*【チャルアイーター】 [#ua5dff81]

#contents

**説明 [#q354e7fd]
 [[《タイム・イーター》]]と[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を使って毎[[ターン]][[相手]]の[[メインフェイズ]]1と[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]してしまう[[デッキ]]。~
 [[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]するため、[[メインフェイズ]]2にも入れない。~
 決まれば[[相手]]は[[ドローフェイズ]]と[[スタンバイフェイズ]]と[[エンドフェイズ]]しか行えないため実質ほとんど何も出来なくなる。~
 [[地縛神]]を入れる等、[[ロック]][[デッキ]]としては異質な[[デッキ]]構成を求められるものの、一度成功してしまえばほぼ勝利は約束されるだろう。~

 《地縛神 Chacu Challhua/Earthbound Immortal Chacu Challhua》
 効果モンスター
 星10/闇属性/魚族/攻2900/守2400
 「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
 フィールド上に表側表示でフィールド魔法カードが存在しない場合このカードを破壊する。
 相手はこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。
 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
 1ターンに1度、このカードの守備力の半分のダメージを相手ライフに与える事ができる。
 この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
 また、このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、
 相手はバトルフェイズを行う事ができない。

 《タイム・イーター/Timeeater》
 効果モンスター
 星6/闇属性/機械族/攻1900/守1700
 このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、
 次の相手ターンのメインフェイズ1をスキップする。

 《ミラクル・フリッパー/Miracle Flipper》
 効果モンスター
 星2/光属性/魔法使い族/攻 300/守 500
 「ミラクル・フリッパー」が自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
 このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手は他の表側表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
 このカードが戦闘で破壊された場合、このカードを相手フィールド上に特殊召喚する。
 このカードが魔法・罠の効果で破壊された場合、
 相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。

**[[デッキ]]構築に関して [#r54fbf01]
***[[モンスターカード]]について [#zca67ae2]

 [[デッキ]]の中核である[[《地縛神 Chacu Challhua》]][[《タイム・イーター》]][[《ミラクル・フリッパー》]]は各3枚積みとなる。~
 場合によっては[[《偉大天狗》]]を積んでも良いだろう。こちらも[[《タイム・イーター》]]と同条件で[[バトルフェイズ]]を封印出来るからである。~
 しかし[[上級]][[モンスター]]である以上、[[生け贄]]確保が更に必要となってしまう点には注意したい。~

 後は[[【ロックバーン】]]に採用される[[カード]]を加えるのもいい。具体的には[[《サイバー・ヴァリー》]]、[[《マシュマロン》]]辺りとなる。~
 これらの[[カード]]は場持ちが良かったり、[[ドロー]]効果を持っているので、[[コンボ]]を決めやすくしてくれる。~
 [[《ミラクル・フリッパー》]]を[[リクルート]]してくる[[《シャインエンジェル》]]と[[《見習い魔術師》]]を複数枚積んでもいい。~
 後者を採用するなら[[《執念深き老魔術師》]]や[[《水晶の占い師》]]も入れるといいだろう。~

***[[魔法カード]]、[[罠カード]]について [#d55ab6d5]
 まずは[[フィールド魔法]]の選択であるが、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]は[[最上級モンスター]]、[[《タイム・イーター》]](と[[《偉大天狗》]])は[[上級モンスター]]故、[[生け贄]]確保が出来る[[フィールド魔法]]を選択したい。~
 [[《死皇帝の陵墓》]]は[[ライフコスト]]のみで上記の[[カード]]を[[召喚]]出来る様にするので、とても相性が良い。~
 [[《ブラック・ガーデン》]]もこの[[デッキ]]では良い使い道がある。~
 [[《ミラクル・フリッパー》]]の[[効果]]により常にこちら側の[[フィールド]]に[[ローズ・トークン]]が出てくるため、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]や[[《タイム・イーター》]]の[[リリース]]要員が簡単に用意出来る。~
 更に[[《ミラクル・フリッパー》]]の代用も用意可能となる。~
 [[《タイム・イーター》]]は[[攻撃力]]が半分になっても[[ローズ・トークン]]、[[《ミラクル・フリッパー》]]に勝てるからである。~
 [[相手]]の妨害にも使える点を考慮しても、この[[カード]]を[[《死皇帝の陵墓》]]の代わりに採用しても良いだろう。~
 なお、上記の[[フィールド魔法]]を素早く引くためにも、[[《テラ・フォーミング》]]も2枚以上積みたい所。~

 また、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]が[[フィールド]]上に存在しないときも手軽に1[[ターン]]、[[相手]]の[[ターン]]をロックできる[[《覇者の一括》]]も2枚以上積んで問題ない。~

 この[[デッキ]]が他の[[ロック]][[デッキ]]と決定的に違う点は、[[ロック]]を持続するのに[[戦闘]]を介する必要がある点である。~
 つまりは[[《次元幽閉》]]、[[《くず鉄のかかし》]]等の[[攻撃宣言]]に反応する[[カード]]が問題となる。~
 それらを[[除去]]する為に、[[《砂塵の大竜巻》]]、[[《ハリケーン》]]が欲しい所である。~
 [[《魔宮の賄賂》]]等の[[カウンター罠]][[カード]]も、上記の[[カード]]を封殺出来るので入れておきたい。~

 他には[[《強制転移》]]も悪くない。~
 [[《ミラクル・フリッパー》]]を送りつけるのに役立つほか、その[[《ミラクル・フリッパー》]]が引けない時に、[[自分]]の[[《偉大天狗》]]や弱小[[モンスター]]を[[相手]]に送りつけられる。~

**[[ロック]]への流れ [#r54fbf01]
 まずは[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[フィールド]]に出さなければ話にならない。~
 [[《シャインエンジェル》]]や[[《見習い魔術師》]]で[[リクルート]]し、[[壁]]として[[戦闘破壊]]されたり、[[自爆特攻]]すれば問題は無いだろう~
 次に[[《タイム・イーター》]]と、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を[[召喚]]する方法だが、共に[[上級]][[モンスター]]であるが故にとても出しにくい。~
 [[デッキ]]に入っているであろう様々な[[アドバンス召喚]]補助[[カード]]を駆使して出していきたい。~
 最初は[[《死皇帝の陵墓》]]、[[《ブラック・ガーデン》]]を媒介に、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を[[召喚]]するといい。~
 高[[攻撃力]]の[[ダイレクトアタック]]を決めた次の[[ターン]]に[[守備表示]]にすれば無駄が無いからである。~
 そして、[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を[[守備表示]]にした後に[[《タイム・イーター》]]を[[召喚]]し、[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[戦闘破壊]]していけば[[ロック]]の完成である。~
 [[相手]]の妨害を考えても、上記の流れは少ない[[ターン]]で行ないたい所である。~

**このデッキの弱点 [#x7a67220]
 [[コンボ]][[デッキ]]ゆえの[[手札事故]]の多さはある程度目を瞑る必要がある。~
 [[ロック]]が完成してからは崩されることはあまりないが、[[ロック]]が完成するまでが大変である。~
 また、この[[デッキ]]のギミックそのものを潰す[[《スキルドレイン》]]のような永続[[カード]]は厄介。~
 また[[《タイム・イーター》]]の[[攻撃]]に対して[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]][[《次元幽閉》]]等の[[除去]]を使われたり、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]を使われると痛い。~

 [[ロック]]が完成してからも脅威になるこの[[デッキ]]の天敵とも呼べる[[カード]]は[[《サイクロン》]]と[[《月の書》]]である。~
 前者は[[ドローフェイズ]]に[[手札]]から[[発動]]され、[[《死皇帝の陵墓》]]を[[破壊]]されると[[《地縛神 Chacu Challhua》]]が[[自壊]]してしまう。~
 そして後者は[[《地縛神 Chacu Challhua》]]を[[裏側守備表示]]にしてしまう事で[[バトルフェイズ]]を行わせてしまう。~
 上記の[[マストカウンター]]には、[[カウンター罠]][[カード]]で確実に対処しよう。~
 また[[《サイクロン》]]、[[《月の書》]]程ではないが[[《ネクロ・ガードナー》]]で[[《タイム・イーター》]]の[[攻撃]]が防がれると、次の[[ターン]]は[[ロック]]が解けてしまうため、[[相手]]の[[デッキ]]タイプにも気を付けたい。~

**この[[デッキ]]の変遷 [#g3241117]
 以前は、[[《偉大天狗》]]で[[戦闘ダメージ]]を与え[[バトルフェイズ]]を[[スキップ]]するという構築であったが、[[スピリット]][[モンスター]]ゆえ[[手札]]に戻ってしまい使いにくかった。~
 その後より使いやすい[[《地縛神 Chacu Challhua》]]が登場した事でこちらの方式にシフトした。~
 なお、カードプールの増加により[[《偉大天狗》]]を[[フィールド]]に維持することも以前よりは楽になってきている。

**代表的なカード [#r5d670d1]
-[[《タイム・イーター》]]
-[[《地縛神 Chacu Challhua》]]
-[[《ミラクル・フリッパー》]]
-[[《死皇帝の陵墓》]]
-[[《ブラック・ガーデン》]]
-[[《覇者の一括》]]

**関連リンク [#ja5a8715]
-[[ロック]]

-[[【地縛神】]]
-[[【フェンリルハンデス】]]

-[[デッキ集]]