*【ハーピィ】 [#ibe69d4b]

#contents

**説明 [#r7b61331]

 [[デッキ]]のメインを「[[ハーピィ]]」関連の[[カード]]で固めた[[デッキ]]。~
 構築の際は、[[《門前払い》]]の採用も考えるなど[[《ハーピィの狩場》]]をより生かす構成にしていきたい。

 《ハーピィの狩場/Harpies' Hunting Ground》
 フィールド魔法
 「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」が
 フィールド上に召喚・特殊召喚された時、
 フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
 フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは
 攻撃力と守備力が200ポイントアップする。

 《ハーピィ・クィーン/Harpie Queen》
 効果モンスター
 星4/風属性/鳥獣族/攻1900/守1200
 このカードを手札から墓地に捨てる。
 デッキから「ハーピィの狩場」1枚を手札に加える。
 このカードのカード名は、フィールド上または墓地に存在する限り
 「ハーピィ・レディ」として扱う。

 [[《ハーピィ・レディ》]]として扱う[[ルール効果]]を持つ[[カード]]は多いが、3枚までしか使えず、いまいち使いにくい[[デッキ]]であった。~
 しかし、[[フィールド]]及び[[墓地]]においてのみ[[《ハーピィ・レディ》]]として扱う[[《ハーピィ・クィーン》]]の登場により、格段に強化される事となった。~
 [[デッキ]]に投入する[[ハーピィ]]は厳選する必要があるが、とりあえず、最強の[[ハーピィ]]である[[《ハーピィ・クィーン》]]は3枚積み確定となる。


**[[デッキ]]の構築について [#r5f56b26]

 [[ハーピィ]][[デッキ]]で重要なことは「如何にして[[ハーピィ]]を[[コントロール]]するか?」ということである。~
 [[デッキ]]に3枚しか入らない[[カード]]を手に入れるには、[[サーチ]][[カード]]を使うことになるだろう。~

***[[モンスター]]カード [#fcb5ca72]

-ハーピィ・レディ  ※[[《ハーピィ・レディ》]]として扱うこれらのカードは合わせて3枚しか[[デッキ]]に投入できない。~

--[[《ハーピィ・レディ1》]]~
攻撃力が低いが[[風属性]]強化能力を持ち合わせている。~
自身の[[攻撃力]]は実質1600で、これを主軸にするのが一番安定する。~

--[[《ハーピィ・レディ2》]]~
戦闘破壊した[[モンスター]]の[[リバース効果]]を封じる効果を持つ。~
[[リバース効果]][[モンスター]]が特別多い環境でもなければ採用は難しい。~

--[[《ハーピィ・レディ3》]]~
[[戦闘]]を行った[[モンスター]]の[[攻撃]]を封じる効果を持つ。~
[[ハーピィ]]の中では後ろ向きな[[効果]]なので採用が見送られるケースが多い。~

--[[《ハーピィ・レディ・SB》]]~
攻撃力が高く[[サーチ]]が難しいが、[[アタッカー]]としての活躍を見込める。~

--[[《ハーピィ・レディ》]](通常モンスター)~
[[デッキ]]タイプがやや特殊な構築になるが、これを3積みにすることで[[通常モンスター]]軸にすることができる。→[[【通常モンスター軸・ハーピィ】>#j5d5b97f]]


-その他の[[ハーピィ]]~

--[[《ハーピィ・クィーン》]]~
言うまでも無く最強の[[ハーピィ]]であり、[[《ハーピィの狩場》]]を[[サーチ]]できる。~
[[攻撃力]]も1900と[[アタッカー]]としてふさわしく、【ハーピィ】には間違いなく3枚積みが望ましい。~

--[[《ハーピィズペット仔竜》]]~
[[ハーピィ]]2体で[[帝]]と並ぶ[[攻撃力]]、3体で万能[[除去]]能力を付与される。~
採用する場合は[[《ヒステリック・パーティー》]]と併用する等、[[ハーピィ]]を並べる工夫が欲しい。~

--[[《ハーピィ・レディ三姉妹》]]~
[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]専用の[[特殊召喚モンスター]]。~
[[手札]]に来ると事故のもとなので、採用しても1枚が限度だろう。~



-[[ハーピィ]]以外で相性の良い[[モンスター]]~

--[[《ドラゴンフライ》]]~
[[風属性]]専用の[[リクルーター]]。~
[[《ハーピィ・レディ》]]、[[《ハーピィズペット仔竜》]]と[[リクルート]]対象は豊富である。~

--[[《バード・フェイス》]]~
[[戦闘破壊]]をトリガーに[[《ハーピィ・レディ》]]を[[サーチ]]できる。~
[[《ハーピィ・レディ・SB》]]を[[サーチ]]できる数少ない[[カード]]なので、こちらを主軸にする場合は大いに活躍する。~

--[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
キーカードに[[魔法カード]]が多く、問題なく起用できる。
特に[[《ハーピィ・クィーン》]]をピンポイントで[[サーチ]]できる点は大きく、ぜひ採用したい。~
[[【サモンプリースト】]]の要素を取り入れ[[《聖鳥クレイン》]]を投入することもできる。~

--[[《ハンター・アウル》]]~
[[《ドラゴンフライ》]]で[[サーチ]]可能な上に、後半戦では[[《ヒステリック・パーティー》]]等で[[自分]][[フィールド]]上に[[風属性]]モンスターが大量にいる状態でこのカードを[[召喚]]すれば、爆発的な[[攻撃力]]の上昇が望める。~

--[[《ドラグニティ−ブラックスピア》]]~
[[下級]][[ハーピィ]]やその他の[[鳥獣族]]を対象を選ばず[[蘇生]]できる。~
[[《ハーピィの狩場》]]を能動的に[[発動]]でき、また[[チューナー]]であるため活用法は多い。

--[[《ドラグニティナイト−ガジャルグ》]]~
[[レベル]]6の[[ドラゴン族]][[シンクロモンスター]]。~
[[手札交換]]とも呼べる[[起動効果]]により状況に適した[[ハーピィ]]を[[サーチ]]できる。~
[[シンクロ素材]]の縛りが厳しいが、[[《デブリ・ドラゴン》]]+[[《シールド・ウィング》]]または[[《ハーピィ・ガール》]]で容易に[[シンクロ召喚]]が可能。~

 余談だがこの[[デッキ]]は[[《激昂のミノタウルス》]]・[[《暗黒のマンティコア》]]とも相性が良い事を覚えておきたい。~
 更に[[ミラーマッチ]]などを考えて[[アルティメット・インセクト]]や[[アームド・ドラゴン]]を入れるのも悪くない。~

 隠し味として[[《ネフティスの導き手》]]と[[《ネフティスの鳳凰神》]]を採用してみるのも面白い。~
 [[《ネフティスの導き手》]]は[[《ドラゴンフライ》]]から呼び出す事が可能。~
 ただ、[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[破壊]][[効果]]と[[《ハーピィの狩場》]]は相性が悪いので、プレイングにはそれなりの注意が要求される。~

***[[魔法・罠カード]]について [#y0f85d72]

[[ハーピィ]]には[[《ハーピィの狩場》]]を始めとするいくつかの専用カードが存在する。~
また、[[風属性]]・[[鳥獣族]]が多い点も含め、[[《ハーピィの狩場》]]を生かす構築になるように投入するカードを厳選していく。~


--[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]~
[[《ハーピィ・レディ》]]が[[フィールド]]に存在するとき、[[デッキ]]・[[手札]]から[[ハーピィ]]を[[特殊召喚]]できる[[通常魔法]]カード。~
[[サーチ]]手段が限定される[[《ハーピィ・レディ・SB》]]を主軸にする場合はほぼ必須カードとなる。~

--[[《ヒステリック・パーティー》]]~
[[手札]]1枚を[[コスト]]に[[墓地]]の[[《ハーピィ・レディ》]]を可能な限り展開する優秀な[[永続罠]]カード。~
[[《ハーピィの狩場》]]発動下なら1体の[[蘇生]]でも[[ディスアドバンテージ]]になりにくく、構築次第では3枚投入も考えられる。~

--[[《ゴッドバードアタック》]]~
[[鳥獣族]]を[[リリース]]に[[2:2交換>1:1交換]]できる[[汎用性]]の高い[[罠カード]]。~
このデッキでは数少ない[[モンスター]][[除去]]が可能なので攻めに守りに活用される。~

--[[《風霊術−「雅」》]]~
[[風属性]]をリリースに[[相手]]カードを[[デッキボトム]]へ[[バウンス]]する[[罠カード]]。~
[[《ゴッドバードアタック》]]同様、[[ハーピィ]]が苦手とする[[《奈落の落とし穴》]][[《因果切断》]]を回避するのにも使える。~

--[[《継承の印》]]~
[[《ハーピィ・クィーン》]]の性質上[[《ハーピィ・レディ》]]を墓地に3体揃えるのは比較的容易であるため、採用できる。~

--[[《スワローズ・ネスト》]]~
[[自分]][[フィールド]]上の[[鳥獣族]][[モンスター]]を[[リリース]]し、[[デッキ]]の同じ[[レベル]]の[[鳥獣族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[速攻魔法]]。~
[[《ゴッドバードアタック》]]同様、[[ハーピィ]]が苦手とする[[《奈落の落とし穴》]]や[[《因果切断》]]を回避するのにも使える上に、状況に合わせて[[《霞の谷の戦士》]]や[[《霞の谷のファルコン》]]を[[リクルート]]すれば柔軟に戦う事が出来る。~
また、[[ハーピィ]]を[[リクルート]]することで擬似[[《サイクロン》]]となる。

また、このデッキでは[[《ハーピィの狩場》]]の性質上相手の[[魔法・罠カード]]は問題なく破壊できるが、[[モンスター]][[除去]]手段に乏しいので汎用性の高い[[モンスター除去]]カードを多めに積むと良い。




**この[[デッキ]]の弱点 [#rca5bb24]
 [[《ハーピィの狩場》]]を活用するので[[罠カード]]はそれほど脅威ではないが、[[《ライトニング・ボルテックス》]]や[[《地砕き》]]等の[[魔法カード]]に対しては[[耐性]]が低い。~
 [[ハーピィ]]を高速展開すると殆ど[[表側表示]]の為、これらの[[カード]]に強力な[[攻撃力]]が簡単に止められてしまうことも多い。~
 また、[[攻撃力]]が上がった[[風属性]][[モンスター]]の[[直接攻撃]]で[[《冥府の使者ゴーズ》]]が出てきても非常に辛い状況になる。~
 [[攻撃力]]が大幅に上昇した[[《ハンター・アウル》]]の[[直接攻撃]]で[[《冥府の使者ゴーズ》]]が飛んできたらとんでもないことになるのは間違いない。~
 攻撃済みの[[ハーピィ]]を弾丸に[[《ゴッドバードアタック》]]で対応したい。~

 [[《因果切断》]]も要注意。[[《ハーピィ・クィーン》]]は[[墓地]]にいる時も「[[《ハーピィ・レディ》]]」と扱う[[効果]]のために、[[墓地]]が肥えている終盤に[[《因果切断》]]を使用された場合、[[ハーピィ]]を根こそぎ[[除外]]される危険がある。

 なお、滅多に使われることはないが、[[《コトダマ》]]には要注意。~
 場の[[《ハーピィ・レディ》]]及び同名として扱う[[モンスター]]が壊滅する。

**派生[[デッキ]][#p5bc0a52]
***[[【アロマハーピィ】>【アロマ・コントロール】#p7e2ec21]] [#yb9162a7]
 【ハーピィ】に[[【アロマ・コントロール】]]のギミックを取り入れたデッキ。~
 詳しくは当該ページにて。~


***【通常モンスター軸・ハーピィ】[#j5d5b97f]
 ややトリッキーな構築を必要とするが、[[通常モンスター]]の[[《ハーピィ・レディ》]]を3枚積みするタイプ。~
 [[【高等儀式術】]]・[[【通常モンスター】]]のような、[[通常モンスター]]の[[メリット]]を得る[[デッキ]]構築も考えられるようになった派生である。~
 [[《黙する死者》]]・[[《正統なる血統》]]・[[《蘇りし魂》]]による[[召喚]]を繰り返し行うことができ、[[《ハーピィの狩場》]][[発動]]中は[[フィールド上のカード]]を[[破壊]]しまくる。~
 その他[[《デルタ・アタッカー》]]・[[《闇の量産工場》]]・[[《絶対魔法禁止区域》]]・[[《ジャスティブレイク》]]などを使い、[[《地獄の暴走召喚》]]も採用できる。~
 [[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]は[[効果モンスター]]との競合が問題になるが、この編成だと容易に入る。~
 [[《ハーピィ・ガール》]]を採用する場合は[[【ローレベル】]]のギミックが採用される。~

**サンプルレシピ [#l219579d]
-【スキドレハーピィ】~
2008年度東日本代表最終選考会ベスト64/08.6.21~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1094~


**代表的な[[カード]] [#zffd1d0d]

-[[《ハーピィ・レディ》]]
--[[《ハーピィ・レディ・SB》]]
--[[《ハーピィ・レディ1》]]

--[[《ハーピィ・クィーン》]]

-[[《ハーピィズペット仔竜》]]

-[[《ハーピィ・レディ三姉妹》]]

-[[《ハーピィの狩場》]]
-[[《万華鏡−華麗なる分身−》]]

-[[《ヒステリック・パーティー》]]

-[[ハーピィ]]

**関連リンク [#gf8ca2f5]
-[[【鳥獣族】]]
-[[【ビースト】]]
-[[【風属性】]]

-[[デッキ集]]