*【スフィンクス】 [#j39edfdf]
 いくつかの[[デッキ]]パターンが考えられる。~
 1つは高[[守備力]]を有し、[[反転召喚]]の度に[[バーン]][[ダメージ]]を与える能力を持つ[[《守護神エクゾード》]]をフルに活かす[[デッキ]]。~
 他には、[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]や[[《守護者スフィンクス》]]を利用した[[デッキ]]等。~

**[[《守護神エクゾード》]]の場合 [#z77e54e7]

 《守護神エクゾード/Exxod, Master of the Guard》
 効果モンスター
 星8/地属性/岩石族/攻   0/守4000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に存在する「スフィンクス」と名のついたモンスター1体を
 生け贄に捧げた場合のみ特殊召喚することができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 地属性モンスターが反転召喚に成功する度に、
 相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

 このカードを出せなければただの[[サイクル・リバース]][[モンスター]]の塊[[デッキ]]に等しい。~
 が、このカードは[[攻撃力]]と[[守備力]]の関係上非常に[[除去]]されやすい。~
 [[《我が身を盾に》]]を使うにしても、コストの関係上乱発はできないだろう。~
 [[《八式対魔法多重結界》]]等の[[カウンター罠]]の採用はほぼ必須。~
 幸いにして[[《デス・ラクーダ》]]がこのカードとすこぶる相性がいいので、[[手札]]コストはまだ補えるだろうか。~

 [[《守護神エクゾード》]]の[[バーン]][[ダメージ]]を与えるには[[反転召喚]]が必要、そして守りの要である[[《デス・ラクーダ》]]の攻守が低い。~
 それらの条件から、この[[デッキ]]の様相は必然的に[[【ロックバーン】]]に傾くだろう。~
 [[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]はもちろん、[[《平和の使者》]]等も採用したい。~
 また、フィールド上に[[モンスター]]を並べる必要があり、元々[[守備力]]が高い[[モンスター]]が多いので[[《聖域の歌声》]]も悪くない。~

 [[《おジャマトリオ》]]と[[《群雄割拠》]]も悪くない選択だろう。~
 こちらの[[モンスター]]は[[アンデット族]]と[[岩石族]]にほぼ固まっているため、被害は大きくなりにくいのだ。~
 この[[ロック]]は[[自殺特攻]]によりフィールドから消え去る[[《巨大ネズミ》]]とも相性がそこそこいい。~
 ほかにも、[[《クリオスフィンクス》]]の[[効果]]を利用するため[[《旅人の試練》]]を採用するのも良い。~
 [[《デス・ラクーダ》]]の[[効果]]で高速で[[手札]]を入れ替えれば[[手札]]がばれる[[デメリット]]は苦にならないだろう。~

 [[ロック]][[デッキ]]である上に[[モンスター]]の基本能力が高く、防御力は非常に高い。~
 [[《ドリルロイド》]]ですら[[ロック]]することができる以上、この[[デッキ]]の前では苦戦を強いることが可能。~
 しかも、基本的に相手ターンはモンスターが[[裏側守備表示]]で並ぶため、[[《地砕き》]]や[[《ライトニング・ボルテックス》]]ですらこの[[デッキ]]の[[壁]]を破ることはできない。~
 この上[[《終焉のカウントダウン》]]を絡めでもすれば、相手は相当焦るはずである。~
 が、[[《シールドクラッシュ》]]や[[ミスティック・ソードマン]]には滅法弱い。~
 対策として[[《天罰》]]や[[《ミドル・シールド・ガードナー》]]、[[《サンドモス》]]を忍ばせるのも悪くない選択と言えよう。~

 [[下級>下級モンスター]]で採用するのは[[必須>必須カード]]の[[《デス・ラクーダ》]]以外では[[《番兵ゴーレム》]]や、[[《王族親衛隊》]]、[[《メデューサ・ワーム》]]等。~
 [[ロック]]までの時間稼ぎ用に[[《モアイ迎撃砲》]]が役立ち、一歩譲って[[《ステルスバード》]]や[[《スカラベの大群》]]を使う手もある。~
 なお、この[[デッキ]]は[[《守護神エクゾード》]]の[[効果]]と[[《クリオスフィンクス》]]が[[《巨大ネズミ》]]に対応することを利用するため、[[地属性]][[モンスター]]を多く採用したい。~
 ゆえに、[[《スカラベの大群》]]よりは[[《メデューサ・ワーム》]]の方がいいだろう。~

 エジプトのような見た目つながりで[[《ピラミッド・タートル》]]を使うのも面白く、意外と戦術面での相性も良い。~
 [[《巨大ネズミ》]]に対応し、[[《デス・ラクーダ》]]と[[《王族親衛隊》]]を[[リクルート]]でき、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]を共有でき、いざとなれば[[壁]]である[[《魂を削る死霊》]]を呼べるのだ。~

 [[《守護神エクゾード》]]は[[《クリッター》]]で[[サーチ]]が可能。~
 ゆえに、[[召喚条件]]である[[スフィンクス]]の[[召喚]]を考えたい。~
 軸とする[[スフィンクス]]は以下の通り。~
-[[リクルーター]]に対応している[[《クリオスフィンクス》]]
-[[裏側守備表示]][[モンスター]]を守れる[[《ヒエラコスフィンクス》]]
-凶悪な[[バウンス]][[モンスター]]である[[《守護者スフィンクス》]]~

 これらで戦線維持し、隙をみて[[《守護神エクゾード》]]を[[召喚]]するのが基本。~

**プレイングの注意点 [#k601319f]
 [[《守護神エクゾード》]]を[[召喚]]したら、なるべく高速でライフを削りたい。~
 [[ロック]][[デッキ]]であり、[[《守護者スフィンクス》]]が[[モンスター]]の数を問わないので[[モンスター]]を高速で[[セット]]できる[[《浅すぎた墓穴》]]等を利用してもいいが、どうしても[[反転召喚]]には時間がかかってしまう。~
 [[《守護神エクゾード》]]を[[召喚]]する前にある程度[[サイクル・リバース]][[モンスター]]を並べておきたい。~
 [[《ヒエラコスフィンクス》]]を使えば戦闘での防御は苦にならないだろう。~
 基本的には主力となる[[《守護者スフィンクス》]]等でちまちま[[ダメージ]]を与え、相手ライフが削りきれる範囲になったらこのカードを[[召喚]]、一気に削りきるのがいいだろう。~

 [[《守護神エクゾード》]]は[[《神秘の中華なべ》]]で食べることで膨大なライフを稼げるので、いざとなったら食べるという選択肢もある。~
 なお、高[[守備力]]の[[モンスター]]が多いのを生かして[[《グレート・スピリット》]]を使う手もあるが…あまりお勧めはしない。~
 [[《守護神エクゾード》]]の攻守を入れ替え[[《破壊輪》]]で吹き飛ばすくらいしか[[コンボ]]がないのだ。~

**代表的なカード [#e4a7cac6]
-[[《守護神エクゾード》]]

-[[《ヒエラコスフィンクス》]]
-[[《守護者スフィンクス》]]

**[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]の場合 [#j915536b]

 《スフィンクス・アンドロジュネス/Theinen the Great Sphinx》
 効果モンスター
 星10/光属性/獣族/攻3500/守3000
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上の「アンドロ・スフィンクス」と「スフィンクス・テーレイア」が
 同時に破壊された時、500ライフポイントを払う事でのみ
 手札またはデッキから特殊召喚する事ができる。
 このカードが特殊召喚に成功した時、500ライフポイントを払う事で、
 エンドフェイズ終了時までこのカードの攻撃力は3000ポイントアップする。

 《アンドロ・スフィンクス/Andro Sphinx》
 効果モンスター
 星10/光属性/獣族/攻3000/守2500
 「光のピラミッド」がフィールド上に存在する時、
 500ライフポイントを払って特殊召喚する事ができる。
 このカードは召喚・特殊召喚ターンに攻撃をする事ができない。
 このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
 このカードが守備表示モンスターを戦闘によって破壊した場合、
 破壊したモンスターの攻撃力の半分の数値分ダメージを与える。

 《スフィンクス・テーレイア/Sphinx Teleia》
 効果モンスター
 星10/光属性/獣族/攻2500/守3000
 「光のピラミッド」がフィールド上に存在する時、
 500ライフポイントを払って特殊召喚する事ができる。
 このカードは召喚・特殊召喚ターンに攻撃をする事ができない。
 このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
 このカードが守備表示モンスターを戦闘によって破壊した場合、
 破壊したモンスターの守備力の半分の数値分ダメージを与える。

 [[《光のピラミッド》]]で[[特殊召喚]]可能になる[[レベル]]10の[[最上級モンスター]]、[[《アンドロ・スフィンクス》]]と[[《スフィンクス・テーレイア》]]で攻めていくのが基本。~
 相手のライフがゲームを決められる範囲になったらこちらから[[《光のピラミッド》]]を[[《大嵐》]]等でフィールドから離し、[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]で追撃するのだ。~

 高[[攻撃力]][[モンスター]]をガンガン[[召喚]]していけるため、そこらの[[ビートダウン]][[デッキ]]を完全に黙らせることが可能なのが特徴。~

**[[デッキ]]構築に際して [#rc256284]
 デッキの鍵となる[[《アンドロ・スフィンクス》]]と[[《スフィンクス・テーレイア》]]は2〜3枚必須のカードであり、当然ながら[[《光のピラミッド》]]も3枚積み確定。~
 一方、自身の効果でデッキから出せる[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]は1枚でいい…というか1枚以上は必要ない。~

 当然のことながら、[[《死皇帝の陵墓》]]は優秀な召喚サポートとして君臨するため必須。~
 ライフ補給の[[《非常食》]]や伏せカードを吹き飛ばす[[《ハリケーン》]]も欲しい。~

 [[キーカード]]が全て[[獣族]]であり[[攻撃力]]と[[守備力]]が高いため、[[《野性解放》]]が大活躍する。~
 無論、[[《キャトルミューティレーション》]]は2〜3枚積み必須だろう。~
 ゆえに、下級は[[【ビースト】]]よりにすれば、[[スフィンクス]]のサポートが流用できて無駄がない。~
 伏せを吹き飛ばす[[《賢者ケイローン》]]に[[貫通]]能力を得られる[[《激昂のミノタウルス》]]はぜひとも欲しい。~
 また、下級の[[アタッカー]]としては[[《イグザリオン・ユニバース》]]や[[《怒れる類人猿》]]、[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]、[[《不屈闘士レイレイ》]]等が挙げられる。~
 [[壁]]兼[[生け贄]]要員として[[《巨大ネズミ》]]と[[《素早いモモンガ》]]もほぼ必須。~
 [[《レスキューキャット》]]と[[《デス・ウォンバット》]]等を併用しても良い。~
 [[モンスター]]が[[獣族]]に偏るが、[[除去]]対策となる[[《森の番人グリーン・バブーン》]]も悪くはないだろう。~

 また、[[《アンティ勝負》]]が最大限に活かせる[[デッキ]]タイプであることはいうまでもない。~

 [[スフィンクス]]を召喚した後は攻撃していけばいいのだが、[[《アンドロ・スフィンクス》]]と[[《スフィンクス・テーレイア》]]は召喚されたターンに攻撃ができないという欠点を持つ。~
 このゲームではモンスターが除去されやすいため、この欠点は実は意外と大きい。~
 [[除去]]から逃げるための[[《キャトルミューティレーション》]]はもちろん、戦闘することで破壊、[[バウンス]]できる効果を持つ[[モンスター]]対策として[[《エネミーコントローラー》]]や[[《鎖付きブーメラン》]]等の防御用カードは必須となる。~
 相手ターンに[[《血の代償》]]等の手もあることは覚えておこう。~

**プレイングの注意点 [#k601319f]
 [[《アンドロ・スフィンクス》]]、[[《スフィンクス・テーレイア》]]に共通する[[デメリット]]として、「[[召喚]]・[[特殊召喚]]ターンに攻撃をする事ができない」「[[墓地]]からの[[特殊召喚]]はできない」[[効果]]が挙げられる。~
 前者は一見、大した[[デメリット]]ではないように見えるのだが、このタイムラグは上にもあるように意外と大きい。~
 ゆえに、[[デメリット]]をうまく補助することはプレイングの上でも大切。~
 後者は[[《死者転生》]]を使えば問題ないだろう。~
 本来なら[[手札]]で腐りやすい[[最上級モンスター]]だが、[[《光のピラミッド》]]がある為、再[[召喚]]は容易に行える。~

**代表的なカード [#f37b5fe7]
-[[《アンドロ・スフィンクス》]]
-[[《スフィンクス・テーレイア》]]
-[[《スフィンクス・アンドロジュネス》]]

-[[《光のピラミッド》]]

**関連リンク [#jbc6954c]
-[[デッキ集]]