《エンド・オブ・ザ・ワールド》で降臨する２種の儀式モンスター・《終焉の王デミス》《破滅の女神ルイン》を軸とした【儀式召喚】デッキ。
更に、手札およびフィールドにおいて《終焉の王デミス》《破滅の女神ルイン》として扱う儀式モンスターがそれぞれ２種ずつ存在しており、計６種類の「デミス」「ルイン」儀式モンスターがこのデッキの主力となる。
上記の通り、このデッキは以下の６種の儀式モンスターが主力となる。
注意したいのは、「本家」以外の４枚は「手札・フィールド」でしか《終焉の王デミス》・《破滅の女神ルイン》として扱う効果がない事である。
つまり、「デッキや墓地の《終焉の王デミス》・《破滅の女神ルイン》を指定する効果」は、本家《終焉の王デミス》・《破滅の女神ルイン》しか受けることができない。
大変紛らわしいので、本項目では以下のように呼び分けを行う。
―その他
あらゆる方法で儀式魔法と儀式モンスターとリリースを集め、「デミス」でフィールドを焼け野原にして殴る、もしくは《破滅の美神ルイン》で２回攻撃して大ダメージ、というとてもシンプルな目標のデッキ。
相手ターンにできる事は少なく、《終焉の覇王デミス》の戦闘破壊耐性、《破滅の美神ルイン》の効果破壊耐性が役立つ程度である。
その分切り返し能力に優れており、展開させるだけさせておき「デミス」で一掃する、あるいは《破滅の美神ルイン》でモンスター越しに5800ダメージを与えプレイヤーの方を倒してしまうといった、豪快な動きが可能。
《終焉の覇王デミス》ないし《終焉の王デミス》と、儀式モンスターのみを使用して儀式召喚した《破滅の美神ルイン》をフィールドに揃えると１ターンキル圏となる。
「デミス」の効果でフィールドを一掃し、「デミス」の直接攻撃と《破滅の美神ルイン》の２回攻撃で8000超のダメージを与えられる。
《破滅の美神ルイン》は効果破壊に耐性があるので、「デミス」より先にフィールドに出ていても問題ない。
また、《破滅の美神ルイン》は攻撃力を1100以上上げるだけで単体で１ターンキルを狙える。
攻撃表示モンスターへの攻撃でも直接攻撃でも同じダメージを与えられるので、相手フィールドの状況に左右されづらい。
【サイバー・エンジェル】型では《オネスト》を搭載できるので積極的に狙っていきたい。
儀式モンスターカテゴリであるサイバー・エンジェルを搭載したタイプ。
サイバー・エンジェルはリリースされることで発動する効果を持ち、光属性・天使族である事から「ルイン」系列と相性が良い。
反面、儀式モンスターなので手札からリリースする場面が多くなり、《エンドレス・オブ・ザ・ワールド》との相性はイマイチである。
《機械天使の儀式》でサイバー・エンジェルを儀式召喚しておき、それを《ブレイク・オブ・ザ・ワールド》のレベル変動を利用してリリース、という動きを狙いたい。
サーチとサルベージを駆使する【儀式召喚】デッキなので、サーチ封じ・特殊召喚封じといったメタカードは一通り有効。
《ライオウ》が立つと、手札に既に儀式召喚の準備が整っていない限りほぼ何もできなくなる。
大きな問題と言えるのが制圧力の不足である。
このデッキの儀式モンスターは自分ターンには大暴れできるものの、相手ターンに相手の行動に干渉できるような効果を持っていない。
そのため、相手ターン中は相手の展開を許し放題である。
そこを切り返し能力の高さで補っているのだが、相手ターン中に上記の《ライオウ》のような制圧系カードを出されてしまうと、そもそも切り返しを行うための儀式モンスターを出すのが難しくなってしまう。
手札誘発効果を持つ儀式モンスターであり、魔神儀で手札にくわえられる《古聖戴サウラヴィス》の活用など、相手ターンを儀式モンスターが生き残りやすいような工夫を行いたい。