CROSSROADS OF CHAOSで登場したディフォーマー?を中心としたデッキ。
カード単体では弱小モンスターの集まりだが、アイデンティティーである「表示形式によって変化する効果」と、サポートカードによってテクニカルなデッキが作れる。
デッキの中核《D・モバホン》の存在もあり、その展開力は一級品。
1ターンで一気にモンスターでフィールドが埋まる事も珍しくないその制圧力とトリッキーな効果で相手を翻弄してゆくのが特徴。
他にも個性的なディフォーマー?が揃っており、好みに応じて投入すると良いだろう。
ディフォーマー?以外のモンスターについてだが、現在ディフォーマー?には攻撃力1500以下のモンスターしか存在しないため、全てリクルーターに対応している。
その内、《D・ラジオン》と《D・キャメラン》は光属性、《D・チャッカン》は炎属性、《D・パッチン》は風属性、それ以外の6体は地属性である。
対応先の多さで言えばやはり《巨大ネズミ》を採用するのが妥当な所だが、主力とするモンスターに応じて選択すると良いだろう。
ディフォーマー?の表示形式を自在に変更できる《ガジェット・ドライバー》の存在も見逃せない。
これ1枚で任意の枚数のディフォーマー?の表示形式を変更でき、しかも相手ターンでも発動可能なのだからありがたい限り。
ただし、直接的にアドバンテージに結びつく訳ではないので、状況を見極めて発動するようにしよう。
ディフォーマー?には切り札といえるほどのモンスターが存在しない。
なので、チューナーを投入しシンクロモンスターに頼るのも良いであろう。
機械族のチューナー《ニトロ・シンクロン》や《ターボ・シンクロン》、蘇生効果を有効に使える《ジャンク・シンクロン》《デブリ・ドラゴン》等が候補だろう。
《ゾンビキャリア》で《D・モバホン》の効果の確実性を上げつつシンクロ召喚するという芸当も可能。
また、《D・モバホン》による大量展開に着目し、《神獣王バルバロス》《D−HERO Bloo−D》などの大型モンスターを投入する選択もある。
魔法カードで是非とも採用したいのはやはり《D・スピードユニット》。
破壊対象に制限がなく、除去能力は高水準。
ディフォーマー?をデッキに戻す事で《D・モバホン》の効果も使いやすくなる。
しかし、ディフォーマー?が手札に無いと使えないので無闇に3枚積みしたりすると腐る恐れもあるため、デッキの中身と見合わせてバランスよく取り入れる事。
《ディフォーム》は相手の攻撃を無効にし、ディフォーマー?の表示形式を変える事ができるものの、単純な防御能力は《次元幽閉》や《和睦の使者》に見劣りしてしまう。
表示形式の変更を積極的に行える点は評価できるので、4枚目以降の《重力解除》として用いれば良いだろう。
《D・コード》は装備モンスターの表示形式の変更によって魔法・罠カードを破壊できる。
1ターンに1度の表示形式の変更では間に合わない場合が多く、また装備対象によっては積極的に表示形式を変える訳にはいかないという場合もある。
投入する場合は表示形式を変更する効果を持つカードを多めに投入したい。
《D・ゲイザー》は守備表示の効果が狙いやすくなる。
《聖なる輝き》とどちらを採用するか悩む所だが、あちらと違って自分のリバース効果モンスターを邪魔しない事や《月の書》等が使用可能な点はこちらが有利となる。
《D・パワーユニット》《D・レトロエンジン》は元々の攻撃力が低いディフォーマー?はさほど恩恵を受けない。
しかも、前者の方は装備可能なモンスターが3種類しか存在しない。
他の装備魔法を採用した方が良いだろう。
《百機夜工》はデュエル後半になるほど攻撃力の上昇値が高くなるが、燃費が悪く、ディフォーマー?の再利用も難しくなる。
《ブレンD》は《D・スピードユニット》よりも更に発動条件が厳しく、複数採用は危険である。
《D・バリア》は全体除去を苦手とするディフォーマー?にとってはうってつけのカードである。
無効にしつつ
こちらは可能な限り採用したい所。
《D・フィールド》は表示形式を変更するカードを多く採用しているデッキならば是非採用したいカード。
カウンターを乗せるのはかなり容易で、すぐに大幅な全体強化を行う事も可能。
機械族が多くを占めるためメタカードの多さに悩まされる。
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》はその筆頭である。
逆に、こちらのモンスターで相手の《サイバー・ドラゴン》などを吸収できるメリットにもなり得るが。
また、総じて攻撃力が低めなため、上手くモンスターを展開できないとすぐに押し切られてしまう。
表示形式を変えるカードを多数投入すれば相手モンスターの攻撃を食い止める事も可能なので、デッキに余裕がある限り投入したいところ。
他には、《王虎ワンフー》・《魔のデッキ破壊ウイルス》・《王宮の弾圧》等にも注意したい。
現状ではディフォーマー?の最上級モンスターが登場していないので、これからの登場カードが楽しみであるとも言える。
また、《スキルドレイン》には非常に弱い。
これ1枚で単なる弱小モンスターの集団に成り下がり、こちらのフィールドはボロボロになる。
《D・スピードユニット》で速やかに除去してしまおう。
さらに、基本的に表側表示で大量のモンスターを展開する事が多いため、《ライトニング・ボルテックス》を使われると大損害になる。
《ブラック・ローズ・ドラゴン》、《裁きの龍》、《終焉の王デミス》、《ユベル−Das Abscheulich Ritter》といったモンスター全除去の効果を持つモンスターも苦手。
前者は《D・バリア》の登場で改善されたものの、不安が残るなら《神の宣告》等も採用しよう。