【ディフォーマー】

デッキの概要

 CROSSROADS OF CHAOSで登場したディフォーマー?を中心としたデッキ

 カード単体では弱小モンスターの集まりだが、アイデンティティーである「表示形式によって変化する効果」と、サポートカードによってテクニカルなデッキが作れる。
 デッキの中核《D・モバホン》の存在もあり、その展開力は一級品。
 1ターンで一気にモンスターフィールドが埋まる事も珍しくないその制圧力とトリッキーな効果相手を翻弄してゆくのが特徴。

デッキ構築に際して

モンスターについて

 他にも個性的なディフォーマー?が揃っており、好みに応じて投入すると良いだろう。
 ディフォーマー?以外のモンスターについてだが、現在ディフォーマー?には攻撃力1500以下のモンスターしか存在しないため、全てリクルーターに対応している。
 その内、《D・ラジオン》《D・キャメラン》光属性《D・チャッカン》炎属性《D・パッチン》風属性、それ以外の6体は地属性である。
 対応先の多さで言えばやはり《巨大ネズミ》を採用するのが妥当な所だが、主力とするモンスターに応じて選択すると良いだろう。

 ディフォーマー?表示形式を自在に変更できる《ガジェット・ドライバー》の存在も見逃せない。
 これ1枚で任意の枚数のディフォーマー?表示形式を変更でき、しかも相手ターンでも発動可能なのだからありがたい限り。
 ただし、直接的にアドバンテージに結びつく訳ではないので、状況を見極めて発動するようにしよう。

 ディフォーマー?には切り札といえるほどのモンスターが存在しない。
 なので、チューナーを投入しシンクロモンスターに頼るのも良いであろう。
 機械族チューナー《ニトロ・シンクロン》《ターボ・シンクロン》蘇生効果を有効に使える《ジャンク・シンクロン》《デブリ・ドラゴン》等が候補だろう。
 《ゾンビキャリア》《D・モバホン》効果の確実性を上げつつシンクロ召喚するという芸当も可能。
 また、《D・モバホン》による大量展開に着目し、《神獣王バルバロス》《D−HERO Bloo−D》などの大型モンスターを投入する選択もある。

魔法・罠カードについて

 魔法カードで是非とも採用したいのはやはり《D・スピードユニット》
 破壊対象に制限がなく、除去能力は高水準。
 ディフォーマー?デッキに戻す事で《D・モバホン》効果も使いやすくなる。
 しかし、ディフォーマー?手札に無いと使えないので無闇に3枚積みしたりすると腐る恐れもあるため、デッキの中身と見合わせてバランスよく取り入れる事。

 《ディフォーム》相手攻撃無効にし、ディフォーマー?表示形式を変える事ができるものの、単純な防御能力は《次元幽閉》《和睦の使者》に見劣りしてしまう。
 表示形式の変更を積極的に行える点は評価できるので、4枚目以降の《重力解除》として用いれば良いだろう。

 《D・コード》装備モンスター表示形式の変更によって魔法・罠カード破壊できる。
 1ターンに1度の表示形式の変更では間に合わない場合が多く、また装備対象によっては積極的に表示形式を変える訳にはいかないという場合もある。
 投入する場合は表示形式を変更する効果を持つカードを多めに投入したい。

 《D・ゲイザー》守備表示効果が狙いやすくなる。
 《聖なる輝き》とどちらを採用するか悩む所だが、あちらと違って自分リバース効果モンスターを邪魔しない事や《月の書》等が使用可能な点はこちらが有利となる。

 《D・パワーユニット》《D・レトロエンジン》元々の攻撃力が低いディフォーマー?はさほど恩恵を受けない。
 しかも、前者の方は装備可能なモンスターが3種類しか存在しない。
 他の装備魔法を採用した方が良いだろう。

 《百機夜工》デュエル後半になるほど攻撃力の上昇値が高くなるが、燃費が悪く、ディフォーマー?の再利用も難しくなる。

 《ブレンD》《D・スピードユニット》よりも更に発動条件が厳しく、複数採用は危険である。

 《D・バリア》全体除去を苦手とするディフォーマー?にとってはうってつけのカードである。
 無効にしつつ(ディフォーマー)サーチできるため、アドバンテージを得る事ができる。
 こちらは可能な限り採用したい所。

 《D・フィールド》表示形式を変更するカードを多く採用しているデッキならば是非採用したいカード
 カウンターを乗せるのはかなり容易で、すぐに大幅な全体強化を行う事も可能。

 専用サポートカード以外のオススメカードは以下に挙げる。

  1. 《D・モバホン》等の展開力の要となるディフォーマー?を手軽に蘇生できる《リミット・リバース》《エンジェル・リフト》
    前者は守備表示効果が実質使用不可能になってしまう点には注意。
  2. モンスター表示形式を変えられる《重力解除》《進入禁止!No Entry!!》
    《悪夢の迷宮》を入れてみると《D・コード》効果も狙いやすくなり面白い動きができる。
    ただし、その場合自分魔法・罠カードまで破壊しかねないので注意。
  3. 機械族が多いため発動対象に困らない《リミッター解除》
    2回攻撃ができる《D・ラジカッセン》との相性は抜群である。
    《サイバー・ドラゴン》《オーバーロード・フュージョン》を投入してフィニッシャー《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を迎えるのもいいだろう。
  4. リクルーター《D・キャメラン》と相性がいい《強制転移》
    使用済みの《D・モバホン》手札腐った《ガジェット・ドライバー》を処理する事もできる。
    力で及ばない相手モンスターなら奪ってしまうのも戦術の一つである。
  5. 総じて攻撃力が低いため発動が容易な《地獄の暴走召喚》
    《D・マグネンU》ロック《D・ラジオン》での全体強化が可能になる。
  6. 大量展開補助の《機械複製術》
    《D・モバホン》を一気に3体複製し、3体の効果を一度に使用すれば一気呵成に攻め入る事もできる。
    その際、全体除去は食らわないよう下準備はしておきたい。
    かつては《D・モバホン》しか対応していなかったが《D・ボードン》の登場で事故率は下がった。
    《D・ボードン》2体を守備表示で出す事で全てのディフォーマーが戦闘破壊耐性を得る事ができる。
    《サイバー・ヴァリー》を採用し、効果使用した《D・モバホン》等をドローに変換してしまうのも良い。
  7. 元々の攻撃力を底上げする《進化する人類》
    ディフォーマー?は全体的に攻撃力に乏しく、1900クラスのアタッカー相手フィールドに存在するだけで戦局が硬直してしまう。
    そのライフロスを逆手に取り、攻撃力強化できるのである。
    元々の攻撃力が1000以下の《D・モバホン》《D・キャメラン》に装備すればデメリットは無いも同然である。
    攻撃表示《D・ラジオン》に装備してやれば、レベル4にして破格の攻撃力3200を得る。
    ディフォーマー?《団結の力》等の装備魔法と相性がいいため、併せて1〜2枚ほどなら採用しても良いだろう。

このデッキの弱点

 機械族が多くを占めるためメタカードの多さに悩まされる。
 《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》はその筆頭である。
 逆に、こちらのモンスター相手《サイバー・ドラゴン》などを吸収できるメリットにもなり得るが。

 また、総じて攻撃力が低めなため、上手くモンスターを展開できないとすぐに押し切られてしまう。
 表示形式を変えるカードを多数投入すれば相手モンスター攻撃を食い止める事も可能なので、デッキに余裕がある限り投入したいところ。
 他には、《王虎ワンフー》《魔のデッキ破壊ウイルス》《王宮の弾圧》等にも注意したい。
 現状ではディフォーマー?最上級モンスターが登場していないので、これからの登場カードが楽しみであるとも言える。

 また、《スキルドレイン》には非常に弱い。
 これ1枚で単なる弱小モンスターの集団に成り下がり、こちらのフィールドはボロボロになる。
 《D・スピードユニット》で速やかに除去してしまおう。

 さらに、基本的に表側表示で大量のモンスターを展開する事が多いため、《ライトニング・ボルテックス》を使われると大損害になる。
 《ブラック・ローズ・ドラゴン》《裁きの龍》《終焉の王デミス》《ユベル−Das Abscheulich Ritter》といったモンスター除去の効果を持つモンスターも苦手。
 前者は《D・バリア》の登場で改善されたものの、不安が残るなら《神の宣告》等も採用しよう。

代表的なカード

関連リンク