デュアルモンスターを中心に据えたデッキ。
デュアルモンスター登場時は、他のデッキと合わせることで使用する目的のカードが多く、統一する意義がなかったため、デッキ構築は困難であった。
しかしその後サポートカードが増え、単独で強力なデュアルモンスターが出てきている今、戦術の一つとして確立している。
属性・種族はばらばらだが、一部の通常モンスターサポートカードを共有できることが利点である。
《スーペルヴィス/Supervise》 装備魔法 デュアルモンスターにのみ装備可能。 (1):装備モンスターはもう1度召喚された状態として扱う。 (2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、 自分の墓地の通常モンスター1体を対象として発動する。 そのモンスターを特殊召喚する。
《デュアルスパーク/Gemini Spark》 速攻魔法 (1):自分フィールドの表側表示のレベル4のデュアルモンスター1体をリリースし、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローする。
《化合電界/Catalyst Field》 フィールド魔法 (1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 自分はレベル5以上のデュアルモンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。 この効果は1ターンに1度しか適用できない。 (2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、 自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにデュアルモンスター1体を召喚できる。 (3):1ターンに1度、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 自分フィールドのもう1度召喚された状態のデュアルモンスター1体を 相手エンドフェイズまで除外し、対象のカードを破壊する。
《デュアル・アブレーション》 永続罠 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分・相手のメインフェイズに、手札を1枚捨て、 以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●デッキからデュアルモンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはもう1度召喚された状態として扱う。 ●自分フィールドのデュアルモンスター1体をリリースし、 手札・デッキから戦士族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。 もう1度召喚された状態のデュアルモンスターをリリースした場合、 さらにフィールドのカード1枚を選んで破壊できる。
注意点として、【デュアル】のサポートカードは墓地の肥えた状態で威力を発揮するものが非常に多いので、墓地アドバンテージを失うカードは極力投入を避けた方が良い。
前述の通り他のデッキと組み合わせることで威力を発揮するデュアルモンスターも多いため、構築の幅は非常に広い。
逆に、このことに加え強力なサポートカードの登場がかなり遅かったために、【デュアル】の基本軸と言えるデッキを特定することは非常に困難でもある。
そのことを踏まえ、ここではあえて「デッキの種類」を設けず、なるべく幅広く各種カードを解説する。
―デュアルモンスターではないがデュアルモンスターをサポートするモンスター
―その他のモンスター
―その他のカード
《エヴォルテクター エヴェック》・《デュアル・アブレーション》は炎属性・戦士族に関する効果を持つので、それらを軸とする型。
《武装鍛錬》や《焔聖騎士−ローラン》の存在から装備魔法を多用する【装備ビート】寄りの一面もある。
デュアルモンスターには《スーペルヴィス》や《ラプテノスの超魔剣》等シナジーのあるカードが存在し、戦士族としても《アサルト・アーマー》や《最強の盾》等の汎用性に富むカードが存在する。
これらは《ゴッドフェニックス・ギア・フリード》の特殊召喚としても使えるので構築にさほど無理は生じない。
通常モンスターを蘇生する《紅蓮魔闘士》や関連モンスターをサーチできペンデュラム召喚により再度召喚の機会を生み出すイグナイト等、特化すれば単なる属性・種族統一デッキとは一線を画す動きを見せてくれる。
反面、【デュアル】としては炎属性・戦士族の数は少ない。
他のデュアルモンスターは種族がばらけているので戦士族専用の装備魔法が腐りやすくなるリスクを抱えており、どの程度投入するかをよく考えておきたい。
狙い目としては《昇華騎士−エクスパラディン》による擬似リクルートが可能な最上級モンスターあたり。
《化合電界》により腐るリスクを抑えてくれるのも投入を躊躇わないポイントとなる。
植物族サポートをメインに《ギガプラント》と《スーペルヴィス》を採用したビートダウンデッキ。
詳細は当該ページを参照。
デュアルモンスターの中でも特にサポートカードが豊富な《E・HERO アナザー・ネオス》を主軸としたビートダウンデッキ。
詳細は当該ページを参照。
デュアルモンスターを中心としたカテゴリ、化合獣を使用した【デュアル】の一種。
全員がデュアルモンスターをサポートする効果を持ち、それらを駆使しながら切り札《超化合獣メタン・ハイド》に繋ぐ。
詳細は当該ページを参照。
墓地に依存するカードが多く、《次元の裂け目》・《マクロコスモス》などの強力な除外カードは天敵となる。
また、《デュアルスパーク》・《ダーク・ヴァルキリア》・《エヴォルテクター シュバリエ》の効果を無効化でき、《ギガプラント》や《超合魔獣ラプテノス》でも戦闘破壊できない《スターダスト・ドラゴン》は厄介な相手と言える。
構築次第では完封されることもあり、《強制脱出装置》等、何らかの対策を必ず用意しておきたい。
ただし、先述のとおり【デュアル】はかなり構築の幅が広く、これらが弱点として働かない構築も可能。
遊戯王5D's Duel Transerのボスキャラである「スルト」がこのデッキを使用する。