*【サクリファイス】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[儀式モンスター]][[《サクリファイス》]]をメインに据え、[[吸収]][[効果]]を駆使して戦う[[コントロール]][[デッキ]]。~ 2017年の[[デュエリストパック−レジェンドデュエリスト編2−]]発売以降は関連[[カード]]が増え、[[デッキ]]構築の幅もより広くなっている。~ 《サクリファイス/Relinquished》 儀式・効果モンスター 星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0 「イリュージョンの儀式」により降臨。 (1)：１ターンに１度、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。 その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する（１体のみ装備可能）。 (2)：このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、 このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。 (3)：このカードの効果でモンスターを装備したこのカードの戦闘で 自分が戦闘ダメージを受けた時、相手も同じ数値分の効果ダメージを受ける。 《イリュージョンの儀式/Black Illusion Ritual》 儀式魔法 「サクリファイス」の降臨に必要。 (1)：自分の手札・フィールドから、 レベルの合計が１以上になるようにモンスターをリリースし、 手札から「サクリファイス」を儀式召喚する。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] [[《サクリファイス》]]の[[吸収]][[効果]]は、１[[ターン]]に１度であり、装備できる[[モンスター]]も１体のみである。~ そのため、最大限活用するためには[[儀式召喚]]の補助だけでなく、[[吸収]][[効果]]の再利用を補助する[[カード]]も投入しておきたい。~ ***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster] ―[[《サクリファイス》]]とその関連[[カード]]~ -[[《サクリファイス》]]~ この[[デッキ]]の[[キーカード]]であり、基本的には複数枚の採用が前提となる。~ [[サルベージ]]手段は多く、[[《サクリファイス・フュージョン》]]で[[融合素材]]にもできるため、[[手札]]にダブついた場合は直接[[墓地へ送る]]事も考えられる。~ -[[《ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト》]]~ [[手札誘発]]で[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]の[[吸収]][[効果]]を[[発動]]できるため奇襲性が高い。~ 自己[[サルベージ]]により繰り返し使いまわせるが、[[同名カード]]を含めて回数制限があるためダブついた場合は２枚目以降が[[腐り>腐る]]やすいのが難点。~ また、[[《サクリファイス》]]と[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]は既に他の[[モンスター]]を装備しているときは(1)が[[発動]]できない点も注意。~ -[[《幻想魔術師・ノー・フェイス》]]~ [[フィールド]]と[[墓地]]に存在する自身と[[《サクリファイス》]]または[[アイズ・サクリファイス]]を交互に行き来できる。~ これにより[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]の場保ちに貢献でき、[[壁]]としての性能も高まる。~ ―[[儀式召喚]]をサポートする[[モンスター]]~ -[[《マンジュ・ゴッド》]]~ [[召喚に成功した]]時に[[儀式モンスター]]・[[儀式魔法]]のどちらかを[[サーチ]]できる。~ この[[カード]]１枚で[[儀式魔法]]と[[儀式召喚]]のための[[リリース]]要員を用意できるので、[[儀式召喚]]による[[ディスアドバンテージ]]を抑えることができる。~ [[下位互換]]の[[《センジュ・ゴッド》]]・[[《ソニックバード》]]も存在するが、[[《儀式の準備》]]や[[《儀式の下準備》]]でも[[サーチ]]できる事を踏まえるとやや過剰になりやすい。~ -[[儀式魔人]]~ [[墓地]]から[[除外]]することで[[儀式召喚]]の[[リリース]]を代用でき、[[ディスアドバンテージ]]を軽減できる。~ 中でも[[相手]]の[[特殊召喚]]のみを封じる[[《儀式魔人リリーサー》]]は最優先したい。~ ―[[融合召喚]]をサポートする[[モンスター]]~ -[[《竜魔導の守護者》]]~ [[通常魔法]]の[[融合]]または[[フュージョン]][[魔法カード]]の[[サーチ]]、[[融合モンスター]]に[[カード名]]が記された[[融合素材]]を[[裏側守備表示]]で[[蘇生]]できる[[効果]]を持つ[[モンスター]]。~ [[《サクリファイス・フュージョン》]]は[[サーチ]]できず[[《簡易融合》]]の[[サーチ]]が主な仕事となるが、[[《融合》]]を採用すれば中盤以降には[[蘇生]][[効果]]も生かせる。~ [[効果]]を使用した[[ターン]]は[[エクストラデッキ]]からの[[融合モンスター]]以外の展開に制限がかかるが、この[[デッキ]]ならあまり問題にならない。~ -[[《捕食植物サンデウ・キンジー》]]・[[《ＥＭトランプ・ガール》]]~ どちらも[[融合]][[効果]]を持つ[[モンスター]]で[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合召喚]]の手段を増やすことができる。~ また、他の[[融合モンスター]]との使い分けが可能になり、[[《サクリファイス》]]との[[融合>融合召喚]]でどちらも[[《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》]]が[[融合召喚]]できる。~ 前者なら[[捕食植物]][[融合モンスター]]も[[融合召喚]]でき、後者は[[魔法使い族]]の[[サポート>サポートカード]]を共有できる。~ -[[《パラサイト・フュージョナー》]]~ [[融合素材代用モンスター]]としての[[効果]]を[[適用]]する場合のみ[[融合素材]]にできる[[モンスター]]。~ 代わりに[[特殊召喚に成功した]]場合に[[融合召喚]]できるため[[カード]]の消費を抑えつつ[[アイズ・サクリファイス]]を呼び出せる。~ 特に[[《金華猫》]]で[[蘇生]]させれば即座に[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]を[[融合召喚]]可能となる。~ ―[[レベル]]１[[モンスター]]~ [[ランク]]１の[[エクシーズ素材]]、[[《リンクリボー》]]の[[リンク素材]]、[[《金華猫》]]の[[蘇生]]先、[[《奈落との契約》]]採用時の[[リリース]]要員を増やす用途で投入できる。~ -[[《金華猫》]]~ [[墓地]]の[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]を[[蘇生]]して[[モンスター除去]]として利用できる。~ [[除外]][[デメリット]]は[[《リンクリボー》]]の[[リンク素材]]か[[自己再生]][[コスト]]にすることで回避が可能。~ （[[《金華猫》]]の[[蘇生]][[効果]]に[[チェーン]]して[[《リンクリボー》]]を[[自己再生]]させた場合は[[完全蘇生]]となる。）~ [[除外]]を利用して[[《闇次元の解放》]]を[[使用]]する他、[[《金華猫》]]を使い捨てにするなら[[エクシーズ素材]]・[[リンク素材]]にしても良いだろう。~ -[[手札誘発]]・[[墓地]]での防御[[カード]]~ [[相手]]の[[攻撃]]や展開を防ぐ手段として有用。~ [[《バトルフェーダー》]]や[[《ゴーストリック・ランタン》]]は自[[ターン]]まで生き残らせる事で、[[儀式召喚]]の[[リリース]]にも充てられる。~ その他の候補も多いので[[【金華猫】]]も参照の事。~ ―その他の[[モンスター]] -[[《魔界発現世行きデスガイド》]]~ [[デッキ]]から[[《儀式魔人リリーサー》]]を[[リクルート]]しつつ[[ランク]]３の[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~ -[[《ジャンク・シンクロン》]]~ [[【ローレベル】]]気味の構成なら、[[蘇生]][[効果]]により[[《サクリファイス》]]の[[リリース]]要員を容易に調達可能。~ やはり定石通り、[[トークン]]を生む[[《ドッペル・ウォリアー》]]とのセット運用が有効。~ [[シンクロ召喚]]先の１つである[[《ジャンク・ウォリアー》]]も、[[吸収]]により[[強化]]された[[《サクリファイス》]]・[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]の[[攻撃力]]をそっくり分けてもらえて好相性。~ -[[《月読命》]]~ [[召喚権]]こそ使用するが、[[《サクリファイス》]]の[[効果]]を毎[[ターン]]確実に使えるようになる。~ -[[《クリッター》]]・[[《黒き森のウィッチ》]]~ [[《サクリファイス》]]を始めとして、この[[デッキ]]に投入する[[モンスター]]の大半を[[サーチ]]できる。~ [[エラッタ]]で制約が厳しくなったので、出来れば[[相手]][[ターン]]中に[[墓地へ送りやすい>墓地へ送る]]手段と絡めたい。~ 前者は[[《魔界発現世行きデスガイド》]]で[[リクルート]]でき、後者は[[魔法使い族]]の[[サポートカード]]を共有できる。~ -[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]・[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]~ [[闇属性]]は[[《サクリファイス》]]等、[[光属性]]は[[《マンジュ・ゴッド》]]が投入されるため、[[召喚条件]]を満たしやすい。~ 打点不足を解消するためにも、入れておいて損はないだろう。~ -[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]・[[壊獣]]~ [[相手]][[モンスター]]を[[除去]]しつつ、[[《サクリファイス》]]で[[吸収]]して高い[[攻撃力]]を得られる。~ [[《スターダスト・ドラゴン／バスター》]]等の[[除去]]しづらい[[モンスター]]でも容易に対処できるのは魅力。~ [[通常召喚]]できない[[デメリット]]も、[[儀式召喚]]であれば無視できる。~ -[[《マジカル・コンダクター》]]~ [[魔法カード]]を１枚[[発動]]するだけで[[《サクリファイス》]]の[[蘇生]]ができる。~ [[デメリット]]の無い[[完全蘇生]]である点も優秀。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] ―[[融合モンスター]]~ -[[アイズ・サクリファイス]]~ いずれも[[《サクリファイス》]]を[[融合素材]]に指定しており、[[吸収]][[効果]]を持つ。~ [[ステータス]]も全体的に[[《サクリファイス》]]と共通点が多いので様々な[[サポートカード]]を共用できる。~ [[《簡易融合》]]でも[[特殊召喚]]でき、[[自壊]]後の[[蘇生]]も容易なため、[[融合召喚]]ギミックを採用せずとも手軽に呼び出せる。~ また、[[《融合徴兵》]]や[[《融合準備》]]なども使用可能になる。~ --[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]~ [[《サクリファイス》]]＋[[《千眼の邪教神》]]を[[融合素材]]に持つ。~ [[《千眼の邪教神》]]は[[《サクリファイス》]]と[[サポートカード]]を共有しやすい[[通常モンスター]]なので投入は難しくないが、[[融合素材代用モンスター]]を利用する手もある。~ [[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]と比べると能動的に[[吸収]]できる点で維持が限られる[[《簡易融合》]]や[[《金華猫》]]との相性で勝る。~ [[ロック]][[効果]]は影響力が強いが、[[効果]]による[[除去]]への[[耐性]]は無いので長期間の[[ロック]]は期待しない方が良い。~ --[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]~ [[《サクリファイス》]]＋[[効果モンスター]]を[[融合素材]]に持つ。~ [[融合素材]]の[[縛り]]が非常に緩いため[[《サクリファイス・フュージョン》]]や[[《超融合》]]での[[融合召喚]]も容易い。~ [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]と比べると複数の[[モンスター]]を[[吸収]]できる点で[[《ミレニアム・アイズ・イリュージョニスト》]]との相性で勝る。~ [[除去]][[耐性]]は無いが、[[装備モンスター]]と[[同名カード]]の[[効果]]を[[無効]]化するため間接的に[[モンスター効果]]への[[耐性]]を持ち合わせていると言える。~ ―[[エクシーズモンスター]]~ [[エクシーズモンスター]]については、[[《サクリファイス》]]を[[エクシーズ素材]]にできる[[ランク]]１の他に、サポートの性質上、[[ランク]]３〜４あたりも用意する事となる。~ -[[ランク]]１~ [[【金華猫】]]も参照の事。~ --[[《シャイニート・マジシャン》]]~ [[《金華猫》]]で[[《サクリファイス》]]を釣り上げた後、[[相手]][[ターン]]を凌ぐ[[壁]]にできる。~ [[壁]]として優秀だが、能動的に[[エクシーズ素材]]を使えないので、[[《サクリファイス》]]の再利用に支障が出る場合もある。~ --[[《ゴーストリック・デュラハン》]]~ [[攻撃力]]を半減させる[[効果]]で[[戦闘]]をサポートする。~ この[[カード]]に重ねられる[[《ゴーストリックの駄天使》]]や[[サルベージ]]できる[[手札誘発]]の[[ゴーストリック]][[モンスター]]の併用も考えられる。~ --[[《森羅の姫芽宮》]]~ 不確定ながら[[手札]]増強が狙える。~ [[ドロー]][[カード]]が[[モンスター]]であった場合も[[儀式魔人]]であれば問題なく、[[レベル]]１は[[《金華猫》]]で[[蘇生]]、[[《サクリファイス》]]は[[《儀式の下準備》]]で[[サルベージ]]できる。~ --[[《Ｎｏ.５４ 反骨の闘士ライオンハート》]]~ [[《サクリファイス》]]では対処できない[[裏側守備表示]]や[[対象]]に取れない[[モンスター]]への対策として採用できる。~ [[エクシーズ素材]]が３体必要なので、[[【金華猫】]]のギミックなどを取り入れると良い。~ -[[ランク]]３~ --[[《ゴーストリック・アルカード》]]・[[《超量機獣グランパルス》]]・[[《幻影騎士団ブレイクソード》]]~ [[魔法・罠カード]]を[[除去]]できるため、[[《サクリファイス》]]の[[特殊召喚]]前の露払いができる。~ --[[《Ｎｏ.２０ 蟻岩土ブリリアント》]]＆[[《電子光虫−コアベージ》]]~ [[《Ｎｏ.２０ 蟻岩土ブリリアント》]]を素材に[[《電子光虫−コアベージ》]]を出す事で[[裏側守備表示]]等の[[モンスター]]の[[除去]]が行える。~ 元々[[《サクリファイス》]]のために[[《月の書》]]・[[《皆既日蝕の書》]]を採用する事が多いので、厄介な[[モンスター]]を[[除外]]する手段として運用できる。~ -[[ランク]]４~ --[[《鳥銃士カステル》]]~ 単純に優秀な[[カード]]だが、素材１つの[[効果]]で[[《月読命》]]のような運用が可能。~ ―[[リンクモンスター]]~ -[[リンク]]１~ --[[《リンクリボー》]]~ [[《金華猫》]]や[[《簡易融合》]]で出した[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]を[[リンク素材]]または[[自己再生]]の[[コスト]]に使う事が出来れば理想的。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―[[《サクリファイス》]]の[[サポートカード]]~ -[[《イリュージョンの儀式》]]~ [[《サクリファイス》]]専用の[[儀式魔法]]であり、[[《サクリファイス》]]共々[[《儀式の下準備》]]で[[サーチ]]できるのが最大の[[メリット]]。~ [[レベル]]２以上の[[モンスター]]も[[リリース]]できるので[[《儀式魔人リリーサー》]]の使用も可能。~ -[[《サクリファイス・フュージョン》]]~ [[アイズ・サクリファイス]]専用の[[融合]][[魔法カード]]。~ [[墓地]]の[[カード]]も[[融合素材]]に使えるため消費を抑えやすく、[[帰還]][[カード]]と併用すれば[[融合素材]]にした[[《サクリファイス》]]を再利用できる。~ [[墓地]]から[[除外]]すれば[[吸収]][[効果]]を使えるので、通常では受け身に回りやすい[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]との相性も良い。~ ―[[儀式召喚]]・[[儀式モンスター]]関係~ -[[《儀式の準備》]]・[[《儀式の下準備》]]~ [[儀式モンスター]]や[[儀式魔法]]の[[サーチ]]・[[サルベージ]]を可能にする。~ 基本的にどちらも採用したいが、投入する[[儀式モンスター]]を[[《サクリファイス》]]のみにした場合、[[デュエル]]後半では[[腐る]]可能性がある点は考慮したい。~ -[[《奈落との契約》]]・[[《高等儀式術》]]~ [[《イリュージョンの儀式》]]だけで足りないと判断した場合はこれらも候補となる。~ 後者は[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]用に採用した[[《千眼の邪教神》]]と併用する事も可能。~ -[[《契約の履行》]]~ [[ライフコスト]]を支払うことで[[《サクリファイス》]]を[[蘇生]]できる。~ ―[[融合召喚]]の[[サポートカード]]~ -[[《簡易融合》]]~ 1000の[[ライフコスト]]で[[アイズ・サクリファイス]]を呼び出せる。~ [[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]で[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]した後に、そのまま[[《リンクリボー》]]の[[リンク素材]]にするのが常套手段。~ [[《幻想魔術師・ノー・フェイス》]]が[[手札]]・[[墓地]]に存在すれば[[エンドフェイズ]]の[[自壊]]を[[トリガー]]に[[特殊召喚]]する事も可能となる。~ -[[《超融合》]]~ 相手[[モンスター]]を[[融合素材]]にできる[[速攻魔法]]。~ [[効果モンスター]]であれば[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]の[[融合素材]]に使えるので、多くの面倒な[[モンスター]]を[[除去]]できる。~ 難点は、[[制限カード]]なうえにほとんど[[サーチ]]ができない点。~ -[[《円融魔術》]]~ [[フィールド]]・[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]して[[魔法使い族]][[融合モンスター]]を[[融合召喚]]をする[[通常魔法]]。~ [[アイズ・サクリファイス]]の[[融合召喚]]に利用できる。~ [[蘇生制限]]を満たしていない[[《サクリファイス》]]を[[素材>融合素材]]にすれば、[[墓地リソース]]を消費することなく[[墓地融合]]ができる。~ [[《竜魔導の守護者》]]で[[サーチ]]できるのも好相性。~ ―[[蘇生]][[カード]]~ -[[《黒魔術のヴェール》]]~ [[手札]]・[[墓地]]から[[闇属性]]・[[魔法使い族]]を[[特殊召喚]]できる。~ [[ライフコスト]]が必要だが、[[魔法カード]]のため即効性があり[[手札]]の[[モンスター]]にも対応する。~ -[[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《戦線復帰》]]~ [[墓地]]の[[モンスター]]を[[蘇生]]できる、汎用性の高い[[蘇生]][[カード]]。~ [[相手]][[ターン]]に[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]]を[[蘇生]]すれば[[効果]]により[[相手]]の行動を大きく牽制できる。~ 前者は[[リンクモンスター]]にも対応するため、大型[[リンクモンスター]]等を併用する場合の採用候補となる。~ 後者は[[魔法＆罠ゾーン]]を圧迫することが無いので[[《サクリファイス》]]らの[[装備カード]]装着を邪魔しないで済む。~ ―[[装備モンスター]]を能動的に[[除去]]できる[[カード]]~ [[《サクリファイス》]]と[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]は１体しか装備できないため、複数の[[モンスター]]を[[除去]]するには一手間必要。~ これらの[[カード]]で能動的に[[装備カード]]を取り除けば毎[[ターン]][[除去]][[効果]]を使い続けられる。~ -[[《強制終了》]]~ [[装備モンスター]]を[[墓地へ送る]]事で、実質[[ノーコスト>コスト]]で[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]した上で[[バトルフェイズ]]を封じることができる。~ この[[デッキ]]の弱点の一つである大量展開に対処できるのは優秀。~ -[[《亜空間物質転送装置》]]~ [[相手]]の[[除去]]から[[《サクリファイス》]]を守りつつ、[[装備モンスター]]を剥がすことができる。~ この[[カード]]を使用する場合、[[フィールド]]が空きがちになるので、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《バトルフェーダー》]]等も併せて採用したい。~ -[[《ダブル・サイクロン》]]・[[《拘束解放波》]]・[[《妖精の風》]]~ [[《サクリファイス》]]の[[装備モンスター]]を外しつつ[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を[[除去]]できる。~ ただし、これらは[[《サクリファイス》]]の[[吸収]][[効果]]が前提となりがちであるため、採用枚数はよく検討したい。~ -[[《パラレル・ツイスター》]]~ [[《ダブル・サイクロン》]]などに比べて範囲が広く、[[裏側守備表示]][[モンスター]]なども[[破壊]]できるのが利点。~ こちらも採用枚数は要検討。~ -[[《非常食》]]~ [[《サクリファイス》]]の[[装備モンスター]]を外しつつ[[ライフ]][[回復]]が可能。~ [[《契約の履行》]]を外して[[完全蘇生]]をさせたりするのもいいだろう。~ ―その他の[[魔法・罠カード]]~ -[[《スケープ・ゴート》]]~ 防御[[カード]]としてだけでなく、[[《サクリファイス》]]の[[儀式召喚]]のための[[リリース]]要員にもできる。~ 単純な[[リンク素材]]としても有能だが、[[フィールド]]の空き状況には気を付けたい。~ -[[魔術師]][[永続魔法]]~ [[《魔術師の再演》]]は、[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]を含む[[魔法使い族]]を[[完全蘇生]]でき、[[《強制終了》]]の[[コスト]]にすれば[[サーチ]][[効果]]も使用可能。~ 残り２枚も防御・妨害[[カード]]として運用できうる。~ -[[《月の書》]]・[[《皆既日蝕の書》]]~ [[《サクリファイス》]]を[[裏側守備表示]]にすることで、[[装備モンスター]]を処理できる。~ 単純に防御[[カード]]としての運用も可能。~ -[[《闇次元の解放》]]・[[《Ｄ・Ｄ・Ｒ》]]~ [[《サクリファイス・フュージョン》]]・[[《金華猫》]]・[[《契約の履行》]]等で[[《サクリファイス》]]や[[アイズ・サクリファイス]]が[[除外]]されることもあるので[[帰還]]させる機会は多い。~ -[[《安全地帯》]]・[[《ガガガシールド》]]~ [[《サクリファイス》]]に[[戦闘]]以外の[[破壊]]に対しても[[耐性]]を与えられる。~ ただし[[《サクリファイス》]]は維持しなくとも[[蘇生]]しやすい[[モンスター]]であるため、採用するならば[[《儀式魔人リリーサー》]]を併用した時など維持する事に何らかの[[メリット]]を付与したい。~ **戦術 [#strategy] この[[デッキ]]では[[《サクリファイス》]]及び[[アイズ・サクリファイス]]で[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]し、[[ビートダウン]]を狙うのが基本的な戦術となる。~ まず、[[《マンジュ・ゴッド》]]や[[《儀式の下準備》]]等を駆使して必要な[[カード]]を揃え、[[《サクリファイス》]]を[[儀式召喚]]する。~ そして、[[《亜空間物質転送装置》]]・[[《強制終了》]]等で守りつつ、[[吸収]][[効果]]を繰り返し狙う。~ [[《サクリファイス》]]が[[除去]]された場合も、豊富な[[蘇生]]手段で使い回す。~ ただし、[[戦闘ダメージ]]を[[相手]]にも与える[[効果]]や[[装備モンスター]]を身代わりとする[[効果]]から、[[相手]]は[[効果破壊]]を狙ってくると考えられる。~ [[モンスター除去]]の豊富な現在では[[《サクリファイス》]]を守り続けるのは難しいため、基本的には[[除去]][[カード]]として考えるのがよいだろう。~ また、[[吸収]][[効果]]で高[[攻撃力]]の[[モンスター]]を装備できればよいが、[[裏側守備表示]]の[[モンスター]]しかおらず、[[攻撃力]]が０のままである場合も多い。~ [[攻撃力]]０でも身代わり[[効果]]を利用することで[[自爆特攻]]から[[ダメージ]]を与えることもできるが、[[自分]]も[[戦闘ダメージ]]を受けるため多用はできない。~ そのため、[[ダメージ]]ソースとしては[[カオス]][[モンスター]]等を利用したい。~ **[[デッキ]]の種類 [#decktype] ***[[墓地]]利用型 [#decktype1] [[《終末の騎士》]]で[[《儀式魔人リリーサー》]]や[[《ネクロ・ガードナー》]]等を[[墓地]]に落としていくタイプ。~ [[《異次元からの埋葬》]]を使うことで上記の[[カード]]に加え、[[《ゾンビキャリア》]]や[[《金華猫》]]の[[効果]]の再使用、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]を出すための[[墓地]]調整もできる。~ **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***[[魔法使い族]]軸 [#variation1] [[《サクリファイス》]]及び[[アイズ・サクリファイス]]が[[魔法使い族]]であることを利用し[[魔法使い族]][[サポートカード]]を入れていく。~ 具体的には[[《魔法族の里》]]、[[《マジカル・コンダクター》]]、[[《魔導騎士 ディフェンダー》]]、[[《ディメンション・マジック》]]などが採用候補に挙げられる。~ [[モンスター]]は[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《カオス・ソーサラー》]]など元々【サクリファイス】と相性の良い[[魔法使い族]]の他、[[汎用性]]が高い[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]や[[《霊滅術師 カイクウ》]]などがいる。~ [[《魔法族の里》]]を取り入れる場合、[[《王宮のお触れ》]]を入れて[[ロック]]をかける[[【魔法族の里】]]のような構築も可能。~ この場合、[[《儀式魔人リリーサー》]]を[[リリース]]に使用した[[《サクリファイス》]]と相性が良く、[[ロック]]をより強くできる。 ***【[[捕食植物]]サクリファイス】 [#variation2] [[融合召喚]]に長けた[[カテゴリ]]である[[【捕食植物】]]との混合構築。~ あちらの[[融合>融合召喚]][[サポート>サポートカード]]が加えることでスムーズな[[融合>融合召喚]]展開が可能にし、[[【捕食植物】]]の[[融合モンスター]]を併用することで不足しがちな打点を補いつつ[[効果]]で盤面の制圧力を高められる。~ また、[[【植物リンク】>【植物族】#variation9]]の要素も無理なく取り入れられるため、[[リンクマーカー]]の確保や大型[[リンクモンスター]]の投入も容易になる。~ **[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[【儀式召喚】]]全般に言えることだが、[[サーチ]]を多用するために[[《ライオウ》]]は天敵。~ また、[[特殊召喚]]を封じる[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]・[[《大天使クリスティア》]]、[[モンスター]]を[[バウンス]]する[[《風帝ライザー》]]・[[《Ｎ・グラン・モール》]]も厄介。~ [[蘇生]]による[[《サクリファイス》]]の使い回しや[[儀式魔人]]の存在から、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]等の[[墓地]]封じも弱点となる。~ これらを兼ね備えた[[【メタビート】]]には手も足も出ないだろう。~ [[除去]]を[[《サクリファイス》]]に頼りがちなため、[[モンスター効果]]を[[無効化>無効]]する[[《スキルドレイン》]]・[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]等は相性が悪い。~ また、[[吸収]][[効果]]が効かない[[対象をとる（指定する）効果]]を受けない[[モンスター]]も苦手となる。~ [[デッキ]]として見ると、[[モンスター]]を全く出さない[[【ドローゴー】]]・[[【フルバーン】]]等や[[モンスター]]が場に残らない[[【スピリット】]]は[[《サクリファイス》]]を[[腐らせて>腐る]]しまう。~ 反対に、[[モンスター]]を大量展開していく[[デッキ]]も[[《サクリファイス》]]での[[除去]]が追いつかないため苦手である。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] 2006〜2016年の10年間にも渡り、[[ロック]]能力を備えた[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が[[禁止カード]]となっていた時期がある。~ この期間は必然的に[[《サクリファイス》]]の[[儀式召喚]]に特化する構築になっていた。~ 2016年に[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]が復帰し、翌2017年には冒頭の通り[[デッキ]]構築の幅も大きく広がる事となった。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《サクリファイス》]] -[[《イリュージョンの儀式》]] -[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]] -[[《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》]] **関連リンク [#link] -[[【儀式召喚】]] -[[デッキ集]]