*【トマハン】 [#j45f049b]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#w4da420f]
 [[闇属性]]の[[リクルーター]]である、[[《キラー・トマト》]]を中心に展開していく[[ハンデス]][[デッキ]]。~
 [[《首領・ザルーグ》]]や[[《魂を削る死霊》]]を[[リクルート]]し、その[[効果]]で[[カード・アドバンテージ]]を稼いでいく。~
 名前の由来は、[[《キラー・トマト》]]のトマトと[[ハンデス]]から。

 構築パターンは様々だが、[[【スタンダード】]]に近い型や、[[攻撃]]を通しやすい[[除去]][[デッキ]]型等が主流となる。~

 《キラー・トマト/Mystic Tomato》
 効果モンスター
 星4/闇属性/植物族/攻1400/守1100
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性モンスター1体を
 自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

 《首領・ザルーグ/Don Zaloog》
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1500
 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、
 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●相手の手札をランダムに1枚選択して捨てる。
 ●相手のデッキの上から2枚を墓地へ送る。

 《魂を削る死霊/Spirit Reaper》
 効果モンスター
 星3/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
 このカードは戦闘では破壊されない。
 このカードが魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
 このカードを破壊する。
 このカードが直接攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
 相手の手札をランダムに1枚捨てる。

**[[デッキ]]構築に際して [#b87e729b]
***[[モンスターカード]]について [#q8b402fc]
 軸となる[[《キラー・トマト》]]で[[リクルート]]できるものを中心に採用する。~

-主軸となる[[モンスター]]~
--[[《首領・ザルーグ》]]~
[[戦闘ダメージ]]を与える事で、[[相手]]の[[手札]]を1枚ランダムに[[ハンデス]]する事ができる。~
[[レベル]]4・[[闇属性]]・[[戦士族]]・[[攻撃力]]1500以下という優秀なステータスを持ち、
多くの[[サーチ]]・[[リクルート]]・[[サルベージ]][[カード]]に対応している。~
この[[カード]]を採用する場合は、[[コンバットトリック]]となる[[カード]]を多めに採用しておきたい。

--[[《魂を削る死霊》]]~
[[直接攻撃]]を行った時、[[相手]]の[[手札]]を1枚ランダムに[[ハンデス]]する。~
また、[[戦闘]]では破壊されないため、長く[[フィールド]]に居座り続ける事が可能。~
攻守に渡って広く運用する事ができるだろう。~
この[[カード]]を採用する場合は、[[除去]][[カード]]を多めに採用しておきたい。~
また、[[アンデット族]]の[[サポートカード]]を利用する事もできるだろう。~

--[[《仮面魔道士》]]~
[[戦闘ダメージ]]を与える事で、1枚[[ドロー]]する。~
[[《首領・ザルーグ》]]に比べ攻撃力が低く、扱いづらい点が目立つ。

-[[攻撃力]]1500以下の[[闇属性]][[モンスター]]~
--[[《クリッター》]]~
[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]を[[サーチ]]できる優秀な[[カード]]。~
[[《キラー・トマト》]]からの[[自爆特攻]]で[[特殊召喚]]し、更に[[自爆特攻]]をかけることで素早く[[カード]]を[[サーチ]]できる。~

//--[[《魔界発現世行きデスガイド》]]~
//この[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《クリッター》]]を[[リクルート]]できるほか、~
//自身を[[リクルート]]して[[ランク]]3の[[エクシーズモンスター]]にすることもできる優秀な[[モンスター]]。~

--[[《A・ジェネクス・クラッシャー》]]~
可能ならば自分の[[ターン]]ごとに[[相手]][[フィールド上のカード]]を[[破壊]]できる。~
[[ハンデス]][[モンスター]]とはかなり相性がよく、[[攻撃]]を通しやすくなる上に、[[手札]]を[[セット]]するという戦法を潰すことができる。~
その他、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[《BF−疾風のゲイル》]]との相性も良い。~

//--[[《月読命》]]~
//[[守備力]]1000以下の[[モンスター]]を問答無用で[[戦闘破壊]]できる[[スピリット]][[モンスター]]。~
//低い[[攻撃力]]がネックなこの[[デッキ]]において、その[[表示形式]]変更[[効果]]は他の[[モンスター]]の戦闘の助けにもなる。~
//また、[[《A・ジェネクス・クラッシャー》]]との[[コンボ]]が非常に強力である。~

--[[《ニュードリュア》]]・[[《グレイブ・スクワーマー》]]~
[[《キラー・トマト》]]からの[[特殊召喚]]後、[[自爆特攻]]で道連れに繋げることができる。~
[[《強制転移》]]との相性も良いため、十分採用圏内である。~

--[[《BF−疾風のゲイル》]]~
[[リクルート]]からの[[特殊召喚]]だと、若干のタイムラグがあるものの強力な[[効果]]を持つ。~
[[攻撃力]]を下げることで、[[《首領・ザルーグ》]]の[[効果]]も[[発動]]しやすくなり、いざとなれば[[シンクロ召喚]]することも可能。~

--[[《スナイプストーカー》]]~
優秀な[[除去]][[効果]]を持つ[[汎用性]]の高い[[モンスター]]。~
[[《キラー・トマト》]]・[[《クリッター》]]の[[効果]]の対象であり、高い攻撃力を持つ[[モンスター]]への対策になる。~

--[[黒蠍]]~
ほぼ全員が[[《キラー・トマト》]]で[[リクルート]]でき、[[効果]]も優秀である。~
[[《スナイプストーカー》]]等の[[手札コスト]]に[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を、[[伏せカード]]の[[除去]]に[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]を採用したい。

-その他の[[モンスター]]~
--[[《N・グラン・モール》]]~
1ターンに1度、[[相手]]の[[モンスター]]を[[バウンス]]する事ができる。~
主に[[《魂を削る死霊》]]と組み合わせていくのが効果的だろう。

--[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~
[[攻撃力]]が高く、単体で[[カード・アドバンテージ]]を得る事ができる優秀な[[下級]][[モンスター]]。~
[[ハンデス]]を恐れ、[[手札]]を[[セット]]した[[相手]]にさらに追撃を加える事ができる。

--[[ヴェルズ]]~
[[汎用性]]のある効果を持った[[闇属性]]の[[下級]][[モンスター]]が勢揃いしたテーマ。~
主に優秀な回避効果を持つ[[《ヴェルズ・サンダーバード》]]が中心になるだろうか。

--[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]~
[[墓地]]に[[闇属性]][[モンスター]]が溜まりやすいため、1〜2枚程度投入しておいても良いだろう。~
[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《ダーク・ネフティス》]]の[[効果]]で、厄介な[[魔法・罠カード]]を[[除去]]したい。

--[[カオス]]~
[[光属性]][[モンスター]]を採用する事で容易に組み入れることができる。~
採用する[[光属性]][[モンスター]]は[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]・[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]などの[[除去]][[効果]]を持った[[モンスター]]がいいだろう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#z1f0306d]
基本的には[[【スタンダード】]]・[[【除去ハン】]]などで採用される汎用性の高い除去カードを中心に採用しよう。~

-[[闇属性]][[サポートカード]]
--[[《闇の誘惑》]]~
強力な[[手札交換]][[カード]]。~
[[除外]]してしまう点が難点だが、[[デッキ圧縮]]することで必要な[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]のに貢献する。

--[[《ダーク・バースト》]]~
[[攻撃力]]1500以下の[[モンスター]]を[[サルベージ]]できる優秀な[[カード]]。~
[[汎用性]]の高い[[《クリッター》]]や[[《スナイプストーカー》]]を再利用することができる。

--[[《忍び寄る闇》]]~
[[《キラー・トマト》]]・[[《首領・ザルーグ》]]・[[《A・ジェネクス・クラッシャー》]]などのキーパーツを[[サーチ]]する。~
この[[デッキ]]において[[墓地アドバンテージ]]はあまり重要ではないため、使いやすい。

-その他の[[魔法・罠カード]]
--[[《強制転移》]]~
[[リクルーター]]である[[《キラー・トマト》]]を中心に展開していくため、この[[カード]]との相性は抜群である。~
[[《ニュードリュア》]]との相性も良いため、是非とも採用したい。

--[[《収縮》]]・[[《鎖付き爆弾》]]・[[《禁じられた聖槍》]]・[[《禁じられた聖衣》]]~
[[戦闘ダメージ]]を与える機会を増やしてくれる、この[[デッキ]]には重要な[[カード]]。~
攻撃にも防御にも使えるため、[[汎用性]]はかなり高い。

--[[《貪欲な壺》]]~
[[墓地]]に落ちた[[リクルーター]]を再利用することが可能。~
ただし、[[《闇の誘惑》]]や[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]との相性は良くないので注意したい。

--[[《モンスターBOX》]]~
[[攻撃表示]][[モンスター]]が狙われても、[[コイントス]]が当たればどんなに[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]でも[[破壊]]することができる。~
[[守備表示]]で狙われても[[《首領・ザルーグ》]]ならば[[相手]]の[[手札]]を[[破壊]]できるため、無駄にはならない。

--[[《追い剥ぎゴブリン》]]~
[[《首領・ザルーグ》]]・[[《魂を削る死霊》]]との併用によって、[[手札破壊]]を加速させることが可能。~
[[守備力]]の高い[[《黒蠍−棘のミーネ》]]等を潜ませておいて、相手の[[反射ダメージ]]を狙うのも良いだろう。

--[[《反転世界》]]~
[[フィールド]]上の[[効果モンスター]]の[[攻撃力]]と[[守備力]]を入れ替える[[フリーチェーン]]の[[罠カード]]。~
この[[デッキ]]には[[攻撃力]]は低いが[[守備力]]の高い[[モンスター]]が比較的多いので採用圏内。

//--[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]~
//採用候補になる[[モンスター]]は、ほとんど媒介になる。~
//[[戦闘破壊]]対策にもなりうる。~

**[[デッキ]]の種類 [#r9843d8b]
***[[《反転世界》]]軸 [#qa360f38]
 この[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《首領・ザルーグ》]]を筆頭に[[《黒蠍−棘のミーネ》]]や[[《仮面魔道士》]]といった、[[攻撃力]]と比較し[[守備力]]が高い[[モンスター]]を多く採用し、[[《反転世界》]]を投入したタイプである。~
 お互いに[[攻撃表示]]であったとしても[[《反転世界》]]を使えば、擬似的に[[守備力]]で[[戦闘]]を行うことが出来る。~
 高い[[攻撃力]]を持つ[[上級モンスター]]には、[[守備力]]が低い場合が多いため、圧倒的に[[攻撃力]]に差がある[[モンスター]]に[[攻撃]]されても返り討ちにすることも出来る。~
 上記の[[モンスター]]の他には[[《異次元の女戦士》]]や[[《ドラゴン・アイス》]]がオススメである。~

 前者は優秀な[[除去]]性能を備えながら[[《反転世界》]]の[[効果]]適用中も安定した[[攻撃力]]を保つ事ができる。~
 後者は[[《黒蠍−棘のミーネ》]]や[[《仮面魔道士》]]で得た[[ハンド・アドバンテージ]]を利用し、条件はあるものの何度も[[蘇生]]ができる上に[[《反転世界》]]の[[効果]]適用中は[[攻撃力]]が2200になる。~
 また、[[《A・ジェネクス・クラッシャー》]]も非常に優秀。~
 [[闇属性]]を中心に構築されるこの[[デッキ]]おいて、この[[カード]]の[[効果]]によって場を空けるのが容易になるのはもちろん、[[守備力]]が2000もあるので[[《反転世界》]]の[[効果]]によって強力な[[アタッカー]]にもなる。~
 構築の際には上記で紹介した[[モンスター]]のように、[[《反転世界》]]が[[手札]]に来なくても、安定して戦える[[モンスター]]をなるべく採用するのが良いだろう。~
 隠し玉として[[《牙城のガーディアン》]]の投入も面白いだろう。~
 ただし、受動的な[[カード]]であるため、投入の際には枚数や構築に気を付けたい。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#g2216f6a]
 [[汎用性]]を売りにした、構築に幅のある[[デッキ]]であるため、大抵の[[デッキ]]相手では大きな弱点らしい弱点はない。~
 [[【次元ビートダウン】]]を相手にしたときは[[《キラー・トマト》]]が機能しなくなるため注意が必要だが、[[《スナイプストーカー》]]等で順次叩き割っていけば[[相手]]も戦いにくいだろう。

 だが一発の打撃力の低さは否めない。~
 この[[デッキ]]は言い換えると「サイズの小ささで統一性を持たせた[[【闇属性】]]である」とも言える。~
 優秀なものが多く、小回りが利き、[[汎用性]]が高い分、打撃力で劣るのは自明の理となる。~
 特に昨今の[[デッキ]]は非常に高速かつ、一撃が非常に重い。~
 いくら[[アドバンテージ]]を稼ごうと、一度の反撃で負けてしまえば元も子もないのだ。~
 高速な[[デッキ]]は[[特殊召喚]]によって戦略を支えていることが多いため、[[《奈落の落とし穴》]]といった[[特殊召喚]]への対策[[カード]]は必須となるだろう。~

 「平均[[攻撃力]]が小さいこと」はそのまま「[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]による戦略の瓦解」という難題となる。~
 最近では[[《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》]]とともに[[サイドデッキ]]に投入されることも多いため、戦略が崩される危険はとても大きい。~
 かといって構築上で大きく打撃力を補うと、肝心の選択肢の広さが失われたり…と、ここのバランスは難しい。~
 前述のとおりだが、[[《キラー・トマト》]]が[[墓地]][[発動]]の[[効果]]のため、[[除外]][[デッキ]]相手には少々てこずるだろう。~

 また、せっかく[[属性]]を統一しているのに[[墓地]]の利用がほとんどできないのも難と言えば難だったが、[[ダークモンスター>リメイク#k6aff6c8]]を併用することで[[デッキ]]の破壊力が上がることになるため、この弱点は解決されたといっていいだろう。~
 あまり気にせずに[[墓地]]を肥やすなら[[《ダーク・ネフティス》]]・[[《ダーク・クリエイター》]]を、多少の[[墓地]]調整が出来たり[[手札コスト]]を要する[[カード]]があるならば[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]を投入していきたいところ。~
 この場合は前述の警戒対象の[[カード]]を自分で投入していることとなるので、[[《王宮の弾圧》]]との兼ね合いには注意。[[《奈落の落とし穴》]]を選択したい。

 また、[[【除去ハン】]]とほぼ同じ理由で[[【フルバーン】]]に弱い。~
 加えて、[[ハンデス]]を多用する性質上[[【暗黒界】]]も脅威となる。

**サンプルレシピ [#o1892688]
-【トマトハンデス】~
http://kiros2.seesaa.net/article/11456558.html~
第2回フロンティアカップ優勝

**代表的なカード [#qb37da22]
-[[《キラー・トマト》]]
-[[《首領・ザルーグ》]]
-[[《魂を削る死霊》]]

**関連リンク [#n508861c]
-[[【スタンダード】]]
-[[【除去ハン】]]
-[[【リクルーター】]]
-[[【闇属性】]]
-[[【モンスター転移】]]

-[[デッキ集]]