*【デビル・フランケン】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]で[[融合召喚]]を行わずに強力な[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[デッキ]]。~
 5000という莫大な[[ライフコスト]]をどのように解決するかが構築の軸となる。~
 単純に[[効果]]を1度[[発動]]して終わりでは[[デッキ]]として成り立たないため、何かしらの方法で複数回の[[発動]]を狙うか、他の[[カード]]と組み合わせて[[制圧]]を狙うことになる。~

 《デビル・フランケン/Cyber-Stein》
 効果モンスター
 星2/闇属性/機械族/攻 700/守 500
 (1):5000LPを払って発動できる。
 エクストラデッキから融合モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚する。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
 [[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の制限改訂で[[《デビル・フランケン》]]が[[禁止カード]]となり長らく構築不能だったが、[[14/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]の[[制限復帰]]、[[14/07/01>リミットレギュレーション/2014年7月1日]]の[[制限解除]]によって復権している。~
 (一時期、[[制限カード]]に戻されていたため構築が困難であったが現在は再び[[無制限カード]]なので構築が可能である。)~
 復帰後の環境では[[【E・HERO】]]や[[【シャドール】]]等の[[正規融合]]の登場によって[[メタカード]]も増加しており、[[禁止カード]]経験前より強い対策が求められる。~
 一方で相性の良い[[融合モンスター]]や[[サポートカード]]も登場しているため型にはまった時の強さは健在といえる。~

***[[メインデッキ]]の[[モンスター]]について [#monster]
-[[《デビル・フランケン》]]~
この[[デッキ]]の[[キーカード]]。~
[[ライフ]]を払って[[エクストラデッキ]]から[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
―[[融合モンスター]]~
 主に[[《デビル・フランケン》]]の[[起動効果]]で[[フィールド]]に[[特殊召喚]]する[[モンスター]]。~
-[[《青眼の究極竜》]]~
[[《デビル・フランケン》]]の[[起動効果]]で[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]で最も高い[[攻撃力]]を持つ。~
主に高[[攻撃力]][[モンスター]]の[[戦闘破壊]]や[[効果モンスター]][[メタカード]]がある場合に[[特殊召喚]]する。~

-[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]~
高い[[攻撃力]]と[[貫通]]を持ち合わせる。~
[[《デビル・フランケン》]]を[[ピン挿し]]する場合などには優先度の高い一枚だが、この[[デッキ]]は[[《デビル・フランケン》]]を中心とし様々な状況に対応した[[モンスター]]を出せるため優先度はそこまで高くない。~
しかし、[[貫通]]は他の[[カード]]は持ち合わせていないためその点の状況では役立ってくれる。~

-[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]・[[《極戦機王ヴァルバロイド》]]~
[[2回攻撃]]で高い[[戦闘ダメージ]]が期待できる。~
共に[[機械族]]なので[[《リミッター解除》]]も使用すれば一気にゲームエンドに持ち込むことができるだろう。~

-[[《ナチュル・エクストリオ》]]~
[[相手]]の[[カウンター罠]]以外の[[魔法・罠カード]]を回数を問わず[[無効]]にでき、[[制圧]]力はかなり高く[[相手]]の行動を大きく制限できる。~
しかし、[[モンスター効果]]を[[無効]]にできない点と、[[エクシーズ召喚]]等で容易に超えられてしまう[[攻撃力]]2800という数値が難点である。~

-[[《異星の最終戦士》]]~
自身を除いた[[自分]]の[[モンスター]]を全て[[破壊]]する[[誘発効果]]、[[お互い]]の[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]を封印する[[永続効果]]を持つ。~
この[[カード]]を[[特殊召喚]]した後は、[[効果]]を[[無効]]化されるか[[除去]]されない限り、[[モンスター]]を[[セット]]することしかできない。~
しかし、それは[[自分]]も同じであり、使いどころを考えなければ[[自分]]の首を絞めかねない。~
//しかし、[[攻撃力]]が低く一切の[[耐性]]を持たないこの[[カード]]を維持し続けることは難しい。~
//モンスター出せないのは間接的にモンスターに耐性もっているのでは?

-[[《M・HERO ダーク・ロウ》]]・[[《M・HERO 闇鬼》]]~
[[闇属性]]の[[《デビル・フランケン》]]に、[[《マスク・チェンジ・セカンド》]]を使い[[特殊召喚]]する。~
[[相手]][[ターン]]に[[攻撃力]]の低い[[《デビル・フランケン》]]を残さずに済む。~

―[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]~
-[[《ギアギガント X》]]~
[[キーカード]]の[[《デビル・フランケン》]]を[[サーチ]]、[[サルベージ]]できる。~
貴重な[[サーチ]]手段のため、他の[[ギアギア]]と共に採用しても良いだろう。~

-[[《ロード・ウォリアー》]]~
[[《デビル・フランケン》]]の[[守備表示]]での[[リクルート]]が可能。~

―[[リンクモンスター]]~
 複数回の[[効果]]の[[発動]]を狙うなら必須となる。~
 とはいえ種類が豊富な上特段必要な条件もないため、その方法や混成する[[デッキ]]に合わせて選ぶと良いだろう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
 [[必須カード]]の[[モンスターカード]]が少ないため、多めに採用することになる。~

-[[《デビル・フランケン》]]へのアクセス~

--[[《名推理》]]・[[《モンスターゲート》]]~
運が絡むがうまく行けば[[召喚権]]を残したまま展開できる。~

--[[《オルフェゴール・クリマクス》]]~
[[墓地]]から[[除外]]することで[[闇属性]]・[[機械族]]を[[サーチ]]できる。~
[[《おろかな副葬》]]で直接[[墓地]]に落とすことで間接的に[[《デビル・フランケン》]]が[[サーチ]]可能。~
これを[[サーチ]]できる[[《オルフェゴール・ガラテア》]]の存在を考えると、[[【オルフェゴール】]]との混成にするのも十分効果的である。~

//-防御手段~
//[[《デビル・フランケン》]]の[[ライフコスト]]を払うため、防御要素の採用は必須。~
//[[《光の護封剣》]]はもちろん、[[《威嚇する咆哮》]]や[[《和睦の使者》]]等も余裕ある限り採用したい。~
//[[《レベル制限B地区》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]といった永続的な防御要素を、[[《トラップ・スタン》]]と併用してもいい。

-[[ライフ回復]]手段~
防御するだけでなく、[[ライフ回復]]を用いるのも良い。~
[[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]を複数回[[発動]]する事も可能となる。~
//筆頭となるのは[[《非常食》]]や[[《神秘の中華なべ》]]だろうか。~
また、[[《三位一択》]]も[[エクストラデッキ]]に[[融合モンスター]]が多いため、[[相手]]が[[融合モンスター]]主体でない限り、安定して[[回復]]できる。~
とはいえ5000もの[[ライフポイント]]を回復するのは難しく、これに特化したのが【ネクロフェイス・フランケン】である。~

-[[効果]]を通す手段~
[[《デビル・フランケン》]]の[[禁止カード]]経験以前は殆ど考える必要のなかった要素だが、現在の[[環境]]では[[特殊召喚]][[効果]]を止める手段も複数ある。~
5000もの[[ライフ]]を払って[[発動]]した[[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]が止められてしまうのはシャレにならない。~
特に、[[手札誘発]]である[[《エフェクト・ヴェーラー》]]の対策は必ず用意しておきたいところである。~
[[速攻魔法]]の[[《墓穴の指名者》]]は[[手札]]から[[発動]]できるため使い勝手がよく、他には[[《スキル・プリズナー》]]や[[《メンタルドレイン》]]などが選択肢になるだろう。~

-[[攻撃]]を通す手段~
[[特殊召喚]]に成功した後はその[[モンスター]]の[[攻撃]]が必要となるため、[[モンスター除去]]・[[魔法・罠除去]]も慎重に行いたい。~
[[《サイクロン》]]、[[《王宮のお触れ》]]等の採用が検討できる。~
[[《デビル・フランケン》]]を[[《強制転移》]]や[[《死のマジック・ボックス》]]で[[送りつけ]]るのも有効。~
ただし、これらで[[相手]]の[[フィールド]]を空にしたとしても、[[《冥府の使者ゴーズ》]]らの存在には細心の注意を払いたい。~
[[直接攻撃]]するならば、一度で[[ライフポイント]]を0にしよう。~

//**戦術 [#strategy]

//**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
//***《カード名》軸 [#decktype1]

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
 必要となる[[カード]]が実質的に[[《デビル・フランケン》]]のみであり、むしろ純粋な【デビル・フランケン】の[[デッキ]]は現在ほぼ存在しないと言っても過言ではない。~
 基本的に様々な[[デッキ]]と複合することで真価を発揮すると言え、その[[効果]]の拡張性の高さから一見無関係な[[デッキ]]に[[出張]]することも多い。~
 その中でも特に相性の良く、[[メインデッキ]]から[[《デビル・フランケン》]]を採用し、かつ戦術のメインに据えている[[デッキ]]をここに記述する。~

***【バーン・1キル】 [#variation1]
 【バンキル】等とも呼ばれ、その名の通り[[【ロックバーン】]]との複合型。~
 [[融合モンスター]]の[[攻撃]]で勝負が決まらなかったとしても、[[《仕込みマシンガン》]]や[[《自業自得》]]で追撃を行う。~
 その他[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]の[[攻撃]]補助に[[おジャマトークン]]を使用したり、[[《ハーピィの羽根帚》]]で[[バーン]][[カード]]が苦手な[[《王宮のお触れ》]]を処理できる。~
-[[《サイクロン》]]の[[制限解除]]など[[環境]]の変化により、この型は[[《デビル・フランケン》]]の[[制限復帰]]後はあまり使われていない。
//まだ復帰してから10日くらいしかたっていないので、環境が異なるならCOしてください
//***【キメラ・フランケン】 [#variation2]
// 【キメフラ】と略される、[[【未来オーバー】]]との複合型。~
// [[《ハリケーン》]]や[[《リミッター解除》]]、[[《封印の黄金櫃》]]等をより有効活用できる。~
// [[《デビル・フランケン》]]が[[機械族]]なので、[[サポートカード]]を共用できる点も強み。~

***【ガジェット・フランケン】 [#variation3]
 【ガジェフラ】とも略される、[[【除去ガジェット】]]との複合型。~
 [[モンスター除去]]により[[融合モンスター]]の[[攻撃]]を確実に通し、[[ガジェット]]による[[攻撃]]も同時に行える。~

***【ネクロフェイス・フランケン】 [#variation4]
 [[【ネクロフェイス】]]との複合型で、【ネクロフラ】とも呼ばれる。~
 [[《ネクロフェイス》]]と[[《魂吸収》]]の[[コンボ]]で[[ライフ回復]]しつつ、[[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]を使う。~
 [[ライフ]]と[[《デビル・フランケン》]]の[[効果]]を贅沢に使い、[[融合モンスター]]を好きなだけ[[特殊召喚]]する。~
 しかし[[リンク召喚]]の登場に加え、[[《ネクロフェイス》]][[《デビル・フランケン》]]の両者が[[制限カード]]に指定されており、構築はかなり難しくなっている。~
 しかし[[リンク召喚]]の登場に加え、[[《ネクロフェイス》]]が[[制限カード]]に指定されており、構築は難しくなっている。~
 [[【アンデット族】]]に寄せ、[[《ユニゾンビ》]]や[[《牛頭鬼》]]などで[[墓地へ送り>墓地へ送る]]やすくするのも手か。~

***【フラホルス】 [#variation5]
 [[【お触れホルス】]]との複合型で、[[ホルスの黒炎竜]]や[[《王宮のお触れ》]]の[[効果]]を活かした[[ロック]][[デッキ]]としての面も持つ。~
 [[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]や[[《奈落の落とし穴》]]等の[[除去]]手段に加え、[[《和睦の使者》]][[《威嚇する咆哮》]]等の[[1ターンキル]][[メタカード]]にも[[耐性]]がつくので、[[《ハーピィの羽根帚》]]等に頼る必要がない。~
 [[融合モンスター]]に[[《竜魔人 キングドラグーン》]]を用いる事が多い。~

-その強力な[[シナジー]]から、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]から[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]までの[[環境]]において、[[主流デッキ]]の1つとして数えられたほど。~

***【サイキック・フランケン】 [#variation6]
 [[《DNA改造手術》]]または[[《リプロドクス》]]と、[[《脳開発研究所》]]または[[《念動増幅装置》]]を組み合わせることで、[[《デビル・フランケン》]]の[[コスト]]を踏み倒し[[融合モンスター]]を大量[[召喚]]する[[デッキ]]。~
// 【脳開発フラン研究所】とも呼ばれる。~
 [[コンボ]]が決まればその破壊力は全[[デッキ]]随一であり、強力な[[融合モンスター]]が場に並ぶ姿は圧巻。~
 ただし当然ながら[[リンクモンスター]]を用意する必要があり、大量展開のためには[[融合モンスター]]を定期的に[[リンクモンスター]]に変換する手間を挟むため[[エクストラデッキ]]の消費が非常に激しいので注意。~
 [[《リプロドクス》]]は[[サーチ]]が難しい[[《DNA改造手術》]]より遥かに使いやすく、[[効果]]を使った後は他の適当な[[モンスター]]と共に[[リンク素材]]にしてしまえば[[リンクマーカー]]も準備できる。~

***[[【メタルフォーゼ】]] [#Metalfoes]
 本来は[[《デビル・フランケン》]]と関係ない[[デッキ]]なのだが、[[《デビル・フランケン》]]との相性の良さもあって2016年の[[環境]]で活躍した[[デッキ]]。~
 [[デュエル]]最序盤から[[《デビル・フランケン》]]を出して[[《ナチュル・エクストリオ》]]や[[《異星の最終戦士》]]で[[相手]]を[[制圧]]する動きが確立されていたため、【デビル・フランケン】の要素も取り入れていたと言える。~
 [[16/10/01>リミットレギュレーション/2016年10月1日]]にて[[《デビル・フランケン》]]が[[制限カード]]に戻されたのはこの[[デッキ]]の働きが大きい。~

**備考 [#other]
-コナミのゲーム作品において―~
DM6では海馬がこの[[コンボ]]による[[1ターンキル]]を使用してくる。~
必要な[[カード]]は高確率で初手に揃っており、以下の手順で行われる。~
>
+[[《ハーピィの羽根帚》]]・[[《大嵐》]]による[[魔法・罠除去]]
+[[《サンダー・ボルト》]]・[[《ブラック・ホール》]]による[[モンスター除去]]
+[[《デビル・フランケン》]]を[[召喚]]し、[[効果]]で[[《青眼の究極竜》]]を[[特殊召喚]]
+[[《青眼の究極竜》]]に[[《巨大化》]]を[[装備]]して[[直接攻撃]]
<
当時の[[カード]]プールではこれに対抗できる手段は少なく、対策を練った構築でなければ高確率でそのまま[[1ターンキル]]されてしまっていた。~
//当時の[[カード]]プールではこれに対抗できる手段は少なく、先行を取り、なおかつ初手で[[《マジック・ジャマー》]]や[[《神の宣告》]]を複数引かなければ高確率でそのまま[[1ターンキル]]されてしまっていた。~
//メインデッキにクリボーがあれば、直接引くかクリッター・黒き森のウィッチのどちらかをセットで比較的安定して止められた。
--また同ゲームでは、かなり稀にだが、弟のモクバも同じ[[コンボ]]を使用する事がある。~
曰く「このコンボは兄サマに教えてもらった」との事。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《デビル・フランケン》]]

//**サンプルレシピ [#sample]

**関連リンク [#link]
-[[デッキ集]]