*【ノーカオス】 [#i253a6c0] #contents **説明 [#ye104d3d] [[【カオス】]]、極言すれば[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]や[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]が全盛だった頃の[[デッキ]]分類の一種。~ 上記の二枚に頼らない[[ビートダウン]]のことであり、形式としては「[[混沌を制す者]]」が出る前の[[【スタンダード】]]の流れを受け継いでいる。~ また、[[デッキ]]名称は「[[カオス]]」[[モンスター]]に頼らず、それらに対抗する意味で名付けられた。~ [[デッキ]]構築における[[メリット]]は「[[カオス]]」[[モンスター]]を投入しないため、[[光>光属性]]・[[闇>闇属性]]以外の[[属性]]の強力カードを多用することが可能だったこと。~ しかし、[[デッキ]]の安定性では[[【カオス】]]より確実に上だったが、[[デッキ]]の爆発力では大きく遅れをとることになる。~ さらに、流行した[[【変異カオス】]]に対して【ノーカオス】で勝ち進むには、最終的に「対策」の道を選ぶ他なかった。~ そして、対策[[デッキ]]の中で[[《王虎ワンフー》]]・[[《アビス・ソルジャー》]]・[[《王宮の弾圧》]]等を駆使したタイプの[[デッキ]]はその最終形態と言える。~ 現在では[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]と[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]の両者が共に[[禁止カード]]になっている。~ そのためこの命名は意味が薄れ、【グッドスタッフ】や【ジャンク】と呼称される事となる。~ **デッキの変遷 [#add1ec41] ***03/04/24〜03/07/01 [#b42cf6cb] [[混沌を制す者]]発売により[[【スタンダード】]]は【ノーカオス】と[[【カオス】]]に派生した。~ しかし、[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]][[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]6枚体制の時は[[デッキ]]に差がありすぎた。~ [[《苦渋の選択》]]でこれらを確実に[[サーチ]]するなど、凶悪さに対抗するのは困難だった。~ ***03/07/01〜03/10/15 [#a3362ff0] [[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]が[[制限カード]]になり、[[《霊滅術師 カイクウ》]]等で対策していくことになる。~ ***03/10/15〜04/03/01 [#g95ebe6e] [[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]が[[制限カード]]になり、【ノーカオス】との差は小さくなる。~ [[《D.D.アサイラント》]]が登場したことにより、[[【次元斬】]]等が生まれることになる。~ ***04/03/01〜04/09/01 [#gfa0b1d3] 環境のパワー化に合わせて[[【ミーネ・ウイルス】]]が登場した。~ [[【カオス】]]も[[【ウイルスカオス】]]となって対抗した。~ ***04/09/01〜05/03/01 [#j0317a6e] [[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]]が[[禁止カード]]になる。~ [[《死のデッキ破壊ウイルス》]]が[[制限カード]]になり、[[《霊滅術師 カイクウ》]]等の[[墓地]]封じが再び使いやすくなった。~ [[《ネフティスの鳳凰神》]]や[[《ゴブリンのやりくり上手》]]等が流行する。~ ***05/03/01〜05/09/01 [#c4a0504c] [[《異次元の女戦士》]]が[[制限カード]]になり[[【次元斬】]]が消滅。~ [[《スケープ・ゴート》]]と[[《突然変異》]]の台頭に【弾圧ワンフー】が出現。~ [[《王宮の弾圧》]]入りの[[【除去ガジェット】]]や[[【アビス・コントロール】]]もある意味で【ノーカオス】の一種として扱われた。~ その後[[《月読命》]]を入れて完成した[[【変異カオス】]]が猛威を振るう。~ 終盤には[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]][[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]が登場し、[[【ターボカオス】]]が出現。~ [[永続罠]]である[[《王宮の弾圧》]]は[[《ハリケーン》]]等で無力化されるために、採用されなくなる。~ 後の【ノーカオス】は[[【変異カオス】]]から[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]を抜いたようなものであった。~ 最後の砦として[[主流デッキ]]として残ったのは[[【除去ガジェット】]]だけであった。~ **[[デッキ]]の派生 [#ka01ee65] ***【弾圧ワンフー】 [#ebcb098a] [[特殊召喚]]を多用する[[【変異カオス】]]の特徴を逆手に取り、[[【変異カオス】]]対策として生み出された[[メタ]][[デッキ]]。~ [[《王虎ワンフー》]][[《王宮の弾圧》]]で狙ったカードは[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]と[[《スケープ・ゴート》]]であった。~ 《王虎ワンフー/King Tiger Wanghu》 効果モンスター 星4/地属性/獣族/攻1700/守1000 このカードが表側表示でフィールド上に存在する限り、 召喚・特殊召喚した攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。 《王宮の弾圧/Royal Oppression》 永続罠 800ライフポイントを払う。 モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む 効果を無効にし、そのカードを 破壊する。 この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。 採用される[[モンスター]]は[[攻撃力]]が高く[[効果]]も優秀な[[地属性]][[モンスター]]が中心となる。~ これは[[【変異カオス】]]で採用される[[モンスター]]の[[攻撃力]]がそれほど高くないため、[[モンスター]]の殴り合いにおいて有利に立つためである。~ また、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]対策として[[《地砕き》]][[《炸裂装甲》]]を3枚積んで膠着状態を回避する。~ [[アタッカー]]として、[[通常召喚]]扱いの[[半上級モンスター]][[《疾風の暗黒騎士ガイア》]]が採用されることもあった。~ 理論上は[[【変異カオス】]]だらけの環境にフィットしたよい[[デッキ]]であったが使用者の数は少なかった。~ それは、同時期に台頭して来た[[【除去ガジェット】]]に[[耐性]]がなかったことがその原因の一つだろう。~ また[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]が多かったため[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]を打たれると脆いと言う欠点もあった。~ 現在では[[制限改訂]]によって[[【変異カオス】]]が消滅したことで、この[[デッキ]]も共に存在意義を失うことになった。~ ***【弾圧アビス】 [#r4a16208] 【弾圧ワンフー】とともに[[【変異カオス】]]封じるために生まれた[[メタ]][[デッキ]]。~ [[【アビス・コントロール】]]に[[《王宮の弾圧》]]を入れることにより[[相手]]の大量展開を徹底的に封じる。~ 《アビス・ソルジャー/Abyss Soldier》 効果モンスター 星4/水属性/水族/攻1800/守1300 水属性モンスター1体を手札から墓地に捨てる。 フィールド上のカード1枚を持ち主の手札に戻す。 この効果は1ターンに1度だけ自分のメインフェイズに使用することが出来る。 《キラー・スネーク/Sinister Serpent》 効果モンスター(禁止カード) 星1/水属性/爬虫類族/攻 300/守 250 自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、 このカードを手札に戻すことができる。 《王宮の弾圧/Royal Oppression》 永続罠 800ライフポイントを払う。 モンスターの特殊召喚及び、モンスターの特殊召喚を含む 効果を無効にし、そのカードを 破壊する。 この効果は相手プレイヤーも使用する事ができる。 [[《キラー・スネーク》]]のおかげで[[《アビス・ソルジャー》]]の[[バウンス]]能力を自在に使い、[[《サウザンド・アイズ・サクリファイス》]]を対策した。~ [[《王宮の弾圧》]]を[[自分]]の[[手札]]に戻して、こちらだけ[[特殊召喚]]をするなんてことも一応できた。~ [[《キラー・スネーク》]]を[[サーチ]]するために[[《おろかな埋葬》]]もよく採用された。~ **サンプルレシピ [#nf7d1035] -備考 --使用者Kenyou Ueda --2004年World Champion Ship入賞 --http://mepion.info/duel/wcs04.html([[Moon Epion:http://mepion.info/]]) -構築時期 --[[2004年5月27日〜2004年8月31日>禁止・制限カード/2004年3月1日]] **代表的なカード [#kde3f96d] -[[《霊滅術師 カイクウ》]] -[[《怒れる類人猿》]] -[[《王虎ワンフー》]] -[[《アビス・ソルジャー》]] -[[《キラー・スネーク》]] -[[《神の宣告》]] -[[《王宮の弾圧》]] **関連リンク [#rbee49b1] ―「[[カオス]]」[[モンスター]]。~ 「[[カオス]]」の名を冠し、[[闇属性]]と[[光属性]]の[[モンスター]]を[[墓地]]から[[除外]]する事で[[特殊召喚]]できる[[効果モンスター]]。~ -[[《混沌帝龍 −終焉の使者−》]] -[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]] -[[《カオス・ソーサラー》]] -[[【カオス】]] -[[デッキ集]]