【サイカリエアゴーズ】

 ステータス効果共に優秀な《サイバー・ドラゴン》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《E・HERO エアーマン》《冥府の使者ゴーズ》を全て投入したビートダウンデッキ
 第5期の2007年3月1日までの【スタンダード】の一つで、【サイカリエアー】《冥府の使者ゴーズ》を加えたものであるが、その安定性と制圧力は大幅に上がっていた。
 いわゆる【サイカリバー】の最終段階と言えるデッキ
 《E・HERO エアーマン》《冥府の使者ゴーズ》2007年3月1日より制限カードとなったため、弱体化を余儀なくされてしまった。
 また、《ライオウ》の登場で《死霊騎士デスカリバー・ナイト》の採用が少なくなってきたのも、近年廃れている原因。
 しかし、海外では評価されているので、充分に採用できる。

《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》
効果モンスター(準制限カード)
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在していない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
《死霊騎士デスカリバー・ナイト/Doomcaliber Knight》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1900/守1800
このカードは特殊召喚できない。
効果モンスターの効果が発動した時、
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを生け贄に捧げなければならない。
その効果モンスターの発動と効果を無効にし、そのモンスターを破壊する。
《E・HERO エアーマン/Elemental Hero Stratos》
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を手札に加える。
《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》
効果モンスター(制限カード)
星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
自分フィールド上にカードが存在しない場合、
相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚することができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、
受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
(天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを
相手ライフに与える。

デッキ構築に際して

モンスターについて

 キーカード《サイバー・ドラゴン》《死霊騎士デスカリバー・ナイト》《E・HERO エアーマン》《冥府の使者ゴーズ》はそれぞれ入れられるだけ採用する。
 また、全盛期では《E・HERO エアーマン》から同名カードをサーチする戦法をとっていたが、現在は《E・HERO エアーマン》制限カードのため不可能。
 代わりに《E・HERO アナザー・ネオス》《E・HERO オーシャン》を採用していこう。

魔法・罠カードについて

 《冥府の使者ゴーズ》手札で腐らないように、発動条件のある罠カードは採用しなくても良い。
 代わりに《月の書》《地砕き》《地割れ》などの優秀な魔法カードを採用しよう。

デッキの特徴

 【サイカリエアー】で採用されていたモンスターの強力な制圧力を生かしつつ、《冥府の使者ゴーズ》も組み入れるのが、まさに第5期前半の【スタンダード】であった。
 もはや何が何だか分からないデッキ名になってしまっているのも特徴。

 ノーガード状態から一気にこの強力なモンスター効果を発揮させることができる。
 特に他のカードを入れてコンボを組む必要のない、単体で強力なカードというのはまさに【スタンダード】で最適であるからである。

 性質上自分《死霊騎士デスカリバー・ナイト》と競合することがない点も安心できる。
 魔法・罠をあらかじめ伏せておき相手攻撃を誘い、相手ダメージ効果の発動や直接攻撃チェーンして《サイクロン》《非常食》などで除去してダメージを食らえば《冥府の使者ゴーズ》召喚が出来る。
 ただ、タイミング的にダメージを食らった時には自分フィールドががら空きになるような状況を作らなければいけないのに注意。

 《E・HERO エアーマン》《冥府の使者ゴーズ》は同時に入れなければならない間柄ではないので、【サイカリゴーズ】と呼ばれるデッキとして《E・HERO エアーマン》不採用型も考えられる。

 なお、攻撃力が高いモンスターばかりなので《死のデッキ破壊ウイルス》には要注意。

サンプルレシピ

代表的なカード

関連リンク