*【スフィンクス】 [#j39edfdf]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#w6abdc3c]

 [[地属性]]の[[反転召喚]]の度に[[バーン]][[ダメージ]]を与える[[《守護神エクゾード》]]を活用する[[デッキ]]。~
 その[[召喚条件]]を満たすため、[[スフィンクス]]を多く採用する。~
 その[[召喚条件]]を満たすため、[[スフィンクス]]を採用する。~

 《守護神エクゾード/Exxod, Master of the Guard》
 効果モンスター
 星8/地属性/岩石族/攻   0/守4000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に存在する「スフィンクス」と名のついたモンスター1体を
 リリースした場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 地属性モンスターが反転召喚に成功した時、
 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

**[[デッキ]]構築に際して [#x70d75be]
 [[《守護神エクゾード》]]の[[特殊召喚]]や、場に出した後の補助を行う[[カード]]を中心に採用する。~
 この他に、汎用[[サーチ]][[カード]]である[[《封印の黄金櫃》]]も扱いやすい。
 [[《守護神エクゾード》]]の[[特殊召喚]]や、[[フィールド]]に出した後の補助を行う[[カード]]を中心に採用する。~
 [[《守護神エクゾード》]]自体の[[サーチ]]手段が限られており、[[スフィンクス]]も全て[[上級モンスター]]であるため、いかに[[手札事故]]を回避しつつ展開していくかが鍵となる。~

***[[モンスターカード]]について [#d2d9c96c]
-[[地属性]]の[[サイクル・リバース]][[モンスター]]~
[[《守護神エクゾード》]]の[[効果]]を[[発動]]するため、何度も[[反転召喚]]を行えるこれらの[[モンスター]]は役立つ。~
以下、それぞれの特徴を列挙する。~
―[[スフィンクス]]~
[[召喚条件]]であるため必須となる。~
どのような[[スフィンクス]]を軸に据えるかで、他の[[下級モンスター]]や[[魔法・罠カード]]の選択も変化する。~
なお[[《アンドロ・スフィンクス》]]・[[《スフィンクス・テーレイア》]]に関しては、[[手札事故]]と他の[[カード]]との相性の問題で採用は難しい。

--[[《デス・ラクーダ》]]・[[《メデューサ・ワーム》]]~
[[守備力]]は低いものの、[[ドロー]]や[[モンスター除去]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ。~
-[[《守護者スフィンクス》]]~
[[スフィンクス]]の中では最も[[汎用性]]の高い[[効果]]を持つ。~
[[《守護神エクゾード》]]展開後の戦術がそのまま共有できることから、[[サイクル・リバース]]中心の構築が主となる。~
[[《岩投げエリア》]]などで[[墓地へ送る]]とともに、[[《リビングデッドの呼び声》]]での[[蘇生]]を狙うと良い。~

--[[《モアイ迎撃砲》]]・[[《ミドル・シールド・ガードナー》]]~
[[守備力]]の高さは随一。~
後者は[[《抹殺の使徒》]]や[[《シールドクラッシュ》]]で[[除去]]されないのも強み。~
-[[《クリオスフィンクス》]]~
[[《巨大ネズミ》]]で[[リクルート]]でき、[[《番兵ゴーレム》]]等とは[[シナジー]]もある。~
とはいえあまり多くを望めない[[効果]]であり、あえて維持に[[カード]]を割く意義は薄い。~
素早く[[《守護神エクゾード》]]へ繋げる[[カード]]として運用したい。~
[[《巨大ネズミ》]]の[[効果]]が通るか否かが焦点になるため、構築以上に[[環境]]に左右されやすい。~

--[[《番兵ゴーレム》]]・[[《ガーディアン・スタチュー》]]~
そこそこの[[守備力]]を持ち、[[バウンス]]による[[除去]]を可能にする。
-[[《ヒエラコスフィンクス》]]~
[[スフィンクス]]の中では攻撃的な[[ステータス]]で、[[アドバンテージ]]は稼げないが[[効果]]もそこまで悪くない。~
同[[デッキ]]では希少な[[アタッカー]]を担えるのがポイント。~
[[《ギアギアーマー》]]など、[[リリース]]確保を意識した[[下級モンスター]]を選択したい。

--[[《王族親衛隊》]]・[[《グレート・スピリット》]]~
いずれも[[攻撃]]的な能力を持ち、特に後者は[[《守護神エクゾード》]]での[[攻撃]]も可能になる。~
―[[下級モンスター]]~

--[[《半蛇人サクズィー》]]・[[《さまようミイラ》]]~
直接的な[[アドバンテージ]]は稼げないものの、[[情報アドバンテージ]]を得ることができる。~
-[[サイクル・リバース]]~
[[《守護神エクゾード》]]の[[ダメージ]]源となるため、[[サイクル・リバース]]が中心となる。~

--[[《守護者スフィンクス》]]・[[《ジャイアントマミー》]]~
[[上級モンスター]]なので[[重い]]が、その分[[効果]]も強力。~
[[《守護者スフィンクス》]]は[[《守護神エクゾード》]]の[[リリース]]要員にもなる。~
--[[《デス・ラクーダ》]]~
[[ドロー]]が狙えるため、[[サーチ]]の難しい[[《守護神エクゾード》]]までのアクセスを短縮できる。~
その分、[[ステータス]]は貧弱そのものであるため、[[ロック]]・[[カウンター]]を徹底した構築が求められる。

-[[スフィンクス]]~
[[《守護神エクゾード》]]の[[特殊召喚]]に必要となる。~
単体でも活躍できる上記の[[《守護者スフィンクス》]]の他に、以下のような選択が考えられる。~
この他、同様に[[スフィンクス]]を主体とする[[【光のピラミッド】]]軸にしても良い。
--[[《番兵ゴーレム》]]・[[《メデューサ・ワーム》]]~
1[[ターン]]に1度の[[除去]]能力を持つ。~
前者は[[バウンス]]であるため[[カード・アドバンテージ]]を得られないが、その分場持ちが良い。~
後者は[[《デス・ラクーダ》]]同様、[[ロック]]色を高める必要がある。~
いずれも[[岩石族]]であるため、[[サポートカード]]を利用しやすい。

--[[《クリオスフィンクス》]]~
[[《巨大ネズミ》]]で[[リクルート]]できるので、[[《守護神エクゾード》]]を即座に[[特殊召喚]]できる。~
--[[《グレート・スピリット》]]~
[[反転召喚]]時に[[ステータス]]を入れ替える事ができるが、[[発動]]の手間の割に活用できる条件が厳しく、また[[エンドフェイズ]]までなので隙も大きい。~
一応、[[《デブリ・ドラゴン》]]に対応するため、他の[[モンスター]]の選出次第では併用の余地はある。~
[[《反転世界》]]との二段構えという戦術もあるが、安定性は高くない。

--[[《ヒエラコスフィンクス》]]~
[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を守りながら戦っていける。
--[[《ギアギアーマー》]]~
[[守備力]]が高く、条件が[[リバース]]と緩い。~
[[《ギアギアーセナル》]]による起点の増加及び後続の確保、[[《ギアギアクセル》]]による[[リリース]]調達・[[エクシーズ召喚]]での[[アタッカー]]確保など幅広い活躍が期待できる。~
性質上、[[デッキ]]スペースの多くを[[ギアギア]]に割く事になるので、[[スフィンクス]]の展開は[[《岩投げエリア》]]+[[《リビングデッドの呼び声》]]に絞ってしまって良い。

-その他の[[モンスター]]
--[[《サンドモス》]]~
[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を狙ってきた[[《シールドクラッシュ》]]や[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]等に対応できる。
-その他の[[モンスター]]~

--[[《イナゴの軍勢》]]・[[《ステルスバード》]]~
[[サイクル・リバース]][[モンスター]]であり、[[地属性]]ではないが[[サポートカード]]も共有しやすいだろう。~
前者は[[魔法・罠除去]]を、後者は[[バーン]]を担当できる。
--[[《巨大ネズミ》]]~
[[サイクル・リバース]]のほとんどや、[[《クリオスフィンクス》]]を[[リクルート]]可能。~
ただし大きな問題点として[[リクルート]]が成立する状況では、それらが例え[[守備表示]]にできても容易に[[除去]]される可能性が高い。~
互いに影響する[[ロック]]との相性も悪いので注意。

--[[《巨大ネズミ》]]・[[《ピラミッド・タートル》]]~
[[デッキ]]の[[回転]]力を上げる[[リクルーター]]。~
前者はこの[[デッキ]]のほとんどの[[キーカード]]を[[リクルート]]できる。~
後者は範囲は狭まるものの、[[《デス・ラクーダ》]]と[[《王族親衛隊》]]を[[リクルート]]できる。~
こちらを採用するなら、[[《魂を削る死霊》]]を併用しても良い。~
[[《巨大ネズミ》]]から[[《ピラミッド・タートル》]]を呼べるので、共用も考えられる。
--[[《ピラミッド・タートル》]]~
[[《巨大ネズミ》]]からつなぐ事ができ、自身以外にも[[《王族親衛隊》]]などの[[サイクル・リバース]]に繋げる。~
とはいえこれらがあまり強力でなく、[[《巨大ネズミ》]]と同じ弱点も抱える。~
[[アンデット族]]の総数を増やす事で[[種族]][[サポートカード]]を用いたり、[[《巨大ネズミ》]]と[[《強制転移》]]をあわせるなどの工夫が必要。

--[[《ウェポンサモナー》]]~
[[《守護者スフィンクス》]]・[[《ガーディアン・スタチュー》]]を[[サーチ]]できる。~
即効性に難があるものの、[[《カオス・インフィニティ》]]と組み合わせる事で[[エクシーズ召喚]]や[[リリース]]調達も行える。~

--[[《先史遺産コロッサル・ヘッド》]]~
[[レベル]]3以上の[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]ないし[[表側守備表示]]に変更できる[[モンスター]]。~
[[《岩投げエリア》]]で[[墓地へ送る]]事ができるのが特色だが、[[手札]]に来てしまうと持て余しやすいので注意。~

--[[《カオスポッド》]]~
[[《守護神エクゾード》]]・[[スフィンクス]]との相性は悪いが、[[セット]][[モンスター]]を調達しつつ[[相手]]の[[特殊召喚]][[モンスター]]を殲滅できる可能性を持つ。~
[[《カオス・インフィニティ》]]を採用する場合は併用しておきたい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#we37e409]
-[[モンスター除去]]対策~
守備に回る[[デッキ]]なので、[[相手]]の[[モンスター除去]]への対策は必須となる。~
[[サイクル・リバース]][[モンスター]]への[[《抹殺の使徒》]]や[[《シールドクラッシュ》]]を[[無効]]にできる[[《八式対魔法多重結界》]]は扱いやすい。~
他に[[《エネミーコントローラー》]]等による[[コントロール奪取]]への対策ともなる。~
[[《地砕き》]]や[[《地割れ》]]を防げる[[《我が身を盾に》]]も有効。~
天敵の[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]や[[《激流葬》]]、[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等への対策になる。~

-[[《岩投げエリア》]]~
[[サイクル・リバース]]等を守りつつ、[[スフィンクス]]を[[墓地へ送る]]事で[[蘇生]]へと繋げられる強力な[[カード]]。~
ただし[[フィールド魔法]]なので簡単に[[除去]]される。~
[[サーチ]]こそ容易だが完全な依存は危険であるため、[[モンスター]]や他の[[魔法・罠カード]]でも[[相手]][[モンスター]]に対処できるよう心がけたい。~

-[[《ブラック・ガーデン》]]~
[[反転召喚]]が軸となり、[[特殊召喚]]するものも[[守備表示]]に移行するので[[デメリット]]を[[相手]]だけに押し付ける事ができる。~
相対的に[[ステータス]]が高まる事で、[[サイクル・リバース]]等が[[戦闘破壊]]されにくくなる。~
また、[[《番兵ゴーレム》]]・[[《王族親衛隊》]]などを[[ローズ・トークン]]から[[蘇生]]できる。~
[[《岩投げエリア》]]同様[[除去]]されやすく、またあちらと共存できない点に注意。~

-[[《リビングデッドの呼び声》]]~
希少な展開補助であり、[[サイクル・リバース]]ならば[[自壊]][[デメリット]]も抑えやすい。~
[[墓地へ送る]]速度に難があるため、[[《岩投げエリア》]]が通らなければ[[腐る]]可能性もある点に注意。~
[[《岩投げアタック》]]などと併用する事も考えられるが、[[ディスアドバンテージ]]も膨らむので[[《リバイバルゴーレム》]]と併用するなどしてカバーしたい。

-[[《反転世界》]]~
[[《守護神エクゾード》]]が4000の超大型[[アタッカー]]となる。~
といってもそれなりの消費は生じており、[[サイクル・リバース]]が[[攻撃]]を受けるタイミングでは使いづらく、[[効果]]を使うため[[裏側守備表示]]にするとリセットされてしまうといった齟齬も多い。~
[[表示形式]]によって狙いもバレやすいので、[[《巨大ネズミ》]]+[[《クリオスフィンクス》]]などと組み合わせるのが無難か。~

-[[ロック]][[カード]]~
[[相手]]の[[モンスター]]の[[攻撃]]を封じ、[[サイクル・リバース]][[モンスター]]たちを守る手段。~
[[《光の護封剣》]]や[[《レベル制限B地区》]]、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]は鉄板となるだろう。~
これらより一段落ちるが、[[《悪夢の鉄檻》]]や[[《平和の使者》]]、[[《光の護封剣》]]、[[《拷問車輪》]]辺りを採用しても良い。~
[[《悪夢の鉄檻》]]や[[《平和の使者》]]は、[[《デス・ラクーダ》]]や[[《メデューサ・ワーム》]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ際に役立つ。~
[[《光の護封壁》]]は[[《平和の使者》]]と絡めると強力だが、[[《我が身を盾に》]]等との併用が厳しい。~
[[【ロックバーン】]]定番の[[《拷問車輪》]]は、[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]で対処できない[[モンスター]]に使いたい。~
[[ロック]]を多用するなら、[[《終焉のカウントダウン》]]を絡めるのも有効な戦法である。
現在の[[環境]]でも有効なのは[[《平和の使者》]]・[[《光の護封剣》]]程度で、他はこちらの[[カード]]との相性も悪い。~
[[《守護神エクゾード》]]の展開が絡む分、通常の[[【ロックバーン】]]より[[攻撃]]できない[[デメリット]]が響くためである。~
組み合わせる[[モンスター]]によっては、[[《くず鉄のかかし》]]や[[《強制終了》]]という選択肢もある。

-その他、[[攻撃]]・展開を防ぐ手段~
[[攻撃]]を防ぐだけなら[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]や[[《魔法の筒》]]も使いやすい。~
[[キーカード]]は[[リバース効果モンスター]]ではないため[[《停戦協定》]]との相性も良い。~
[[《聖域の歌声》]]で[[全体強化]]したり、[[《おジャマトリオ》]]や[[《群雄割拠》]]で[[相手]]の展開を封じるのも有効である。~
[[《群雄割拠》]]で[[相手]]の展開を封じるのも有効であるが、[[サイクル・リバース]]の[[種族]]との兼ね合いに注意が必要。~
[[《クリオスフィンクス》]]の[[効果]]や[[《デス・ラクーダ》]]の[[手札交換]]と[[シナジー]]のある[[《旅人の試練》]]も採用候補か。~

**戦術 [#k601319f]
 [[キーカード]]である[[《守護神エクゾード》]]を[[召喚]]した後は、速攻性が求められる。~
 [[ロック]][[デッキ]]なので[[《浅すぎた墓穴》]]等を利用してもいいが、[[反転召喚]]には時間がかかる。~
 [[《守護神エクゾード》]]を[[召喚]]する前にある程度[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を並べておきたい。~
 [[《ヒエラコスフィンクス》]]を使えば[[戦闘]]での防御は苦にならないだろう。~
 [[《守護者スフィンクス》]]等で[[ダメージ]]を与えつつ、[[相手]]ライフが削りきれる範囲になったら[[特殊召喚]]し、一気に削りきるのが理想だろう。~

 膨大な[[ライフ]]を稼げるため、いざとなったら[[《守護神エクゾード》]]を[[《神秘の中華なべ》]]で[[墓地へ送る]]という選択肢もある。~
 なお、高[[守備力]]の[[モンスター]]が多いのを生かして[[《グレート・スピリット》]]を使う手もあるがあまりお勧めはしない。~
 [[《守護神エクゾード》]]は[[攻撃力]]4000の[[パワーカード]]となるが、[[エンドフェイズ]]に戻ってしまうために[[相手]][[ターン]]を[[攻撃力]]0で乗り切らなければならなくなる。~
 また、[[《つまずき》]]は、全[[モンスター]]を、[[反転召喚]]→[[《つまずき》]]の[[効果]][[発動]]→[[守備表示]]へ変更・・・を、毎[[ターン]]行える。

**[[デッキ]]の弱点 [#f608ea6d]
 [[《守護神エクゾード》]]は[[重い]]上、その[[ステータス]]から[[《地砕き》]]や[[《地割れ》]]で簡単に[[破壊]]されてしまう。~
 [[《守護神エクゾード》]]は[[重い]]上、その[[ステータス]]から[[《地砕き》]]や[[《No.50 ブラック・コーン号》]]で簡単に[[除去]]されてしまう。~
 また、[[地属性]]の[[サイクル・リバース]][[モンスター]]も[[戦闘破壊]]に対して[[耐性]]がない。~
 よって[[モンスター除去]]への対策と[[ロック]][[カード]]は重要となるだろう。~
 この点で[[魔法・罠除去]]に弱くなるため、[[《封魔の呪印》]]などの[[カウンター]]手段も考慮したい。

**代表的なカード [#e4a7cac6]
-[[《守護神エクゾード》]]

**関連リンク [#jbc6954c]
-[[スフィンクス]]

-[[【岩石族】]]

-[[デッキ集]]