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《デステニー・ドロー》や《闇の誘惑》などのドローカードを駆使して必要なカードを高速で揃えるデッキ。
デッキの目指す理想の勝ちパターンを1ターンで完成させることも難しくないことが最大の魅力である。
元来は《光と闇の竜》の高速召喚による場の制圧を狙うデッキであり、【スーパードローライダー】等と呼ばれていた。
その名称はその大量のドローソースと《光と闇の竜》の略称から取ったものであった。
後にそのスピードがシンクロ召喚による1ターンキルと相性がいいとして改良された。
《終末の騎士》、《ダーク・グレファー》、《D−HERO ディアボリックガイ》などを駆使して、《ダーク・ダイブ・ボンバー》と複数のシンクロモンスターを展開し、1ターンキルをする。
高い1kill率から【シンクロアンデット】以上の破壊力が注目を集め、2008年度全国大会地区代表決定の代表にもこのデッキを使用する者が多かった。
しかし、【シンクロアンデット】以上の破壊力を持つ一方で《異次元からの埋葬》を採用しない分、除外で崩されると立て直しに苦労しやすいという弱点も存在する。
余談だが、同大会のエキシビジョンマッチにて2008年度世界チャンピオンもこのデッキを使っていた。
下記のカードを使い、コンボに必要な状況を高速で構築する。
それぞれの細かな動かし方は軸とするタイプによって異なる。
ドロー時の墓地肥やしからの特殊召喚を利用し、《光と闇の竜》を召喚する。
このデッキの第1目標は早い段階で《光と闇の竜》を召喚し、敵の戦術を妨害することにある。
ドローソースの魔法カードが高速で墓地に溜まるため、《マジック・ストライカー》を効率良く特殊召喚することでリリースを用意できる。
《D−HERO ディアボリックガイ》を用いてリリースを確保することから、《D−HERO ドグマガイ》の特殊召喚なども狙うことができる。
うまくいけば《光と闇の竜》と《D−HERO Bloo−D》を並べて強固な布陣を築くことも可能だろう。
《堕天使ゼラート》は召喚制限が無いため《光と闇の竜》の蘇生対象としても優秀であり、各種ドローにも対応している。
大量の手札を握ることも難しくないためその効果も使い易く、自壊後も《光と闇の竜》の後釜として再利用が可能である。
基本的に召喚制限のないレベル8・闇属性であればデッキの回転を乱さずに採用できるため、拡張性は広い。
また、《光と闇の竜》の召喚を狙うギミックは、これら他の上級モンスターのために使用することも考えられる。
《光と闇の竜》自身の能力は強さであるとともに弱点でもある。
《終末の騎士》などでリリース確保を加速しても即座に《光と闇の竜》につなぐことはできず、キーカードに蘇生が通用しない。
通常召喚の機会を残しつつ展開する工夫の他、特殊召喚モンスターなどとの使い分けで対応したい。
また、《光と闇の竜》自身も複数回の効果使用で下級以下のステータスを晒してしまうため、過信は禁物である。
バックアップの意味で、各種ドローの際に蘇生対象や次の手の用意は万全を期しておきたいところ。
また、そうした重いカードを用いる性質上、カウンター罠や《スキルドレイン》にも注意が必要。
特殊召喚とアドバンス召喚を織り交ぜて使用するため、《王宮の弾圧》《生贄封じの仮面》がともに刺さる。
リリースの確保や《光と闇の竜》の蘇生を封じる《マクロコスモス》にも注意が必要。
サイドデッキには各種除去やカウンター罠などの対策を投入して対処したい。
《光と闇の竜》と並べても効果を発揮できるよう、《王宮のお触れ》などの永続カードが効果的である。
その他、《光と闇の竜》の効果に重ねてフリーチェーンを用いることが有効である点も、対策の上では有効に利用したい。
また、《アンデットワールド》発動下では《光と闇の竜》が召喚ができなくなるので注意するべきだろう。
このデッキの最重要項目は《ダーク・ダイブ・ボンバー》のシンクロ召喚にある。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》とレベル20分のモンスターを場に用意出来れば勝利は目前。
《冥府の使者ゴーズ》や《トラゴエディア》を特殊召喚されても、《ダーク・ダイブ・ボンバー》の効果を使えばよい。
レベル20分というと大変なように思えるかもしれないが、《ダークエンド・ドラゴン》などのレベル8のシンクロモンスターや《ダーク・アームド・ドラゴン》を2体以上と《D−HERO ディアボリックガイ》が用意出来ればすぐに達成出来る数値である。
《緊急テレポート》、《ジャンク・シンクロン》、《ゾンビキャリア》などの複数のシンクロに繋がるカードが投入されているこのデッキであれば、シンクロモンスターを複数並べる事はさほど苦労はしないであろう。
《闇の誘惑》、《デステニー・ドロー》を駆使すれば上記のような状況を揃えるのは比較的簡単である。
《デステニー・ドロー》を発動しやすくするために《D−HERO ダッシュガイ》、《D−HERO Bloo−D》なども採用するとよいだろう。
《D−HERO ダッシュガイ》はドローしたモンスターを特殊召喚出来るのは召喚の機会が1回増えるので展開には最適。
《D−HERO Bloo−D》は《大寒波》後に特殊召喚出来れば同じようなシンクロ系デッキの場合対処出来なくなりそのまま押し切れる可能性も十分にありうる。
コンボ完成までの複数ターンを凌げる《冥府の使者ゴーズ》、《トラゴエディア》なども採用しておくと便利である。
奇数レベルのシンクロをしやすくするために《バイス・ドラゴン》や《簡易融合》などのレベル調整出来るカードを投入するのもよいだろう。
高速で1ターンキルを狙う性質上、罠カードはあまり必要としない。
構築、互いの場の状況次第で上記の方法以外にも多種多用な1killの方法がありその柔軟性は高い。
ゆえに多くのプレイヤーが愛用し誕生から間もないにも関わらず数多くの実績を残しているのだろう。
《次元の裂け目》《王宮の弾圧》《スキルドレイン》《群雄割拠》などの各種メタカードが全て刺さる。
《王宮の弾圧》に関してはメインから積んでいる《大寒波》が力を発揮するだろう。
その他のカードはサイドデッキから《王宮のお触れ》、《ツイスター》などを採用して対策しよう。
また、《強制脱出装置》などのバウンス系カードを使われると墓地が肥えずに行動を制限されるので苦戦を強いられる事にもなるだろう。
《ゾンビキャリア》依存ではないため、《D.D.クロウ》に対して免疫があるように見えるが、《D−HERO ディアボリックガイ》などを止められると厄介である。
だが、《D−HERO ディアボリックガイ》を除外された時点ではまだ手札も多く他の行動に移れる可能性も高いので諦めてはならない。
採用率は低いと思われるが、同系列の《ハネワタ》や《ライフ・コーディネイター》などの手札からダメージを止めるカードにも弱い。
もっとも、この場合はシンクロモンスターや《ダーク・アームド・ドラゴン》などで殴りきればいいのだが。