*【バウンサー】 [#y0a53090] #contents **[[デッキ]]の概要 [#x4dd2457] [[GALACTIC OVERLORD]]で登場した、[[バウンサー]]と名のつく[[モンスター]]による[[ビートダウン]][[デッキ]]。~ [[破壊]][[耐性]]の付与および[[サーチ]][[効果]]によって戦線を維持しつつ、[[ランク]]6[[エクシーズモンスター]]による制圧を狙う。 《ファントム・バウンサー/Phantom Bounzer》 効果モンスター 星6/闇属性/戦士族/攻2400/守1200 フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、 デッキから「バウンサー」と名のついたカード2枚を手札に加える事ができる。 《バウンサー・ガード/Bounzer Guard》 通常罠 自分フィールド上の「バウンサー」と名のついた モンスター1体を選択して発動できる。 このターン、選択したモンスターはカードの効果の対象にならず、 戦闘では破壊されない。 このターン、相手モンスターが攻撃する場合、 選択したモンスターを攻撃対象にしなければならない。 **[[デッキ]]構築に際して [#e76aa85a] [[カテゴリ]]としては、前述のように[[《バウンサー・ガード》]]による[[耐性]]付与と[[《ファントム・バウンサー》]]による[[サーチ]][[効果]]ありきでのまとまりである。~ [[《ファントム・バウンサー》]]の[[サーチ]]対象には[[《バウンサー・ガード》]]が含まれる点、[[《バウンサー・ガード》]]自体が高[[ステータス]]の[[バウンサー]]との相性が良い点から、必然的に[[《ファントム・バウンサー》]]の展開が[[デッキ]]としての命題になる。 ***[[モンスターカード]]について [#a7251973] ―[[バウンサー]]と名の付く[[モンスター]]~ 種類こそ少ないが、それぞれ固有の[[効果]]を持ち、その性能も決して低くない。~ [[サーチャー]]による使い分けの観点からも複数の併用は有効だが、相性の良いものが異なる点に留意し、枚数を調整する必要はある。 -[[《ブレード・バウンサー》]]~ [[バウンサー]]中唯一の[[下級モンスター]]であり、[[《ファントム・バウンサー》]]の[[サーチ]]直後や[[《バウンサー・ガード》]][[セット]]時などで素早く動ける。~ その分単体の性能はあまり強力ではなく、他の[[バウンサー]]との[[エクシーズ召喚]]も狙えない。~ 他の[[レベル]]4[[戦士族]]との併用では有効だが、[[ランク]]6に特化する場合は採用を見送るのも選択肢の一つ。~ 一応だが[[効果]]を[[発動]]できれば任意の[[手札]]を[[墓地へ送る]]事が可能であり、[[蘇生]]などの[[コンボ]]に繋げられる。 -[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]~ [[リリース]]軽減能力を持つため、[[《ファントム・バウンサー》]]からの反撃・追撃が行いやすく、[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]も狙える。~ ただしもう一方の[[レベル]]6[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する手段のうち、[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]とはやや相性が悪く、[[属性]][[サポートカード]]も利用しにくい。~ 最低でも1枚はあって損のない[[カード]]だが、これらとの連携や[[《バウンサー・ガード》]]の積極的利用を考慮する場合は無闇に積んでしまうのは考え物である。 -[[《ファントム・バウンサー》]]~ [[破壊]]された場合に2枚の[[バウンサー]]を[[サーチ]]する強力な[[効果]]を持つ。~ [[アドバンス召喚]]分の消費を差し引いても[[2:2交換>1:1交換]]であり、[[上級モンスター]]としては及第点の[[攻撃力]]であるため[[戦闘]]での[[カード・アドバンテージ]]取得も狙える。~ [[タイミングを逃す]]事がないので、[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《激流葬》]]などと組み合わせ、積極的に[[サーチ]]を狙いたい。~ なお[[エクシーズ召喚]]とした場合、[[サーチ]]ができないという欠点はあるが、他の[[カード]]や2枚目以降で[[《甲虫装機 エクサビートル》]]を[[エクシーズ召喚]]し、装備化することでこれが[[フィールド]]を離れた際に[[サーチ]]が行える。~ この場合、独力での[[除去]]が使いにくくなるが、[[《リビングデッドの呼び声》]]などを利用する事で回避できる。 -[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]~ [[エクシーズモンスター]]であるため[[《ファントム・バウンサー》]]の恩恵は受けられないが、[[《バウンサー・ガード》]]による維持が有効であり、[[バウンサー]]を用いた[[エクシーズ召喚]]自体もそこまで難しくない。~ あわせて[[効果モンスター]]に対する制圧力が高まるので、受動的でこそあるものの切り札たる働きを期待できる[[モンスター]]。~ 単純に優秀な[[エクシーズモンスター]]でもあるため、この[[デッキ]]では2枚目の採用も検討できる。 ―[[バウンサー]]以外の[[モンスター]]~ [[バウンサー]]の[[レベル]]の都合から、主に[[エクシーズ召喚]]が狙える[[レベル]]4・6の[[モンスター]]が相性に優れる。~ [[バウンサー]]自体は展開能力を持たないため、これらを併用する[[モンスター]]側でフォローすると良い。 -[[レベル]]4[[モンスター]]~ --[[《フォトン・スラッシャー》]]~ 手軽に[[特殊召喚]]可能な[[アタッカー]]であり、[[《ブレード・バウンサー》]]との組み合わせで強力な[[戦士族]]専用[[エクシーズモンスター]]を扱える。~ いざという時は[[《ファントム・バウンサー》]]の[[アドバンス召喚]]も狙え、その[[汎用性]]は高い一方、[[魔法・罠カード]]によって[[バウンサー]]の防御を固める場合、[[特殊召喚]]が狙いにくくなる点や、[[手札]]消費が激しくなる点に注意。 --[[《忍者マスター HANZO》]]・[[《E・HERO エアーマン》]]~ それぞれ[[サーチ]][[効果]]を有し、[[エクシーズ召喚]]時の[[ディスアドバンテージ]]を回避しやすい。~ 後述する[[レベル]]6[[モンスター]]を間接的にサポートする潤滑油的な働きが期待できる。~ [[タイミングを逃す]]場合もあるが、[[《リビングデッドの呼び声》]]などの[[特殊召喚]]手段を用いても[[サーチ]]を利用できる。~ --[[《バルキリー・ナイト》]]~ [[レベル]]6[[バウンサー]]を中心に[[蘇生]]が狙え、単純な[[アタッカー]]としての性能も低くない。~ [[バウンサー]]の[[攻撃力]]は特別高くないので、[[戦闘破壊]]された状況からの巻き返しにはやや不安もあるが、[[エクシーズ召喚]]や[[サーチ]]を妨害する[[《ライオウ》]]など、[[攻撃力]]1900ラインを意識するならば活用の機会は少なくない。~ ただし[[墓地]]に別途[[戦士族]]を要求するため、序盤からは使いにくい。~ [[バウンサー]]が全て[[戦士族]]とはいえ、全体的に[[【戦士族】]]寄りの構築が必要となる。 --[[《ガガガガードナー》]]~ [[《バトルフェーダー》]]と比較し[[リリース]]要員としての性能は劣るが、その分[[《増援》]]への対応や[[戦士族]][[エクシーズモンスター]]の利用などの[[メリット]]があり、[[アドバンス召喚]]が絶対条件ではないこの[[デッキ]]では融通を利かせやすい。~ [[《ブレード・バウンサー》]]同様、[[戦闘破壊]]を免れる際に[[手札コスト]]として必要な[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事も可能だが、総じて[[手札]]消費が激しい。~ 複数を採用するのであれば、相性の良い[[《カードカー・D》]]などでこれをフォローしたい。~ また[[《フォトン・スラッシャー》]]などの[[特殊召喚]]条件とかちあいやすいため、併用の際はこれのバランスを考慮する必要がある。 --[[《セイクリッド・カウスト》]]・[[《ガガガマジシャン》]]~ [[レベル]]4と[[レベル]]6両方の[[バウンサー]]と[[エクシーズ召喚]]可能。~ 自身の[[特殊召喚]]手段自体が組み込みにくく、[[ディスアドバンテージ]]を負いがちであるが、[[属性]]の関係から後述の[[カオス]][[モンスター]]との併用が検討できる。 -[[レベル]]6[[モンスター]]~ --[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]~ [[バウンサー]]を[[アドバンス召喚]]する際、[[《エレキテルドラゴン》]]などを[[特殊召喚]]する事でそのまま[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]含めた[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]が行える。~ [[特殊召喚]]が容易であり、[[サーチ]][[カード]]も持つので、他の[[レベル]]6[[モンスター]]とも連携を取りやすい。~ また、[[《ガード・オブ・フレムベル》]]を採用すれば[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]可能。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]などで[[《ファントム・バウンサー》]]を巻き込む[[コンボ]]が可能である。~ [[ドラゴン族]][[通常モンスター]]の併用が必須であり、使用した場合[[エクシーズ召喚]]を[[ターン]]中に行う必要も生じるので、これらの点はよく留意の上で採用したい。 --[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]~ 前述の[[《E・HERO エアーマン》]]から[[サーチ]]可能で、1枚で2回分の[[エクシーズ召喚]]に利用可能。~ この場合、1度目の展開に[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]などを用いなければ損失は変わらないが、このほか、[[手札コスト]]などの手段で[[墓地へ送る]]事でも[[リクルート]]が可能。~ [[手札事故]]という弱点は決して無視できるものではないが、[[特殊召喚]]のタイミングを調整できる分、[[バウンサー]]による[[ビートダウン]]との使い分けが行いやすい。~ --[[《D−HERO ダッシュガイ》]]~ [[《D−HERO ディアボリックガイ》]]同様[[《E・HERO エアーマン》]]に対応し、[[墓地]]にある事で[[レベル]]6[[モンスター]]の[[特殊召喚]]機会も得られる。~ これだけでは強力とは言い難いものの、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]との併用時に[[《デステニー・ドロー》]]を利用しやすくなる。~ [[墓地へ送る]]事に意義があると同時に、一度[[効果]]を使用すれば気兼ねなく[[除外]]できるため、後述の[[カオス]]の[[コスト]]としても申し分ない。 --[[《ライトパルサー・ドラゴン》]]~ 2種の[[特殊召喚]]法を持ち、[[コスト]]となる[[光属性]]・[[闇属性]]ともに[[バウンサー]]および相性の良い[[モンスター]]によって工面しやすい。~ 前述の[[《忍者マスター HANZO》]]から[[《忍法 超変化の術》]]を経由する事でも[[リクルート]]可能。~ [[自己再生]]の場合、[[ディスアドバンテージ]]は大きいものの、任意の[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]手段としても機能する。~ [[【ドラゴン族】]]と比較して[[蘇生]]を狙いにくいため必須ではないが、一応[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]や[[《エレキテルドラゴン》]]から[[《聖刻龍王−アトゥムス》]]を経由して[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]は利用できる。~ ただしあちらの自己[[特殊召喚]]および[[蘇生]]の有用性も、一回り以上落ちるので採用はよく検討する必要がある。~ --[[《カオス・ソーサラー》]]~ [[《ライトパルサー・ドラゴン》]]同様[[コスト]]を工面しやすく、[[エクシーズ召喚]]や[[アドバンス召喚]]を狙う際に効率よく[[除去]]が行える。~ [[種族]]などの[[シナジー]]は薄いが、[[バウンサー]]が苦手とする、[[攻撃力]]で上回る[[モンスター]]に対し、[[エクシーズ召喚]]よりもローリスクで対処できる。 --[[《光帝クライス》]]~ [[特殊召喚]]手段を持たないため同時に並べにくいものの、[[除去]]時の[[ドロー]][[効果]]から[[《ファントム・バウンサー》]]との[[コンボ]]が可能。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]との[[シナジー]]も高く、[[エクシーズ召喚]]によって[[フィールド]]に残ったこれを[[ドロー]]に変換できるうえに、[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]の[[リリース]]軽減条件を再適用させる事が可能。~ 当然、自身を[[蘇生]]し[[除去]]後の[[エクシーズ召喚]]や2枚分の[[ドロー]]変換が狙える。 --[[《ドドドウォリアー》]]~ [[妥協召喚]]可能な[[レベル]]6[[モンスター]]として、[[エクシーズ素材]]となりうる。~ ただしあくまで[[通常召喚]]であるため、[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]はじめ[[バウンサー]]との同時展開はやや難しい。~ 基本的に[[戦士族]]の[[サポートカード]]を多く採用する場合に限り、検討できる。 ―その他相性の良い[[モンスター]]~ -[[《フォトン・リザード》]]~ [[《フォトン・スラッシャー》]]を[[サーチ]]でき、[[《忍者マスター HANZO》]]による[[《忍法 超変化の術》]]にも対応。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]から[[蘇生]]する事で関係性を断ち切る事も可能である。~ 一方で単体では[[召喚]]権を消費する点から[[バウンサー]]との直接的[[シナジー]]に欠ける。~ 採用によって[[墓地]]に[[フォトン]]が溜まることで、[[《龍の鏡》]]から[[《ツイン・フォトン・リザード》]]が利用できる点に注目したい。~ [[蘇生]][[効果]]が使用できないため、[[アタッカー]]および[[エクシーズ素材]]としてしか利用できないが、[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]を軸とする際、これを[[除外]]し2体目に繋ぎやすくなる点や、切り返しの手段としては条件が緩い点で優れる。 -[[《不死武士》]]~ [[バウンサー]]や[[D−HERO]]、[[《光帝クライス》]]の[[リリース]]要員として繰り返し利用できる。~ [[戦士族]]以外が[[墓地]]にあると[[自己再生]]できないため、[[カオス]]や[[ドラゴン族]][[モンスター]]とは併用できず、[[エクシーズ召喚]]の幅も狭まるが、[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]は阻害しないので[[魔法・罠カード]]による防御を重視する際は安定した展開手段となる。~ ただし[[墓地へ送る]]方法も必要であるため、注意が必要。~ [[《終末の騎士》]]は[[《ファントム・バウンサー》]]を[[墓地へ送る]]ことで[[蘇生]]には繋げられるが、全体的に速度が落ちるため、この間の防御を任せられる[[魔法・罠カード]]の補助も必要となる。 -[[《TG ストライカー》]]~ [[《増援》]]での[[サーチ]]が有効で、自己[[特殊召喚]]によって[[リリース]]に用いることができるほか、[[シンクロ召喚]]が狙える。~ [[《ブレード・バウンサー》]]との組み合わせでは、[[《ナチュル・パルキオン》]]が、その他[[レベル]]6[[モンスター]]との組み合わせで強力な[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]が利用できる。~ 特に[[《スクラップ・ドラゴン》]]は[[《ファントム・バウンサー》]]や[[腐った>腐る]][[《バウンサー・ガード》]]、などを利用できるため強力。~ ただし[[《増援》]]とこの[[カード]]両方が[[制限カード]]であるため、[[シンクロモンスター]]を利用できる機会に対し、[[エクストラデッキ]]の圧迫が問題となる。~ [[自分]]からは期待しにくいため[[レベル]]4以下の[[特殊召喚]]を多用する[[相手]]を想定し、[[《TG ワーウルフ》]]と組み合わせるか、ほかの[[レベル]]2[[戦士族]][[チューナー]]とまとめて[[《トゥルース・リインフォース》]]による[[リクルート]]を狙う、[[自己再生]]が狙える[[《ゾンビキャリア》]]と併用するなどの手段が考えられる。~ 当然、[[アドバンス召喚]]・[[シンクロ召喚]]ともに[[ディスアドバンテージ]]を負う事になる点にも注意が必要である。 -[[《トラゴエディア》]]~ [[特殊召喚]]の条件が緩く、[[エクシーズ召喚]]にも利用しやすい。~ [[《バウンサー・ガード》]]による[[戦闘破壊]][[耐性]]付与時に[[特殊召喚]]可能な点も、この[[デッキ]]では無視できない要素。~ 通常、高[[攻撃力]]が望めない場合、最後の[[戦闘ダメージ]]で[[特殊召喚]]するか、[[戦闘破壊]]されるかを迫られるが、[[《バウンサー・ガード》]][[発動]]時には[[攻撃]]対象変更によって1度目の[[戦闘ダメージ]]から安心して[[特殊召喚]]可能である。 -[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]~ [[レベル]]が合わないものの、単体での[[効果]]ならば[[《カオス・ソーサラー》]]の[[上位互換]]であり、[[カード]]パワーは高い。~ 直接的な[[シナジー]]に欠けるが、[[種族]]は共通するため、[[《バルキリー・ナイト》]]や[[《戦士の生還》]]が利用できる。~ これらの併用を前提とするならば、[[アドバンス召喚]]に使ってしまうのも手。 -[[エクシーズモンスター]]~ この[[デッキ]]の戦線を支える要素の一つであり、当然ながら[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]と同じ条件で他の[[ランク]]6も[[エクシーズ召喚]]できる。~ 前述の通り[[《ファントム・バウンサー》]]との[[コンボ]]が可能な[[《甲虫装機 エクサビートル》]]や、応用力の高い[[《セイクリッド・トレミスM7》]]、これらや[[蘇生]]した[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]から入れ替えられる[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]が筆頭。~ [[レベル]]4[[戦士族]][[モンスター]]を展開する際には[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]なども利用でき、場持ちの良い[[《交響魔人マエストローク》]]などで相手の疲弊を誘い、[[バウンサー]]による追い込みをかけやすくもなる。~ 加えて、[[闇属性]]・[[光属性]]に無理なく組み込めるものが多い点は、[[カオス]]運用の上で重要な要素ともなる。 ***[[魔法・罠カード]]について [#r818aa7a] ―[[バウンサー]]の[[サポートカード]]~ -[[《バウンサー・ガード》]]~ [[バウンサー]]に[[戦闘破壊]][[耐性]]および[[対象>対象をとる(指定する)効果]]からの除外と[[攻撃]]の誘導を付与する。~ [[対象をとる(指定する)効果]]に関しては先んじて[[発動]]する必要があるため、使いにくい面もあるが、対[[モンスター効果]]であればタイミングは見極めやすい。~ 性質上[[アドバンテージ]]を稼ぎにくいが、[[フリーチェーン]]の性質ゆえ[[《サイクロン》]]などに[[チェーン]]するだけでも[[バウンサー]]を守れる。~ そのため、自身が[[相手]]の行動を阻害する[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]との相性に優れ、これによる優勢の維持に貢献する。~ 当然[[腐る]]局面もあるため、[[手札コスト]]や[[《光帝クライス》]]などの処理手段も利用したい。~ これを行う必要が生じる事そのものは、優秀であるとは言い難いが、[[《ファントム・バウンサー》]]での[[サーチ]]が有効であるため、間接的な[[アドバンテージ]]源として機能しうる。 ―その他の[[魔法・罠カード]]~ -[[《リビングデッドの呼び声》]]~ [[上級モンスター]]である[[バウンサー]]の展開を補助し、欠点である[[自壊]]を[[《ファントム・バウンサー》]]の[[トリガー]]として利用できるため非常に相性が良い。~ その他[[特殊召喚]]時に[[効果]]が[[発動]]できるものを利用することでも[[アドバンテージ]]を稼ぎやすい。~ [[フィールド]]に残りやすいため[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]の展開を阻害する点に注意。~ あちらを多用するならば、前述のように[[《光帝クライス》]]や[[《甲虫装機 エクサビートル》]]を積極的に展開していきたい。~ [[墓地]]を経由するため、[[上級モンスター]]を多用する点を含め[[手札事故]]を招く恐れもあるが、[[デッキ]]の根幹に携わる影響力を持つため、可能な限り採用して良いだろう。 -[[《禁じられた聖槍》]]~ [[《奈落の落とし穴》]]や[[《次元幽閉》]]など、[[バウンサー]]や相性のよい[[モンスター]]が苦手とする[[除外]]手段のいくらかを回避できる。~ [[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]を[[《ブラック・ホール》]]などから守っても[[攻撃力]]は1900とそこそこ[[戦闘破壊]]されにくいため、[[モンスター効果]]を通そうとする[[相手]]へのけん制としても有効。~ また、[[レベル]]6[[バウンサー]]でも[[最上級モンスター]]クラスまでが[[戦闘破壊]]の射程圏内に入るので、[[汎用性]]は高い。~ [[強化]]よりも爆発力で劣るが、[[《ブレード・バウンサー》]]の[[連続攻撃]]も補助できる。~ 一方、[[自分]]の[[モンスター]]に使う場合[[《バウンサー・ガード》]]とはどちらかしか適用できず、[[《神の警告》]]など[[モンスター]]の展開自体を阻害するものに対処できないといった弱点もある。~ この点は[[《サイクロン》]]・[[《ナイト・ショット》]]などの[[魔法・罠除去]]との使い分けをよく考慮したい。~ -[[《激流葬》]]・[[《ブラック・ホール》]]~ [[全体除去]]であり、[[バウンサー]]の維持とはかちあうが[[《ファントム・バウンサー》]]の[[サーチ]]を能動的に利用できる。~ [[《デストラクト・ポーション》]]など[[サクリファイス・エスケープ]]となる[[破壊]]手段も併用できそうだが、[[《ファントム・バウンサー》]]以外に[[シナジー]]があるものがおらず、[[上級モンスター]]ゆえに[[フィールド]]に出る機会も当然少なくなる。~ また、2枚もの[[カード]]を[[サーチ]]できるとはいえ、[[アドバンテージ]]への還元には手間を要し、かつ[[デッキ]]内にそれなりに[[バウンサー]]を積み込まなければ、1度の[[デュエル]]中で狙えるのは多くて2、3度程度。~ 安定性を考慮するならばあくまで[[汎用性]]の高いこれらの使用にとどめるべきだろう。 -[[《死皇帝の陵墓》]]~ [[アドバンス召喚]]における[[リリース]]を[[ライフコスト]]で肩代わりできる。~ [[《ファントム・バウンサー》]]からつないだ[[バウンサー]]を繰り返し展開でき、[[《光帝クライス》]]なども恩恵を受けられるなど[[種族]]混合時における[[《不死武士》]]のような機能を果たす。~ ただし[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]との[[シナジー]]はなく、1度の使用に留まるならば[[《フォトン・スラッシャー》]]などで代用できる。~ 主に[[効果]][[破壊]]を多用し、[[《ファントム・バウンサー》]]の継続展開で負担をかけやすい[[デッキ]]に対し有効といえる。 -[[《終焉の焔》]]~ [[《ファントム・バウンサー》]]が[[闇属性]]であるため、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]に充てられる。~ 単純な防御手段兼[[リリース]]確保手段としては[[《バトルフェーダー》]]に劣るが、[[バウンサー]]を[[フィールド]]に維持した状態でも[[発動]]できる点が特徴。~ これだけでは無駄が多いので、主に[[《D−HERO ダッシュガイ》]]を利用する際に併用を検討できる[[カード]]である。~ 1体分の[[トークン]]を持て余しやすいが、裏を返せば1回は余分に[[攻撃]]を防げるという事であり、[[《D−HERO ダッシュガイ》]]や[[《光帝クライス》]]、[[《甲虫装機 エクサビートル》]]で利用する事もできる。 -[[《ポールポジション》]]~ [[《バウンサー・ガード》]]で防御できない[[《ブラック・ホール》]]・[[《強制転移》]]や[[チェーン]][[発動]]されてしまう[[《月の書》]]・[[《禁じられた聖槍》]]などをまとめて防御できる。~ [[自壊]]の恐れがあるが、[[《ファントム・バウンサー》]]の場合ある程度負担を軽減できる。~ [[《サイクロン》]]などに対しては[[地雷]]的な働きも期待できるが、[[バウンサー]]や[[エクシーズモンスター]]の[[攻撃力]]が高めなので先んじて使用するとやはり危険性は付きまとう。~ 初めに述べた[[魔法カード]]に対し[[チェーン]][[発動]]で用いれば[[1:1交換]]は狙いやすいが、そういったものの採用率が低い[[デッキ]]もあるので注意。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]・[[《忍法 超変化の術》]]とまとめて[[《マジック・プランター》]]による[[ドロー]]変換を狙うのも手。 **戦術 [#qc0aff1a] [[相手]]の余力がある序盤や、[[伏せカード]]が多い局面では[[ディスアドバンテージ]]の小さい[[《ハンマーラッシュ・バウンサー》]]や[[《フォトン・スラッシャー》]]、[[サーチャー]]を用いた[[ビートダウン]]を行い、[[除去]]などの消費を狙う。~ [[《神の警告》]]や[[《奈落の落とし穴》]]の危険がないと踏んだならば、[[《ファントム・バウンサー》]]の[[アドバンス召喚]]も狙っていきたい。~ [[《リビングデッドの呼び声》]]や[[特殊召喚]]可能な[[レベル]]6[[モンスター]]が揃っているならば、早めに[[エクシーズ召喚]]を行い、[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]。~ 疲弊が進んだ状況や、[[相手]]の防御が手薄になった際に[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]を[[エクシーズ召喚]]する事で、先の[[モンスター]]による[[ビートダウン]]とあわせ、[[ダメージ]]を蓄積させつつ反撃を阻害する。~ 特にこの段階での[[《バウンサー・ガード》]]は、1[[ターン]]に1度の制限をもつ[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]の穴を埋められるため、あわせて大きな拘束力をもたらす。~ ただし、これを行うまでの消費自体は小さいものではないため、これを返されると単体での動きにくさからジリ貧に陥りやすい。~ そのため、[[相手]]が利用しうる[[魔法・罠カード]]や、その消費状況については常に注意を払う必要がある。~ [[モンスター効果]]に依存するもの、特に[[対象をとる(指定する)効果]]を多用する[[【甲虫装機】]]などに対しては影響力が大きいので、多少の無理はしても序盤から[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]と[[《バウンサー・ガード》]]の布陣を作る事も考えられる。 **[[デッキ]]の種類 [#y871c24b] ***[[【忍者】]]・[[ドラゴン族]]軸 [#ab37f757] 相性の良い[[レベル]]6[[ドラゴン族]]と、これを[[リクルート]]する[[《忍法 超変化の術》]]を用いて[[バウンサー]]との連携をはかるタイプ。~ [[《忍者マスター HANZO》]]と、互いを[[サーチ]]・[[リクルート]]できる[[《成金忍者》]]の双方が[[《ライトパルサー・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]][[コスト]]に使え、[[《ブレード・バウンサー》]]も利用できる[[戦士族]]の[[エクシーズ召喚]]で不足しがちな[[攻撃力]]も補いやすい。~ また[[《成金忍者》]]の[[手札コスト]]に充てられるため、[[《バウンサー・ガード》]]の運用の幅が広かる点も特徴。~ [[《サイクロン》]]などに弱い[[《忍法 超変化の術》]]であるが、[[バウンサー]]存在時の[[《バウンサー・ガード》]]、[[《ファントム・バウンサー》]]が[[墓地]]にある場合の[[《リビングデッドの呼び声》]]など、状況は限定されるとはいえ[[ブラフ]]となりうる[[罠カード]]も織り交ぜられる点も少なからず相性が良い。 ***[[【戦士族】]]軸 [#uf1bb2d6] [[戦士族]]で固めることで、[[バウンサー]]の展開は阻害せずに、[[《不死武士》]]や[[《バルキリー・ナイト》]]、[[《群雄割拠》]]の恩恵をうけられる。~ [[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]と[[《群雄割拠》]]とで、[[モンスター]]の展開に対し絶大な拘束力を発揮できるが、一方でこれ自身の[[エクシーズ召喚]]は目に見えて遅れる。~ [[《不死武士》]]や[[《ファントム・バウンサー》]]を[[墓地へ送る]][[《終末の騎士》]]を利用して、[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を積極的に利用したい。~ [[《一族の結束》]]で[[《ブレード・バウンサー》]]の[[連続攻撃]]の威力も高められるが、全体的に[[除外]]への弱さがより顕著となる点には注意を払う必要がある。 ***[[《光帝クライス》]]軸 [#p16f7697] [[エクシーズ召喚]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]の共有、[[《ファントム・バウンサー》]]との[[コンボ]]などで相性の良い、[[《光帝クライス》]]を中心としたタイプ。~ [[戦士族]]の比率を高めることで、[[《神剣−フェニックスブレード》]]と[[《D・D・R》]]を利用した[[コンボ]]も狙え、[[除外]]に対する対策手段ともなる。~ [[レベル]]6が確保しやすくなるので、間接的な[[除去]]としては[[《クロス・ソウル》]]が利用しやすい。~ [[エクシーズ召喚]]の即効性に欠けるため、攻め手がさらに遅れやすい点に注意。~ [[《デモンズ・チェーン》]]や[[《安全地帯》]]など[[永続カード]]による防御も考慮したい。 [[《光帝クライス》]]自体は[[《八汰烏の骸》]]などと相性が良いものの、これに関しては[[バウンサー]]と[[シナジー]]があるものは少ない。~ これらを多用する際は、[[バウンサー]]は基本的に被[[破壊]]用の[[カード]]兼[[エクシーズ素材]]として補助的に利用するにとどめたほうが無難である→[[【クライスターボ】>【クライスターボ】#ia8ebf89]] //**[[デッキ]]の派生 //***【(デッキ名)】 **この[[デッキ]]の弱点 [#lb84a991] [[上級モンスター]]の比率が高くなるため、必然的に[[手札事故]]を起こしやすい。~ またこれらが苦手とするものが直接弱点となっており、[[《ファントム・バウンサー》]]の穴である[[破壊]]以外の[[除去]]手段には手を焼く。~ [[モンスター効果]]に対しては[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]および[[《バウンサー・ガード》]]の存在で被害を受けにくいが、[[罠カード]]においては昨今用いられるものの多くが[[《ファントム・バウンサー》]]と[[《バウンサー・ガード》]]の両方で対処しにくい。~ 特に[[上級モンスター]]と[[エクシーズモンスター]]を扱う事から、[[《強制脱出装置》]]・[[《神の警告》]]への弱さが顕著。~ [[《フォトン・スラッシャー》]]などで上手く誘っていきたいが、これらを大量に搭載した[[デッキ]]ではあまり効果は望めない。~ [[《バウンサー・ガード》]]とは同時使用できなくなるが、[[《王宮のお触れ》]]は[[サイドデッキ]]に用意しておくべきだろう。~ 幸い、これらを多用するものは[[デッキ]]の[[攻撃力]]が全体的に低めなので、影響下では[[バウンサー]]による[[ビートダウン]]で優位に立ち回りやすい。~ ほか、当然ながら[[特殊召喚]]封じには弱く、[[上級モンスター]]を[[手札]]で持て余すことになる。~ [[《ヴェルズ・オピオン》]]や[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を意識するならば、[[アドバンス召喚]]で処理してしまえる[[《エレクトリック・ワーム》]]による[[コントロール奪取]]も考慮したい。 展開に[[墓地]]が大きく絡むため、単体・全体問わず[[除外]]にも弱い。~ 多くが[[罠カード]]であるため、先の[[《王宮のお触れ》]]も有効であるが、[[カオス]]などの能動的な[[除外]]や[[《光帝クライス》]]による[[コンボ]]も想定し、[[《異次元からの帰還》]]や[[《D・D・R》]]でのフォローを行うのも手である。 //**この[[デッキ]]の歴史 **代表的なカード [#u8a44f04] -[[《ファントム・バウンサー》]]~ -[[《フォトン・ストリーク・バウンサー》]]~ -[[《バウンサー・ガード》]]~ **関連リンク [#a59de960] -[[デッキ集]] -[[【戦士族】]] -[[【クライスターボ】]]