サーチや墓地へ送る事で再び融合素材として扱う事ができる。
この事からデッキに投入する融合素材は最低限で済み、デッキスペースに余裕を持たせる事が可能。
しかし、《ミラクル・コンタクト》自体はサーチできないので、あくまで《ミラクル・コンタクト》は切り札と考え、《ミラクル・コンタクト》に頼らずとも戦える構築にするのが望ましい。
尚、《クリバンデット》や《活路への希望》などデッキを高速で掘り進めるカードと併用するならばこの限りではない。
ネオスペーシアンはそれぞれが低ステータス、および統一されていない種族・属性である事から逆に様々なカードと組み合わせる事が可能で、型にはまらない柔軟なデッキ構築も可能。
《E・HERO ネオス》・ネオスペーシアンという、まったく異なるカードを両立させるため非常に高度なデッキ構築能力が必要となる、玄人向けのデッキと言えるだろう。
《E・HERO ネオス/Elemental Hero Neos》 通常モンスター 星7/光属性/戦士族/攻2500/守2000 ネオスペースからやってきた新たなるE・HERO。 ネオスペーシアンとコンタクト融合することで、未知なる力を発揮する!
《ミラクル・コンタクト/Miracle Contact》 通常魔法 自分の手札・フィールド上・墓地から、 融合モンスターカードによって決められた 融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、 「E・HERO ネオス」を融合素材とする 「E・HERO」と名のついた融合モンスター1体を 召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。
《E・HERO ネオス》は特殊召喚する方法が豊富でフィールドに出しやすいモンスターである。
―ネオスペーシアン
ネオスペーシアンの種類と数は、己の望むデッキ内容に合うよう厳選する。
種類を減らせばデッキのスロットにも余裕ができるので特定のコンタクト融合体に対し特化することが可能となる。
一方、複数のネオスペーシアンを大量展開すれば《スペーシア・ギフト》からの大量ドローも狙える。
しかし、ネオスペーシアンは補助ができない場合は手札事故を起こしやすい低ステータスモンスターなので、最低限の安定性を求めるなら例え多くても4種類程度が限度である。
使い回しはそれなりに効くので各種1枚であっても構わない。
コンタクト融合体は各種1枚ずつで十分なので、エクストラデッキに空きを作りシンクロモンスター・エクシーズモンスター・属性E・HERO・M・HEROとも共存する事もできる。
しかしエクストラデッキの取捨選択は重要である。
《スペーシア・ギフト》を使うには複数のネオスペーシアンをフィールドに展開しなければならない。
しかしネオスペーシアンは基本ステータスが低く、何の補助もしなければ相手ターンで簡単に破壊されてしまうので、1ターンでスムーズに展開する方法を考えたい。
コンタクト融合体は《E・HERO マリン・ネオス》を除き「エンドフェイズ時にエクストラデッキに戻る」というデメリット誘発効果を有している。
そのため、戦線維持するためには以下の手段を取り入れたい。
なお、効果自体がフィニッシャー向きである《E・HERO エアー・ネオス》や《E・HERO グロー・ネオス》を主軸とする場合は重要度が低い。
《異次元からの帰還》や《次元融合》からネオスペーシアンを大量展開してコンタクト融合やトリプルコンタクト融合をするデッキ。
《スペーシア・ギフト》を最大限に有効活用できるほか、《異次元からの帰還》・《次元融合》は大量のライフコストを消費するので《E・HERO エアー・ネオス》の攻撃力上昇と非常に相性が良い。
ネオスペーシアンには《コンバート・コンタクト》という最大級の墓地肥やしカードがあるので、豊富な墓地除外方法を適宜選択して組み合わせよう。
なお、《E・HERO ゴッド・ネオス》を《ミラクル・フュージョン》で特殊召喚してネオスペーシアン・《E・HERO ネオス》を除外するという事もできる。
トリプルコンタクト融合体と《E・HERO ゴッド・ネオス》が並ぶ様は圧巻。
条件次第で爆発的な攻撃力を得られる《E・HERO エアー・ネオス》に特化したタイプ。
《ヒーローアライブ》等ライフポイントを減らすカードや、敢て攻撃を受ける事で《E・HERO エアー・ネオス》の攻撃力を上昇させ一撃で一気に相手ライフを削り取る。
《CNo.39 希望皇ホープレイ》・《SNo.39 希望皇ホープONE》と相性が良く《E・HERO エアー・ネオス》と並べる事で相手モンスターを無視して1ターンキルができる。
ライフポイントを減らす都合《活路への希望》を自然に採用できるので上手くライフポイント差を広げれば凄まじいアドバンテージを得る事ができる。
《E・HERO エアー・ネオス》はエンドフェイズにデッキに戻ってしまうので召喚したらそのままゲームセットに持ち込みたい。
そのため、デッキ構成は自然と1ターンキル寄りになるだろう。
その他の相性の良いカードは《E・HERO エアー・ネオス》の項目を参照。
《E・HERO ネオス》を使わずネオスペーシアンをデッキの主軸として戦うビートダウン。
《E・HERO ネオス》・コンタクト融合の補助が要らないため事故率が低くなり、ネオスペーシアンに特化するのでサポートカードがふんだんに使える。
ネオスペーシアンを使わない【ネオスビート】とは真逆の方針を行く。
《終末の騎士》と《クロス・ポーター》のコンボでネオスペーシアンを手札に加えたり、《スペーシア・ギフト》で大量ドローが狙えるなど、非常にアドバンテージを稼ぎやすい。
採用するネオスペーシアンによっては《ゴッドバードアタック》など、強力な種族・属性のサポートカードも投入できる。
しかしネオスペーシアンは攻撃力が低く、いくらアドバンテージを獲得してもどうしても決め手に欠いてしまうので別途アタッカーが必要となる。
この点は《ジャンク・シンクロン》・《デブリ・ドラゴン》などのネオスペーシアンと相性の良いチューナーや、エクシーズモンスターを投入することで解決できる。
闇属性を多く採用する場合は、《リミット・リバース》や《終末の騎士》などで墓地調整も容易いので、《ダーク・アームド・ドラゴン》を初めとするダークモンスターもフィニッシャーとなるだろう。
また、《N・エア・ハミングバード》や《デブリ・ドラゴン》が風属性である事から《ダーク・シムルグ》も構築次第では活躍が期待できる。
【Nビート】の一つで、《N・ティンクル・モス》のドロー効果によるアドバンテージ獲得に注目したタイプ。
《N・ティンクル・モス》は自分から戦闘を仕掛ける分にはまずダメージを受けないため、《スペーシア・ギフト》で2枚ドローできることと合わせて、維持出来れば大量の手札を稼ぐことができる。
攻撃妨害・除去カードを大量に投入して、《N・ティンクル・モス》などでドローしつつそれらを戦線の維持に使い、頃合を見計らってフィニッシャーを投入するのが基本的な構築・戦術の方針であり、【E・HEROビート】に近いところがある。
ルール上《N・ティンクル・モス》と《N・グロー・モス》は合計3枚までしかデッキに入れられないため、《NEX》以外で特殊召喚できない《N・ティンクル・モス》を2枚投入するのがよいだろう。
フィニッシャーとしては前述した通り、《ダーク・アームド・ドラゴン》や、【ジャンクドッペル】・【デブリダンディ】のギミックを使ったシンクロ召喚が筆頭となるが、《N・ティンクル・モス》(《N・グロー・モス》)が光属性であることを利用したカオスモンスターも検討できる。
《NEX》を腐らせないように《N・マリン・ドルフィン》(《N・アクア・ドルフィン》)も投入しておきたい。
《E・HERO ネオス》の展開をペンデュラムスケール8の《竜穴の魔術師》などを用いたペンデュラム召喚でサポートするタイプ。
《E・HERO ネオス》および《竜穴の魔術師》は《召喚師のスキル》、《青竜の召喚士》でサーチできる上、レベルも同じなのでランク7のエクシーズ召喚も視野に入る。
《魔装戦士 ドラゴノックス》も併用し、《クロス・ポーター》を蘇生させることでネオスペーシアンのサーチも可能になり、《青竜の召喚士》を蘇生させてサーチ効果の再利用もできる。
自分のカードの枚数も増えやすいので、《E・HERO マグマ・ネオス》もフィニッシャーとして活用する機会も増える。
特殊召喚・墓地利用を多用するのでそれらを封じられると非常に厳しくなるだろう。
また、効果モンスターを主体に戦うので《スキルドレイン》を張られるとコンタクト融合体やネオスペーシアンの特性を生かせなくなる。
《ネオスペース》や《インスタント・ネオスペース》を使用する場合は、それらが除去されるとコンタクト融合体はエクストラデッキに戻ってしまう。
その点はチェンジや《コンタクト・アウト》を主軸に構築すれば上記の弱点はなくなるだろう。
しかし、チェンジや《コンタクト・アウト》も上記の弱点や対象を取る効果には強いが全体除去なため回避不可能な《激流葬》には弱いので気を付けたい。