*【シモッチバーン】 [#v916dc70]
 《シモッチによる副作用》の効果で相手の回復効果を反転させ、通常ではライフ・アドバンテージを与えてしまうカード群を有効利用するデッキ。~
 主軸となる《真実の眼》のピーピング能力を使い倒して相手の手札・フィールドを抹殺し、その上でバーン能力を内包した魔法やモンスターで攻め立てる「ハンデス」「バーン」という二つの性質を持ったデッキである。~

 《シモッチによる副作用/Bad Reaction to Simochi》
 永続罠
 相手のライフポイントが回復する効果は、
 ライフポイントにダメージを与える効果になる。

 《真実の眼/The Eye of Truth》
 永続罠
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手は手札を公開し続けなければならない。
 相手はスタンバイフェイズ時、手札に魔法カードがある限り
 1000ライフポイント回復する。

**デッキの性質 [#i728dfa4]
 基本は《シモッチによる副作用》と《真実の眼》を展開した上での【指名ハンデス】と変則バーン。~
 下手をすれば相手は何も出来ないまま【フルバーン】以上のスピードでライフが消し飛んでいく。~

**デッキ構築に際して [#p2664399]
 当然ながら《シモッチによる副作用》とそれを生かすためのカードが中心となる。~
 以下に記すカードは全て《シモッチによる副作用》の影響下において1000ダメージのバーン効果を発揮する。~

-《真実の眼》(永続罠):手札監視・魔法の使用・セットの半強制/不確定ターン毎ダメージ~
-《強奪》(装備魔法):コントロール奪取/ターン毎ダメージ~
-《ソウルテイカー》(通常魔法):表側表示モンスターの万能[[除去]]/使用時のみダメージ~
-《成金ゴブリン》(通常魔法):ドロー加速/使用時のみダメージ~
-《燃える藻》(効果モンスター):手札コスト・[[壁]]/使用時のみダメージ~
-《恵みの雨》(通常魔法):ライフ回復/使用時のみダメージ~

 その他、自分もダメージを受ける可能性もあるが相手には確実に2000ダメージを与える《運命の分かれ道》も面白い。~

 また、第二のキーカードである《真実の眼》を生かすために【指名ハンデス】の二種も採用する。~

 《マインドクラッシュ/Mind Crush》
 通常罠
 カード名を1つ宣言する。
 相手は手札に宣言したカードを持っていた場合、そのカードを全て墓地へ捨てる。
 持っていなかった場合、自分はランダムに手札を1枚捨てる。

 《異次元の指名者/D.D. Designator》 
 通常魔法
 カード名を1つ宣言する。
 相手の手札を確認し、宣言したカードが相手の手札に存在する場合、
 そのカード1枚をゲームから除外する。
 宣言したカードが相手の手札に存在しなかった場合、
 自分の手札をランダムに1枚ゲームから除外する。

 キーカードが2種ともに永続罠の為、魔法・罠の破壊効果を持つカードは徹底的に叩き落とすこと。~
 無理を感じたならカウンター罠の起用も考慮に値する。搭載比率は事故率と相談するといいだろう。~

 モンスターは特に選ばないが、《シモッチによる副作用》が無ければ何も出来ないため、《不幸を告げる黒猫》は半ば必須。~
 《タイムカプセル》は……2ターン待てる自信があればどうぞ。~
 キーカード二種と《マインドクラッシュ》を回収出来る《闇の仮面》も場合によっては役に立つ。~
 バーンの性質上自分も手札消耗が激しいため《デス・ラクーダ》などのドロー加速手段も欲しいところだが、それを守るためのロック系カードを搭載すると更に魔法・罠ゾーンが圧迫されるため難しいところだ。~
 構成上永続罠を最低でも2種類3枚積みするため、《神炎皇ウリア》を入れてみるのもいいだろう。~

 《神炎皇ウリア/Uria, Lord of Searing Flames》
 効果モンスター
 星10/炎属性/炎族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を
 墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード1枚につき
 1000ポイントアップする。
 1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている
 魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。
 この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。

**プレイングの注意点 [#x14cde3c]
 コンボデッキの色が強いので、事故率はお察しの通り。~
 《真実の眼》が無いのも十分痛手だが、《シモッチによる副作用》が無いと本当に何も出来ないまま負けてしまう。~
 《シモッチによる副作用》に頼るカードを減らせばそんな事もないのだが、それでは《シモッチによる副作用》を搭載する意味がない。~
 よって、いかに高速で《シモッチによる副作用》を発動するかが問題となる。~
 幸い罠カードは魔法カードよりはサーチしやすい為、上記の《不幸を告げる黒猫》や、《タイムカプセル》に頼る事になる。~
 当然、発動後も《氷帝メビウス》や《サイクロン》《大嵐》などの除去にも要注意。~
 ドローした瞬間に《マインドクラッシュ》で叩き落とす事が出来れば理想的だ。~
 保険として《偽物のわな》《神の宣告》等も入れて置くと多少安定する。~
 なお、罠依存のデッキの宿命だが、《人造人間−サイコ・ショッカー》《王宮のお触れ》を出されると完全に機能停止してしまう。~
 この辺りもハンデスカードやカウンター罠に頼る事となる。~
 …こうなると《真実の眼》への依存度が高すぎる気もするが。~

 《マインド・ハック》や《マインド・オン・エア》はお好みでどうぞ。~
 《真実の眼》への依存度をある程度落とすことができる。~
 とはいえ、《死のデッキ破壊ウイルス》等の方が有力ではあるが。~

**代表的なカード [#u1442663]
-[[《シモッチによる副作用》]]
-[[《真実の眼》]]
-[[《ソウルテイカー》]]
-[[《マインドクラッシュ》]]
-[[《強奪》]]
-[[《成金ゴブリン》]]
-[[《神炎皇ウリア》]]

**関連リンク [#c58fe9a5]
-[[【指名ハンデス】]]

-[[デッキ集]]