*【シンクロアンデット】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[アンデット族]][[チューナー]]である[[《ゾンビキャリア》]]を豊富な[[サポートカード]]で使い回し、大量の[[シンクロモンスター]]を展開する[[デッキ]]。~
 従来の[[アンデット族]]に足りなかった決定力を[[シンクロモンスター]]によって補い、[[1ターンキル]]を狙える。~

-[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]以後、変動はあれど常に複数の[[キーカード]]が厳しい規制を受け、構築の難しい時代が続いていた。~
現在では、[[《生還の宝札》]]の[[禁止>禁止カード]]指定以外はほぼ規制を解除されたが、[[エラッタ]]により大きく[[カード]]パワーを落とした[[モンスター]]もいる。~

-第10期の[[新マスタールール]]下では連続[[シンクロ召喚]]で[[シンクロモンスター]]を並べるには先に[[リンクモンスター]]を展開する必要があった。~

 《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》
 チューナー・効果モンスター
 星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
 (1):このカードが墓地に存在する場合、
 手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
 このカードを墓地から特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したこのカードは、
 フィールドから離れた場合に除外される。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[ドロー]]・[[サーチ]]・[[蘇生]]を繰り返し、[[キーカード]]が揃ったところで、[[シンクロ召喚]]で一気に[[モンスター]]を展開する。~

***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
―[[アンデット族]][[モンスター]]~
&aname(tuner);
-[[アンデット族]][[チューナー]]~
--[[レベル]]1~
---[[《グローアップ・ブルーム》]]~
[[墓地へ送られた]]場合という緩い条件で[[レベル]]5以上の[[アンデット族]]を[[サーチ]]できる。~
[[《死霊王 ドーハスーラ》]]や[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]は[[汎用性]]の高い[[アンデット族]]なので採用もしやすい。~

//---[[《スケープ・ゴースト》]]~
//[[モンスター効果]]はあまり使用せず、豊富な[[蘇生]]手段で[[特殊召喚]]できる[[レベル]]1[[チューナー]]としての採用となるだろう。~
//ブルームの登場により効果が活かせない場合記述するメリットが薄くなった

--[[レベル]]2~
---[[《ゾンビキャリア》]]~
[[チューナー]]にして[[自己再生]]を行えるこの[[デッキ]]の[[キーカード]]。~
その場持ちの良さから[[デッキ]]の[[回転]]を担う。~

---[[《シノビネクロ》]]~
[[手札交換]]と[[墓地]]から[[除外]]された場合の[[帰還]][[効果]]を持つので[[《ゾンビキャリア》]]と同じく1枚を使い回すことが可能。~

---[[《ペインペインター》]]~
[[モンスター]]の[[レベル]]調整[[効果]]により、[[アンデット族]]3体から全ての[[アンデット族]][[シンクロモンスター]]を、[[レベル]]を問わず呼び出せる。~
特に素材を3体要求する[[《アンデット・スカル・デーモン》]]の[[シンクロ召喚]]には重要度が高い。~
だが[[《ゾンビキャリア》]]と多数の[[レベル]]4[[アンデット族]]で事足りるため、基本的な存在意義は4枚目以降の[[《ゾンビキャリア》]]という点になる。~
[[デッキ]]の趣旨からは外れるが、[[ランク]]2[[エクシーズモンスター]]の展開も可能。~
[[自己再生]]した[[《ゾンビキャリア》]]を[[エクシーズ素材]]にする事で[[除外]][[デメリット]]を踏み倒せる点は覚えておくと良い。~

---[[《妖刀−不知火》]]~
[[フィールド]]への出しやすさでは[[《ゾンビキャリア》]]に劣るが、[[墓地]]で[[発動]]できる疑似[[シンクロ召喚]]能力がある。~
[[墓地リソース]]の消費が激しくなるので、採用するなら[[《異次元からの埋葬》]]以外にも[[除外]]ゾーンから[[墓地]]へ[[戻せる>戻す]][[カード]]が欲しい所か。~

--[[レベル]]3~
---[[《ユニゾンビ》]]~
(1)の[[効果]]で実質[[レベル]]4としても扱え、[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]や、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]が容易になる。~
(2)の[[効果]]も便利な[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]だが、他[[種族]]の[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]と噛み合いにくいので、主に[[《アンデットワールド》]]の運用時に活用したい。~

---[[《タツネクロ》]]~
[[アンデット族]]しか出せないが[[手札]]の[[モンスター]]を[[シンクロ素材]]に使えるので[[フィールド]]に並べる手間がいらないのは利点。~

---[[《灰流うらら》]]・[[《浮幽さくら》]]・[[《屋敷わらし》]]~
[[汎用性]]の高い、あるいは[[メタ]]として有力な[[手札誘発]]の[[効果]]を持つので握っていればとりあえず防御・妨害札としても機能する。~

-[[アンデット族]]非[[チューナー]]~
--[[《馬頭鬼》]]・[[《ゾンビ・マスター》]]~
[[アンデット族]][[モンスター]]を[[蘇生]]する。~
前者は[[《おろかな埋葬》]]などから確実な[[ボード・アドバンテージ]]を稼げる。~
後者は対象は狭いものの、[[墓地アドバンテージ]]を稼ぎながらの[[蘇生]]が可能。~

--[[《ゴブリンゾンビ》]]~
[[アンデット族]]の[[サーチャー]]。~
[[シンクロ素材]]にしてもその[[効果]]が[[発動]]するため、[[《ピラミッド・タートル》]]よりも優先される。~

--[[《不知火の隠者》]]~
[[守備力]]0の[[アンデット族]][[チューナー]]1体を[[リクルート]]できる。~
自身を[[リリース]]して[[《ユニゾンビ》]]を[[リクルート]]するのが主な役割となる。~
[[《ユニゾンビ》]]で[[《馬頭鬼》]]を[[墓地へ送る]]ことで自身を[[蘇生]]でき、[[レベル]]4になった[[《ユニゾンビ》]]と合わせて[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]が可能となる。~

―[[アンデット族]]以外の[[モンスターカード]]~
-[[墓地を肥やす]][[モンスター]]~
--[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]~
[[デッキ]]から[[闇属性]][[モンスター]]を[[墓地へ送る]]。~
前者は複数回使用に他の[[カード]]を介する必要があるが、あらゆる[[闇属性]][[モンスター]]を対象にできる。~
後者は[[手札]]の[[闇属性]][[モンスター]]も[[墓地]]へ送れ、維持できれば何度も[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が行える。~

--[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]・[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]~
上記の様な[[墓地肥やし力>墓地を肥やす]]と[[アンデット族]]に足りない[[除去]]力を合わせ持つ。~

-[[墓地アドバンテージ]]を活かす[[モンスター]]~
--[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]~
[[《ゾンビキャリア》]]との相性は抜群で、その[[蘇生]][[コスト]]になりながら[[シンクロ素材]]のパートナーとしても活躍できる。~
[[《アンデットワールド》]]下なら、その後に[[墓地]]で[[《妖刀−不知火》]]と共に[[シンクロモンスター]][[特殊召喚]]の[[コスト]]に使用出来れば申し分ない。~

--[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~
[[シンクロモンスター]]以上の爆発力を出したい時に採用できる。~
[[デッキ]]コンセプトから、[[召喚条件]]も満たしやすい。

-[[チューナー]]
--[[《カメンレオン》]]~
[[《ゾンビ・マスター》]]や[[《冥界騎士トリスタン》]]・[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]]の他に[[ヴァンパイア]]等、対応する[[カード]]が多いので、無理なく導入出来る。~

//--[[《グローアップ・バルブ》]]~
//[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]で[[墓地]]に落ちても、自身の[[効果]]で1度だけ[[特殊召喚]]が可能。~


***[[シンクロモンスター]]について [#extradeck]

-[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]~
[[《ゾンビキャリア》]]と[[レベル]]4の[[下級モンスター]]を中心に使うため、[[レベル]]6の[[シンクロモンスター]]の出番が多い。~
[[デュエル]]開始直後でも、下記の[[モンスター]]を4体も展開できればゲームエンドとなる。~
//[[シンクロ召喚]]後にまだ[[《ゾンビキャリア》]]を場に出せるようなら、下記[[レベル]]8や[[《ゴヨウ・キング》]]の[[シンクロ召喚]]を狙っても良いだろう。~
//これを利用しての[[《スターダスト・ドラゴン》]]・[[《魔王龍 ベエルゼ》]]の様な[[耐性]]持ちの[[モンスター]]を出せば、[[相手]]は一層切り返しが困難となるだろう。~

--[[《デスカイザー・ドラゴン》]]
--[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]]
--[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]
//--[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]
--[[《ゴヨウ・プレデター》]]
--[[《獣神ヴァルカン》]]
--[[《大地の騎士ガイアナイト》]]
--[[《天狼王 ブルー・セイリオス》]]
--[[《HSR魔剣ダーマ》]]
--[[《BF−星影のノートゥング》]]
--[[《レッド・ワイバーン》]]
--[[《瑚之龍》]]

-[[レベル]]7[[シンクロモンスター]]~
[[《ユニゾンビ》]]と[[レベル]]4の[[下級モンスター]]で[[シンクロ召喚]]していくことができる。~

--[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]~
[[墓地]]や[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]に長けるため、[[フィールド]]を一掃した後、再び[[モンスター]]を展開することも難しくない。~

--[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]~
[[エラッタ]]で大幅に迫力を減じたものの、この[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]としては依然高い[[フィニッシャー]]性能である事に変わりはない。~

--[[《ライトニング・ウォリアー》]]~
[[《メタモルポット》]]などで[[相手]]の[[手札]]を膨らませつつ、[[シンクロ召喚]]に必要な[[カード]]を[[手札]]に集めた末に[[攻撃]]すれば大[[ダメージ]]を与えられる為、少ない[[カード]]で[[デュエル]]を終わらせる事も可能である。~

-[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]~
[[《カメンレオン》]]や、[[効果]]を使った[[《ユニゾンビ》]]で比較的簡単に出す事が出来る。~
他に、[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]と自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]された[[《ゾンビキャリア》]]を使い[[シンクロ召喚]]する方法もある。~
特に[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]][[《デスカイザー・ドラゴン》]]を素材とすれば、[[シンクロ召喚]]後にこれらを[[《馬頭鬼》]]で[[蘇生]]することができる。~

--[[《PSYフレームロード・Ω》]]~
少し遅いが[[除外]]した[[《馬頭鬼》]]や[[《ゾンビキャリア》]]を毎[[ターン]][[墓地]]へ戻す事が出来る。~

--[[《スターダスト・ドラゴン》]]・[[《閃こう竜 スターダスト》]]~
[[攻撃力]]2500は現在ではやや心許ないラインだが、その[[破壊]][[メタ]]能力の活躍の機会は未だ少なくない。~

--[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]・[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]・[[《スクラップ・ドラゴン》]]・[[《ダークエンド・ドラゴン》]]~
[[相手]]の[[モンスター]]を[[除去]]する強力な[[効果]]を持つ。~
[[攻撃力]]が高いのも評価できるポイントであり、[[《トラゴエディア》]]などへの対策にも繋がる。~

--[[《ギガンテック・ファイター》]]・[[《魔王龍 ベエルゼ》]]・[[《メンタルスフィア・デーモン》]]~
[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]が高い上、場持ちの良い[[効果]]を持つ[[アタッカー]]。~
[[《メンタルスフィア・デーモン》]]は、更に[[回復]][[効果]]も備えている。~
だが、[[《アンデットワールド》]]が[[《ギガンテック・ファイター》]]や[[《メンタルスフィア・デーモン》]]の場持ちを悪くする点には注意したい。~

--[[《ゴヨウ・キング》]]・[[《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》]]~
[[《ゾンビキャリア》]]の[[効果]]により[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]と用意するのは難しくない。~
出しやすいので複数枚採用しやすく、通常は枠を取られやすい[[《ゴヨウ・キング》]]も候補に上がる。~

-その他の[[シンクロモンスター]]~
--[[《A・ジェネクス・トライフォース》]]・[[《レアル・ジェネクス・クロキシアン》]]~
[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を使えば[[シンクロ召喚]]が可能。~
前者は[[《馬頭鬼》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]等の[[地属性]]で[[アンティーク・ギア]]の様な[[攻撃]]時の[[耐性]]や、[[ライトロード]]・[[《ライオウ》]]等の[[光属性]]で[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]などを何度でも再利用出来る。~
後者は[[特殊召喚]]しやすい[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]や、[[闇属性]]・[[レベル]]6の[[シンクロモンスター]]を素材に[[シンクロ召喚]]出来るが、採用[[モンスター]]によっては少々出しづらい。~

--[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]・[[《A・O・J カタストル》]]~
[[レベル]]は合わないが有力候補であり、前者は更なる[[シンクロ召喚]]で[[ドロー]]を加速し、後者は[[闇属性]][[モンスター]]以外なら[[戦闘]]を介して[[効果破壊]]により[[除去]]出来る。~
[[レベル]]5の[[シンクロ素材]]には、[[《グローアップ・バルブ》]]の他、後述の[[《ファラオの化身》]]や[[《終末の騎士》]]と相性の良い[[《ネクロ・ガードナー》]]等が候補になる。

--[[《骸の魔妖−餓者髑髏》]]~
[[シンクロ素材]][[縛り]]の無い[[レベル]]11[[シンクロモンスター]]。~
[[レベル]]はかなり高いが、[[《ユニゾンビ》]]+[[《死霊王 ドーハスーラ》]]を採用する場合[[シンクロ召喚]]の機会が少なからずある。~
[[《ユニゾンビ》]]の(2)の[[効果の発動]]後でも[[戦闘]]可能な[[アンデット族]][[アタッカー]]としては及第点の[[攻撃力]]で、一時的な[[耐性]]が付加されつつの[[自己再生]]もできる。~


***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
-[[《おろかな埋葬》]]~
あらゆる[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]。~
[[蘇生]]や[[サルベージ]]の布石には最適の[[カード]]である。~

-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]~
[[アンデット族]]専用の[[蘇生]][[カード]]。~
[[相手]]の[[墓地アドバンテージ]]も削れる。~

//-[[《緊急テレポート》]]~
//[[サイキック族]]専用の[[リクルート]][[カード]]。~
//[[《クレボンス》]]や[[《サイコ・コマンダー》]]を[[リクルート]]して、[[シンクロ召喚]]に繋げよう。~
//制限カードになったので出張としての使い勝手が悪い

-[[《増援》]]~
[[戦士族]]の[[サーチ]][[カード]]。~
この[[デッキ]]では主に[[《終末の騎士》]]や[[《ダーク・グレファー》]]に使う。~

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[《ゾンビキャリア》]]や[[《馬頭鬼》]]を[[墓地]]へ[[戻す]]ことで、[[効果]]を再利用できる。~

-[[《闇の誘惑》]]~
[[【闇属性】]]用の[[ドローソース]]。~
//[[除外]]した[[モンスター]]は[[《異次元からの埋葬》]]の布石となる。~


**戦術 [#strategy]
 [[《ゾンビキャリア》]]を利用し、[[シンクロモンスター]]を大量展開すれば[[1ターンキル]]を狙える。~
 以下の手法を用いれば、比較的容易に展開を行える。~

***[[《ゾンビ・マスター》]]使用型 [#strategy1]
 [[《ゾンビ・マスター》]]の[[蘇生]][[効果]]を使用することで、[[《ゾンビキャリア》]]を[[除外]]させずに使い回す型。~
>
条件:[[フィールド]]に[[《ゾンビ・マスター》]]、[[墓地]]に[[《ゾンビキャリア》]]~
+[[《ゾンビ・マスター》]]の[[効果]]で[[《ゾンビキャリア》]]を[[蘇生]]
+[[《ゾンビ・マスター》]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[レベル]]6の[[シンクロ召喚]]
+何らかの[[蘇生]][[カード]]で[[《ゾンビ・マスター》]]を[[蘇生]]し、1へ戻る~
<
 この手順を繰り返すと[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]が増えていき、4体も並べば[[1ターンキル]]も視野に入る。~
 手順「1」の[[《ゾンビ・マスター》]]の[[手札コスト]]、手順「3」で[[《ゾンビ・マスター》]]を[[蘇生]]させる[[カード]]が必要なため、[[手札]]消費は激しい。~
 [[《馬頭鬼》]]は[[《ゾンビ・マスター》]]の[[手札コスト]]と[[蘇生]][[カード]]の2役をこなせるため、非常に相性が良い。~

 展開の最後に[[《ゾンビキャリア》]]を[[自己再生]]させることで[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]も可能である。~

***[[《ゴブリンゾンビ》]]使用型 [#strategy2]
 [[シンクロ素材]]とすることで[[《馬頭鬼》]]の[[サーチ]]を行える[[《ゴブリンゾンビ》]]と、[[手札コスト]]1枚で[[除去]]を行える[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]([[エラッタ]]前)による[[コンボ]]。~
 [[手札]]に[[加えた>加える]][[《馬頭鬼》]]を[[コスト]]にすることで、[[除去]]をしながら連続[[シンクロ召喚]]が可能。~

-[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]が[[エラッタ]]されたことで、下記の手順は再現不可能となった。~
ただし、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]の代わりに[[《瑚之龍》]]を連続で[[シンクロ召喚]]すれば、同様の動きが可能である。~

>
+[[《ゴブリンゾンビ》]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]を[[シンクロ召喚]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[効果]]で[[《馬頭鬼》]]を[[手札]]に[[加える]]
+[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]の[[効果]]で[[《馬頭鬼》]]を[[墓地]]へ[[捨てる]]
+[[墓地]]の[[《馬頭鬼》]]の[[効果]]で[[《ゴブリンゾンビ》]]を[[蘇生]]
+[[《ゾンビキャリア》]]を[[自己再生]]
+[[《ゴブリンゾンビ》]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[レベル]]6の[[シンクロ召喚]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[効果]]で新たな[[《馬頭鬼》]]を[[手札]]に[[加え>加える]]、2へ戻る~
<
 [[《ゾンビキャリア》]]、[[《馬頭鬼》]]の[[自己再生]]や[[蘇生]][[効果]]は1度きりなので、[[《異次元からの埋葬》]]で再利用する。~

***[[《ファラオの化身》]]使用型 [#strategy3]
 非[[チューナー]]に[[自己再生]]能力を持つ[[《ファラオの化身》]]を使用する型。~
>
条件:[[手札]]に[[《ジャンク・シンクロン》]]か[[《デブリ・ドラゴン》]]、[[墓地]]に[[《ファラオの化身》]]と[[《ゾンビキャリア》]]~
結果:[[フィールド]]に[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]、[[レベル]]6・7の[[シンクロモンスター]]、[[レベル]]5の[[シンクロモンスター]]、[[《ファラオの化身》]]~
+[[《ジャンク・シンクロン》]]か[[《デブリ・ドラゴン》]]で[[《ゾンビキャリア》]]を[[蘇生]]
+何らかの[[蘇生]][[カード]]で[[《ファラオの化身》]]を[[蘇生]]
+[[《ファラオの化身》]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]を[[シンクロ召喚]]~
[[《ファラオの化身》]]を自身の[[効果]]で[[蘇生]]
+[[《ファラオの化身》]]と[[フィールド]]上に残った[[《ジャンク・シンクロン》]]か[[《デブリ・ドラゴン》]]で[[シンクロ召喚]]~
[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]で1枚[[ドロー]]し、[[《ファラオの化身》]]を自身の[[効果]]で[[蘇生]]
+[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]によって増えた[[手札]]を用いて[[《ゾンビキャリア》]]を[[蘇生]]~
+[[《ファラオの化身》]]と[[《ゾンビキャリア》]]で[[シンクロ召喚]]~
[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]で1枚[[ドロー]]し、[[《ファラオの化身》]]を自身の[[効果]]で[[蘇生]]~
<
 他の型と異なり[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]によって[[アドバンテージ]]を得やすく、かつ大きく消費しないので、一度決まれば爆発力と持久力は高い。~
 反面、[[《ファラオの化身》]]の[[汎用性]]の低さから[[コンボ]]重視になるので、[[《ユニゾンビ》]]などで手早く[[墓地を肥やす]]ことが求められる。~
 [[《ファラオの化身》]]の[[効果]]で[[レベル]]4以下の[[アンデット族]][[モンスター]]を[[蘇生]]できる為、途中から上記の[[《ゾンビ・マスター》]]使用型に切り替えることも出来る。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
-[[墓地]]利用封殺~
[[《マクロコスモス》]]や[[《閃光の追放者》]]等、無差別[[除外]][[カード]]にはめっぽう弱い。~
[[《閃光の追放者》]]は[[《ゾンビ・マスター》]]や[[《馬頭鬼》]]で[[戦闘破壊]]できるが、[[《霊滅術師 カイクウ》]]は[[《ゾンビ・マスター》]]で[[相打ち]]に持っていくのが精一杯。~
特に[[《霊滅術師 カイクウ》]]は[[フィールド]]上に存在するだけで[[《馬頭鬼》]]の[[効果]]が潰され、この[[デッキ]]における[[蘇生]]手段の大半を妨害してくるので注意すること。~
また、滅多に見ないが[[守備表示]]の[[《光の追放者》]]も意外と厄介である。~
[[デッキ]]からの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を妨害する[[《次元要塞兵器》]]を出されるのも厄介。~
しかし、こちらは序盤に出されなければあまり意味がない上、出されても[[《ゾンビ・マスター》]]で[[戦闘破壊]]できるので、[[除外]]ほど恐れる必要はない。~

-[[特殊召喚]]封殺~
[[特殊召喚]]を多用する[[デッキ]]なので、それを封じる[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]や[[《虚無魔人》]]等により展開力が低下する。~
各種[[除去]]や[[《王宮のお触れ》]]、[[カウンター罠]]等で確実に対策したい。~
また[[シンクロ召喚]]等の[[チェーンブロック]]を作らない[[特殊召喚]]しか妨害できないとはいえ、[[《ライオウ》]]も厄介。~
[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[効果]]も封殺される上、[[戦闘破壊]]できる[[下級モンスター]]が存在しないためである。~
[[特殊召喚]]の下準備である[[チューナー]]を潰す[[《王虎ワンフー》]]と[[《強者の苦痛》]]との[[コンボ]]にも注意。

-[[モンスター効果]]封殺~
[[《スキルドレイン》]]や[[《天罰》]]、[[《剣闘獣の戦車》]]等で[[モンスター効果]]を徹底的に叩かれると身動きが取れなくなる。~
[[墓地]]依存型の[[デッキ]]ではあるが[[《ゾンビ・マスター》]]等が封じられると展開力が著しく鈍る。~
少々出しにくいものの、同様の[[効果]]を持つ[[《D−HERO Bloo−D》]]も強敵である。~
[[墓地]][[発動]]の[[効果]]まで[[無効]]化する[[《威光魔人》]]や[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]は更に厄介である。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***第6期(2008年〜2010年) [#history7]
-[[08/09/01>禁止・制限カード/2008年9月1日]]~
[[環境]]において最も隆盛した[[主流デッキ]]の一つだった。~
[[《生還の宝札》]]により圧倒的な[[手札]]補充が可能であり、当時[[無制限>制限カード]]であった[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]・[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]を大量に並べることもできた。~
[[2008年度全国大会地区代表決定戦>http://kiros.seesaa.net/article/109761341.html]]では代表者の8割がこの[[デッキ]]を使用し、ついには全国大会優勝も収めている。~

-[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]~
[[《ゾンビキャリア》]]・[[《馬頭鬼》]]・[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]・[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]・[[《生還の宝札》]]が[[制限カード]]に、[[《ゴブリンゾンビ》]]が[[準制限カード]]に指定された。~
[[キーカード]]の多くが[[制限強化]]され、爆発力が著しく低下した。~

-[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]~
[[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]に指定された。~
[[《馬頭鬼》]]が[[準制限カード]]に[[制限緩和]]された。~

***第7期(2010年〜2012年) [#history7]
-[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]~
[[《馬頭鬼》]]が再び[[制限カード]]に[[制限強化]]された。~
[[《異次元からの埋葬》]]が新たに[[制限カード]]に指定された。~

-[[10/09/01>禁止・制限カード/2010年9月1日]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]が[[制限解除]]された。~

-[[11/03/01>禁止・制限カード/2011年3月1日]]~
[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]が[[禁止カード]]に指定された。~

***第8期(2012年〜2014年) [#history8]
-[[12/09/01>禁止・制限カード/2012年9月1日]]~
[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]が[[禁止カード]]に指定された。~

-[[14/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]~
[[《ゾンビキャリア》]]が[[準制限カード]]に[[制限緩和]]された。~

***第9期(2014年〜2017年) [#history9]
 [[アンデット族]][[サポートカード]]の増加や[[キーカード]]の順次[[制限緩和]]により、構築の幅を取り戻してきた。~
 しかし、[[【シンクロ召喚】]]全体の退潮に加え、一時の大流行故に[[デッキ]]強化が敬遠される内、[[環境]]に置き去りにされてしまった感は強い。~

-[[14/07/01>リミットレギュレーション/2014年7月1日]]~
[[《ゾンビキャリア》]]が[[制限解除]]された。~
[[《馬頭鬼》]]が[[準制限カード]]に[[制限緩和]]された。~
[[キーカード]]が[[制限緩和]]された一方で、[[《終末の騎士》]]が[[制限カード]]に指定された。~

-[[14/10/01>リミットレギュレーション/2014年10月1日]]~
[[ザ・シークレット・オブ・エボリューション]]で[[《ユニゾンビ》]]が登場。~

-[[15/10/01>リミットレギュレーション/2015年10月1日]]~
[[ブレイカーズ・オブ・シャドウ]]で[[不知火]]が登場。~

-[[17/01/01>リミットレギュレーション/2017年1月1日]]~
[[《馬頭鬼》]]が[[制限解除]]された。~
[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]が[[エラッタ]]され[[制限復帰]]した。~
[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]も[[エラッタ]]され[[制限復帰]]したが、[[エラッタ]]後は[[地属性]][[チューナー]]を指定するため、かつてのような活用は難しくなっている。~

***第10期(2017年〜) [#history10]
 [[リンク召喚]]・[[リンクモンスター]]を新規導入した[[新マスタールール]]が施行。~
 [[エクストラデッキ]]に依存する[[デッキ]]は軒並み打撃を受けた新ルールだが、[[【アンデット族】]]自体は戦力増強が進んでいる。~

-[[18/07/01>リミットレギュレーション/2018年7月1日]]~
[[デッキビルドパック ヒドゥン・サモナーズ]]で[[魔妖]]が登場。~
[[チューナー]]・[[シンクロモンスター]]・[[リンクモンスター]]を包括しており、[[新マスタールール]]下における初の【シンクロアンデット】[[テーマ>テーマデッキ]]である。~


**サンプルレシピ [#sample]
-【緊テレアンデ】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1262~
パブリック徳庵店公認大会優勝/08.10.5~

-【緊テレアンデ】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1268~
ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝/08.10.13~

-【緊テレアンデ】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1282~
ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝/08.10.19~

-【宝札アンデ】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1271~
ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝/08.10.19~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《ゾンビキャリア》]]
-[[《馬頭鬼》]]
-[[《ゴブリンゾンビ》]]
-[[《ゾンビ・マスター》]]

//-[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]

//-[[《異次元からの埋葬》]]

**関連リンク [#link]
-[[【アンデット族】]]
--[[【不知火】]]
--[[【魔妖】]]
-[[【ダムドビート】]]
-[[【シンクロ召喚】]]

-[[【シンクロダーク】]]

-[[デッキ集]]