*【ダークゴーズ】 [#l64100ad]
 [[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]から[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]までの[[主流デッキ]]。~

 [[【ダークカオス】]]に続く[[【暗黒界】]]系統の実戦デッキ。~
 [[【暗黒界】]]の要は[[上級モンスター]]のため[[手札事故]]が多いことが難点であったが[[《冥府の使者ゴーズ》]]の登場により、その難点は克服され安定感と爆発力を秘める強力な[[デッキ]]となった。~

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 《暗黒界の武神 ゴルド/Goldd, Wu-Lord of Dark World》
 効果モンスター
 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
 このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、
 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
 相手のカードの効果によって捨てられた場合、
 さらに相手フィールド上に存在するカードを2枚まで選択して破壊する事ができる


 《暗黒界の軍神 シルバ/Sillva, Warlord of Dark World》
 効果モンスター
 星5/闇属性/悪魔族/攻2300/守1400
 このカードが他のカードの効果によって手札から墓地に捨てられた場合、
 このカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
 相手のカードの効果によって捨てられた場合、
 さらに相手は手札2枚を選択し、
 好きな順番でデッキの一番下に戻す。

 《天使の施し/Graceful Charity》
 通常魔法(禁止カード)
 デッキからカードを3枚ドローし、その後手札からカードを2枚捨てる。

 《冥府の使者ゴーズ/Gorz the Emissary of Darkness》
 効果モンスター(制限カード)
 星7/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
 自分フィールド上にカードが存在しない場合、
 相手がコントロールするカードによってダメージを受けた時、
 このカードを手札から特殊召喚することができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、
 受けたダメージの種類により以下の効果を発動する。
 ●戦闘ダメージの場合、自分フィールド上に「冥府の使者カイエントークン」
 (天使族・光・星7・攻/守?)を1体特殊召喚する。
 このトークンの攻撃力・守備力は、この時受けた戦闘ダメージと同じ数値になる。
 ●カードの効果によるダメージの場合、受けたダメージと同じダメージを
 相手ライフに与える。

 当時[[無制限カード]]であった[[《封印の黄金櫃》]]で瞬時に[[《天使の施し》]]を[[手札]]に持ってくる。~
 [[《暗黒界の武神 ゴルド》]][[《暗黒界の軍神 シルバ》]]を[[墓地に捨てる]]事で[[特殊召喚]]し[[ハンド・アドバンテージ]]を得る。~
 これがこの[[デッキ]]の一番の狙いとなる[[コンボ]]である。~
 作業は単純だがこれで自分は3枚の[[ドロー]]に加え[[フィールド]]に2体の[[上級モンスター]]を[[特殊召喚]]できるという凶悪極まりない[[コンボ]]であった。

 しかし、[[《暗黒界の武神 ゴルド》]][[《暗黒界の軍神 シルバ》]]共に[[上級モンスター]]であるため[[手札事故]]を招く可能性も高かった。~
 [[【暗黒界】]]がその弱点を抱える中で登場したのが[[《冥府の使者ゴーズ》]]である。~
 [[手札事故]]により自分の[[フィールド]]がガラ空きになっている状況でも[[《冥府の使者ゴーズ》]]により奇襲を狙えることがこの[[デッキ]]の最大の強みでもあった。~
 現在でも猛威を振るう[[《冥府の使者ゴーズ》]]は[[トークン]]により簡単に[[場のアドバンテージ>ボード・アドバンテージ]]を稼ぐことができる。~
 さらに[[《暗黒界の武神 ゴルド》]][[《暗黒界の軍神 シルバ》]]では倒せない[[攻撃力]]2400ラインの[[モンスター]]を[[戦闘]]で一方的に[[破壊]]できたりと、正に[[デッキ]]の中枢を担うカードであった。

 また【ダークゴーズ】の人気に拍車をかけたのが[[《マインドクラッシュ》]][[《ダスト・シュート》]]の[[ハンデス]][[コンボ]]の大流行である。~
 [[《マインドクラッシュ》]]は本来から[[【暗黒界】]]と相性の良いカードであった。~
 それに加え当時の流行[[カード]]を軒並み[[メタ]]することができたので採用率は非常に高かった。~
 またこの[[デッキ]]自体が当時大流行していたこの[[ハンデス]][[コンボ]]に対する[[メタ]]でもあった。~
 自分の[[手札]]に[[暗黒界]]しかいなければ相手の[[《マインドクラッシュ》]]を無条件に[[腐らせる>腐る]]ことができるためである。~
 さらに[[《マインドクラッシュ》]]は[[フリーチェーン]]カードであるため[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[特殊召喚]]を阻害する心配もなかった。

-これらの理由から【ダークゴーズ】の人気は非常に高くなり、爆発的に使用者は増えていった。~
これにより本来は[[暗黒界]]の強力な[[サポートカード]]であるはずの[[《メタモルポット》]]や[[《手札抹殺》]]が[[ミラーマッチ]]を警戒して大幅に採用率を下げていたのは皮肉な話である。

-採用される[[暗黒界]]は[[《暗黒界の武神 ゴルド》]][[《暗黒界の軍神 シルバ》]]合わせて4枚程度が主流であった。

-この[[デッキ]]と直接関係があるわけではないが、当時[[ビートダウン]]であれば採用率100%とも言われた[[《E・HERO エアーマン》]]もほとんどの場合3枚積みされていた。

**このデッキの弱点 [#s8aced59]
 [[上級モンスター]]で派手に攻める戦法が魅力的な【ダークゴーズ】であるが、その代償として[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を打たれると壊滅的ダメージは避けられなかった。~
 また同時代にダークホース的存在として活躍していた[[【ネクロフェイス】]]を初めとする[[除外]]系[[デッキ]]にも滅法弱かった。~
 [[暗黒界]]は[[墓地]]に送ることができなければただの[[バニラ]]同然なので[[除外]]系[[デッキ]]が相手の場合は[[暗黒界]]のコンセプトそのものを封じられるに等しかったのである。

**このデッキのその後 [#xfc956b7]
 [[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の[[制限改訂]]により[[デッキ]]の要であった[[《天使の施し》]]が[[禁止カード]]となった。~
 さらに[[《冥府の使者ゴーズ》]][[《封印の黄金櫃》]][[《マインドクラッシュ》]]も[[制限カード]]となる。~
 これにより【ダークゴーズ】は壊滅を免れなかった。~
 現在でも似たようなコンセプトの[[デッキ]]を組めないことはないが、やはり[[【暗黒界】]]系[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《天使の施し》]]が使用できないことが大きな痛手となっている。

**代表的なカード [#saff86e0]


-[[《暗黒界の武神 ゴルド》]]
-[[《暗黒界の軍神 シルバ》]]
-[[《冥府の使者ゴーズ》]]

-[[《天使の施し》]]
-[[《封印の黄金櫃》]]

-[[《マインドクラッシュ》]]
-[[《ダスト・シュート》]]

**サンプルレシピ [#idfc0b1f]
-備考
--【ダークゴーズ】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=302~
近畿チャンピオンシップ優勝

**関連リンク [#qbbc577c]
-[[【暗黒界】]]

-[[デッキ集]]