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*【シルク&ミルク】 [#laa10325]

#contents

**概要 [#ad2fc1e1]
 [[魔法・罠カード]]を全く入れず、[[モンスターカード]]のみで構築した[[デッキ]]の総称。~
 [[モンスター]]を全く投入しない[[デッキ]]である[[【ドローゴー】]]とは正反対の位置にある[[デッキ]]である。~
 派生によっては違った動きをすることもあるが、基本的には[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]を展開し、[[ビートダウン]]により[[相手]]の[[ライフ]]を減らすことがこの[[デッキ]]の勝利パターン。~

 [[相手]]の[[魔法・罠除去]][[カード]]や[[魔法・罠カード]]を妨害する[[カード]]を完全に[[腐ら>腐る]]せる事ができるのが大きな特徴である。~
 いわゆる[[必須カード]]すら入れない徹底的な構築で、[[相手]]の[[《大嵐》]][[《サイクロン》]][[《王宮のお触れ》]][[《魔宮の賄賂》]][[《大寒波》]]などは[[ブラフ]]程度の意味しかなさない死に札となる。~
 投入する[[モンスター]]の選択肢は非常に多岐に渡るため、細かくは[[ビートダウン]]・[[ハイビート]]等の多種多様な[[デッキ]]タイプに分類できる。(詳細は[[デッキの派生:http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B7%A5%EB%A5%AF%A1%F5%A5%DF%A5%EB%A5%AF%A1%DB#lfc48657]]を参照)~
 この[[デッキ]]の特徴として、[[自分]][[フィールド]]には[[魔法・罠カード]]がなく、[[相手]]に奇襲をかけさせないために[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《トラゴエディア》]]等が重要なカードとなることが挙げられる。~

 《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》
 効果モンスター(制限カード)
 星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
 自分フィールド上にカードが存在しない場合、
 相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
 このカードを手札から特殊召喚することができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、
 受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
 ●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
 (天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
 このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
 ●カードの効果によるダメージの場合、
 受けたダメージと同じダメージを相手ライフに与える。

 《トラゴエディア》 
 効果モンスター
 星10/闇属性/悪魔族/攻   ?/守   ?
 自分が戦闘ダメージを受けた時、このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の枚数×600ポイントアップする。
 1ターンに1度、手札のモンスターを墓地に送る事で、
 そのモンスターと同じレベルの相手フィールド上に
 表側表示で存在するモンスター1体のコントロールを得る。
 また1ターンに1度、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択し、
 そのターンのエンドフェイズ時までこのカードは
 選択したモンスターと同じレベルにする事ができる。

**[[デッキ]]構築 [#n265affe]
 根本として、[[デッキ]]の全ての[[カード]]が[[モンスターカード]]なので、どの[[カード]]を取捨選択するかの駆け引きが重要。~
 [[デッキ]]構築の際は特に、[[モンスター]]に関しての幅広い知識が必要となる。~
 このため、最初に[[デッキ]]の主軸を決めてしまうのが無難。~
 ここでは属性の偏らない[[【スタンダード】]]拠りの構築を記述する。~

 
 [[デッキ]]の基本的な構築として、メインとなるのは上記で挙げた[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]と[[半上級モンスター]]となる。~
 当たり前だが、[[モンスター]]の[[通常召喚]]は1ターンに一回である。~
 デッキの10割をモンスターで占める為、[[特殊召喚]]の出来るモンスターが居なければ、手札の殆どが腐る事となる。~
 [[《トラゴエディア》]]が居る場合は、有意義に働くが、普段からそれでは押し切られる事必至な為、ここでは有効なモンスターを紹介する。~

-手札から[[特殊召喚]]可能な[[モンスター]]

--自身の高い[[攻撃力]]と能力の高い[[トークン]]生成能力を持つ[[《冥府の使者ゴーズ》]]
--永続的な[[コントロール]]奪取と[[手札]]に依存するものの高い[[攻撃力]]を誇る[[《トラゴエディア》]]
--手札に腐ったカードを攻撃力と変える[[《モンタージュ・ドラゴン》]]
--[[破壊]]に応じて自身を[[特殊召喚]]できる[[《竜の騎士》]] 
--[[自壊]]効果を持つものの高い[[攻撃力]]を誇る[[《パペット・キング》]]
--相手の[[手札]]からの召喚に反応する[[《サイバー・ダイナソー》]]
--条件と[[攻撃力]]が魅力の[[《サイバー・ドラゴン》]]
--簡単な条件で[[特殊召喚]]できる[[《THE トリッキー》]]
--少し厳しい条件だが優秀なステータスを持つ[[《魔導ギガサイバー》]]
--こちらも少し厳しい条件ではあるが厄介なカードの効果を無効化できる[[《神禽王アレクトール》]]

 これ以外にもまだ選択肢の幅は多いので、自分にあった[[モンスター]]を採用すると良いだろう。~
 また[[上級]][[モンスター]]を[[召喚]]する際に、[[《黄泉ガエル》]]は[[リリース]]要員として重要な[[カード]]であると言える。~
 そして、この[[デッキ]]では[[ドロー]]する[[カード]]が必ず[[モンスターカード]]なので、[[《D−HERO ダッシュガイ》]]は非常に[[効果]]を発揮しやすい。~
 [[魔法・罠カード]]によるサポートがないため[[特殊召喚]]がメインであり、[[召喚制限]]のある[[モンスター]]は使いづらい。~

 [[手札]]に来た[[《黄泉ガエル》]]・[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を[[墓地に送る]]為の手段としては、[[《スナイプストーカー》]]や[[《THE トリッキー》]]等が挙げられる。~
 [[《スナイプストーカー》]]は[[除去]]と[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を同時に狙えるため、能率がよい。~
 一方の[[《THE トリッキー》]]は[[風属性]]なので、[[《D−HERO ダッシュガイ》]]と併用して元々[[召喚制限]]のない[[《ダーク・シムルグ》]]も狙える。~
 [[攻撃力]]もそれなりにあり、場持ちする点も見逃せない。~
 その他の[[攻撃]]要員として [[《次元合成師》]]が挙がる。~
 上記の[[特殊召喚]][[モンスター]]に比べると攻撃力は低いが、[[デッキ]]の上が絶対に[[モンスター]]である事を生かし、例えその[[ターン]]内で罠などにより[[破壊]]されても後続が出て来るのである。~
 また[[手札]]の消費が激しい場合は、[[《メタモルポット》]]を入れて[[手札]]を補充し体制を整えるのも一つ。~
 
 [[相手]][[フィールド]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できる[[モンスター]]の候補としては、[[《氷帝メビウス》]]・[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]・[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]・[[《グレイブ・スクワーマー》]]などが挙げられる。~
 特に[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]はこの[[デッキ]]の特性上、最も理に適ってると言える。~
 [[《グレイブ・スクワーマー》]]は「[[戦闘破壊]]」という条件こそあるが、[[《スキルドレイン》]]発動下でも[[魔法・罠カード]]を[[除去]]できる。~
 こちらは[[魔法・罠カード]]を投入しないため、[[《マジック・キャンセラー》]][[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[永続効果]]による妨害は[[相手]]にのみ掛かる事となる。~
 [[《王宮の弾圧》]]や[[《スキルドレイン》]]等の[[永続罠]]は[[《結界術師 メイコウ》]]で対策することもできる。

 [[相手]]の[[手札破壊]]や[[ウイルス]]への対策として、[[暗黒界]]・[[《ネフティスの鳳凰神》]]などを投入し、逆襲を狙う構築も面白い。~
 特に[[《ネフティスの鳳凰神》]]は一度[[召喚]]されたら場持ちが良く、[[デッキ]]の構成上[[自分]]への被害がないため、この[[デッキ]]では特に優秀。~
 しかし、[[上級モンスター]]である以上、むやみに投入しすれば[[手札事故]]の心配があるため、[[サイドデッキ]]向きと言える対策法である。~

 余談だが、この[[デッキ]]と対戦した場合、上記の通り相手は[[手札]]に[[《サイクロン》]]や[[《大嵐》]]が[[腐る]]事となる。~
 そこで[[《トイ・マジシャン》]]を魔法・罠カードゾーンに伏せることにより、これらの[[カード]]を勝手に消費してくれ、さらにこちらの[[アドバンテージ]]にもなりうる。~
 場合によっては、それが[[相手]]にとって良い事にも繋がるが、[[相手]]を驚かせたるには面白いカードである。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#pe3c4c9d]
 [[特殊召喚]]が軸なので[[特殊召喚]]を封じる[[魔法・罠カード]]・[[モンスター]]の[[効果]]に非常に脆い。~
 [[モンスター]][[効果]]が唯一であり最大の頼りなので、[[《神の宣告》]]や[[《天罰》]]のような[[カウンター罠]][[カード]]にも弱い。
 また、[[モンスター]][[効果]]が唯一であり最大の頼りなので、[[《スキルドレイン》]]や[[《天罰》]]に殆ど対策を打つことが出来ない。~
 [[墓地]]からの[[特殊召喚]]に頼る[[デッキ]]構築の場合、[[除外]]傾向の[[デッキ]]が弱点になりやすい。~

**[[デッキ]]の派生 [#lfc48657]
***[[【闇属性】]]型 [#ne755b1d]
-[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]型~
切り札に[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]を据えた[[デッキ]]。~
[[【ダムドビート】]]のような[[デッキ]]に比べ、[[墓地]]調節となる[[魔法・罠カード]]が無いので、自らを[[墓地]]より[[除外]]する事が出来る[[《ゾンビキャリア》]]や[[《馬頭鬼》]]等がメインとなる。~
[[《闇王プロメティス》]]は自身で任意の枚数[[除外]]できる[[効果]]があり、是非とも投入したいところ。~
また押されてる状況で[[墓地]]が溜まりすぎた時の為に[[《ダーク・クリエイター》]]を保険として入れておくと、いざと言う時に活躍できる。~

-[[《ダーク・シムルグ》]]型~
強力な[[ロック]][[効果]]を誇る[[《ダーク・シムルグ》]]を軸とする[[デッキ]]。~
[[闇属性]]には、[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]など単体で優秀なモンスターが多く、[[風属性]]には[[《THE トリッキー》]]や[[《女忍者ヤエ》]]など[[モンスター]]を[[墓地に送る]]効果を持つ[[モンスター]]がいる為、高速で[[特殊召喚]]が可能。~
また[[《ダーク・シムルグ》]]自体の能力も、[[ビートダウン]]重視のこの[[デッキ]]と相性が良いのも特徴。~

-[[【シンクロ召喚】]]型~
[[闇属性]]には場持ちのよい[[チューナー]]が多いことを利用し[[闇属性]]の低[[レベル]][[モンスター]]を主軸に[[シンクロ召喚]]を行う[[デッキ]]。~
[[《キラー・トマト》]]はそのサーチ能力からお薦め。[[手札]]を減らさずに[[機械族]]の[[チューナー]]を[[サーチ]]できる[[《ジェネクス・ニュートロン》]]も欲しい所。~
[[《ジェネクス・ニュートロン》]]を採用する場合[[サーチ]]できる[[チューナー]]には、[[魔法・罠>魔法・罠カード]]の[[バウンス]][[効果]]を持つ[[《A・O・J サイクロン・クリエイター》]]。また属性は違うが[[《ターボ・シンクロン》]]は[[《ダーク・シムルグ》]]にも繋ぐことが出来るので見当の価値がある。~
 性質上、各種[[シンクロ召喚]]などで墓地が肥えやすいことを利用し、[[《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》]]の採用も検討できる。~


***[[【光属性】]]・[[【天使族】]]型 [#cea2c094]
 このタイプの場合、[[《緑光の宣告者》]]・[[《紫光の宣告者》]]を無理なく投入でき、稀有な[[カウンター]]手段として運用させられる。~
 基本的な[[アタッカー]]は[[《ムドラ》]]や[[《ジェルエンデュオ》]]となる。~
 [[デッキ]]の割合を極端に偏らせれば[[《光神テテュス》]]での大量のドローも見込める。~
 [[最上級モンスター]]に関しては、[[《アテナ》]]の存在から[[《The splendid VENUS》]]等の[[カード]]を好みで大量採用してよい。~
 [[攻撃力]]面では[[《オネスト》]]の採用も期待でき、数ある派生型の中でも非常に優秀な働きをする。~


***[[【水属性】]]型 [#ne755b1d]
 [「水属性]]では相手の[[フィールド上のカード]]を[[バウンス]]でき、[[アタッカー]]としても十分な[[攻撃力]]を持つ[[《アビス・ソルジャー》]]を用いると良いだろう。~
 [[《ジェネクス・ウンディーネ》]]は[[《黄泉ガエル》]]を[[手札]]を減らさずに[[墓地]]へ送ることができる。~
 [[《青氷の白夜龍》]]は場持ちがよく[[召喚条件]]も無いので、良い切り札になるだろう。~
 
 ※別記募集中!

**備考 [#t5a8b151]
//名称は変更予定
 名称の由来はモンスターコレクションTCGの[[カード]]名及び[[デッキ]]名である「シルク&ミルク」から。~
 「シルク&ミルク」は、使用する場合、制約により[[モンスター]]のみしか[[デッキ]]に投入できなくなる[[カード]]である。~
//召喚師とかよく分からないのでとりあえずカードで。どうせ削除予定だけど一応記述

 「[[デッキ]]全てが[[モンスター]]」という概念自体は古くから存在していた。~
 しかしかつては[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]したり妨害したりする[[カード]]はそれほど多くはなく、また優秀な[[効果モンスター]]が乏しかったため、「[[モンスター]]オンリープレイ」という単なる[[ネタ]]の[[デッキ]]にすぎなかった。~
 環境の変遷を表すような[[デッキ]]とも言える。

-コナミのゲーム作品において―~
[[遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2>ゲーム付属カード#g02d4f6b]]には「制限[[デュエル]]」と呼ばれる、一定の規則に沿って[[デッキ]]を構築し[[デュエル]]する、というのがある。~
その条件の中の一つに「[[魔法・罠>魔法・罠カード]]禁止」が存在する。~
但し、[[相手]]は通常[[デッキ]]を[[使用]]してき、当時のデッキプールではクリアするのはなかなか難しい。~
最近のゲームにおいても上記のような「制限[[デュエル]]」が採用されることが多い。~

**代表的な[[カード]] [#ebe12a89]
-[[《冥府の使者ゴーズ》]]
-[[《トラゴエディア》]]

-[[特殊召喚モンスター]]
-[[半上級モンスター]]

**関連リンク [#q514aa46]
-[[特殊召喚]]

-[[デッキ集]]