ORDER OF CHAOSで登場した「ゴゴゴ」と名のついたモンスター群でエクシーズ召喚を行うビートダウンデッキ。
特にランク４のエクシーズ召喚に特化しており、エクストラデッキの大半はランク４のエクシーズモンスターが占めることになる。
また全てのモンスターがレベル４で、いずれも下級モンスターとしては高いステータスを持っているという特徴がある。
《ゴゴゴジャイアント/Gogogo Giant》 [#e79b8c24] 効果モンスター 星４/地属性/岩石族/攻2000/守 0 このカードが召喚に成功した時、 自分の墓地の「ゴゴゴ」と名のついた モンスター１体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。 その後、このカードは守備表示になる。 また、このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
《ゴゴゴゴースト》 効果モンスター 星４/闇属性/アンデット族/攻1900/守 0 このカードが特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の「ゴゴゴゴーレム」１体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。 その後、このカードは守備表示になる。 「ゴゴゴゴースト」の効果は１ターンに１度しか使用できない。
《ゴゴゴゴーレム/Gogogo Golem》 効果モンスター 星４/地属性/岩石族/攻1800/守1500 フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードは、 １ターンに１度だけ戦闘では破壊されない。
ゴゴゴと名のついたモンスター自体は現在３体しか存在せず、《ゴゴゴジャイアント》の効果によってのみ共通する。
デッキを組む際には、ゴゴゴの特徴であるレベル４や岩石族・アンデット族といった種族・属性を活かした構築が求められる。
中でも《ゴゴゴジャイアント》の効果の性質上、墓地を肥やす要素はどのような形であっても必須になってくるだろう。
現在は《ゴゴゴジャイアント》３体をデッキに投入するだけでも、上手く回れば機能するようになっている。
しかし実際のところは《ゴゴゴジャイアント》３体だけでは安定性は低く、少なくとも１枚は《ゴゴゴゴーレム》を入れておいた方が良い。
また《ゴゴゴゴースト》を使う以上は、その蘇生先である《ゴゴゴゴーレム》は絶対に外せない存在になってくる点にも注意したい。
前述の通り、エクストラデッキ15枚はほぼランク４のエクシーズモンスターで埋め尽くしてしまっても問題ないだろう。
特に【アンデット族】の要素を取り入れて《ゴゴゴゴースト》を使う場合は、３体素材のものでも積極的に採用して問題ない。
《ジェムナイト・エメラル》や《交響魔人マエストローク》など、とにかく汎用性の高いものをなるべく多種多様に採用しよう。
中でも一番欠かせないのが《ラヴァルバル・チェイン》で、ゴゴゴ（特に《ゴゴゴゴーレム》）を墓地へ送る貴重な手段となる。
なお【岩石族】や【ダーク・ガイア】に特化させる場合は、岩石族・悪魔族のエクシーズモンスターを優先するのも良いだろう。
《ゴゴゴジャイアント》や《ゴゴゴゴースト》は、効果でモンスターを特殊召喚した後に自身が守備表示になるというデメリットを持つ。
またそのモンスターは守備表示で特殊召喚されるため、基本的に両者ともそのターン内にエクシーズ素材などに使わざるを得ない。
しかし《最終突撃命令》を用いれば守備表示になるデメリットが解消され、それらのモンスターはすぐに戦闘に参加できるようになる。
これにより、高い展開力で一気に攻め込むハイビートと通常通りのエクシーズ召喚が使い分けられるより柔軟なデッキとなる。
ただし、現在は《最終突撃命令》がメタとして機能するデッキは少なく、自分の使う《伝説の柔術家》などとの相性が悪いので注意。
岩石族のコアキメイル３種や《地球巨人 ガイア・プレート》などを用いる【岩石族】がベースとなるデッキ。
《ゴゴゴゴースト》を用いず、３枚の《ゴゴゴジャイアント》と１〜２枚の《ゴゴゴゴーレム》が【岩石族】に混ざる形になる。
主な利点として《ゴゴゴゴーレム》を墓地に送る?手段として《岩投げアタック》や《岩投げエリア》を使いやすい点があげられる。
コアキメイルの維持要員や墓地コストという形ではあるが、自身の岩石族という種族が活かされるのは基本的にこの型のみ。
特に【ダーク・ガイア】の要素も持つ【岩石族】で使う場合、岩石族側の融合素材としてゴゴゴが持つ高い攻撃力は十分に役立つ。
この型の場合《一族の結束》や《ブロック・ゴーレム》も使えるが、エクシーズ召喚の幅が狭まるという難点もあるので注意しよう。
《ゴゴゴゴースト》の効果をより有効に使用するために、デッキに【アンデット族】の要素を色濃く取り入れたデッキ。
このデッキでは、《ゴゴゴジャイアント》と《ゴゴゴゴースト》が２〜３枚ずつ、《ゴゴゴゴーレム》が１〜２枚程度用いられる。
アンデット族側からは、レベル４で特殊召喚効果を持つ《馬頭鬼》・《ゾンビ・マスター》・《ピラミッド・タートル》などを採用できる。
特にランク４のエクシーズ召喚に繋がる＋手札の《ゴゴゴゴーレム》をコストに使える《ゾンビ・マスター》は最高の相性を誇る。
これに《召喚僧サモンプリースト》や《終末の騎士》も採用すれば、かなり効率的に《ゴゴゴゴースト》の効果を使うことができる。
レベル４を自在に呼び出せる《召喚僧サモンプリースト》は、型に関わらず【ゴゴゴ】ではほぼ必須カードと言える存在になるだろう。
これでも《ゴゴゴゴースト》を出す手段足りなければ、相手デッキのメタにもなり得る《生者の書−禁断の呪術−》がお勧めである。
また他の型よりもエクシーズ召喚を連発しやすいので、《エクシーズ・ギフト》や《エクシーズ・リボーン》なども採用しやすい。
その場合は、腐っても《召喚僧サモンプリースト》のコストに使える《ジェネレーション・フォース》の採用なども考えてみよう。
基本的に展開したモンスターをエクシーズ素材にして出したエクシーズモンスターで戦闘するため、特殊召喚を封じられると厳しい。
特に【アンデット族】寄りの構築の場合、《ゴゴゴジャイアント》を上回る攻撃力を持つモンスターを処理できない危険性がある。
また上記の【アンデット族】寄りの構築の場合、《ゴゴゴゴーレム》を《奈落の落とし穴》で狙い撃ちにされる危険性が非常に高い。
その点も考えて《ゴゴゴゴーレム》は２枚以上入れておくか、《馬頭鬼》との相性も良い《異次元からの埋葬》の採用も考えておこう。
【岩石族】寄りにする場合、とにかく【アンデット族】寄りのものよりも圧倒的に速度が遅く、エクシーズ召喚できる機会も少なくなりがちである。
その分守りは堅く、エクシーズ召喚しなくても勝ち筋はあるが、愚鈍な《ゴゴゴゴーレム》が速度の低下にさらに拍車をかけるおそれもある。
またどちらともカードを除去する手段に乏しい種族なので、《サイクロン》や《ブラック・ホール》などの汎用性の高い除去は必ず入れておこう。
ゴゴゴ自体が一度フィールドに出して役目を終えると以降バニラ同然になるものばかりなので、相手のメタを取り除く手段は欠かせない。