*【ネフロード】 [#i253a6c0]
　強力な自己再生能力を持つ《ネフティスの鳳凰神》・《ヴァンパイア・ロード》を軸とするビートダウン。~
　共に特殊召喚による展開が容易であり、モンスター[[除去]]を無力化しつつ、しつこくフィールドに居座り続ける。~
*【ネフロード】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
　[[カードの効果]]で[[破壊された]]次の[[スタンバイフェイズ]]に[[自己再生]]する[[効果]]を持つ[[《ネフティスの鳳凰神》]]と[[《ヴァンパイア・ロード》]]を軸とする[[ビートダウン]]。~
　共に[[特殊召喚]]による展開が容易であり、[[モンスター除去]]を無力化しつつ、しつこく[[フィールド]]に居座り続ける。~

　ただし[[シンクロ召喚]]実装以降、高[[攻撃力]][[モンスター]]が容易に[[召喚]]されるようになり、[[破壊]]以外の[[除去]]手段も増えた現在では実戦的とはいえないコンセプトになっている。~

 《ネフティスの鳳凰神/Sacred Phoenix of Nephthys》
 効果モンスター（制限カード）
 効果モンスター
 星８/炎属性/鳥獣族/攻2400/守1600
 このモンスターがカードの効果によって破壊された場合、
 次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを特殊召喚する。
 この方法で特殊召喚に成功した場合、フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
 (1)：このカードが効果で破壊され墓地へ送られた場合、
 次の自分スタンバイフェイズに発動する。
 このカードを墓地から特殊召喚する。
 (2)：このカードの(1)の効果で特殊召喚に成功した場合に発動する。
 フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

 《ヴァンパイア・ロード/Vampire Lord》
 効果モンスター
 星５/闇属性/アンデット族/攻2000/守1500
 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与える度に、
 カードの種類(モンスター、魔法、罠)を宣言する。
 相手はデッキからその種類のカード１枚を選択して墓地に送る。
 また、このカードが相手のカードの効果で破壊され墓地に送られた場合、
 次の自分のスタンバイフェイズにフィールド上に特殊召喚される。
 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
 カードの種類（モンスター・魔法・罠）を宣言する。
 相手は宣言された種類のカード１枚をデッキから墓地へ送る。
 また、このカードが相手のカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
 次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。

**デッキ構築に際して [#q4a8a78e]
　基本的には《ネフティスの鳳凰神》と《ヴァンパイア・ロード》をいち早くフィールドに出すことが基本戦術となる。~
　《ネフティスの鳳凰神》、《ヴァンパイア・ロード》をリクルートする《ネフティスの導き手》《ピラミッド・タートル》はデッキの要として重用。~
　また、《ネフティスの導き手》をリクルートする《見習い魔術師》や手札に来た上級モンスターの[[召喚]]を《洗脳−ブレインコントロール》で補助する。~
　戦闘破壊されやすい《ヴァンパイア・ロード》に限れば《生者の書−禁断の呪術−》で[[蘇生]]し戦線復帰を目論もう。~
**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
***[[モンスターカード]]について [#monster]
　[[《ネフティスの鳳凰神》]]と[[《ヴァンパイア・ロード》]]を、いかに早く[[フィールド]]に出すかが鍵となる。~
　これらを[[リクルート]]できる[[《ネフティスの導き手》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]が[[キーカード]]となるだろう。~
　[[《ネフティスの導き手》]]に関しては[[汎用性]]が低いため、少なめに採用し[[《見習い魔術師》]]等から[[リクルート]]しても良い。~

**召喚に成功したら [#jad134c8]
　相手がモンスター[[除去]]を手札に腐らせているうちにさっさと殴り倒してしまおう。~
　相手の《ブラック・ホール》や《激流葬》を無力化するだけでなく、自分から発動して効果発動を狙える点も強み。~
　特に《ネフティスの鳳凰神》の《大嵐》効果を利用したら、次のターンで一気に決着をつけることができるだろう。~
　（《ヴァンパイア・ロード》は自己再生しない点に一応注意。特に問題はないと思われるが）~
　[[《ピラミッド・タートル》]]を採用するので、[[《龍骨鬼》]]や[[《邪神機−獄炎》]]、[[《魂を削る死霊》]]等の[[アンデット族]]も無理なく採用できる。~
　さらに[[《馬頭鬼》]]と[[《生者の書−禁断の呪術−》]]を採用し、[[《ヴァンパイア・ロード》]]の戦線復帰を狙うのも良い。~

**運用に際しての注意点 [#rca5bb24]
　自己再生能力がいくら強力と言ってもゲームから除外する（取り除く）効果や戦闘破壊には耐性がない。~
　前者においては《異次元の女戦士》・《Ｄ.Ｄ.アサイラント》・《奈落の落とし穴》・ 《ブラック・コア》等で対応されると、戦線復帰はほぼ不可能。~
　後者においても《収縮》等では１：１交換されるし、《サイバー・ドラゴン》等の高攻撃力のアタッカーには実質ノーコストで[[除去]]される。~
　また、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》や《次元の裂け目》《マクロコスモス》によって自己再生を封じ込まれることもある。~
　また、[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[効果]]と相性の良い[[《黄泉ガエル》]]も投入を検討したい。~
　両方が[[墓地]]に存在する場合、同時発生の[[任意効果]]なのでどちらを先に[[発動]]させるか選べる。~
//　先に[[《ネフティスの鳳凰神》]]を[[特殊召喚]]し[[《大嵐》]][[効果]]を[[発動]]すれば、[[《黄泉ガエル》]]も安全に[[特殊召喚]]できる。~
　[[手札]]に来てしまった[[《ヴァンパイア・ロード》]]の[[リリース]]や、[[壁]]として活躍するだろう。~

**デッキの派生 [#r35f90fb]
　余裕があるなら《スキルドレイン》の投入も考えられる。[[【スキドレネフロード】]]への派生だ。~
　これはフィールドでの効果を阻害するが、《ネフティスの鳳凰神》・《ヴァンパイア・ロード》の自己再生は墓地で発動する効果である。~
　そのため、効果を無効化される事なく自己再生することができるのだ。~
　《大嵐》効果やデッキデス効果は無くなるものの、本来の用途である自己再生能力が残る。~
　そして、[[除外]]効果を持つモンスターを完全に封殺でき、弱点を打ち消すことができる。~
　さらに、《ネフティスの導き手》や《ピラミッド・タートル》の効果が無効化されない点も相性の良さを証明していると言える。~
　[[アンデット族]]が多くなる点に注目し、[[《ゾンビキャリア》]]を採用して、[[シンクロ召喚]]のギミックを投入する手もある。~
　[[《龍骨鬼》]]や[[《ヴァンパイア・ロード》]]から、高[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]を自在に[[シンクロ召喚]]できる。~
　詳しくは[[【シンクロアンデット】]]参照の事。~

　ただし、《ピラミッド・タートル》《見習い魔術師》からリクルートできる《魂を削る死霊》《聖なる魔術師》らの強力モンスターが無力化される。~
　相手だけでなく自らのデッキの主戦力にも影響が出て来るため、従来の【ネフロード】
に《スキルドレイン》を積み込むだけでは上手く回らないだろう。~
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
　[[除去]][[効果]]は失われるものの、[[リクルート]]や[[自己再生]][[効果]]を阻害しない[[《スキルドレイン》]]の投入も考えられる。~
　相性の悪い[[除外]][[効果]]を持つ[[モンスター]]を封殺できるだろう。~
　ただし、この場合は一部の[[アンデット族]]が使用できなくなるため、[[デッキ]]構築には一考を要する。~

**代表的なカード [#vcf85fe8]
　[[リクルーター]]が多くなる性質上、[[《強制転移》]]での[[送りつけ]]も狙える。~

　[[攻撃力]]不足の対策には[[《収縮》]]・[[《突進》]]を入れておけば、最悪[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[除去]][[効果]]が[[発動]]する前に使用できる。~

**戦術 [#strategy]
　[[相手]]が[[モンスター除去]]を[[手札]]に[[腐らせている>腐る]]内に、素早く勝利したい。~
　[[相手]]の[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]や[[《激流葬》]]を無力化するだけでなく、[[自分]]から[[発動]]して[[効果の発動]]を狙える点も強み。~
　特に[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[《大嵐》]][[効果]]を利用したら、次の[[ターン]]で一気に決着をつけたい。~

　[[【宝玉獣】]]や[[ロック]]関連の[[デッキ]]を[[相手]]にした時は、[[《ネフティスの鳳凰神》]]を積極的に[[破壊]]して行くことが求められる。~
　自らの[[《激流葬》]]は当然として、[[《シールドクラッシュ》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]、[[《つり天井》]]等も考えられる。~
　[[《怨念の魂 業火》]]を使えばこの辺りもフォローできる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
　[[除外]]や[[バウンス]]や[[戦闘破壊]]には何の[[耐性]]もない。~
　この[[デッキ]]の流行期で言えば[[《異次元の女戦士》]]や[[《Ｄ.Ｄ.アサイラント》]]および[[《奈落の落とし穴》]]、少し後の時代なら[[《邪帝ガイウス》]]や[[《次元幽閉》]]などの[[除外]]は苦手。~
　高い[[攻撃力]]を持ち容易に[[フィールド]]に出せる[[シンクロモンスター]]等、どのような[[デッキ]]でも採用される天敵は多い。~
　また、[[《大天使クリスティア》]]等の[[特殊召喚]]封じ、[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]等の全体[[除外]][[カード]]等を出されると[[自己再生]]を封じ込まれてしまう。~
　これらの対策として[[《砂塵の大竜巻》]]等は入れておきたい。~
　特に[[《スターダスト・ドラゴン》]]とは相性が悪く、またこの[[カード]]に対する[[メタカード]]によって「ついで」で狩られてしまう事もある。~
　相性の悪い[[カード]]の流行によって、弱体化しやすい[[デッキ]]である。~

//**[[デッキ]]の派生 [#variation]

**代表的なカード [#keycard]
-[[《ネフティスの鳳凰神》]]
-[[《ヴァンパイア・ロード》]]
-[[《ネフティスの導き手》]]
-[[《ピラミッド・タートル》]]
-[[《洗脳−ブレインコントロール》]]

**関連リンク [#rbee49b1]
**関連リンク [#link]
-[[【ネフティス】]]
-[[【アンデット族】]]
-[[【スキルドレイン】]]
-[[【シンクロアンデット】]]


-[[デッキ集]]