*【スタンダード】 [#qad50689]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#n10f9213]

 [[コンボ]]でしか使えない[[カード]]の投入を控え、単独で機能する[[パワーカード]]を主として構築される[[デッキ]]。~
 何を[[ドロー]]しても戦える程に高い安定性が最大の強みで、[[手札事故]]は少ない。~
 「Magic;The Gathering」等のTCGでは【グッドスタッフ】や【ジャンク】などとも呼ばれているものの事。~
 標準的な[[ビートダウン]]のことであり、余り[[コンボ]]を意識する必要が無い[[デッキ]]である。~

 [[下級モンスター]]を中心に展開し、[[戦闘]]や[[効果]]により、「[[1:1交換]]」もしくは「1:多交換」を狙っていくのが基本的な戦い方である。~
 [[【カオス】]]登場以降は"[[特殊召喚]]に傾倒した[[ビートダウン]]"が主流になっていくのであるが、第3期の前半まではこのタイプが標準だった。~
 近年の高速デッキに比べれば速度の遅い「中速」タイプの[[ビートダウン]]であり、爆発力よりも安定性を求めた[[デッキ]]であった。~
 採用される[[特殊召喚]]カードは、[[《死者蘇生》]][[《早すぎた埋葬》]][[《リビングデッドの呼び声》]][[《スケープ・ゴート》]]程度のものに抑えられていた。~
 また、[[禁止カード]]が生まれてからは、[[ガジェット]]6枚体制の[[【除去ガジェット】]]がこの[[デッキ]]に類似した要素を持っていた。(【サイカリガジェ】等)~

// どの時代でも強力な[[シナジー]]を持っていたり、特殊な[[コンボ]]を組み込んだ[[デッキ]]の台頭で[[メタを張る]]側に回る事も多々ある。~
//[[1:1交換]]を軸にその[[環境]]で強力な[[メタカード]]をサイドデッキに積むのが基本となるのである。~
//つまり、基本的に[[1:1交換]]を考慮した[[ビートダウン]]の構築なので、[[ロック]]や[[バーン]]系統は[[サイドデッキ]]での対策となる。~

//単独で機能する[[パワーカード]]を集めただけなので[[デュエル]]は毎回同じような[[カード]]が登場する。~
//そのため展開はマンネリになりがちになる。~
 プレイングにおいては、[[カード・アドバンテージ]]及び[[ボード・アドバンテージ]]を意識した戦い方を学ぶのには向いている。~
//※[[ハンド・アドバンテージ]]は、[[ハンデス]][[デッキ]]もしくは[[ターボ]][[デッキ]]の方が学びやすい。~
 特に[[ミラーマッチ]]では、[[アドバンテージ]]を意識する者としない者の差が現れる事は多い。~
//「プレイングもマンネリになる」というデュエリストは多いが、毎回[[アドバンテージ]]を考えながら[[プレイ]]出来るようになるという事でもある。~
 その為、初心者の練習にも有効な[[デッキ]]と言えよう。~
 無論使いこなすには、結局はプレイングが物を言う。

 遊戯王においては【グッドスタッフ】が[[主流デッキ]]の一角を占めていたため、【グッドスタッフ】のことを【スタンダード】と呼ぶものが多い。~
 ただし、通常【スタンダード】には、現在の環境内での[[主流デッキ]]や一番強いデッキを意味する場合が多い。

**デッキ構築に際して [#we7ba9ca]
***[[モンスター]] [#q6b02a45]
//-[[フィニッシャー]]:[[《冥府の使者ゴーズ》]]
//アタッカーと同じ理由。
//[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]←もはやフィニッシャーにならないだろ
-[[モンスター除去]]:[[《異次元の女戦士》]]・[[《ならず者傭兵部隊》]]・[[《N・グラン・モール》]]・[[《D.D.アサイラント》]]
-[[魔法・罠除去]]:[[《氷帝メビウス》]]・[[《魔導戦士 ブレイカー》]]
//・[[《賢者ケイローン》]]←使われなくなって久しい
//↑ブレイカーが復帰する度に消すくらいなら最初から残しておけ
//↑ブレイカーが禁止になっても殆ど使われなかったんだから消しておけ
-[[万能除去>除去]]:[[《邪帝ガイウス》]]・[[《風帝ライザー》]]
//・[[《スナイプストーカー》]]←1枚捨てて成功率2/3じゃ確実性に欠ける
//-[[アタッカー]]:[[《サイバー・ドラゴン》]]
//どれを引いても戦えるのだからアタッカーって分類はおかしいだろ。全部がアタッカーだよ
-[[ブロッカー]]:[[《魂を削る死霊》]]・[[《マシュマロン》]]
//何引いても戦えるべきスタンで生け贄確保専用のカードはいらない。ちょっと前まで書いてあったんだが。やっぱコメントアウト消したの失敗じゃね?
//クレボンス←無効化してもライフにディスアドがつくから見劣りする。まだジェルエンの方が。~
//クレボンスはブロッカーというか生贄要因だな
-[[サーチャー]]:[[《クリッター》]]
-[[効果モンスター]]対策:[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]
//-[[上級モンスター]]対策:[[《N・グラン・モール》]]・[[《D.D.アサイラント》]]
//上の【モンスター除去】と被りすぎ
-[[リクルーター]]対策:[[《閃光の追放者》]]・[[《ハイドロゲドン》]]・[[《阿修羅》]]
-[[墓地]]対策:[[《霊滅術師 カイクウ》]]・[[《D.D.クロウ》]]
//同じものを複数箇所に書かないってのもバルバの議論のとき書いてたな。そもそも既に落ちてるカードに対して閃光じゃ墓地対策にはなりえんだろ。
-[[特殊召喚]]対策:[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]・[[《ライオウ》]]
//-[[手札交換]]:[[《メタモルポット》]]
//確実に腐ると思います。メタポはコンボ用。

***[[魔法カード]] [#r7884f40]
-[[全体除去]]:[[《ライトニング・ボルテックス》]]
-[[モンスター除去]]:[[《地砕き》]]・[[《地割れ》]]・[[《抹殺の使徒》]]・[[《シールドクラッシュ》]]
-[[魔法・罠除去]]:[[《サイクロン》]]・[[《大嵐》]]
-[[戦闘]]補助:[[《突進》]]・[[《収縮》]]
//永続の時点で場所取る。戦闘時に壊されると一気に計算が狂う。採用は難しいかと。
-防御関係:[[《スケープ・ゴート》]]・[[《光の護封剣》]]
-[[表示形式]]変更:[[《月の書》]]・[[《エネミーコントローラー》]]
-[[手札補充>手札]]:[[《貪欲な壺》]]
-[[コントロール奪取]]:[[《洗脳−ブレインコントロール》]]

***[[罠カード]] [#o6d0590b]
-[[全体除去]]:[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《激流葬》]]
-[[モンスター除去]]:[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]
//除外しない、対象を取らないという利点あり。相互として十分に使えると思います。
//除外しない、対象を取らないという利点が重要になる場面はほぼない。
//バウンスもないだろ。アド損の塊。
-[[魔法・罠除去]]:[[《砂塵の大竜巻》]]
-[[特殊召喚]]対策:[[《王宮の弾圧》]]
//-[[万能除去>除去]]:[[《サンダー・ブレイク》]]
//死デッキ←生け贄が限定的。1000以下闇に使いやすいものが多いとはいえ、流石にスタンじゃ腐る。
//サンブレ←2:1交換の時点でNGだろ
//-[[ハンデス]]:[[《マインドクラッシュ》]]・[[《ダスト・シュート》]]
//スタンにハンデスを入れる人なんて居ますかね?
//ダスト・シュートなら可能性オオアリ。
//単体でいつでも使えるわけじゃないからNGだな
-[[罠>罠カード]]対策:[[《王宮のお触れ》]]
-[[カウンター]]:[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]
-[[蘇生]]:[[《リビングデッドの呼び声》]]

**【スタンダード】の変遷 [#ycd6017f]
***第1期の【スタンダード】 [#y7e5b0b4]
+[[アタッカー]]:[[《デーモンの召喚》]]・[[《ヂェミナイ・エルフ》]]・[[《メカ・ハンター》]]~
+[[サーチ]]・[[壁]]:[[《黒き森のウィッチ》]]・[[《クリッター》]]~
+[[アドバンテージ]]:[[《仮面魔道士》]]・[[《白い泥棒》]]~

 他、[[《人喰い虫》]]・[[《聖なる魔術師》]]・[[《闇の仮面》]]・[[《キャノン・ソルジャー》]]等。~

+[[ドロー]]魔法:[[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]~
+[[モンスター除去]]魔法:[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]・[[《死者への手向け》]]~
+[[魔法・罠除去]]:[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《大嵐》]]~

 他、[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《死者蘇生》]]・[[《落とし穴》]]等。~

-特筆すべきは、[[《サンダー・ボルト》]][[《ブラック・ホール》]][[《落とし穴》]]以外は全てのカードが3枚投入できたこと。~
[[次の制限改訂>禁止・制限カード/2000年4月1日]]は第1期の終わり([[Vol.7]]発売数ヵ月後ほど)であり、第2期初め([[Magic Ruler −魔法の支配者−]]発売)の直前である。~
***第2期前半の【スタンダード】 [#w712cc0c]
+[[上級モンスター]]:[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《デーモンの召喚》]]
-[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が登場し、[[フィニッシャー]]としての大役を務めている。~
この[[カード]]自体も[[守備力]]1500なので、[[《黒き森のウィッチ》]]の需要が大幅に拡大した、と言える。~
+[[アタッカー]]:[[《ヂェミナイ・エルフ》]]・[[《ブラッド・ヴォルス》]]
+[[モンスター除去]]:[[《異次元の戦士》]]・[[《ゴブリン突撃部隊》]]
+[[ブロッカー]]:[[《キラー・トマト》]]・[[《岩石の巨兵》]]
+[[サーチャー]]:[[《黒き森のウィッチ》]]・[[《クリッター》]]

-[[《黒き森のウィッチ》]]で[[デッキ]]から[[サーチ]]するため、[[守備力]]1500以下の[[モンスター]]が優先して採用された。~
また、相方として[[《クリッター》]]、お供として[[《キラー・トマト》]]が採用される事があった。~
--[[闇属性]]に強力なカードが多かったため、[[属性]][[サポートカード]]がなくとも[[【闇属性】]]寄りの[[デッキ]]であった。~

+[[ドロー]]魔法:[[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]~
+[[モンスター除去]]魔法:[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]・[[《死者への手向け》]]~
+[[魔法・罠除去]]魔法:[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《大嵐》]]~
+[[ハンデス]]:[[《強引な番兵》]]~
+[[コントロール奪取]]:[[《心変わり》]]・[[《強奪》]]
+[[特殊召喚]]:[[《死者蘇生》]][[《早すぎた埋葬》]]

-[[手札破壊]]の概念が生まれ、多くの[[プレイヤー]]が[[ハンデス三種の神器]]を投入した。~
ノーコストで相手の[[墓地を肥やす]]事のない[[《強引な番兵》]]は【スタンダード】でもほぼ[[必須カード]]として扱われた。~
また、【スタンダード】に[[ハンデス三種の神器]]を投入したデッキは、【スタンダード】の[[ハンデス]][[デッキ]]ということで【スタンハンデス】と呼ばれた。~

+[[罠カード]]:[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《破壊輪》]]・[[《王宮の勅命》]]・[[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《魔法の筒》]]

-[[罠カード]]は、[[発動]]の遅さと[[魔法・罠除去]]の多さから採用カードは厳選された。~

-[[禁止・制限カード]]や新エキスパートルールの標準化で、第1期よりも環境整備がしっかりして来た。~
--弊害として[[《青眼の白龍》]]や[[《ブラック・マジシャン》]]等の原作人気カードは使い難くなり、実践的な[[デッキ]]が求められるようになる。~

***第2期後半の【スタンダード】 [#w223a9f4]
+[[上級モンスター]]:[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]~
+[[アタッカー]]:[[《ブラッド・ヴォルス》]]・[[《ニュート》]]などの[[攻撃力]]1900以上の[[下級モンスター]]~
+[[モンスター除去]]:[[《異次元の戦士》]]・[[《ならず者傭兵部隊》]]・[[《ゴブリン突撃部隊》]]・[[《スピア・ドラゴン》]]
+[[サーチャー]]:[[《黒き森のウィッチ》]]・[[《クリッター》]]
+[[壁]]:[[《キラー・トマト》]]・[[《キラー・スネーク》]]~
+[[ハンデス]]:[[《八汰烏》]]・[[《首領・ザルーグ》]]

-[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]が引き続き、[[フィニッシャー]]としての大役を務める。~
--[[制限カード]]になってからは[[上級モンスター]]はこのカード1枚の「オンリーサイコ」構成が目立った。~
-[[《スピア・ドラゴン》]]の登場で、[[守備表示]]で[[モンスター]]を出し難くなった。~

+[[ドロー]]魔法:[[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]~
+[[モンスター除去]]魔法:[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]・[[《死者への手向け》]]・[[《地割れ》]]・[[《抹殺の使徒》]]~
+[[魔法・罠除去]]魔法:[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《大嵐》]]~
+[[ハンデス]]魔法:[[《強引な番兵》]]・[[《押収》]]・[[《いたずら好きな双子悪魔》]]
+[[コントロール奪取]]魔法:[[《心変わり》]]・[[《強奪》]]
+[[特殊召喚]]魔法:[[《死者蘇生》]]・[[《早すぎた埋葬》]]
+防御魔法:[[《光の護封剣》]]・[[《スケープ・ゴート》]]

+[[罠カード]]:[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《破壊輪》]]・[[《王宮の勅命》]][[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《魔法の筒》]]
-[[《和睦の使者》]]・[[《激流葬》]]も[[環境]]によって選択された。~
基本的に罠は少なめ。~

***第3期前半の【スタンダード】 [#q570aca9]
+[[上級モンスター]]:[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《天空騎士パーシアス》]]・[[《ヴァンパイア・ロード》]]~
+[[アタッカー]]:[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~
+[[モンスター除去]]:[[《異次元の女戦士》]]・[[《同族感染ウィルス》]]・[[《魔導サイエンティスト》]]~
+[[サーチャー]]:[[《黒き森のウィッチ》]]・[[《クリッター》]]~
+[[壁]]:[[《キラー・スネーク》]]~

-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]の登場で、[[下級]][[アタッカー]]は[[攻撃力]]1650以上が目安となる。~

+[[ドロー]]魔法:[[《強欲な壺》]]・[[《天使の施し》]]~
+[[モンスター除去]]魔法:[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]・[[《地割れ》]]・[[《抹殺の使徒》]]~
+[[魔法・罠除去]]魔法:[[《サイクロン》]]3枚・[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《大嵐》]]~
+[[ハンデス]]魔法:[[ハンデス三種の神器]]
+[[コントロール奪取]]魔法:[[《心変わり》]]・[[《強奪》]]
+[[特殊召喚]]魔法:[[《死者蘇生》]]・[[《早すぎた埋葬》]]
+防御魔法:[[《光の護封剣》]]・[[《スケープ・ゴート》]]

+[[罠カード]]:[[《王宮の勅命》]]・[[《破壊輪》]]・[[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《魔法の筒》]]~

-[[《和睦の使者》]]・[[《激流葬》]]も[[環境]]によって選択された。~

-[[《魔導戦士 ブレイカー》]]と[[《サイクロン》]]の枚数を自由に選択できた時期であり、[[永続カード]]や[[罠カード]]には厳しい環境だった。~

***第3期後半([[禁止カード]]発表後)の【スタンダード】 [#oef95b60]

-[[【ノーカオス】]]~
[[【カオス】]]を意識、アンチした【スタンダード】。~

***第4期前半の【スタンダード】 [#af03d6d3]

-[[【ノーカオス】]]~
[[【カオス】]]を意識、アンチした【スタンダード】。~
[[【変異】]]が流行したため、それを利用するか、対策するかに分かれる。~
[[【カオス】]]との違いは[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]1枚が入っているか否かであり、大きな差はなかった。~
しかし、[[【変異】]]を利用した場合は若干ながら[[【カオス】]]の方が切り札の多さで勝っていたと言えよう。~

***第4期後半([[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]禁止後)の【スタンダード】 [#y744a7d0]

-[[【アサイバー】]]~
[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]禁止後に最初に登場した【スタンダード】系[[デッキ]]。~
[[《D.D.アサイラント》]]を中心にするため、前[[環境]]の[[【ノーカオス】]]から派生してきた系統の[[デッキ]]。~

-[[【サイカリバー】]]~
同じく[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]禁止後に最初に登場した【スタンダード】系[[デッキ]]。~
[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]を中心にするため、前[[環境]]の[[【カオス】]]から派生してきた系統の[[デッキ]]。~
この[[デッキ]]の登場当初は[[《カオス・ソーサラー》]]の信用度がイマイチだったので[[【カオス】]]としては組まれなかった。~
なお、これを【スタンダード】に含むか含まないかは人によって意見が分かれる。

-[[【アサイカリバー】]]~
上記の二つをあわせた[[デッキ]]。~
[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]・[[《D.D.アサイラント》]]を軸にする【スタンダード】。~
[[《サイバー・ドラゴン》]]の展開力と[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]と[[《D.D.アサイラント》]]の[[除去]]力を活かした[[デッキ]]。~
[[【アサイバー】]]や[[【サイカリバー】]]と比較して【スタンダード】らしさがはっきりとしている。~

***第5期初期の【スタンダード】 [#q0cfe016]
-[[【サイカリエアー】]]~
引き続き主流として[[【サイカリバー】]]の直系が登場。~
[[アドバンテージ]]の塊[[《E・HERO エアーマン》]]が搭載され、[[HERO]]が組み込まれていた。~
しかし[[《E・HERO エアーマン》]]の[[制限カード]]化に伴い、大きく衰退した。~

-[[【サイカリエアゴーズ】]]~
[[【サイカリエアー】]]に[[《冥府の使者ゴーズ》]]が搭載され、更にパワー化が進んだ[[デッキ]]。~
[[《冥府の使者ゴーズ》]]が[[制限カード]]になってしまった後は、猛威を振るえなくなった。~

***第5期中期([[2007年3月1日の改訂>禁止・制限カード/2007年3月1日]]以降)の【スタンダード】 [#b15e5a79]

-[[【アサイカリバー】]]~
一時期低迷していたが、第4期の栄光を取り戻した。~
[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《E・HERO エアーマン》]]が[[制限カード]]になり、[[《D.D.アサイラント》]]が[[制限解除]]となったために復活。~
[[《N・グラン・モール》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]などが採用され以前よりも強化されている。~

-[[【サイカリバー】]]~
[[【サイカリエアー】]][[【サイカリエアゴーズ】]]が[[制限改訂]]で衰退したため、復権。~
[[スタンダード]]であるが故の許容性の高さに目をつけ、特定のギミックを採用した派生系も多数登場した。

--[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を採用した【サイカリミーネ】
--[[《ハイドロゲドン》]]を搭載した【サイカリゲドン】

***第5期後期([[2007年9月1日の改訂>禁止・制限カード/2007年9月1日]]以降)の【スタンダード】 [#aac1bb13]
 [[《魔導戦士 ブレイカー》]][[《聖なる魔術師》]]が[[制限復帰]]したことでこのタイプの[[デッキ]]が人気になる。~
 ただ[[機械族]]、特に[[《サイバー・ドラゴン》]]が[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の登場によって使いにくくなったことが影響しはじめている。~
//【ハイビート】も【スタンダード】と言える。
//ハイビートはあくまでも只のビートダウンの一種だろ。

-[[【ハイビート】>ハイビート]]~
[[攻撃力]]の高い[[下級モンスター]]を主軸に組まれた[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
対[[コントロール]]系[[デッキ]]性能が高く、[[【デステニーライダー】>【光と闇の竜】#m840a23d]]などに対抗する形で第5期前期の末ごろから台頭。~
[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]への警戒から、[[《サイバー・ドラゴン》]]以外の[[アタッカー]]に頼る事が意識されている。~
[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]][[《ボタニカル・ライオ》]][[《神獣王バルバロス》]][[《ライオウ》]]などの高[[攻撃力]][[下級モンスター]]が採用され、[[除去]]罠の比率が高い。~
また、[[デッキ]]の性質上、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]などの[[マストカウンター]]が多いため、[[《神の宣告》]]、[[《魔宮の賄賂》]]の[[カウンター罠]]も多く積まれる。~
[[《E・HERO エアーマン》]]と[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]、[[召喚]]のしやすい[[上級モンスター]]である[[《E−HERO マリシャス・エッジ》]]等の[[HERO]]を絡めるタイプもある。~

***第6期前半([[2008年3月1日改訂>禁止・制限カード/2008年3月1日]])以降の【スタンダード】[#m6e4f120]
-[[【ハイビート】>ハイビート]]~
 [[シンクロ召喚]]という概念が登場し、[[チューナー]]から状況に応じた[[シンクロモンスター]]を選択して召喚できるようになりコンボデッキの戦略性が高まった。~
 これによりコンボデッキの弱点である[[手札事故]]の危険性が軽減された。~
 [[手札事故]]率が低い代わりに爆発力に欠ける【グッドスタッフ】はパワーデッキに押され気味となってきた。~
 パワーデッキとは、具体的には[[【ライトロード】]]、[[【ダムドビート】]]、[[【剣闘獣】]]、[[【シンクロ召喚】]]などである。~
 第6期前半はこれらの[[デッキ]]が大会の上位を埋め尽くすことがパターン化していた。~
 これらを意識した[[【ハイビート】>ハイビート]]が見られるようになったが、なかなか実績を残していないのが現状である([[サンプルレシピ>#z177a09e]]を参照のこと)。~
//正直、これはメタビートの話であって、デッキ構成の【スタンダード】とはいえないんじゃないか?
//そうかもしれないので、ちょっと下のほうに書いてみた

 上述の流行[[デッキ]]の内、[[【剣闘獣】]]と[[【シンクロ召喚】]]は[[特殊召喚]]さえ封じれば比較的容易に勝てるため、[[《ライオウ》]]([[チェーン]]に乗らない[[特殊召喚]]のみ)、[[《王宮の弾圧》]]などの[[特殊召喚]][[メタ]]が注目されるようになる。~
 無論、[[【ダムドビート】]]、[[【ライトロード】]]も切り札カードが[[特殊召喚モンスター]]なので役立つ。~
 また[[墓地アドバンテージ]]を利用する[[デッキ]]も依然として多いため、[[《閃光の追放者》]]と[[《霊滅術師 カイクウ》]]は重宝されている。~
 上記のように相手のプレイングを妨害しつつ、強力な[[下級モンスター]]を[[《収縮》]][[《次元幽閉》]][[《強者の苦痛》]]などで戦闘補助して殴り勝つのが基本となる。~
 なお、【苦痛ワンフー】と呼ばれる[[《強者の苦痛》]]と[[《王虎ワンフー》]]の[[コンボ]]を採用している[[デッキ]]も見受けられる。~
 ただし、こうした[[【メタビート】]]的な[[デッキ]]は多くのデュエリストが【スタンダード】の一種ととらえているが[[コンボ]]的な要素も強く、当初の【スタンダード】=【グッドスタッフ】の定義から完全に外れてしまった。~
 もはや現状【スタンダード】という名前が相応しい[[デッキ]]は存在しなくなったといえる。~
 純粋に一枚で機能する[[パワーカード]]は、殆ど[[禁止カード]]・[[制限カード]]にされているため、そうした[[デッキ]]は構築そのものが難しくなってしまったのだ。~

***第6期後半([[2009年9月1日改訂>禁止・制限カード/2009年9月1日]])以降の【スタンダード】 [#d74d1800]
 [[《神の宣告》]]や[[《王宮の弾圧》]]の[[制限強化]]により、[[【メタビート】]]は大打撃を受けることとなった。~
 今後、流行の[[デッキ]]への[[メタ]]として[[【メタビート】]]が用いられる場合、そこから一部ギミックを流用した他[[デッキ]]として用いられる場合が多いと思われる。~
 
 その一方で、前期にて消滅したかのように思えた本来の意味での【スタンダード】だが、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《異次元の女戦士》]]、[[《地割れ》]]や[[《地砕き》]]といった強力カードが相次いで[[制限解除]]された。~
 加えて、[[墓地アドバンテージ]]や[[特殊召喚]]が重要視される環境から、[[《霊滅術師 カイクウ》]]や[[《ライオウ》]]の価値も相対的に上昇。~
 十分に【スタンダード】デッキを構築できる環境が再度出来つつある。~

***第7期前半([[2010年3月1日改訂>禁止・制限カード/2009年3月1日]])以降の【スタンダード】 [#n683348c]
 [[《デュアルスパーク》]]を軸とした下級[[【デュアル】]]が、【スタンダード】のポジションとなりつつある。~
 第6期後半で[[制限解除]]カードや、[[特殊召喚]]メタカードも同時に利用され、少々形を変えた【スタンダード】が結果を残す。~

**サンプルレシピ[#z177a09e]
-【メタビート】~
2008年度西日本代表最終選考会ベスト16~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1156~

-【メタビート】~
2008年度西日本代表最終選考会ベスト32進出~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1117~

-【メタビート】~
2008年度西日本代表最終選考会ベスト64進出~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1133

**関連リンク [#j29ae7b0]
-[[【カオス】]]
-[[【ノーカオス】]]

-[[スタンダード]]

-[[デッキ集]]

**外部リンク [#we4666d4]
-[[優勝するのも楽じゃない。(アーカイブ改訂版)>http://web.archive.org/web/20031213190655/www.h3.dion.ne.jp/~metapo/new_page_21.htm]]~
(第3〜6回アジアチャンピオンシップで優勝した【スタンダード】)~