*【スターダスト・ドラゴン】 [#a4c5fb96]
 強力な破壊耐性を持つ[[《スターダスト・ドラゴン》]]を[[フィールド]]に維持し続けさせ、その制圧力をもって[[フィールド]]を支配する[[コントロール]][[デッキ]]の一種。~
 基本は[[【シンクロ召喚】]]寄りの戦略を使用するが、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の特性上、半ば[[ロック]]の様相を備えた[[ビートダウン]]となる。

 《スターダスト・ドラゴン》
 シンクロ・効果モンスター
 星8/風属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 「フィールド上のカードを破壊する効果」を持つ
 魔法・罠・効果モンスターの効果が発動した時、
 このカードをリリースする事でその発動を無効にし破壊する。
 この効果を適用したターンのエンドフェイズ時、この効果を発動するためにリリースされ
 墓地に存在するこのカードを、自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#h29e8f15]
#contents
**前置き [#sfeff81f]
 強力な破壊耐性を持つ[[《スターダスト・ドラゴン》]]を[[フィールド]]に維持し続けさせ、その制圧力をもって[[フィールド]]を支配する[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 一体の強力な耐性を持つモンスターを中心に展開していく構成は[[【ネフティス】]]に似ている。~
 弱点が多いため、[[《スターダスト・ドラゴン》]]を必死で守らざるを得ず、バランスが悪い構成となる。~
**[[デッキ]]構築 [#h29e8f15]
***モンスター [#u13ace95]
 [[デッキ]]の核ともいえる[[《スターダスト・ドラゴン》]]はもちろん3枚[[デッキ]]に投入する。~
 他の[[シンクロモンスター]]の採用候補は、は比較的強力な能力を持つ[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]など。~
 [[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[レベル]]は8のため、同じく[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]][[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]や[[《メンタルスフィア・デーモン》]]、[[《ギガンテック・ファイター》]]を採用すれば、多少構築の幅が広がる。~

 [[チューナー]]は[[レベル]]4の[[《霞の谷の戦士》]]と[[《フレムベル・マジカル》]]の2枚が基本となる。~
 優秀な[[レベル]]4[[リクルーター]][[《召喚僧サモンプリースト》]]から即チューニングでき、高速展開が可能になるためである。~
 他には[[《レスキューキャット》]]から呼び出せる[[《X−セイバー エアベルン》]]や、[[《フレムベル・マジカル》]]ともども[[《UFOタートル》]]に対応する[[《ガード・オブ・フレムベル》]]、[[《炎龍》]]など。~
 優秀な[[レベル]]4[[リクルーター]][[《召喚僧サモンプリースト》]]から即[[シンクロ召喚]]でき、高速展開が可能になるためである。~
 上記に絡めて[[《仮面竜》]]も採用すれば無駄がない。いざとなれば[[《龍の鏡》]]→[[《F・G・D》]]の流れも作り出せる。~

 [[戦闘破壊]]不可能な[[《マシュマロン》]][[《魂を削る死霊》]]は、時間稼ぎとともに[[シンクロ召喚]]の補助をしてくれる。~
 [[《サイバー・ドラゴン》]]を採用すれば、[[レベル]]3[[チューナー]]+[[レベル]]5で[[《スターダスト・ドラゴン》]]も呼べる点が心強い。~
 他にも、[[《リミット・リバース》]]で呼べる[[レベル]]3モンスター[[《カードガンナー》]]、[[《N・グラン・モール》]]、[[《ダンディライオン》]]なども採用できる。~
 これらはそれぞれが[[制限カード]]級の力を持っているため、単体でも[[腐る]]ことがないのが強み。~

***[[魔法・罠カード]]について [#n71d3e06]
***[[魔法・罠カード]] [#n71d3e06]
 まず[[《スターダスト・ドラゴン》]]をなんとしても守るためのギミックを取り入れる。~
 他の[[【シンクロ召喚】]]と異なり、この[[デッキ]]は[[《スターダスト・ドラゴン》]]への依存度がかなり高い。~
 [[破壊]][[効果]]には無類の強さを誇るが、[[戦闘破壊]]、[[除外]]、[[バウンス]]、[[特殊召喚]]封じには無力なため、可能な限り[[《スターダスト・ドラゴン》]]を補助するカードを投入する。~
 そうすることで、[[フィールド]]を自身の[[コントロール]]下に置き、反撃を許さない状況を作り上げつつ攻めるのである。~
 [[キーカード]]を[[デッキ]]全体で補助することで力を最大限に発揮するこの[[デッキ]]は、ある意味で「[[モンスター]]だけでも、[[魔法>魔法カード]]だけでも、[[罠>罠カード]]だけでも勝てない」を体現したデッキとも言えようか。~

 [[《スキルドレイン》]]は、厄介な[[効果モンスター]]を封殺しつつ[[《スターダスト・ドラゴン》]]を守るための[[必須カード]]となる。~
 このカードと[[《スターダスト・ドラゴン》]]が並べば、相手のプレイングはかなり抑制されるだろう。~
 ここに[[《強者の苦痛》]]を絡めるとさらに堅牢なロックをかけられる。~
 ある程度の[[戦闘破壊]]から[[《スターダスト・ドラゴン》]]を守れるうえ、[[《スターダスト・ドラゴン》]]自身の[[効果]]で[[破壊]]もされにくい。~
 [[《スキルドレイン》]][[発動]]下でこの二枚が揃えば、対処はかなり困難なものとなる。~
 現[[環境]]の[[メタ]]の筆頭ともいえる[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《裁きの龍》]]すら無力と化すのだから、その拘束力は相当のものだろう。~
//[[《スキルドレイン》]]は、厄介な[[効果モンスター]]を封殺しつつ[[《スターダスト・ドラゴン》]]を守るための[[必須カード]]となる。~
//このカードと[[《スターダスト・ドラゴン》]]が並べば、相手のプレイングはかなり抑制されるだろう。~
//ある程度の[[戦闘破壊]]から[[《スターダスト・ドラゴン》]]を守れるうえ、[[《スターダスト・ドラゴン》]]自身の[[効果]]で[[破壊]]もされにくい。~
//[[《スキルドレイン》]][[発動]]下でこの二枚が揃えば、対処はかなり困難なものとなる。~
//現[[環境]]の[[メタ]]の筆頭ともいえる[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《裁きの龍》]]すら無力と化すのだから、その拘束力は相当のものだろう。~
//上でグラン・モールがどうだ、サモンプリーストがどうだって言ってたのに入れるのか? あれもこれも突っ込みたい気持ちはわからなくはないが、もっと脳内で整理してから書けよ。

 比較的採用率の高い[[《D.D.クロウ》]]は[[《天罰》]]もしくは[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]などが無ければ対処できない点には要注意。~

 [[《マクロコスモス》]]や[[《王宮の弾圧》]]に対抗するため[[《砂塵の大竜巻》]]は多めに積んでおきたい。~
 [[罠カード]]の比率が多めになるこの[[デッキ]]ならば扱いやすいだろう。~
 もちろん[[《ツイスター》]]も採用圏内。~
 [[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]で割ってしまうのもいいが、[[《スキルドレイン》]]を採用する都合上、[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]よりは[[《結界術師 メイコウ》]]のほうが強力。~
 [[《光の護封剣》]]でも似たようなことができる。~
 3ターンの制約つきだが、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]により簡単に[[破壊]]不可能な点や完全に[[攻撃]]をシャットアウトできる点は強力。~
 [[《和睦の使者》]]や[[《威嚇する咆哮》]]なら、[[フリーチェーン]]の[[通常罠]]である特性を生かし、[[戦闘破壊]]を遅延させることも可能。~
 不意の[[《大寒波》]]→[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の流れにも十分対抗できるため、[[汎用性]]は高い。

 比較的採用率の高い[[《D.D.クロウ》]]には、[[《天罰》]]もしくは[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]などが無ければ対処できない点には要注意。~


 一風変わったところで、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]の採用も検討できる。~
 いわずと知れた最高レベルの[[墓地]]封じであり、[[墓守]]を採用せずとも使用できる[[汎用性]]が魅力。~
 そしてなんと言っても[[《スターダスト・ドラゴン》]]の能力との[[シナジー]]が抜群である点が見逃せない。~
 [[墓地]][[発動]]の[[効果]]は[[無効]]にせず、[[墓地]]に[[効果]]が及ぶ[[効果]]を封殺できるこの[[カード]]は、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の影響下ならばまさに攻防一体の[[カード]]となる。~
 なによりも[[《D.D.クロウ》]]を一方的に無効にできる点がありがたい。~
 [[魔法・罠カード]]ゾーンを圧迫しがたく、[[サーチ]]が容易な[[フィールド魔法]]であることも評価できる。~
 ただし、フル投入は[[デッキ]]の汎用スロットを圧迫してしまうため控えたい。~
 ただし、フル投入は[[デッキ]]の汎用スロットを圧迫してしまうため控えたいところ。~

 スロットに余裕があれば[[《生還の宝札》]]も面白い。~
 [[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[除去]]されても絶えず自己再生を続けるため、[[効果]]を発動できる機会は多い。~
 [[コントロール]][[デッキ]]にありがちな[[手札事故]]も多少なり軽減できる。~
 ただし、この[[カード]]自身が事故要員となる可能性も十分にあるため、採用の際には気をつけたい。~
 ただし、この[[カード]]自身が事故要員となる可能性もあるため、採用の際には十分に気をつけたい。~

***その他プレイング・動かし方について [#v1e1cc82]
 あらゆる[[破壊]][[効果]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[《スターダスト・ドラゴン》]]だが、一度[[効果]]を使用してしまえば[[墓地]]に行ってしまう。~
 実質「1ターンに1度きり」の制約が付いているのと同義であり、[[除去]]を乱発されるとかなり厳しい立場に追い込まれる危険性もある。~
 [[《スターダスト・ドラゴン》]]の[[効果]]は[[任意>任意効果]]の[[誘発即時効果]]であるため、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]のように自爆する危険は少ないが、その分[[マストカウンター]]の見極めはかなり重要となってくる。~
 種々様々な[[カウンター罠]]を採用し、[[パーミッション]]の様相を作り上げるのもいいが、より[[重い]][[デッキ]]になってしまうのは間違いない。~
 その辺りは自分のデッキ構築力と相談、といったところか。~

**代表的なカード [#x2d3eb3c]
-[[《スターダスト・ドラゴン》]]

**このデッキの弱点 [#a8407018]
 強力な耐性を持つ[[《スターダスト・ドラゴン》]]ではあるが、[[バウンス]]・[[除外]]の前には無力。~
 破壊効果を無効後、一旦墓地へ置かれるため[[《D.D.クロウ》]][[《転生の予言》]]に狙われかねない。~
 また、帰還効果を[[《天罰》]]などで無効にされると墓地に留まったままなのである。~
 [[《D.D.クロウ》]]・[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]・[[《邪帝ガイウス》]]・[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]などの天敵カードを採用しているデッキは多く、穴だらけのデッキである。~
 
 切り札を長いターン維持するのは、[[【ネフティス】]]と同様、困難である。~
 それでも使うというならば、[[シンクロ召喚]]後、数ターンで決着を着けられるように心掛けたい。~
 
**関連リンク [#v002fe4a]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/コントロール]]