*【バージェストマ】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[発動]]後に[[水属性]]・[[水族]]・[[レベル]]2の[[通常モンスター]]扱いとなる[[罠モンスター]]群[[バージェストマ]]を中心とした[[デッキ]]。~ [[デッキ]]の多くが[[罠カード]]で占められるため[[【罠ビート】]]の一種とも言える。~ 《バージェストマ・アノマロカリス/Paleozoic Anomalocaris》 エクシーズ・効果モンスター ランク2/水属性/水族/攻2400/守 0 レベル2モンスター×3体以上 (1):このカードは他のモンスターの効果を受けない。 (2):1ターンに1度、罠カードが自分の魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。 自分のデッキの一番上のカードをめくる。 そのカードが罠カードだった場合、手札に加える。 違った場合、墓地へ送る。 (3):このカードが罠カードをX素材としている場合、 1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、 フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。 この効果は相手ターンにも発動できる。 《バージェストマ・オパビニア》 エクシーズ・効果モンスター ランク2/水属性/水族/攻 0/守2400 レベル2モンスター×2 「バージェストマ・オパビニア」の(3)の効果は1ターンに1度しか発動できない。 (1):このカードは他のモンスターの効果を受けない。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分は「バージェストマ」罠カードを手札から発動できる。 (3):このカードが罠カードをX素材としている場合、 このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。 デッキから「バージェストマ」罠カード1枚を手札に加える。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] [[罠モンスター]]の[[バージェストマ]]は以下の共通[[効果]]を持つ。~ (2):罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。 このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、 モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。 この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、 フィールドから離れた場合に除外される この[[効果]]で[[墓地]]から[[自己再生]]し、[[アタッカー]]や[[壁]]、[[ランク]]2の[[エクシーズ素材]]などに利用して[[ビートダウン]]を行う。~ 必然的に[[発動条件]]を満たせる[[罠カード]]や[[レベル]]2[[モンスター]]が採用されやすい。~ 一方、[[罠カード]]が多く[[魔法カード]]が少ないため1[[ターン]]目に[[デッキ]]を回すことは非常に難しい。~ このため「序盤に引けていれば優秀な働きを見せるが後半になるほど[[腐り>腐る]]やすくなる[[カード]]」を投入する場合、上手く機能するかは初手の引き次第な面が大きい。~ その様な[[カード]]を採用しすぎると[[手札事故]]の元になりやすいことは念頭に入れておきたい。~ ***[[メインデッキ]]について [#maindeck] ―[[バージェストマ]]~ 共通[[効果]]には気を付ける点が多いため使用の際には[[バージェストマ]]のページや裁定を事前に確認しておくのが望ましい。~ -[[《バージェストマ・ピカイア》]]~ [[手札]]の[[バージェストマ]]を[[コスト]]に2枚[[ドロー]]する固有[[効果]]を持つ。~ 単純な[[カード・アドバンテージ]]でも[[2:2交換>1:1交換]]だが、[[墓地アドバンテージ]]を稼げる分だけ実質的に[[アドバンテージ]]を稼ぐことになる。~ [[罠カード]]の遅さはあるが[[《バージェストマ・オパビニア》]]でその弱点も補え、この[[デッキ]]での潤滑油となる[[カード]]である。~ -[[《バージェストマ・オレノイデス》]]~ [[魔法・罠カード]]1枚を[[破壊]]する固有[[効果]]を持つ。~ [[バージェストマ]]の[[自己再生]]は[[罠カード]]に直接[[チェーン]]する必要があるため、[[相手]]が[[セット]]した[[《サイクロン》]]などの[[速攻魔法]]を[[エンドサイク]]の要領で事前に処理できれば理想的。~ -[[《バージェストマ・カナディア》]]~ [[相手]]の[[表側表示]][[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にする固有[[効果]]を持つ。~ 直接[[アドバンテージ]]を取れるわけではないが、[[相手]][[モンスター]]の展開を妨害できる[[バージェストマ]]はこれと[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]だけなので貴重である。~ -[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]~ [[手札]]1枚を効果で[[捨て>捨てる]]つつ[[表側表示]]の[[カード]]を[[除外]]する固有[[効果]]を持つ。~ [[手札]]を[[捨てる]]ため[[アドバンテージ]]を取るのはやや難しいが[[モンスター]]を[[除去]]できる唯一の[[バージェストマ]]である。~ -[[《バージェストマ・ハルキゲニア》]]~ [[表側表示]][[モンスター]]の[[ステータス]]を1[[ターン]]のみ半減する固有[[効果]]を持つ。~ [[モンスター]]状態の[[バージェストマ]]は単体では[[攻撃力]]1200と貧弱なので[[戦闘]]補助の存在はありがたく、[[エクシーズ召喚]]に繋げれば大半の[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]できる。~ -[[《バージェストマ・マーレラ》]]~ [[デッキ]]から[[罠カード]]1枚を[[墓地へ送る]]固有[[効果]]を持つ。~ [[バージェストマ]]を[[墓地へ送る]]だけでも役割は果たせるがそれだけのために採用するのもうま味が少ないため、[[《ブレイクスルー・スキル》]]などと併用したい。~ -[[《バージェストマ・レアンコイリア》]]~ [[除外]]されてる[[カード]]1枚を[[墓地に戻す]]固有[[効果]]を持つ。~ [[自己再生]]した[[バージェストマ]]は[[フィールド]]から[[離れた>離れる]]場合に[[除外]]されるためそれらを再利用できる。~ もっとも、[[エクシーズ召喚]]中心の戦術だと[[除外]]される機会が少ないので、[[シンクロ素材]]としての利用や能動的に[[除外]]する[[カード]]との併用を考えたい。~ -[[《バージェストマ・エルドニア》]]~ [[表側表示]][[モンスター]]の[[ステータス]]を1[[ターン]]のみ500アップする固有[[効果]]を持つ。~ 上昇量が[[カード]]1枚分を消費する割には少なすぎるのは否めず、そもそも[[戦闘]]補助ならば[[《バージェストマ・ハルキゲニア》]]や[[《バージェストマ・カナディア》]]の方が遥かに使いやすい。~ 採用するにしても4枚目以降の[[《バージェストマ・ハルキゲニア》]]となるだろう。~ ―相性の良い[[罠カード]]~ [[バージェストマ]]の[[自己再生]]の[[トリガー]]にできる[[スペルスピード]]2の[[通常罠]]・[[永続罠]]を多めに採用したい。~ ただ、[[カウンター罠]]も[[《バージェストマ・アノマロカリス》]]の(2)の[[効果]]には対応しているため[[シナジー]]が無いわけではない。~ -防御[[カード]]~ 初動が遅くなりがちな[[デッキ]]なので防御は重要なのだが、かと言って[[自己再生]]した[[バージェストマ]]を[[壁]]に使うと[[除外]]されてしまう。~ そのため[[相手]]の[[攻撃]]を防げる[[罠カード]]は必ず採用しておきたい。~ --[[《威嚇する咆哮》]]・[[《和睦の使者》]]~ [[発動]][[ターン]]は一切の[[戦闘ダメージ]]を受けなくなる[[フリーチェーン]][[カード]]。~ --[[《海竜神の加護》]]~ [[レベル]]3以下の[[水属性]]に1[[ターン]]のみ[[破壊]][[耐性]]を付与できるため[[蘇生]]した[[バージェストマ]]もその恩恵を受けることができる。~ [[バージェストマ]]は[[モンスター効果]]への[[耐性]]を自前で備えており、[[魔法・罠カード]]で[[破壊]]以外の[[モンスター除去]]を行える[[カード]]は極わずかなので高[[確率]]で[[発動]][[ターン]]を凌げる。~ 上記の[[《威嚇する咆哮》]]や[[《和睦の使者》]]と比較すると他の[[モンスター]]を守れない点と[[貫通]][[効果]]に弱い点で劣るが、[[効果]]による[[除去]]に対して強い点で勝るため一長一短である。~ --[[バリア −フォース−]]~ [[フリーチェーン]]ではないため[[除去]]されやすいが、決まった時の見返りは大きい。~ この[[デッキ]]は一度に伏せる[[罠カード]]が多くなりがちなので、ピンポイントで[[除去]]される[[確率]]は通常の[[デッキ]]に比べやや低いと言える。~ --[[《くず鉄のかかし》]]~ 使い減りしない[[通常罠]]なので維持できれば毎[[ターン]][[自己再生]]の[[トリガー]]になれる。~ もっとも、この[[カード]]の存在がばれると[[相手]]は積極的な[[攻撃]]を控えるため実質的には牽制の役割が強いとも捉えられる。~ --[[《鳳翼の爆風》]]・[[《サンダー・ブレイク》]]~ [[手札]]1枚を消費する[[単体除去]]という点では[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]と役割は類似する。~ こちらは[[コスト]]で払うため、[[墓地]]に[[バージェストマ]]がない状態でも[[手札]]の[[バージェストマ]]を[[コスト]]にすれば展開が可能になる。~ また、[[セット]][[カード]]にも対応可能なところも利点。~ -[[手札]]や[[墓地]]の[[アドバンテージ]]を稼げる[[カード]]~ --[[《積み上げる幸福》]]~ [[チェーン]]4以降に[[発動]]が限られるが2枚の[[ドロー]]は貴重。~ [[罠カード]]の[[発動]]とそれに[[チェーン]]する[[バージェストマ]]の[[効果]]だけで[[チェーン]]2まで稼げるため、もう1つ[[チェーン]]を積むだけで[[発動条件]]を満たせる。~ --[[《八汰烏の骸》]]・[[《強欲な瓶》]]~ [[ドロー]]枚数は殆どの場合1枚なので単体では[[1:1交換]]でしかないが、[[バージェストマ]]の[[トリガー]]にできれば相対的に[[アドバンテージ]]となる。~ 特定の[[発動条件]]や[[相手]][[フィールド]]の状況に関わらず[[発動]]できるので[[バージェストマ]]の[[自己再生]]を任意のタイミングで決めやすい。~ --[[《針虫の巣窟》]]~ 運に左右されるが5枚の[[墓地アドバンテージ]]を稼げるため上手くいけば有利に働く。~ -それ以外の[[カード]]~ --[[《シェイプシスター》]]~ [[レベル]]2の[[チューナー]]になれる[[罠モンスター]]。~ [[エクシーズ素材]]は勿論のこと、[[シンクロモンスター]]や[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]との[[コンボ]]を取り入れやすくなる。~ --[[《エクシーズ・リボーン》]]~ [[蘇生制限]]を満たした[[エクシーズモンスター]]を自身を[[エクシーズ素材]]にしつつ[[蘇生]]できる。~ 特に[[エクシーズ召喚]]がやや[[重い]]代わりに、[[罠カード]]を[[エクシーズ素材]]に持つ場合は[[フリーチェーン]][[除去]]が可能な[[《バージェストマ・アノマロカリス》]]との相性が良い。~ --[[《魔封じの芳香》]]~ [[魔法カード]]の[[発動]]にタイムラグを要求する[[永続罠]]。~ この[[デッキ]]は[[魔法カード]]の採用枚数が少ないので影響を受けづらく、[[ペンデュラム召喚]]に対しては強力な[[メタ]]にもなるので採用は十分に考えられる。~ --[[《スターライト・ロード》]]~ [[バージェストマ]]は[[破壊]]された場合でも活かしやすいとは言えども、[[全体除去]]を受けずに済むのならば有り難いことである。~ なお、類似[[効果]]を持つ[[《大革命返し》]]は[[カウンター罠]]なのでこの[[デッキ]]では[[通常罠]]のこちらを優先すると良い。~ --[[《王宮の鉄壁》]]~ [[除外]]を永続的に防ぐため[[バージェストマ]]を[[壁]]や[[シンクロ素材]]として使いやすくなる。~ 一方で一切の[[除外]]ができなくなるため、後述の[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を持つ[[罠カード]]との相性は悪い。~ --[[《ワンダー・エクシーズ》]]~ [[相手]][[ターン]]に[[自己再生]]した[[バージェストマ]]や、[[《餅カエル》]]で[[リクルート]]した[[ガエル]][[モンスター]]をそのまま[[エクシーズ素材]]に使える。~ 素材を無駄にしないだけでなく、妨害能力を持つ[[バージェストマ]][[エクシーズモンスター]]や[[《餅カエル》]]を出せば防御にも繋がる。~ なお、[[自分]][[フィールド]]に[[レベル]]2[[モンスター]]2体がいる状態でこの[[カード]]を[[発動]]し、それを[[トリガー]]に[[バージェストマ]]を[[蘇生]]した場合はその3体で[[《バージェストマ・アノマロカリス》]]を呼び出せる。~ --[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]を持つ[[罠カード]]~ [[デッキ]]から[[墓地へ送る]][[《バージェストマ・マーレラ》]]や[[《針虫の巣窟》]]、[[除外]]ゾーンから[[墓地]]へ[[戻す]][[《バージェストマ・レアンコイリア》]]と相性が良い。~ 採用候補としては[[汎用性]]の高い[[《ブレイクスルー・スキル》]]、不足しがちな打点を補える[[《スキル・サクセサー》]]、防御[[カード]]にもなる[[《光の護封霊剣》]]あたりが挙げられる。~ ―相性の良い[[モンスター]]~ -[[レベル]]2の[[モンスター]]~ [[ランク]]2の[[エクシーズ素材]]にできるため[[効果]]が使えない状況でも[[腐り>腐る]]にくい。~ --[[《カードカー・D》]]~ [[発動]][[ターン]]の展開や[[攻撃]]が封じられるが、[[ハンド・アドバンテージ]]を確実に稼げる[[メリット]]は大きい。~ [[相手]][[ターン]]で動きやすく長期戦は得意な[[デッキ]]なので行動のテンポが遅れる弱点のリカバリーはしやすいが、引いた[[罠カード]]を使えるのは次の次の[[相手]][[ターン]]になるので防御[[カード]]で確実に延命したい。~ 中盤以降の攻め時に引いた場合は[[効果]]を使うと勝機を逸しかねないため、その様な状況では単なる[[エクシーズ素材]]として使うのも良いだろう。~ --[[《増殖するG》]]~ [[相手]][[ターン]]に打つことで展開を牽制できるため初動の遅さをリカバリーしやすい。~ ただしこの[[デッキ]]の特性、即ち[[罠カード]]が多いことがバレるとこちらの[[ドロー]]を気にせずに展開され一気に勝負を決められることも起こり得る。~ この点は[[手札]]から[[バージェストマ]]を[[発動]]できる[[《バージェストマ・オパビニア》]]で補えるので、可能ならばその状態が整った上で[[発動]]したい。~ --[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]&[[レベル]]2[[チューナー]]~ [[チューナー]]が[[自分]][[フィールド]]に存在すれば[[自己再生]]できるため繰り返し[[エクシーズ素材]]に使える。~ [[サーチ]]と展開が可能な[[《レッド・リゾネーター》]]、[[自己再生]]可能な[[《ゾンビキャリア》]]、[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]と[[コンボ]]が組める[[《魔轟神獣ケルベラル》]]等が[[チューナー]]の候補に挙がる。~ --[[《海皇の重装兵》]]~ [[水属性]][[モンスター]]の[[効果]][[発動]]のために[[墓地へ送られた]]時に[[単体除去]]が撃てるため[[《キャット・シャーク》]]や[[《バージェストマ・オパビニア》]]と相性が良い。~ [[《深海のディーヴァ》]]で[[リクルート]]できれば[[手札]]消費1枚でこの[[コンボ]]が完成するが、肝心の[[《深海のディーヴァ》]]が[[制限カード]]なので成功するかは引き次第である。~ この[[カード]]を複数枚採用すれば後から引いた[[《深海のディーヴァ》]]が[[腐り>腐る]]にくくなり、[[手札]]にこの[[カード]]がダブついても追加[[召喚]]権によりそのまま[[ランク]]2に繋がる。~ --[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]~ [[リバース]]という遅さはあるが[[除去]]だけでなく[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]もできるため[[墓地]]に[[バージェストマ]]を貯めるのにも役立つ。~ [[サーチ]][[カード]]の[[《光の援軍》]]も[[コスト]]で[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができるため一石二鳥である。~ --[[《不幸を告げる黒猫》]]~ [[デッキトップ]]に任意の[[罠カード]]を持ってこれるため[[《バージェストマ・アノマロカリス》]]や[[《絶対王 バック・ジャック》]]と[[コンボ]]が組める。~ [[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]があればそのまま[[サーチ]]できるが、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]自体とこの[[デッキ]]の相性がそこまで良いわけではないため採用の有無はよく考えたい。~ --[[《メタモルポット》]]~ [[手札]]の多くを伏せる関係上[[手札]]が少なくなりやすいため[[ドロー]]枚数には期待できる。~ //上手くいけば儲けもの程度だが、[[《和睦の使者》]]などで生き残ったこの[[カード]]を[[《バージェストマ・カナディア》]]で[[セット]]すれば再び[[効果の発動]]が可能となる。~ //カナディアの対象は相手だけ --[[レベル]]2の[[ガエル]][[モンスター]]~ 強力な[[効果]]を持つ[[《餅カエル》]]で[[リクルート]]できつつ、同時に[[エクシーズ素材]]にもなる。~ 後述の[[【ガエル】]]との混合構築も要参照。~ -[[レベル]]2以外の[[モンスター]]~ [[エクシーズ素材]]への転用ができないため採用枚数はよく考えたい。~ --[[《クリバンデット》]]~ [[《カードカー・D》]]に比べると[[ハンド・アドバンテージ]]で劣る代わりに[[墓地アドバンテージ]]を稼げる。~ また、[[発動]][[ターン]]の展開や攻撃を阻害しないため中盤以降の攻め時に引いても[[効果]]が[[腐り>腐る]]にくいのは利点。~ --[[《豪雨の結界像》]]~ [[水属性]]以外の[[特殊召喚]]を妨げるので[[刺さる]][[相手]]には強力な[[モンスター]]となる。~ この[[デッキ]]は上述の理由から防御[[カード]]を豊富に採用しやすいため[[フィールド]]への維持も比較的狙いやすい。~ --[[《絶対王 バック・ジャック》]]~ [[通常罠]]を多く採用する[[デッキ]]なので(1)の[[効果]]は高[[確率]]で成功する。~ [[悪魔族]]なので[[通常罠]]の[[《悪魔の嘆き》]]で[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]こともできる。~ 問題はこの[[カード]]が[[手札]]に来た場合の処理であり、[[セット]]して[[壁]]にするか[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]で[[捨てる]]くらいしか[[墓地へ送る]]方法がない。~ 事故が怖い場合は採用枚数を少な目にしておき、[[《悪魔の嘆き》]]で[[相手]]の[[墓地]]利用を阻害するついでくらいに捉えておくのが良いか。~ --[[《威光魔人》]]~ [[上級モンスター]]なので若干[[重い]]ものの、[[自己再生]]した[[バージェストマ]]を[[リリース]]にあてれば[[アドバンス召喚]]自体は難しくない。~ [[モンスター効果]]を封じる[[永続効果]]は[[効果モンスター]]主体の現[[環境]]にはよく[[刺さる]]ため、1枚分の[[墓地アドバンテージ]]を失っても出す見返りはある。~ 元々この[[デッキ]]は通常の[[デッキ]]より[[モンスターカード]]が少なくなりがちなので、こちらへの影響は[[相手]]に与える影響よりも少なくなりやすい。~ また、[[バージェストマ]][[エクシーズモンスター]]は他の[[モンスター効果]]を受けないのでこの[[効果]]を無視して[[効果]]を[[発動]]できる点でも噛み合いが良い。~ ―相性の良い[[魔法カード]]~ [[デッキ]]の特性上[[魔法カード]]の採用は必要最低限になりやすい。~ -[[《命削りの宝札》]]~ [[発動]][[ターン]]の展開制限や[[エンドフェイズ]]の[[デメリット]]も[[罠カード]]が多いこの[[デッキ]]では回避しやすく、優秀な[[ドローソース]]となり得る。~ -[[《湿地草原》]]~ [[バージェストマ]]単体の[[攻撃力]]が2400にまで跳ね上がるので[[アタッカー]]として使うことができる。~ -[[《水舞台》]]~ [[バージェストマ]]に[[水属性]]以外への[[戦闘破壊]][[耐性]]を与えられる。~ [[水族]]の[[蘇生]][[効果]]もあり、[[水族]]の[[モンスター]]を他に入れてあるなら使う機会も出てくる。~ -[[《RUM−アストラル・フォース》]]~ [[エクシーズモンスター]]を同[[種族]]・同[[属性]]で2つ上にランクアップできる。~ [[ランク]]2の選択肢はそこまで多くないため、この[[カード]]と[[ランク]]4とでいざという時の対応力を高めるのも良いだろう。~ 主な候補は以下の通り。~ --[[《神騎セイントレア》]]⇒[[《セイクリッド・オメガ》]]([[魔法・罠カード]]に強い)、[[《武神帝−カグツチ》]]([[墓地アドバンテージ]]を稼げる)~ --[[《聖光の宣告者》]]⇒[[《ライトロード・セイント ミネルバ》]]([[墓地アドバンテージ]]を稼げる)~ --[[バージェストマ]][[エクシーズモンスター]]、[[《餅カエル》]]⇒[[《No.101 S・H・Ark Knight》]]([[破壊]]もバトルも介せずに[[相手]][[モンスター]]を[[除去]]できる)~ --[[《ガチガチガンテツ》]]⇒[[《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》]](3000打点になれるため足りない打点を補える)~ ***[[エクストラデッキ]]について [#extradeck] 基本的には[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]が中心となる。~ [[チューナー]]や[[《融合》]]を採用すれば[[シンクロモンスター]]や[[《始祖竜ワイアーム》]]も採用できるが、[[自己再生]]した[[バージェストマ]]が[[除外]]されるため後に響くことになる。~ その場合は[[《バージェストマ・レアンコイリア》]]や[[《PSYフレームロード・Ω》]]で[[墓地に戻して>墓地に戻す]]再利用を狙いたい。~ ―[[バージェストマ]][[エクシーズモンスター]]~ -[[《バージェストマ・アノマロカリス》]]~ [[モンスター効果]]への[[耐性]]、[[罠カード]][[発動]]時に[[デッキトップ]]の[[罠カード]]を[[手札]]に加える[[効果]]、[[罠カード]]を素材に持っていれば[[フリーチェーン]]となる[[単体除去]][[効果]]を持つ。~ 必要素材数が3つとやや[[重い]]ものの、打点の高さや[[汎用性]]の高い[[除去]][[効果]]を持つためこの[[デッキ]]の主力[[アタッカー]]を務められる。~ (2)の[[効果]]を活かしやすくするため[[デッキ]]構築はなるべく[[罠カード]]を多めにするのが望ましいが、[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]や[[《ゾンビキャリア》]]などは失敗した場合でも無駄になりにくくなる。~ なお、[[耐性]]により[[自分]]の[[モンスター効果]]も受けないため、[[《キャット・シャーク》]]や[[《ガチガチガンテツ》]]で[[強化]]できない点には注意。~ -[[《バージェストマ・オパビニア》]]~ [[モンスター効果]]への[[耐性]]、[[バージェストマ]]を[[手札]]から[[発動]]可能にする[[効果]]、[[バージェストマ]]の[[サーチ]][[効果]]を持つ。~ (3)の[[効果]]で[[サーチ]]した[[バージェストマ]]を(2)の[[効果]]で即座に[[手札]]から[[発動]]できるため、[[デッキ]]の遅さや[[伏せ除去]]への弱さを大きく軽減できる。~ [[攻撃力]]はないが素材は軽いので序盤からなるべく立てて戦線維持を図りたい。~ ―それ以外の[[エクシーズモンスター]]~ -[[《餅カエル》]]~ 強力な[[効果]]を持つ[[水族]][[縛り]]の[[ランク]]2。~ 出しておくだけで[[相手]]に大きなプレッシャーを与えられるため是非とも採用しておきたい。~ -[[《神騎セイントレア》]]~ この[[デッキ]]は全体的に[[対象]]を取る[[効果]]が多いため、[[対象]]を取らない[[除去]]は重要となる。~ [[破壊]]も介さないため、「[[対象]]に取れず[[カードの効果]]で[[破壊]]されない」[[耐性]]を持つ[[モンスター]]に対処できる数少ない手段でもある。~ -[[《No.96 ブラック・ミスト》]]~ [[《バージェストマ・アノマロカリス》]]と同様の[[素材>エクシーズ素材]]を要求するが[[戦闘]]にはめっぽう強い[[モンスター]]。~ 役割は上記の[[《神騎セイントレア》]]と似通っているが、[[効果]][[破壊]][[耐性]]もちの高[[攻撃力]][[モンスター]]相手でも[[自爆特攻]]することなく[[戦闘破壊]]を狙えるため、共に採用しておくと戦術の幅が広がる。~ -[[《キャット・シャーク》]]~ 打点に対して不安の残る[[デッキ]]なので一時的とは言え高い[[攻撃力]]を得られる点で他とは違う働きが期待できる。~ 「[[カード]]の[[効果を受けない]]」[[モンスター]]ともなるとこの[[カード]]で大幅に打点を挙げるくらいでしか突破手段がない。~ -[[《ガチガチガンテツ》]]~ 微弱ではあるものの[[全体強化]]により不足しがちな打点を補えるため採用候補となる。~ -[[《FNo.0 未来皇ホープ》]]~ 特殊な[[エクシーズ素材]]を持つため簡単に出せるわけではないが、他の[[カード]]ではできない働きを見せるため採用する価値はある。~ [[エクシーズ素材]]を失い用済みになった[[エクシーズモンスター]]を有効利用できれば理想的。~ -[[《No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス》]]~ 素材2体の[[ランク]]2で[[表側表示]]の[[カードの効果]]に干渉できる[[モンスター]]は貴重である。~ 状況次第では爆発的な[[攻撃力]]を得られる[[《No.100 ヌメロン・ドラゴン》]]の[[エクシーズ素材]]にもしやすいので、そちらでの用途も考えられる。~ -[[《No.100 ヌメロン・ドラゴン》]]~ [[《No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス》]]2体で[[エクシーズ召喚]]が可能。~ この[[デッキ]]は低[[ランク]]中心のため自力での高[[攻撃力]]は難しいが、高[[ランク]][[モンスター]]を[[相手]]にした時は驚異の[[攻撃力]]を叩き出す。~ 高[[ランク]]で比較的遭遇率の高い[[ランク]]8と相対した時でも6000以上の[[戦闘ダメージ]]は見込めるため、一発逆転の切り札にもなり得る。~ [[エクストラデッキ]]は大幅に圧迫するが[[《No.93 希望皇ホープ・カイザー》]]との[[コンボ]]を組めば[[1ターンキル]]も可能になる。(詳細は[[《No.45 滅亡の予言者 クランブル・ロゴス》]]のページを参照)~ ―[[シンクロモンスター]]~ -[[《虹光の宣告者》]]~ [[レベル]]4なので[[シンクロ召喚]]も容易く、[[効果]]で防御も担えるので[[除外]]された[[バージェストマ]]の損失は取り返しやすい。~ -[[《アームズ・エイド》]]~ 同じく[[レベル]]4なので出しやすく、弱点である打点不足を補助できるため[[耐性]]持ちの高打点を[[相手]]にした場合に活躍が期待できる。~ [[強化]][[効果]]は[[装備魔法]]としての[[効果]]なので[[バージェストマ]][[モンスター]]を[[強化]]できるのは[[《キャット・シャーク》]]にない利点である。~ **戦術 [#strategy] [[自己再生]]した[[バージェストマ]]を[[エクシーズ素材]]として利用し、[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]で[[ビートダウン]]を行うのが基本的な動きとなる。~ [[バージェストマ]]は[[フリーチェーン]]が多く、[[自己再生]][[効果]]もあるため、[[除去]]はあまり気にせず、序盤から積極的に[[罠カード]]を[[セット]]して[[相手]]にプレッシャーをかけたい。~ 初動が遅い代わりに長期戦に対しては比較的強い[[デッキ]]なので、序盤は防御[[カード]]で凌ぎつつ[[《バージェストマ・オパビニア》]]等で[[手札]]・[[フィールド]]・[[墓地]]の布陣を整えていきたい。~ ある程度リソースが溜まったところで[[モンスター]]を展開し、[[ランク]]2の[[エクシーズモンスター]]を並べて圧殺できれば理想的。~ [[《豪雨の結界像》]]や[[《魔封じの芳香》]]、[[《王宮の鉄壁》]]などの[[ロック]][[カード]]は[[相手]]次第で大きな効力を発揮するため、[[《命削りの宝札》]]で早めに[[手札]]に引き込みたいところ。~ //**[[デッキ]]の種類 [#decktype] //***《カード名》軸 [#decktype1] //特定のカードを軸とする場合。 **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***【ガエルバジェ】[#variation1] [[《餅カエル》]]の性能を最大限発揮できる[[【ガエル】]]との混合構築。~ [[バージェストマ]]及び[[レベル]]2の[[水族]]を[[フィールド]]に出して[[《餅カエル》]]を[[エクシーズ召喚]]し続け[[アドバンテージ]]を得ていく。~ [[《餅カエル》]]の(3)の[[効果]]で自身を[[エクストラデッキ]]に回収できるため、3枚使いきった場合でも[[デッキ]]の動きが途切れなくなるのが何よりの強みである。~ 採用する[[レベル]]2の[[水族]]は[[【ガエル】]]の方を参照してもらいたいが、基本的に[[《鬼ガエル》]]・[[《粋カエル》]]・[[《魔知ガエル》]]の3枚は採用しておきたい。~ この構築の場合は[[罠カード]]の比率が若干下がり、[[モンスターカード]]の比率が若干上がりやすいため、通常の構築と多少動きが異なる点に気を付けたい。~ ***【ヴォルカニックバジェ】[#variation2] [[墓地]]から[[除外]]することで[[効果]]を[[発動]]できる[[永続罠]][[《ブレイズ・キャノン・マガジン》]]に着目した[[【ヴォルカニック・バーン】]]との混合構築。~ [[《バージェストマ・マーレラ》]]や[[《針虫の巣窟》]]で早々に[[墓地へ送って>墓地へ送る]]おき、適切なタイミングで[[全体除去]]を撃ちたい。~ [[全体除去]]の弾になる[[《ヴォルカニック・バックショット》]]は[[レベル]]2の[[モンスター]]なので[[手札]]に来た場合でも[[ランク]]2の[[エクシーズ素材]]に転用できる点も好相性。~ [[墓地へ送られた]][[《ヴォルカニック・バックショット》]]を[[通常罠]]の[[《貪欲な瓶》]]で回収できれば理想的。~ [[《バージェストマ・レアンコイリア》]]は[[除外]]された[[《ブレイズ・キャノン・マガジン》]]を[[墓地]]へ[[戻す]]こともできるため、再び[[効果の発動]]が可能になる。~ ただし[[《貪欲な瓶》]]自体は[[墓地アドバンテージ]]を減らす関係上、この[[デッキ]]本来の動きとはやや[[アンチシナジー>シナジー]]のため採用枚数は良く考えたい。~ [[出張]]程度のギミックならば1回だけ[[全体除去]]&[[バーン]]ができれば儲けものくらいに思っておいてもよいだろう。~ ***【ナチュルバジェ】[#variation3] [[墓地へ送られた]]場合に[[ナチュル]][[カード]]を[[サーチ]]できる[[永続罠]][[《ナチュルの神星樹》]]に着目した[[【ナチュル】]]との混合構築。~ 詳細は[[こちら>【ナチュル】#variation1]]を参照。~ //ナチュル成分が強いのでこちらよりあちらに記載しました **この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint] [[墓地]]利用と[[特殊召喚]]を多用する[[デッキ]]なのでそれらへの[[メタ]]には弱い。~ もっとも、[[永続カード]]による妨害ならば[[《バージェストマ・オレノイデス》]]や[[《バージェストマ・ディノミスクス》]]で[[除去]]できるため対応は可能である。~ それ以上に問題なのが、[[罠カード]]そのものへの[[メタ]]である。~ 具体的には[[罠カード]]の[[発動]]そのものを封じる[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]、[[セット]]そのものを封じる[[《ダーク・シムルグ》]]等が該当する。~ 打点も含めて厄介な存在であり、[[墓地]]に[[《ブレイクスルー・スキル》]]を用意するか[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]等から[[《神騎セイントレア》]]に繋げて処理したい。~ [[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]で[[罠カード]]を[[宣言]]されるのも辛く、[[後攻]]1[[ターン]]目の[[スタンバイフェイズ]]などに[[発動]]されようものなら[[手札]]が根こそぎなくなりかねない。~ この場合、次の[[ターン]]以降の[[ドロー]]にも影響するため[[自己再生]]の[[トリガー]]になる[[罠カード]]そのものが[[セット]]する間もなく[[墓地]]へ行ってしまい、何もできずに敗北してしまう。~ なお、[[《王宮のお触れ》]]も面倒な[[カード]]ではあるが、幸い[[罠カード]]の[[発動]]自体は可能なので[[バージェストマ]]の[[トリガー]]としては問題なく、[[エクシーズモンスター]]で対処しやすい。~ [[バージェストマ]]及び[[メインデッキ]]の[[モンスター]]の打点は軒並み低いため、戦力は[[エクストラデッキ]]に頼りがちになる。~ そのため[[《轟雷帝ザボルグ》]]や[[《魔海城アイガイオン》]]などで[[エクストラデッキ]]の[[デッキ破壊]]を受けるのも辛い。~ また、[[ランク]]2は打点に関して不安が残るのは否めず、[[《バージェストマ・ハルキゲニア》]]が通じない高打点の[[耐性]]持ちを[[相手]]にすると対応に窮することになる。~ [[《キャット・シャーク》]]や[[《アームズ・エイド》]]等のこちらの打点を高くする[[カード]]は必ず用意しておきたい。~ [[罠カード]]が多い[[デッキ]]の宿命ではあるが、初動の遅さは受け入れざるを得ないため、[[1ターンキル]]を始めとした速攻[[デッキ]]を[[相手]]にした場合は初手に対応[[カード]]が来ることを祈るしかない。~ //**この[[デッキ]]の歴史 [#history] //カードプールの変遷でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる。 **代表的なカード [#keycard] -[[《バージェストマ・アノマロカリス》]] -[[《バージェストマ・オパビニア》]] //**サンプルレシピ [#sample] **関連リンク [#link] -[[【罠ビート】]] -[[デッキ集]]