【ジェネクス】

デッキの概要

 DUEL TERMINALで登場しているジェネクスと名のついたカード群で構成されるビートダウンデッキ
 通常下級モンスターチューナーである《ジェネクス・コントローラー》を中心にデッキ回転させ戦うのが特徴。
 そのためジェネクス内だけでも、《ジェネクス・コントローラー》サーチまたはリクルートできる効果をもったモンスターが多く存在する。
 これらを駆使して、戦況に応じて必要なカードを呼び込み、シンクロモンスターアタッカーフィニッシャーとして用いる。
 DUEL TERMINALで登場したカード群では、ずば抜けた安定感を誇る。
 通常のビートダウンとは違い、地味にアドバンテージを広げていくのがこのデッキのもう一つのコンセプトとも言える。

デッキ構築に際して

 ジェネクス属性種族が統一されておらず、属性種族専用のサポートカードによる恩恵を受けることが難しい。
 だが、ジェネクス同士では抜群のシナジーを持つため、出来る限りジェネクスと名のついたモンスターで固めるのがよい。

チューナー

シンクロモンスター

《ジェネクス・コントローラー》を指定しているシンクロモンスター

 ジェネクスにこだわる場合や、《リミッター解除》の存在を考えなければ、同レベル帯の他のシンクロモンスターシンクロ召喚する方が良い場合もある。
 状況に合ったシンクロモンスターシンクロ召喚していこう。

―「ジェネクス」と名のついたチューナーを必要とするシンクロモンスター

 他のシンクロモンスターには無い利点が存在するため、積極的にシンクロ召喚するのも良い。
 しかし、純正の【ジェネクス】ではシンクロ召喚が難しいため、シンクロ召喚する機会は少ないだろう。

その他のジェネクス

シンクロ素材としてデザインされたジェネクス

デュエルの中心となるジェネクス

―その他のジェネクスの採用例

 上記以外にも様々なジェネクスが存在しているので、各種ページを参考に好みやデッキのバランスを考えながら、必要なものを投入しよう。

  1. 《ジェネクス・ウンディーネ》を多く採用するので、さらに回転を良くさせるために《ジェネクス・パワー・プランナー》も採用する。
  2. 《ジェネクス・ドクター》を採用し、その効果を活かすために《スペア・ジェネクス》を多く採用する。
  3. 《リサイクル・ジェネクス》《機械複製術》コンボを取り入れるので、《ソーラー・ジェネクス》を多めに採用する。
  4. 《ジェネクス・ブラスト》効果を効率的に使うために、《ソーラー・ジェネクス》と共に《ジェネクス・ワーカー》を2〜3枚採用する。
  5. 上級以上のジェネクスを、ディスアドバンテージになりにくく、使い勝手の良い《アーミー・ジェネクス》に絞る。
  6. 《A・ジェネクス・ドゥルダーク》効果を最大限に生かすために《A・ジェネクス・ボルキャノン》等その他の「A・ジェネクス」を多く採用する。

ジェネクスと相性のいいモンスター

魔法・罠カードについて

 デッキタイプによって必要なカードは大きく変わるが、ここではあくまでもジェネクスを中心においたデッキ構築の場合に良いものを挙げる。
 《ジェネクス・コントローラー》《ジェネクス・ウンディーネ》だけを使うような構築は、下記のサンプルレシピ等を参照。

デッキの種類

【レアル・ジェネクス】軸

 《レアル・ジェネクス・ターボ》《ジェネクス・パワー・プランナー》《レアル・ジェネクス・マグナ》《レアル・ジェネクス・クラッシャー》《レアル・ジェネクス・ターボ》というループを利用することで、ジェネクス【ガジェット】デッキとしての構築が可能。
 上記のループから別のジェネクスサーチでき、その中にはチューナーも存在するため【ガジェット】よりも柔軟な動きができる。
 一方で全体的に攻撃力が低いことが欠点となる。
 低い攻撃力《悪魔のくちづけ》等の使い回しが可能な装備魔法《強者の苦痛》などの永続魔法で補ったり、ロックカードなどで攻撃を抑制したりして対策を整えよう。
 また、チューナーサーチした時点でループが止まってしまうのもやや使いにくい。
 ループ先となるジェネクスドローしてしまった時などにチューナーサーチすることでループを止めないなどのテクニックが必要となる。
 なお《カードトレーダー》を採用する事でこの手札事故を防ぐ事も可能。
 この場合は《レアル・ジェネクス・アクセラレーター》を採用する事で抜群のシナジーを得ることができる。

【A・ジェネクス】軸

 属性が縛られている分強力な効果を持つ「A・ジェネクス」を生かすデッキ
 属性を変更できる《DNA移植手術》《幻惑の巻物》必須カード
 《DNA移植手術》は一度発動してしまうと属性の変更ができない。
 そこで《霞の谷のファルコン》《霞の谷の雷神鬼》等を採用し、《DNA移植手術》を回収して属性変更をキャンセル&属性の再指定を行うと良いだろう。
 《幻惑の巻物》は特定のモンスターのみの属性を変更でき、《DNA移植手術》に比べ直接手札から発動できる点で勝っている。
 しかし、そのままではディスアドバンテージとなってしまうため相手切り札などに対して使用したい。
 属性を自由に変更できることを利用し、相手属性を利用した融合召喚シンクロ召喚を封じつつ、自分ターンでは上記の再利用カードを用いて自分に有利な属性に変更する、などといったトリッキーな戦い方も可能。
 相手の思惑を外す際に宣言する属性に困ったら、現段階でサポートカードが存在しない神属性宣言するのが良いだろう。

デッキの派生

【ジェネクス帝】

 《黄泉ガエル》墓地に送る?ことが可能な《ジェネクス・ウンディーネ》を用いた【帝コントロール】の一種。
 《邪帝ガイウス》を用いての《レアル・ジェネクス・クロキシアン》シンクロ召喚も可能。
 その他の詳細は当該ページへ。  

【魚ジェネクス】

 《ジェネクス・ウンディーネ》効果《超古深海王シーラカンス》墓地に落として《ジェネクス・コントローラー》サーチ
 そしてサーチした《ジェネクス・コントローラー》《戦線復活の代償》コストに使うという手法の【魚族】デッキ
 その他の詳細は当該ページへ。

【ジェネクスZero】

 同じく《ジェネクス・ウンディーネ》効果により有用な水属性モンスター水属性E・HERO墓地に送る?事で、強力な融合モンスターである《E・HERO アブソルートZero》融合召喚を容易にしたもの。
 手札《ミラクル・フュージョン》《ジェネクス・ウンディーネ》が存在しているだけでアドバンテージを損なわずに《E・HERO アブソルートZero》呼べるため相手よりも優位に立ち易い。
 《ジェネクス・コントローラー》によるシンクロ召喚も狙えるため総じて柔軟な動きのできるデッキである。

このデッキの弱点

 《ジェネクス・コントローラー》を中心にデッキを構築するため、それを封じられると苦戦をしいられる。
 また、シンクロ召喚を軸とするため《王宮の弾圧》《フォッシル・ダイナ パキケファロ》《虚無魔人》等の特殊召喚封じにも弱い。
 特にサーチシンクロ召喚を鍵としているため、《ライオウ》攻撃力も高く天敵である。
 また《エンペラー・オーダー》サーチを止められてしまうのも痛手となる。
 更に機械族共通の弱点として、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》も天敵。
 ジェネクスにはそれ以外の種族も存在しているが、主力となるカードのほとんどが機械族になるため、相当の痛手を負うことになるだろう。

サンプルレシピ

関連リンク