*【サモンプリースト】 [#o07811f6]
 [[《召喚僧サモンプリースト》]]を起点とする、[[ビート>ビートダウン]]・[[コントロール]][[デッキ]]。~
 [[効果]]持ちの[[モンスター]]を[[特殊召喚]]し、[[ドロー]]ブーストや[[除去]]を行った後に攻撃を通していく。~

-[[デッキ]]としての認識が広まったのは熊本で行われた非公認大会「九州チャンピオンシップ」で上位入賞してから。~
その製作された[[デッキ]]を基にして[[【サモプリ帝】>【帝コントロール】]]等の[[デッキ]]が作られた。~
それまでは[[《召喚僧サモンプリースト》]]を使用した[[デッキ]]で結果を残した[[デッキ]]は存在せず、[[06/03/01>禁止・制限カード/2006年3月1日]]の[[制限改訂]]まで人気を集めた。~

 《召喚僧サモンプリースト/Summon Priest》
 効果モンスター
 星4/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1600
 このカードは生け贄に捧げる事ができない。
 このカードは召喚・反転召喚が成功した場合守備表示になる。
 自分の手札から魔法カード1枚を捨てる事で、
 デッキからレベル4モンスター1体を特殊召喚する。
 この効果によって特殊召喚されたモンスターは、そのターン攻撃する事ができない。
 この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに発動する事ができる。

**基本戦術 [#q537beb1]
 [[《召喚僧サモンプリースト》]]で状況に応じて[[レベル]]4[[モンスター]]を[[特殊召喚]]して行く。~
 [[召喚・反転召喚に成功した]]場合に[[表側守備表示]]になるため、1600の[[守備力]]を生かすことができる。~
 [[《グリーン・ガジェット》]]等では戦闘で破壊できない数値であるため、そこそこ場持ちできればよい。~

**デッキ構築に際して [#c417d0ca]
 このデッキで重要なのはレベル4モンスターの選択。~
 《召喚僧サモンプリースト》以外にどのようなカードを選択すべきなのか。~
 ここではその一例を挙げてみる。~

-[[ドロー]]
--[[《聖鳥クレイン》]]
-[[モンスター除去]]
--[[《ならず者傭兵部隊》]]
--[[《スナイプストーカー》]]
-[[魔法・罠除去]]
--[[《賢者ケイローン》]]
-[[アタッカー]]
--[[《レアメタル・ドラゴン》]]

**プレイングについて [#bb6c63cf]

 《マジックブラスト/Magical Blast》
 通常魔法
 自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する時に発動する事ができる。
 自分フィールド上の魔法使い族モンスター×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
 このカードが墓地に存在する場合、自分のドローフェイズに
 通常のドローを行う代わりに、このカードを手札に加える事ができる。

 [[《召喚僧サモンプリースト》]]は確かに強力なカードではあるのだが、[[コスト]]が[[魔法カード]]に限定されているおかげで相当使いづらかったというのが事実。~
 しかし、[[自己再生]]能力を持つ[[魔法カード]][[《マジックブラスト》]]のおかげで[[コスト]]問題はあっさり解決、有効利用できるようになった。~
 もっとも、[[《マジックブラスト》]]そのものは使えないカードと断言していい能力、かつ1[[ターン]]に複数回収が不可能なので3枚も積むとまず[[手札事故]]を誘発する。~
 2枚で十分だろう。

 [[《マジックブラスト》]]以外にも、終盤に来ると無意味な[[《押収》]]、押している時の[[《地砕き》]][[《ライトニング・ボルテックス》]]、押されている時の[[《抹殺の使徒》]]など、有効利用できる[[魔法カード]]は多数ある。~
 状況を見て[[効果]]を使っていこう。[[ドロー]]の機会の損失に良いことは無い。

 [[レベル]]4といってもピンキリだが、[[戦闘]]を行わず[[除去]]が出来る中で特に強力なのは[[《ならず者傭兵部隊》]][[《サイバー・ジムナティクス》]][[《賢者ケイローン》]]あたり。~
 ある程度[[手札コスト]]が必要なカードもあるが、元々それもコンセプトのうちに入っているため問題はない。~
 [[相手]]のカードを[[除去]]してガシガシぶん殴ろう。この辺が、[[コントロール]]に近いと言われる所以である。

 また、その特性から[[生け贄]]確保が容易。呼び出すのは何でもいいが、[[デッキ]]コンセプトにぴたりと一致しているのは[[《氷帝メビウス》]]だろう。~
 次点で[[《地帝グランマーグ》]]も十分考えられる。~

 【サモプリターボ】と呼ばれる事もあるが、これは[[《聖鳥クレイン》]]を[[特殊召喚]]する事が容易であるため。~
 [[召喚]]した後は[[通常モンスター]]と同じなので、[[《ゴッドバードアタック》]]を投入しその[[コスト]]にしてしまってもいいだろう。~

 これらの[[モンスター]]はすぐに[[除去]]されてしまうのが常。~
 そこで[[《貪欲な壺》]]の出番となる。~
 回収したカードは即座に再[[召喚]]できるため嫌らしさは抜群。~
 [[準制限カード]]であるものの[[無制限>無制限カード]]の時代は2〜3枚投入されていることも少なくなかったのでぜひ入れておきたいカードである。

**[[デッキ]]派生 [#rca5bb24]

***【サモプリミーネ】 [#ba9230aa]
 [[【ミーネ・ウイルス】]]+【サモンプリースト】。~
 [[表側表示]]の[[《召喚僧サモンプリースト》]]自身は[[生け贄]]にはできないものの、一瞬で[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を[[発動]]できる。

***【サモプリ帝】 [#z446da57]
 [[【帝コントロール】]]+【サモンプリースト】。~
 安定性は落ちるが[[除去]]能力は飛躍的に高まる。
 [[《聖鳥クレイン》]]で[[手札]]確保すれば[[ディスアドバンテージ]]も回復。

***【サモプリダイヤモンド】 [#s4e9fcde]
 [[【ダイヤモンドガイ】]]+【サモンプリースト】~
 [[手札]]に来てしまった[[《死の合唱》]]らを破棄しつつ、[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]を展開する。

***【サモンバード】 [#x89056d8]
 【サモンプリースト】+[[【鳥獣族】]]。~
 [[《聖鳥クレイン》]]を中心に[[鳥獣族]]で組み、《ゴッドバード・アタック》を採用したタイプ。~
 単体で強力な[[鳥獣族]]には[[《風帝ライザー》]]や[[《D.D.クロウ》]]がいる。~
 かつては[[《カオス・ソーサラー》]]を採用し[[【カオス】]]にしたものが存在した。~

***【サモプリハーピィ】 [#p2bea044]
 [[【ハーピィ】]]+【サモンプリースト】~
 [[《聖鳥クレイン》]]や[[ハーピィ]]を中心に[[鳥獣族]][[モンスター]]を投入。
 [[鳥獣族]][[モンスター]]の割合が増えるため[[《ゴッドバードアタック》]]の[[発動]]機会が増え、複数枚投入が可能となる。~
 こちらも[[除去]]能力(特に[[伏せ除去]]能力)は高く、[[コスト]]は通常事故の元になる[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]や[[《ハーピィの狩場》]]が使われる。

 このように、他[[デッキ]]タイプとの共存も容易。~
 [[《召喚僧サモンプリースト》]]の入手困難性さえ何とかできれば、の話だが、[[【雑貨貪欲ターボ】]]と並んで、今後の発展が楽しみな[[デッキ]]だろう。~


**代表的なカード [#ccc3ca4e]
-[[《召喚僧サモンプリースト》]]
-[[《マジックブラスト》]]

-[[《聖鳥クレイン》]]
-[[《ならず者傭兵部隊》]]
-[[《サイバー・ジムナティクス》]]
-[[《賢者ケイローン》]]

**関連リンク [#aa022707]
-[[【サモプリ帝】>【帝コントロール】]]
-[[【D・D・M】]]
-[[デッキ集]]