※現在ではルールが改正され、時間切れでの勝利法は実質的に消滅している。
また、08/03/01現在、主要パーツの《突然変異》に禁止指定が、《おジャマトリオ》に制限指定がそれぞれかかっている。
そのため、現実的な構築は困難である。
以上のルール(2005年10月20日に改正され、現在はなくなっている)を逆手に取り、時間切れを狙い勝利する戦術を目的として組まれたデッキ。
別名TOD(Time Over Death:タイム・オーバー・デス)。
ちなみに…
《サイバー・ブレイダー/Cyber Blader》 融合・効果モンスター 星7/地属性/戦士族/攻2100/守 800 「エトワール・サイバー」+「ブレード・スケーター」 このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。 相手のコントロールするモンスターが1体のみの場合、 このカードは戦闘によっては破壊されない。 相手のコントロールするモンスターが2体のみの場合、 このカードの攻撃力は倍になる。 相手のコントロールするモンスターが3体のみの場合、 このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。
《おジャマトリオ/Ojama Trio》 通常罠(制限カード) 相手フィールド上に「おジャマトークン」(獣族・光・星2・攻0/守1000)を 3体守備表示で特殊召喚する(生け贄召喚のための生け贄にはできない)。 「おジャマトークン」が破壊された時、 このトークンのコントローラーは1体につき300ポイントのダメージを受ける。
《地盤沈下/Ground Collapse》 永続魔法 全てのモンスターゾーンから2カ所を選択する。 選択したモンスターカードゾーンは使用できない。 この時モンスターカードが置かれている場所は選ぶ事はできない。
《おジャマトリオ》と《地盤沈下》でモンスターの召喚を完全封殺し、《サイバー・ブレイダー》で魔法・罠・効果モンスターの効果をほぼ完璧にシャットアウト。
挙句に《光の護封壁》もしくは《つまずき》等で自軍モンスターを全て守備表示にしておジャマトークンの自爆特攻まで封じ込めた過去最凶級のロックを成立させるデッキ。
後は《現世と冥界の逆転》でデッキ切れを防ぎつつ回復を繰り返せば、1デュエルでマッチに勝利することが可能だった。
現在では、エキストラターンのルールにより上記でのマッチ勝利は不可能となった。
しかし、ロックのギミックは生きているため現在は《波動キャノン》などの勝利手段を積み【コスモロック】等に並ぶ堅牢なロックデッキの一つとして生まれ変わっている。
《サイバー・ブレイダー》は《可変機獣 ガンナードラゴン》や《冥府の使者ゴーズ》を《突然変異》で出すのがポピュラーだったのだが、07/09/01における制限改訂により《突然変異》が禁止になった為、融合召喚しなければならない。
また、数少ない《黒魔導師クラン》をメインから採用できるデッキとして知られている。
【コスモロック】を下回る点は、相手モンスターの数を3体で固定しなくてはならない点と手札消費の多い融合モンスターを使わなくてはならない点。
しかし、《人造人間−サイコ・ショッカー》などのロック対策モンスターを無視できる点、まず自分はロックされない点ではこちらが勝る。
好みで使い分けるといいだろう。
なお、プレイングで対策できる要素が少ない分【コスモロック】よりはマッチ二戦目以降も戦いやすい。
ロックの条件はモンスターの数の固定だが、基本的にモンスターは除去しやすいため数の調整が容易い。
また、カードを大量に伏せられるため対策カード対策能力も若干高い。
マッチ戦を制する上で《王宮のお触れ》を筆頭とした大量のメタカードに対抗するのは困難である。
従って以下のような二通りの回避策が考えられる。
一つ目は《自爆スイッチ》を活用して1勝1引き分けに持ち込む方法である。
《ギフトカード》や《光の護封壁》、《神の宣告》、《成金ゴブリン》でライフ差をつけ《自爆スイッチ》を使う。
来るカードは読めているので《ツイスター》や《ハリケーン》を併用して何が何でも《自爆スイッチ》を通したい。
二つ目は《転生の予言》のギミックを活用したマッチキルの方法が考えられる。
詳細はマッチキルを参照して欲しい。
《サイバー・ブレイダー》、《おジャマトリオ》、《地盤沈下》を使った【トランス】の創始者であるnewslime氏は、【トランス】を《現世と冥界の逆転》による永遠の輪廻転生をコンセプトとしたデッキであるとし、輪廻転生を意味する英単語transmigrationを略してトランスと命名したという。
またインターバルが取れない状態で「40分間+3ターン(エキストラターン)」の間、延々とデュエルをするために長時間飲食ができず意識不明状態になる危険性に直面する。
よって運営スタッフ及び他のプレイヤーにまで被害が及ぶ事(意識不明状態に陥る等々)のないようにしなければならない。