*【ダーク・シムルグ】 [#q9a5e5b0] #contents **説明 [#y346462f] [[通常召喚]]・[[蘇生]]が可能で、強力な[[ロック]][[効果]]を持つ[[《ダーク・シムルグ》]]を軸とした[[デッキ]]。~ [[カオス]]に近い[[召喚条件]]から、[[最上級モンスター]]にして簡単に[[召喚]]できるのが最大の特徴である。~ そのため、[[ビートダウン]]になる傾向が強いが、[[セット]]を封じる自身の[[効果]]により様々な[[ロック]]につなげることが可能である。~ 《ダーク・シムルグ》 効果モンスター 星7/闇属性/鳥獣族/攻2700/守1000 このカードの属性は「風」としても扱う。 自分の墓地の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体を ゲームから除外する事で、このカードを手札から特殊召喚する。 手札の闇属性モンスター1体と風属性モンスター1体をゲームから除外する事で、 このカードを自分の墓地から特殊召喚する。 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 相手はフィールド上にカードをセットする事ができない。 **[[デッキ]]構築に際して [#e900e05d] ***[[モンスター]]について [#d018d420] -[[風属性]][[モンスター]] < +[[カード]]を[[バウンス]]する[[《女忍者ヤエ》]]と[[《トルネード・バード》]]~ 前者は[[手札コスト]]を必要とするが枚数制限が無く、[[相手]]限定の[[《ハリケーン》]]は強力。~ また、[[コスト]]とした[[カード]]を[[除外]]し[[《ダーク・シムルグ》]]を[[特殊召喚]]できれば、[[相手]]は[[《ダーク・シムルグ》]]の[[攻撃]]を防ぐ手段が無い状態で[[セット]]を封じられてしまう。~ 後者は[[コスト]]を必要としないものの、一度伏せなくてはならないので即効性に欠ける。~ だが、こちらは[[鳥獣族]]であり[[《ダーク・シムルグ》]]と[[サポートカード]]を共有できる[[メリット]]がある。~ ~ +[[リクルーター]]である[[《ドラゴンフライ》]]~ [[リクルーター]]であるため、[[カード]]を[[サーチ]]でき[[デッキ圧縮]]と[[墓地を肥やす]]両方の役割を果たす。~ 無理なく3積みできるだろう。~ ~ +[[相手]]の[[ドローロック]]をする[[《有翼賢者ファルコス》]]~ [[《有翼賢者ファルコス》]]を採用することで[[相手]]の[[ドロー]]も[[ロック]]出来る。~ [[攻撃力]]が1700と若干低めで心もとないものの、自身が[[風属性]]ということもあり無駄がない。~ また、[[鳥獣族]]であるため、[[《ダーク・シムルグ》]]と[[サポートカード]]を共有できる。~ ~ +[[アタッカー]]となる[[《ニュート》]]・[[《ハーピィ・クィーン》]]・[[《スピア・ドラゴン》]]・[[《ウィングド・ライノ》]]・[[《ハンター・アウル》]]・[[《霞の谷のファルコン》]]~ [[ロック]]を狙う場合[[デッキ]]の[[下級モンスター]]が低[[ステータス]]になりがちである。~ その中で、これら[[アタッカー]]は貴重。~ どれを採用するかは[[【ビースト】]]や[[【鳥獣族】]]等の[[サポートカード]]をどれだけ採用するか次第だろう。~ ~ +[[チューナー]]である[[《霞の谷の戦士》]][[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]~ [[風>風属性]]、[[闇属性]]には強力な[[シンクロモンスター]]が多く、中でも[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[《ダーク・シムルグ》]]・[[《魔封じの芳香》]]を守ることも出来る。~ 非常に使いやすいため、[[《スターダスト・ドラゴン》]]を使う場合は[[攻撃力]]が1700と主力としても使え、[[バウンス]][[効果]]も持っている[[《霞の谷の戦士》]]は3枚積み確定となる。~ [[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]は単体で下級[[鳥獣族]][[モンスター]]を何でも蘇生できる。[[《霞の谷の戦士》]]を蘇生することで[[シンクロモンスター]]の使い分けができるのでこちらも出来るだけ採用したい。~ [[シンクロモンスター]]の[[効果]]が[[無効]]となってしまうが、[[手札]]を[[墓地]]に送れる[[《エキセントリック・ボーイ》]]の採用も検討できる。~ ~ +[[半上級モンスター]]である[[《神禽王アレクトール》]]・[[《THE トリッキー》]]~ [[《ダーク・シムルグ》]]による[[ロック]]形成時は、[[相手]]の[[モンスター]]が[[表側表示]]になるので容易に[[《神禽王アレクトール》]]を[[特殊召喚]]できる。~ [[《魔封じの芳香》]]や[[《マジック・キャンセラー》]]を[[無効]]にすることで[[自分]]だけ[[魔法カード]]を使い放題、という状況を生み出せる。~ また、[[相手]]がすでに[[発動]]していた[[永続魔法]]や[[永続罠]]を[[無効]]に出来ることもあり、非常に小回りが利く。~ [[《THE トリッキー》]]は、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と[[アタッカー]]の一人二役をこなす。~ [[《サイバー・ドラゴン》]]には勝てないが、[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]]を妨害する[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]を倒せる。~ ~ +[[上級モンスター]]である[[《マジック・キャンセラー》]]・[[《疾風鳥人ジョー》]]・[[《風帝ライザー》]]~ [[《マジック・キャンセラー》]]は[[戦闘]]能力にこそ期待できないものの、[[《魔封じの芳香》]]が無い場合に[[魔法カード]]を[[ロック]]する事が出来るので、[[シナジー]]は抜群。~ ただし、[[自分]]も使えなくなってしまうので[[召喚]]のタイミングを見極めたい。~ [[《疾風鳥人ジョー》]]と[[《風帝ライザー》]]の[[バウンス]]は強力であり[[《ダーク・シムルグ》]]の[[効果]]と相性がいい。~ ただし、[[《風帝ライザー》]]は[[ドローロック]]ができ[[カード]]を選ばない優秀な[[効果]]だが、[[フィールド上のカード]]のうち1枚しか対応出来ない。~ 対して[[《疾風鳥人ジョー》]]は複数枚対応出来るが、[[魔法&罠カードゾーン]]の[[カード]]のみであり、[[効果]][[発動条件]]として[[生け贄]]が[[風属性]][[モンスター]]ではならないという制約がある。~ どちらを採用するかは個人の好みによるが、両方とも[[風属性]]・[[鳥獣族]]なのは嬉しいところ。~ ~ +[[レベルアップモンスター]]の[[アームド・ドラゴン]]・[[アルティメット・インセクト]]~ どちらも[[《ドラゴンフライ》]]の[[リクルート]]から速攻でレベルアップに繋げられ、[[フィニッシャー]]として活躍が期待できる。~ これらが[[フィールド]]に展開できれば、[[ロック]]完成後にすぐ勝負が決められるだろう。~ また、レベルアップ時に[[モンスター]]を[[墓地に送る]]ことができ、[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]]にも役立つ。~ 一方、この場合[[上級モンスター]]が多くなり、事故率が高くなるという欠点がある。~ [[手札]]に来た[[上級モンスター]]は[[《ダーク・シムルグ》]]の[[蘇生]][[コスト]]にする手もあるが、[[《カードトレーダー》]]で[[手札交換]]を図るのも良い。~ ~ +[[手札交換]]ができる[[《エア・サーキュレーター》]]~ [[召喚]]するだけで[[手札交換]]ができるため、非常に使いやすい。~ [[破壊]]されると[[カード]]を1枚[[ドロー]]出来るため、[[ディスアドバンテージ]]にならないのは大きな魅力。~ ただし、[[攻撃力]]は0なのでかなりの[[戦闘ダメージ]]を受けることは覚悟すること。 -[[闇属性]][[モンスター]] < +[[BF]]シリーズの[[モンスター]]~ 強力な効果を持つ[[闇属性]]・[[鳥獣族]]の[[BF]]シリーズは、[[《ダーク・シムルグ》]]と極めて相性が良い。~ [[風属性]]側も[[鳥獣族]]を軸にする事で[[《ゴッドバードアタック》]]などの[[鳥獣族]]サポートを共有出来るのだ。~ もちろん、単独としてみても、高い[[戦闘]]能力+[[チューナー]]と言う高性能の[[《BF−疾風のゲイル》]]を始めとして、優秀な[[カード]]が揃っている。~ ~ +[[効果モンスター]]を封じる[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]~ [[《ダーク・シムルグ》]]と[[《魔封じの芳香》]]の死角となるのは[[モンスター効果]]である。~ [[モンスター効果]]の[[発動]]を妨げるのに重要な役割を果たすので3枚積んで問題ないだろう。~ 自身も高い[[ステータス]]を持つので[[アタッカー]]としても利用できる。~ ~ +[[伏せ除去]]の[[《スナイプストーカー》]]~ 不確定とはいえ、高い確率で[[カード]]を[[破壊]]できる。~ また、[[コスト]]として捨てた[[カード]]も[[《ダーク・シムルグ》]]の[[召喚]][[コスト]]に繋げられるため、無駄にはならない。~ ~ +[[墓地を肥やす]][[《ダーク・クルセイダー》]]・[[《終末の騎士》]]~ [[《ダーク・クルセイダー》]]は[[手札コスト]]だが、枚数によって[[攻撃力]]2000以上となる。~ だが、やはり[[手札コスト]]は大きい。~ また、中途半端な[[攻撃力]]のため、[[《キラー・トマト》]]に対応していないのも痛い。~ [[《終末の騎士》]]は、[[コスト]]無しで[[カード]]を[[墓地に送る]]ことが出来る。~ だが低ステータスなのが痛いので[[《キラー・トマト》]]から繋ぎたい。~ また、[[《クロス・ポーター》]]は[[闇属性]]であり、[[《終末の騎士》]]から間接的に[[風属性]]の[[《N・エア・ハミングバード》]]を[[サーチ]]できるため投入も検討できる。~ ~ +[[モンスター]]を[[サーチ]]する[[《召喚僧サモンプリースト》]]と[[《クリッター》]]~ 前者は[[魔法カード]]1枚で[[レベル]]4[[モンスター]]を[[デッキ]]から[[サーチ]]できる。~ [[ロック]]が完成しそうなら[[《有翼賢者ファルコス》]]を、[[伏せカード]]を[[除去]]したいなら、[[《スナイプストーカー》]]等を[[サーチ]]すればいい。~ また[[《召喚僧サモンプリースト》]]は[[チューナー]]かつ[[風属性]]である[[《霞の谷の戦士》]]を[[サーチ]]すれば、[[魔法カード]]1枚で[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]と[[《ダーク・シムルグ》]]を1[[ターン]]で[[召喚]]できる。~ その場に合わせて慎重に選べばいいだろう。~ また、[[《ダーク・シムルグ》]]の[[墓地コスト]]が足りない時に[[風属性]][[モンスター]]を[[召喚]]すれば、[[《召喚僧サモンプリースト》]]自体が[[闇属性]]なので[[墓地]]に送られれば[[特殊召喚]]の[[コスト]]が揃うことを覚えておこう。~ [[《クリッター》]]も万能な[[サーチャー]]。~ [[サーチ]]した[[カード]]は[[手札]]にくるので、[[墓地]]から[[《ダーク・シムルグ》]]を[[特殊召喚]]するための[[コスト]]となる。~ ~ +流行[[デッキ]]の[[メタ]]かつメインアタッカー[[《霊滅術師 カイクウ》]]~ [[【ライトロード】]]、[[【ダムドビート】]]などに対して大きな影響力を持つ。~ 【ダーク・シムルグ】の[[ミラーマッチ]]となった際も皮肉ながら[[相手]]に大きな打撃を与えるだろう。~ ~ +様々な[[デッキ]]の[[メタ]]となる[[《D.D.クロウ》]]~ あらゆる[[墓地]]利用[[カード]]の[[メタ]]となると同時に[[《ダーク・シムルグ》]][[召喚]]の[[墓地]]肥やしとなり優秀。~ 万一、[[手札]]で燻れば[[《ゴッドバードアタック》]]の素材にでき、無駄になりにくい。~ //[[《死のデッキ破壊ウイルス》]] ~ +各種[[リクルーター]]~ [[闇属性]]には[[《キラー・トマト》]]をはじめ優秀な[[リクルーター]]が多い。~ [[デッキ圧縮]]と[[墓地コスト]]を溜めるために数種類の[[リクルーター]]の採用も考えられる。~ [[壁]]にもなるため、悪くはない。~ [[特殊召喚]]を封じられた際に[[《ダーク・シムルグ》]]を[[生け贄召喚]]するための[[生け贄]]要員としても使える。~ ~ +[[上級モンスター]]~ [[《偉大魔獣 ガーゼット》]]が意外と面白い。~ [[《ダーク・シムルグ》]]を[[特殊召喚]]し、[[生け贄]]に捧げれば、[[攻撃力]]5400。~ 続けて[[《ダーク・シムルグ》]]を[[蘇生]]させれば8100と[[1ターンキル]]に達する。~ 他の[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]と共存が出来ないわけではないが[[闇属性]]に絞った構築ではないので[[墓地]]調整が難しい。~ [[《ダーク・ネフティス》]]と[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]とは相性がいいように感じるかもしれないが[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]]の妨げになるので、採用は難しい。~ [[《邪帝ガイウス》]]も採用圏内だが、この[[デッキ]]は[[生け贄]]をそろえやすいわけではないので、「いつでも[[召喚]]できる」というわけにはいかない。~ これらの[[上級モンスター]]を多めに採用する場合、[[生け贄]]確保手段として[[《見習い魔術師》]]や[[《墓守の偵察者》]]、もしくは[[《ジャイアントウィルス》]]を投入したい。 -その他[[モンスター]]~ --[[墓地を肥やす]]手段として、[[《メタモルポット》]]・[[《魔導雑貨商人》]]も十分採用できる。~ [[《ダーク・シムルグ》]]が[[墓地]]に落ちたとしても、自身の[[効果]]によって[[蘇生]]が可能なので、大きな問題にはならない。 ***[[魔法・罠カード]]について [#zeccad78] [[《魔封じの芳香》]]と[[《ダーク・シムルグ》]]を組み合わせることで、[[【お触れホルス】]]の様な[[ロック]]をかけることができる。~ 《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》 永続罠 このカードがフィールド上にある限り、 魔法カードは一度フィールドにセットし、 次の自分のターンが来るまで使用できない。 [[【お触れホルス】]]と比較すると、こちらは自身の[[魔法カード]]の[[発動]]に制限がかかるが、[[罠カード]]を使用できる[[メリット]]がある。~ [[《魔封じの芳香》]]を採用する場合は、[[罠カード]]の比率を上げるといいだろう。~ [[《ダーク・シムルグ》]]が対応できなかった[[伏せカード]]を取り除く[[《大嵐》]]・[[《ハリケーン》]]・[[《サイクロン》]]は必須。~ [[《砂塵の大竜巻》]]は[[《魔封じの芳香》]]と相性がいいので、[[《サイクロン》]]ではなくこちらの採用も考えられる。~ また、[[《ダーク・シムルグ》]]が存在すれば[[相手]]はすべて[[表側表示]]になるので、[[単体除去]]として[[1:1交換]]ができる[[《地砕き》]]・[[《地割れ》]]や[[《ライトニング・ボルテックス》]]も採用できる。~ [[《ダーク・シムルグ》]]や[[ロック]]を[[魔法カード]]から守るために[[《魔宮の賄賂》]]。~ [[ロック]]時に死角となる[[モンスター効果]]を妨害するために、[[《天罰》]]も考えられる。~ そして、その両方を封じられる[[《神の宣告》]]は[[必須カード]]だろう。~ また、[[モンスター]]を守るだけならば[[《我が身を盾に》]]も十分考えられる。~ [[《ダーク・シムルグ》]]をすばやく[[召喚]]するために、[[手札]]に[[加える]][[《封印の黄金櫃》]]。~ [[墓地]]に落とす[[《おろかな埋葬》]]も採用したい。~ [[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]は[[手札]]の[[風属性]]や[[闇属性]]を[[墓地]]に落とし、[[ドロー]]加速が出来るので相性が良い。~ [[ウイルス]][[カード]]も面白い。~ [[《異次元の女戦士》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]を[[手札]]から落とす[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]。~ [[《ダーク・シムルグ》]]以上の[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]を落とすことのできる[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]もいい。~ これら[[カード]]を採用する場合は、[[下級]][[闇属性]][[モンスター]]の採用は慎重に行おう。~ [[除外]]した[[カード]]を一斉に[[帰還]]させる[[《次元融合》]]も採用できなくはない。~ ただし、[[相手]]の[[モンスター]]も[[帰還]]してしまうので、[[《D.D.クロウ》]]で[[除外]]させた[[モンスター]]を[[帰還]]させてしまわないように注意が必要。~ だが[[《次元融合》]]は現在[[禁止カード]]である。~ 全体的に[[鳥獣族]]に偏るならば、[[《ゴッドバードアタック》]]が優秀な[[サポートカード]]となるので、是非とも採用したい。~ **[[デッキ]]の派生 [#xbdb70c4] ***[[【アロマハーピィ】>【アロマ・コントロール】#p7e2ec21]]軸 [#gfe7c506] [[下級モンスター]]に[[ハーピィ]]を多く採用し、[[《ハーピィの狩場》]]を絡めて、[[伏せカード]]を[[除去]]していく[[デッキ]]。~ [[ハーピィ]]自体が[[風属性]]・[[鳥獣族]]なので、[[《ダーク・シムルグ》]]とは相性がよく、場を荒らしたあとに[[《ダーク・シムルグ》]]を安全に[[召喚]]できる。~ また、[[《ダーク・シムルグ》]]が処理できなかった、すでに[[セット]]された[[カード]]に対応できるのも[[メリット]]である。~ ただし、[[《ダーク・シムルグ》]]を[[召喚]]後は[[相手]]は[[カード]]を[[セット]]出来ないので、考えも無しに[[ハーピィ]]を[[召喚]]すれば[[自分]]の[[カード]]を[[破壊]]してしまうので、注意が必要である。~ ***[[【高等儀式術】]]軸(【儀式シムルグ】) [#b7908540] [[墓地]]に[[特殊召喚]]のための[[コスト]]を送る手段に[[《高等儀式術》]]を採用した[[デッキ]]。 まず[[【儀式天魔神】]]にも採用される[[《マンジュ・ゴッド》]]は3積み確定。~ また[[風属性]]であるため[[《ソニックバード》]]と相性が良いためこちらも採用候補となる。~ [[儀式モンスター]]は、[[闇属性]]である[[《闇の支配者−ゾーク》]]や[[《終焉の王デミス》]]は抜群の[[シナジー]]が期待出来るので優先して採用したい。~ また、[[《魔封じの芳香》]]を採用した場合、[[《大邪神 レシェフ》]]が相性が良い。~ [[手札]]で腐った[[魔法カード]]を処理して大打撃を与えられる。 あとは[[通常モンスター]]の採用だが、[[【儀式天魔神】]]よりも[[除外]]枚数が少なくて済むので、[[レベル]]4を中心にするのが良いだろう。~ [[風属性]]なら[[《サファイアドラゴン》]]や[[《バードマン》]]や[[《忍犬ワンダードッグ》]]。~ [[闇属性]]なら[[《デーモン・ソルジャー》]]や[[《暗黒の狂犬》]]や[[《ブラッド・ヴォルス》]]あたりから採用する。~ [[儀式モンスター]]が[[闇属性]]なので[[風属性]][[モンスター]]を増やした方がいいようにも思われるが、[[《ソニックバード》]]も採用するのであれば同じ位で構わない。~ また、採用する[[通常モンスター]]を[[ドラゴン族]]にすれば、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《F・G・D》]]を指定することで5体の[[モンスター]]を[[墓地に送る]]こともできる。~ この場合は[[風属性]]なら[[《サファイアドラゴン》]]や[[《洞窟に潜む竜》]]。~ [[闇属性]]なら[[《デビル・ドラゴン》]]や[[《暗黒の竜王》]]がいいだろう。~ ***[[【リクルーター】]]軸 [#fe1830d2] [[《キラー・トマト》]]、[[《ドラゴンフライ》]]の採用が考えられる点で、全体的に[[リクルーター]]でまとめてみるのもいい。~ そうすることで、【リクルーターカオス】の様な構築となるだろう。~ また[[《キラー・トマト》]]の存在から[[【ハーピィ】]]+[[【トマハン】]]となっても違和感は無くなる。~ ***【忍者シムルグ】[#g2aebf42] [[《忍法 変化の術》]]で[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]]を狙う[[デッキ]]。~ [[レベル]]4・[[闇属性]]の[[《速攻の黒い忍者》]]、[[風属性]]の[[《忍者義賊ゴエゴエ》]]を中心とする。~ 特に[[《忍者義賊ゴエゴエ》]]は[[セット]]を封じたことにより溜まった[[相手]]の[[手札]]を狩る役目も果たす。~ 運がよければ先攻1[[ターン]]目で、[[忍者]]・[[《忍法 変化の術》]]・[[《魔封じの芳香》]]が揃い、後攻1[[ターン]]目からいきなり魔法・罠封じをかけることもできる。 ***【イドシムルグ】 [#ic5daaa9] [[《魔封じの芳香》]][[ロック]]の完成後、[[《ギブ&テイク》]]などで[[《超魔神イド》]]を[[送りつけ]]た上で[[《拷問車輪》]]等を使い、完璧な[[ロック]]を仕掛ける[[デッキ]]。~ 完成すれば極めて強固な[[ロック]]であり、[[発動]]できるのはせいぜい[[手札誘発]]と[[エクゾディア]]の[[特殊勝利]]くらいである。~ また、[[《超魔神イド》]]は[[闇属性]]であるため、いざと言うときは[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]][[コスト]]にすることも出来る。~ さらにサポートとして[[《地盤沈下》]]や[[《おジャマトリオ》]]の投入も可能。~ この場合も[[モンスターカードゾーン]]を埋めれば同様に[[ロック]]が完成する。~ [[デッキ]]構築の腕が問われるが、その見返りは確実な勝利である。~ ***【N・シムルグ】 [#u297ce83] [[《コンバート・コンタクト》]]によって[[《N・ブラック・パンサー》]]と[[《N・エア・ハミングバード》]]を一気に[[墓地に送り>墓地に送る]]、[[《ダーク・シムルグ》]]の[[コスト]]をまかなう[[デッキ]]。~ 1ターン目での[[《ダーク・シムルグ》]]の召喚も可能。~ 二体の[[N]]は、どちらも[[《クリッター》]]・[[《クロス・ポーター》]]で[[手札]]に加えることができる。~ 構築難度は上がるが、[[C>コクーン]]と組み合わせてみてもいい。~ [[《クロス・ポーター》]]、[[C>コクーン]]はどちらも[[レベル]]2なので無理なく[[《ジャンク・シンクロン》]]を投入できる。~ [[下級モンスター]]の打点が低くなりがちなので、[[《くず鉄のかかし》]]などで守ってやろう。 ***【シンクロシムルグ】 [#tcaa5672] [[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[《霞の谷の戦士》]]を[[特殊召喚]]し、[[シンクロ召喚]]を行いつつ、上記の2体をコストに[[《ダーク・シムルグ》]]の[[召喚]]をしていく[[デッキ]]。~ [[《ダーク・シムルグ》]]では出来ない[[モンスター除去]]や[[魔法・罠除去]]を[[シンクロモンスター]]で行うことが出来るので、非常に柔軟に対処できる強力な[[デッキ]]である。~ [[《BF−疾風のゲイル》]]を投入することで、[[レベル]]が低い[[シンクロモンスター]]にも対応が可能になる。~ また[[《BF−疾風のゲイル》]]自身が[[アタッカー]]であり、[[闇属性]]である点も見逃せない。~ [[サポートカード]]は、[[《ダーク・シムルグ》]]や[[シンクロモンスター]]の[[召喚]]を安全に行うことが出来る[[《大寒波》]]が強力である。~ [[《精神操作》]]も[[チューナー]]を入れているこの[[デッキ]]なら無理なく投入できる。~ しかし、[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]でこの[[デッキ]]の[[キーカード]]である、[[《召喚僧サモンプリースト》]]や[[《BF−疾風のゲイル》]]が[[制限カード]]に指定され、この[[デッキ]]は大幅に弱体化したと言わざるをえないだろう。~ [[サポートカード]]の上記2枚も[[制限カード]]になってしまったので、従来のような運用は難しくなってしまった。~ だが[[《ダーク・バースト》]]や[[《封印の黄金櫃》]]である程度のカバーは出来るので、まだまだ可能性は秘めている[[デッキ]]ではある。 **この[[デッキ]]の弱点 [#lf09e670] [[ロック]]をかける場合、[[ロック]]パーツは2枚と少ないが、強固な[[ロック]]というわけではない。~ 特に[[帝]][[モンスター]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]などの[[効果モンスター]]で[[《魔封じの芳香》]]を解除されると、今まで押さえ込んでいた強力な[[魔法カード]]を一気に使われてしまうこともある。~ だが[[《生贄封じの仮面》]]を使うことで[[帝]][[モンスター]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[召喚]]は難しくなるので採用の価値はある。~ 採用率の高い[[《冥府の使者ゴーズ》]]で[[相打ち]]に持ち込まれる[[攻撃力]]にも少々不安が残る。~ しかし、[[【お触れホルス】]]と違い[[自分]]は[[罠カード]]も使用可能なのでその点で対処するとよい。~ [[効果モンスター]]対策として[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]を採用するのも一考か。~ [[デッキ]]の性質上、[[罠カード]]の比率が高くなるため、先に[[《王宮のお触れ》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を出されると厳しい展開となる。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]は[[《ダーク・シムルグ》]]で[[戦闘破壊]]できるが、[[《王宮のお触れ》]]対策として[[《スナイプストーカー》]]や、[[属性]]は合わないものの[[ロック]]が決まった後の[[魔法カード]]を利用できる[[《賢者ケイローン》]]、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を兼ねる[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]を採用するなどの対策が必要だろう。~ 又、[[《魔封じの芳香》]]は強力な[[ルール介入]][[カード]]であるが、[[《ダーク・シムルグ》]]を引けない、もしくは出せない状態で[[手札]]にきてしまうと完全に[[手札]]で腐らせるか出して[[相手]]に伏せさせるかしかなくなる。~ 後者の場合、一応、[[魔法カード]]の[[発動]]を遅らせることは出来るが、[[自分]]の首を絞めることにもなりかねないので[[《ダーク・シムルグ》]]が場にない状態でも[[《魔封じの芳香》]]を上手く使えるような[[カード]]を採用する必要がある。~ 最近では[[召喚]]方法が容易い[[効果モンスター]]や、その力で一瞬で出される[[シンクロモンスター]]によって[[相手]]がどんな[[デッキ]]だろうと簡単に[[ロック]]を崩される危険性が出てきた。~ [[セット]]を封じた[[相手]]に[[《裁きの龍》]]・[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を出されると、[[自分]]の[[カード]]のみが[[破壊]]されるので大きく[[ディスアドバンテージ]]を負う。~ [[《ダーク・シムルグ》]]の[[攻撃力]]を上回る[[モンスター]]を出されることも今の[[環境]]では珍しくなく、特に[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]で[[コントロール奪取]]されると非常に厄介である。~ 対策として、[[《霞の谷のファルコン》]]と相性のいい[[《王宮の弾圧》]]を採用する手もあるが、[[《ダーク・シムルグ》]]の[[特殊召喚]]の妨げとなるため、高度なプレイングが要求される。~ いくら[[《ダーク・シムルグ》]]に[[蘇生]][[効果]]があるとはいえ、[[手札]]2枚の[[コスト]]はやはり大きい。~ [[手札]]枚数を常に確認し、[[《ダーク・シムルグ》]]を極力[[破壊]]されないようにしたい。~ **代表的なカード [#yfc1951e] -[[《ダーク・シムルグ》]] -[[《魔封じの芳香》]] -[[《キラー・トマト》]] -[[《ドラゴンフライ》]] **関連リンク [#n0ec781f] -[[【カオス】]] -[[【氷炎の双竜】]] -[[【トマハン】]] -[[【リクルーター】]] -[[【リクルーターカオス】]] -[[【風属性】]] -[[【鳥獣族】]] -[[デッキ集]]