*【シンクロダーク】 [#top]
//議論により作成→http://yowiki.yugioh-portal.net/bbs/read.cgi?no=749

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[闇属性]][[モンスター]]の豊富な[[サポートカード]]により[[デッキ]]の[[回転]]力を高めた、速攻型の[[【シンクロ召喚】]][[デッキ]]。~
 [[【シンクロ召喚】]]の基本性質ではあるが、「ダーク」と冠しても[[属性]]上の純度の拘りは薄く、「[[闇属性]][[モンスター]]が[[メインデッキ]]に多い」程度の意味合いで用いられやすい。~
 登場当初は[[【ダムドビート】]]や[[【シンクロアンデット】]]、[[【BF】]]等を総合して呼ぶ場合が多く、[[【サイカリエアゴーズ】]]に近いコンセプトであった。~

 その後は幾度もの規制、[[カード]]プールの増加、[[カード]]パワーのインフレ、[[環境]]の高速化などの影響を受けて大きな変化を遂げる。~
 現在は[[【闇属性】]]の要素の中から強力な[[カード]]や強力な[[シナジー]]を持つ[[出張]]セットを徹底的に集めて組み合わせた、所謂[[グッドスタッフ]]要素が強い[[デッキ]]となっており、[[【メタビート】]]と同様に概念的な位置づけに近い。~

 [[キーカード]]に[[《ジャンク・シンクロン》]]を含んでおり、[[シンクロ召喚]]をメインギミックとする為[[【ジャンクドッペル】]]と混同されるケースも散見される。~

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[シンクロ召喚]]を行うため、[[ドロー]]や[[サーチ]]、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を積極的に行う。~
 また、そのための[[サポートカード]]も多様に採用したい。~

***[[メインデッキ]]の[[モンスターカード]]について [#monster]
―主な[[闇属性]][[モンスター]]~
-[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行える[[必須カード]]。~
前者は[[制限カード]]なので採用枚数は悩まないが、後者は構築によって調整したい。~

-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[魔法カード]]を[[コスト]]に[[レベル]]4を[[リクルート]]する。~
この[[デッキ]]は[[レベル]]4[[チューナー]]は採用しにくいが、[[《終末の騎士》]]から[[《ゾンビキャリア》]]などに繋げれば[[シンクロ召喚]]は可能。~

-[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]~
[[墓地]]から自身を[[除外]]することで[[同名カード]]を[[リクルート]]できる。~
[[レベル]]6なので高[[レベル]]の[[シンクロ素材]]にしやすく、[[サポートカード]]も豊富なので非常に[[墓地へ送り>墓地へ送る]]やすい。~

-[[《レベル・スティーラー》]]~
容易く[[自己再生]]できるため連続[[シンクロ召喚]]に適した[[モンスター]]。~
特に[[《瑚之龍》]]や[[《A BF−五月雨のソハヤ》]]などの[[シンクロ>シンクロモンスター]][[チューナー]]と相性が良い。~
//-[[《レベル・スティーラー》]]~
//容易く[[自己再生]]できるため連続[[シンクロ召喚]]に適した[[モンスター]]。~
//特に[[《瑚之龍》]]や[[《A BF−五月雨のソハヤ》]]などの[[シンクロ>シンクロモンスター]][[チューナー]]と相性が良い。~

-[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
こちらも緩い条件で[[自己再生]]できる[[モンスター]]。~

-[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~
強力な[[除去]][[効果]]を持つが、[[特殊召喚]]には[[墓地]]の[[闇属性]]の数が限定される。~
[[制限カード]]なので出せたらラッキーくらいに思ってよいだろう。~

-[[《トラゴエディア》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]~
[[手札誘発]]で防御できる[[闇属性]][[モンスター]]。~
緊急時、あるいは[[コンボ]]完成までの[[壁]]はもちろん、[[フィニッシャー]]になりうる[[攻撃力]]も持つ。~
//[[《トラゴエディア》]]は[[レベル]]10なので、[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]の[[射出]]要員には最適。~

-[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《シンクローン・リゾネーター》]]・[[《ゾンビキャリア》]]・[[《BF−朧影のゴウフウ》]]~
容易に[[特殊召喚]]できる[[チューナー]]。~
[[シンクロ召喚]]の大きな助けとなる。~
[[シンクロン]]は[[《調律》]]、[[リゾネーター]]は[[《コール・リゾネーター》]]という簡便な[[サーチ]]手段を擁し、同[[カテゴリ]]の別[[カード]]の増員もしやすい。~

―[[闇属性]]以外の[[モンスター]]~
-[[《マスマティシャン》]]~
[[召喚]]時に限られるが[[下級モンスター]]なら何でも落とせる。~

-[[《E・HERO エアーマン》]]~
[[モンスター]]の展開を補助する[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]をはじめ、[[D−HERO]]を[[サーチ]]できる。~

-[[《グローアップ・バルブ》]]・[[《ジェット・シンクロン》]]~
[[自己再生]]が簡単にできる[[レベル]]1[[チューナー]]。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#Extra]
―[[シンクロモンスター]]~
//[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]のような単体でも扱いやすいものの他、[[《ダークエンド・ドラゴン》]]のような[[属性]]が[[シナジー]]するものを採用する。~
//[[射出]]で[[ダメージ]]を与えられる[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]は特に強力である。~
//[[シンクロモンスター]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]等の[[レベル]]の高い[[モンスター]]を使えば、[[効果]]だけで[[1ターンキル]]を狙える。~
//↑禁止カードに関する記述

-[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]~
この[[デッキ]]の中心となる[[ドローエンジン]]。~
連続[[シンクロ召喚]]で[[手札]]を稼ぐ。~

-[[《A BF−五月雨のソハヤ》]]~
[[BF]]を[[シンクロ素材]]にすれば[[チューナー]]となり、[[同名カード]]を[[墓地]]から[[除外]]することで[[自己再生]]も可能。~
[[《BF−朧影のゴウフウ》]]と[[《レベル・スティーラー》]]の[[コンボ]]で[[シンクロ召喚]]すれば[[同名カード]]の連続[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~
[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]が横にいれば大量[[ドロー]]も狙え、[[《スターダスト・ウォリアー》]]の[[シンクロ召喚]]も視野に入る。~
//-[[《A BF−五月雨のソハヤ》]]~
//[[BF]]を[[シンクロ素材]]にすれば[[チューナー]]となり、[[同名カード]]を[[墓地]]から[[除外]]することで[[自己再生]]も可能。~
//[[《BF−朧影のゴウフウ》]]と[[《レベル・スティーラー》]]の[[コンボ]]で[[シンクロ召喚]]すれば[[同名カード]]の連続[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~
//[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]が横にいれば大量[[ドロー]]も狙え、[[《スターダスト・ウォリアー》]]の[[シンクロ召喚]]も視野に入る。~

-[[《瑚之龍》]]・[[《スターダスト・チャージ・ウォリアー》]]~
それぞれ[[ドロー]][[効果]]を持つ[[シンクロモンスター]]。~
[[《瑚之龍》]]を[[対象]]に[[《レベル・スティーラー》]]を[[特殊召喚]]し[[《スターダスト・チャージ・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]することで2枚の[[ドロー]]が可能。~
//[[《瑚之龍》]]を[[対象]]に[[《レベル・スティーラー》]]を[[特殊召喚]]し[[《スターダスト・チャージ・ウォリアー》]]を[[シンクロ召喚]]することで2枚の[[ドロー]]が可能。~
[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]があればさらに2枚の[[ドロー]]が可能。~

-[[《PSYフレームロード・Ω》]]~
[[相手]]の[[手札]]と自身を一時的に[[除外]]できる。~
[[先攻]]1[[ターン]]目にこの[[モンスター]]を何度も出すことで[[相手]]の[[手札]]を全て[[ハンデス]]し、実質[[相手]]の[[後攻]]1[[ターン]]目を[[手札]]1枚に限定するのが第9期の動きである。~

-[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]~
連続[[シンクロ召喚]]の過程で[[カード]]消費を抑えつつ、消費を超える[[アドバンテージ]]を稼げる定番[[シンクロモンスター]]。~
第9期の【シンクロダーク】では主に[[《PSYフレームロード・Ω》]]と合わせて[[先攻]]1[[ターン]]目に出し、[[相手]]の[[手札]]を[[ハンデス]]するために採用される。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
 高速で[[1ターンキル]]を狙う性質上、[[罠カード]]はあまり必要としない。~

-[[《闇の誘惑》]]・[[《増援》]]・[[《トレード・イン》]]・[[《デステニー・ドロー》]]~
[[属性]]や[[種族]]、[[レベル]]や[[カテゴリ]]に応じて使える[[ドロー]][[カード]]。~
[[デッキ]]タイプや目指す[[コンボ]]により、採用するかどうか、[[発動]]するタイミング等を考えたい。~
[[《D−HERO ダッシュガイ》]]や[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]等の[[D−HERO]]を多く採用すれば、[[《闇の誘惑》]]と[[《デステニー・ドロー》]]を併用しやすい。~

-[[《手札断殺》]]~
[[手札交換]][[カード]]。~
上記と異なり好きなタイミングで[[発動]]できるが、[[相手]]を助ける事もある。~
[[相手]]が[[《増殖するG》]]を[[発動]]した場合、[[シンクロ召喚]]を連発した後にこれ1枚で[[デッキ切れ]]に追い込むことも十分可能である。~

-[[《おろかな埋葬》]]~
汎用[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[カード]]。~
この[[デッキ]]では、[[《終末の騎士》]]や[[《ダーク・グレファー》]]のような働きをする。~

-[[《ハーピィの羽根帚》]]~
//-[[《大寒波》]]・[[《大嵐》]]・[[《ハリケーン》]]~
[[魔法・罠カード]]を[[全体除去]]する[[カード]]。~
いざ場を整えた後の[[フィニッシャー]]の[[攻撃]]が返された、では笑い事にならない。~
こうした[[カード]]で、その可能性を少しでも低くしたい。~

-[[《D・D・R》]]~
[[モンスター]]1体を[[帰還]]させる[[カード]]。~
第9期の【シンクロダーク】では[[《PSYフレームロード・Ω》]]の擬似[[ハンデス]][[効果]]を繰り返し使用するために採用される。~

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***【スーパードローライダー】 [#variation1]
 別名【SDL】。~
 この名称はその大量の[[ドローソース]]と[[《光と闇の竜》]]の略称から取ったものである。~
 この[[デッキ]]名はおもに2種類の[[デッキ]]を指す。~

--[[【光と闇の竜】]]型(ページ参照)~
こちらが雛形と言われている。~

--【シンクロダーク】そのもの。~
【シンクロダーク】のルーツのひとつが前述したタイプの[[デッキ]]からの派生なので、【スーパードローライダー】の名前がそのまま使われ続けた、というわけである。~

***[[【遅延ダーク】>【ダークモンスター】#variation4]] [#variation2]
 [[《終末の騎士》]]と[[《ダーク・グレファー》]]で[[《ネクロ・ガードナー》]]を[[墓地]]に送り、[[《異次元からの埋葬》]]で使いまわす[[デッキ]]。~
 [[【ダークモンスター】]]でも取り扱っているが、元は【シンクロダーク】の派生である。~
 詳しくは該当ページ参照。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[《次元の裂け目》]]や[[《スキルドレイン》]]・[[《群雄割拠》]]等の各種[[メタカード]]が全て[[刺さる]]。~
 各種[[カウンター罠]]や[[《王宮のお触れ》]]、[[《サイクロン》]]等を[[メインデッキ]]・[[サイドデッキ]]問わずに採用し、対策しよう。~

 [[《D.D.クロウ》]]に、[[《ゾンビキャリア》]]や[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]等、基点となる[[モンスター]]を止められる事もある。~
 そうした時は多彩な[[手札]]を活かし、即座に他の行動に移りたい。~

// [[《ハネワタ》]]や[[《ライフ・コーディネイター》]]等の[[ダメージ]]を止める[[カード]]にも弱いが、これらは多様な[[フィニッシャー]]で押し切れる事も多い。~


**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***第6期 [#season6]
 原型となったのは[[《デステニー・ドロー》]]や[[《闇の誘惑》]]を利用して[[《光と闇の竜》]]や[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]による早期制圧を狙う[[デッキ]]とされる。~
 後にそのスピードが[[シンクロ召喚]]による[[1ターンキル]]と相性がいいとして改良された。~
 [[《終末の騎士》]]、[[《ダーク・グレファー》]]、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]などを駆使して、[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]と複数の[[シンクロモンスター]]を展開し、[[1ターンキル]]をする。~
 [[チューナー]]は[[《緊急テレポート》]]に対応した[[モンスター]]から選ばれ、追加で[[《ゾンビキャリア》]]が使用されることもあった。~

 高い[[1ターンキル]]率から[[【シンクロアンデット】]]以上の破壊力が注目を集める。~
 そのため、2008年度全国大会地区代表決定の代表に使用者が多かった。~
//http://kiros.seesaa.net/article/109761341.html
 余談だが、同大会のエキシビジョンマッチにて2008年度世界チャンピオンもこの[[デッキ]]を使っていた。~
 その後[[2009年3月1日>禁止・制限カード/2009年3月1日]]の[[制限改訂]]で主要パーツが規制され、大打撃を受けた。~

 「[[闇属性]]を[[キーカード]]とする[[【シンクロ召喚】]]」という意味においてはその隆盛は長く、派生[[デッキ]]とも言える[[【BF】]]・[[【インフェルニティ】]]・[[【ジャンクドッペル】]]などが[[環境]]を牽引し続けた。~
 しかし度重なる規制強化により、[[【シンクロ召喚】]]全体が大幅に力を落としてしまう。~
 更に第7期半ばからの[[エクシーズ召喚]]の本格化後には有力[[カード]]の輩出自体が滞りだしたため、[[環境]]主流からほぼ姿を消す。~

***第9期 [#season9]
 第9期に至ると[[シンクロ召喚]]軸への追い風も吹き返し、[[カテゴリ]]を越えて豊富かつ優秀な[[闇属性]][[モンスター]]を抽出する形で復活を果たした。~
 [[デッキ]]の軸となるのは多くの高[[レベル]][[シンクロ>シンクロモンスター]][[チューナー]]と[[《レベル・スティーラー》]]である。~
 [[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]を出した状態で、[[《レベル・スティーラー》]]を利用した[[シンクロ召喚]]を繰り返し、大量の[[手札]]を得る。~
 最終的には複数の[[《PSYフレームロード・Ω》]]による[[手札破壊]]で反撃を封じる。~
 大量の[[特殊召喚]]を行う関係から[[《増殖するG》]]が有効に見えるが、その場合[[ドロー]]を逆に利用した[[デッキ破壊]]による勝利を狙うことも可能。~

 [[環境]]で[[地雷]][[デッキ]]として活躍したため[[2016/10/01>リミットレギュレーション/2016年10月1日]]に[[《レベル・スティーラー》]]が[[禁止カード]]、[[《PSYフレームロード・Ω》]]が[[制限カード]]となる。~
 これにより従来の構築と動きは不可能となった。~

//**代表的なカード [#keycard]
//-[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]

**関連リンク [#link]
-[[【光と闇の竜】]]
-[[【シンクロアンデット】]]
-[[【闇属性】]]

-[[デッキ集]]