*【サクリファイス】 [#m3727c79] #contents **概要 [#ca457675] 比較的[[召喚]]しやすく、強力な[[効果]]を持つ[[儀式モンスター]][[《サクリファイス》]]をメインに据え、その強力な[[除去]][[効果]]を駆使して戦う[[コントロール]][[デッキ]]。~ -[[ロック]]能力を備える[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を[[召喚]]する[[デッキ]]も考えられるが、これを使うかどうかはかなりコンセプトが変わる。~ 儀式[[デッキ]]を強力にサポートする[[《マンジュ・ゴッド》]]が[[光属性]]、[[《サクリファイス》]]が[[闇属性]]なので、[[【カオス】]]にも組み込めた。~ 現状では[[禁止カード]]化されたため使用不可能である。~ 《サクリファイス/Relinquished》 儀式・効果モンスター 星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 相手モンスター1体を指定してこのカードに装備する。 (この効果は1ターンに1度しか使用できず、 同時に装備できるモンスターは1体のみ) このカードの攻撃力・守備力は装備したモンスターの数値になる。 戦闘によってこのカードが破壊される場合、 かわりに装備したモンスターが破壊され、 超過した戦闘ダメージは相手プレイヤーも受ける。 [[《サクリファイス》]]は単独でいろいろ利用できる[[効果]]を持つ[[効果モンスター]]であり、その[[汎用性]]には注目されている。~ これだけ強力な[[モンスター]]ながらあまり採用されないのはやはり[[儀式召喚]]という[[ディスアドバンテージ]]が大きく響いているのだろう。~ なので、このデッキを構築する場合、以下の3つのことを念頭に入れて、カードを選ぼう。 **[[デッキ]]の構成 [#s58d62d9] //[[《サクリファイス》]][[《イリュージョンの儀式》]]は3積みは必須なので省略。~ -1、[[ディスアドバンテージ]]ができるだけ少なくなるように、[[《サクリファイス》]]を[[儀式召喚]]する。 --[[《マンジュ・ゴッド》]]~ [[召喚]]するだけで、[[《サクリファイス》]][[《イリュージョンの儀式》]]のどちらでも[[デッキ]]から[[サーチ]]できるので3積みは必須だろう。効果使用後は[[《サクリファイス》]]の[[儀式召喚]]の為の[[生贄]]にささげればさらにお得。~ --[[《センジュ・ゴッド》]]、[[《ソニックバード》]]~ [[《マンジュ・ゴッド》]]に比べたら、片方しか[[サーチ]]できないがそれでも、[[召喚]]時に[[アドバンテージ]]をとれる[[カード]]なので特別な理由がないならば3枚入れて問題ないだろう。効果使用後は[[《サクリファイス》]]の[[儀式召喚]]の為の[[生贄]]にささげればさらにお得。~ --[[《クリッター》]]~ この[[カード]]をフィールドから[[生贄]]にささげれば[[効果]]により[[ディスアドバンテージ]]を軽減してくれるだろう。ただし、このカードを[[生贄]]に[[《サクリファイス》]]を[[儀式召喚]]した場合は、この[[カード]]の[[効果]]が挟まってしまい[[優先権]]のタイミングを失うので気をつけよう。~ --[[《スケープ・ゴート》]]~ 防御[[カード]]としてもつかえ、効果使用後は[[《サクリファイス》]]の[[儀式召喚]]の為の[[生贄]]にもつかえるので、入れてもかまわないだろう。ただし、[[フィールド]]の空き状況には気をつけよう。~ 他にも、[[生贄]]に使えそうなカードはあるのだが、効果を使い終わった[[《マンジュ・ゴッド》]]、[[《センジュ・ゴッド》]]、[[《ソニックバード》]]を[[生贄]]にする場合がほとんどなので、そこまで[[生贄]]に気を回す必要はないだろう。~ [[《黄泉ガエル》]]でもいいかもしれないが、[[《黄泉ガエル》]]の場合は[[《サクリファイス》]]が[[装備カード]]を発生させてしまい、[[蘇生]]が阻害される恐れがあるので優先順位は低い。~ -2、[[フィールド]]の[[《サクリファイス》]]の[[効果]]の再利用。~ [[《サクリファイス》]]の[[除去]]効果は1[[ターン]]に一度で、装備できる[[相手]][[モンスター]]は1体のみである。~ このままでは、[[《サクリファイス》]]一体で[[除去]]出来る[[相手]][[モンスター]]は一体のみとなってしまう。~ そこで、[[《サクリファイス》]]の[[効果]]を再度利用できるようにする[[カード]]を組み込む。~ --[[《大嵐》]]、[[《サイクロン》]]、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~ 普通の使い方のほか、[[《サクリファイス》]]に装備されている[[相手]][[モンスター]]を破壊することで[[《サクリファイス》]]の[[効果]]の再利用もはかれる。~ ただし[[《砂塵の大竜巻》]]は[[自分]]の[[カード]]を壊せないので注意しよう。~ //--[[《月読命》]]~ //[[召喚権]]は失うが毎[[ターン]][[《サクリファイス》]]の[[効果]]を使えるのは強力。(現在は[[禁止カード]]。)~ --[[《月の書》]]~ 単体で優秀な上に、[[《サクリファイス》]]に使用することで、装備カードがはがれ[[効果]]を再利用することができる。~ --[[《非常食》]]~ 【サクリファイス】では、《月の書》以上に優秀な[[カード]]になる。[[《サクリファイス》]]に装備されている[[相手]][[モンスター]]を墓地に送りつつ[[ライフ]][[回復]]まで行える。さらに、いろいろな[[コンボ]]にも使えるので必須[[カード]]と言ってもいい。~ --[[《亜空間物質転送装置》]]~ [[相手]]の[[除去]]から[[《サクリファイス》]]を守りつつ、[[《サクリファイス》]]に装備されている[[相手]][[モンスター]]をはがすことができる優秀な[[カード]]。~ --[[《ワーム・ホール》]]~ [[相手]]の[[除去]]から[[《サクリファイス》]]を守りつつ、[[《サクリファイス》]]に装備されている[[相手]][[モンスター]]をはがすことができるが、この[[デッキ]]では[[《亜空間物質転送装置》]]の方が優先される。~ --[[《グリフォンの羽根帚》]]、[[《迎撃準備》]]~ [[《非常食》]]、[[《月の書》]]の[[下位互換]]、上記の[[カード]]を限界まで入れても足りないときは投入するのもあり。~ -3、[[破壊]]された[[《サクリファイス》]]の再利用。~ [[《サクリファイス》]]は[[攻撃力]]0[[レベル]]1[[儀式モンスター]]であり、[[特殊召喚]]に制限がないので[[蘇生制限]] をクリアすれば。[[蘇生]]手段は豊富。 //[[《死者蘇生》]]は省略。 --[[《契約の履行》]]~ [[ライフコスト]]はあるものの[[手札]]にあれば即座に使える。ただし、この[[カード]]が破壊されると装備モンスターが[[除外]]されてしまうので注意が必要。 しかし、[[《非常食》]]で[[墓地]]に送れば完全蘇生も可能。 --[[《リミット・リバース》]]~ 罠なので、[[発動]]までにタイムラグがあるが[[《クリッター》]]や[[《N・グラン・モール》]]といった[[攻撃力]]1000以下の使い勝手のいい[[モンスター]]も[[蘇生]]出来る。 --[[《エンジェル・リフト》]]~ この[[デッキ]]では[[《リミット・リバース》]]の[[下位互換]]なので、4枚目以降の[[《リミット・リバース》]]と考えよう。~ --[[《金華猫》]]~ [[デメリット]]はあるものの、[[墓地]]の[[《サクリファイス》]]を[[除去]]として使えるので、[[デッキ]]に1枚ぐらい差し込んでも面白いだろう。 このカードを3枚入れるなら[[《王宮の鉄壁》]]を入れて、何度でも使えるようにしよう。~ //--[[《Magical Exemplar》]]~ //日本未発売だが、[[魔法]][[カード]]を使うだけで、[[《サクリファイス》]]の[[蘇生]]条件を満たせるのは優秀。~ -4、その他。 --[[《ゴブリンのやりくり上手》]]~ [[《非常食》]]を利用するデッキであるため、無理なく[[【やりくりターボ】]]を組めるのは、非常においしい。さらに普段は単体では[[ディスアドバンテージ]]のこの[[カード]]も、手札の[[《サクリファイス》]][[《イリュージョンの儀式》]]をデッキに戻し[[《マンジュ・ゴッド》]][[《センジュ・ゴッド》]][[《ソニックバード》]]等で、それらを[[手札]]に戻すことによって事故を防ぎつつ、計9枚になる[[サーチ]][[効果]]を[[不発]]にせずに使い切ることが出来るなど、[[シナジー]]は抜群だ。~~ --[[《冥府の使者ゴーズ》]]~ [[《亜空間物質転送装置》]]を使用するため、[[フィールド]]がガラ空きの状態で殴られることが多いので非常に使いやすい。[[特殊召喚]]後はその攻撃力で[[戦闘]]をサポートさせよう。~ ***[[デッキ]]の運用 [#o69fbe0e] この[[デッキ]]では、[[《サクリファイス》]]で[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]し、[[ビートダウン]]を狙うのが基本的な戦術となる。~ 運用は、上記の順番通りに、まず、[[《マンジュ・ゴッド》]]、[[《センジュ・ゴッド》]]、[[《ソニックバード》]]で[[《サクリファイス》]][[《イリュージョンの儀式》]]で[[サーチ]]して、[[《サクリファイス》]]を[[儀式召喚]]する。~ 次に、[[《亜空間物質転送装置》]]で守りながら、[[《非常食》]]などで、効果を再利用。~ さらに、[[《サクリファイス》]]が[[除去]]されたら、豊富な[[蘇生]]手段で使いまわす。~ [[《サクリファイス》]]自体は効果により[[戦闘]]に対して強い。~ [[装備カード]]化した[[モンスター]]を壊されるにしても[[《破壊輪》]]のような[[ダメージ]]を生む。~ 1[[ターン]]の間では2回目の[[攻撃]]で初めて[[除去]]されることになる。性質としては[[《ジャイロイド》]]に近い。~ また、1[[ターン]]に1度の[[効果]]を使う前に装備状態で[[相手]]に[[攻撃表示]][[モンスター]]がいた場合は、全く問題なく[[攻撃]]が出来る。~ 自身の[[攻撃力]]が0の場合でも[[相手]]も超過[[ダメージ]]を受け、[[装備カード]]が外れ、[[効果]]で、[[攻撃]]した[[モンスター]]を装備できるのである。~ 基本的に、[[《サクリファイス》]]は[[除去]][[カード]]と考え、[[攻撃力]]の大きい[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]に出来れば儲けものぐらいに思っておこう。~ [[ダメージ]]ソースは基本的に[[モンスター]]のみのこの[[デッキ]]では[[《マンジュ・ゴッド》]]の攻撃力ですら時には必要になってくるだろう。~ 運よく[[《サクリファイス》]]が高[[攻撃力]]を得られればいいが、通常こちらが[[攻撃]]する場合は、吸収する[[相手]][[モンスター]]が[[裏側守備表示]]だったりするので、[[《サクリファイス》]]の攻撃力が0という場面が少なくない。~ その為、[[デッキ]]に何枚かアタッカーとなる[[カード]]を投入しておく必要性がある。~ と、運用面では難しいところもあるのだが、[[《サクリファイス》]]の[[効果]]は強力で、はまればかなりの[[アドバンテージ]]を生み出すことのできる[[デッキ]]である。~ ***[[デッキ]]の派生 [#idbb9fbf] -[[《高等儀式術》]]を使用。~ この[[カード]]を採用した場合、[[レベル]]1[[通常モンスター]]を[[デッキ]]に積む必要が出てくる。この場合、[[【ワイト】]]との[[シナジー]]をねらって[[《ワイト》]]を採用するのがいいだろう。~ もしくは、[[デッキ]]の統一性を狙って[[《千眼の邪教神》]]を使ってもいいが、どちらも[[ファンデッキ]]に近いだろう。~ 儀式をメインにしている[[デッキ]]だが[[《高等儀式術》]]の採用が難しいのもこの[[デッキ]]の難しいところだろう。~ ***[[デッキ]]の弱点 [#v08971c7] [[サーチ]]を多用するので[[《ライオウ》]]。~ [[儀式召喚]]がメインなので[[特殊召喚]]を防ぐ[[《王宮の弾圧》]][[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]。~ [[墓地]]利用をするので、[[除外]]等の[[墓地]]封じ。~ それらを全部採用した[[【メタビート】]]には手も足も出ないだろう。~ さらに、[[《サクリファイス》]]の特徴から、[[モンスター]]を全く出さない[[デッキ]]は[[《サクリファイス》]]が腐ってしまう。~ [[【ドローゴー】]]、[[【パーミッション】]]などは苦手である。~ [[モンスター]]を出さない[[デッキ]]には[[サイドデッキ]]から[[《トーチ・ゴーレム》]]を入れると戦える、かもしれない。~ あとは、除去を[[《サクリファイス》]]に頼ることになるので、[[効果]]を無効にされると厳しい。~ [[《スキルドレイン》]]、[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]等はサイドから[[《砂塵の大竜巻》]]等を投入してつぶせるようにしておこう。~ [[《D−HERO Bloo−D》]]などの[[モンスター]]の対処法も用意しておきたい。~ あと、局所的なものでは、[[コントロール]]奪取の効かない[[モンスター]]は[[《サクリファイス》]]の装備カードに出来ないので[[除去]]出来ない。ので苦手である。~ 似たような理由で、[[対象]]を取る[[効果]]が効かない[[モンスター]]も[[《サクリファイス》]]の装備カードに出来ないので[[除去]]出来ない。ので苦手である。~ **関連リンク [#h5e7568a] -[[儀式魔法]] -[[儀式モンスター]] -[[デッキ集]]