《森の番人グリーン・バブーン》を中心とした【獣族】のビートダウンデッキ。
高い攻撃力と自己再生能力を武器にひたすら攻撃を繰り返す。
大会上位にも上り詰めるほどのデッキだが、06/09/01で《森の番人グリーン・バブーン》が制限カードとなったために大幅に弱体化した。
しかし、【バブバーン】という新たなタイプのデッキとして復権。
【バブーン帝】とともにメタの一角として這い上がっていた。
《森の番人グリーン・バブーン/Green Baboon, Defender of the Forest》 効果モンスター 星7/地属性/獣族/攻2600/守1800 自分フィールド上に存在する獣族モンスターが破壊され 墓地へ送られた時、1000ライフポイントを払って発動する事ができる。 このカードを手札または墓地から特殊召喚する。
《森の番人グリーン・バブーン》の効果から獣族は《炸裂装甲》などのモンスター除去に対して強くなる。
モンスター除去を撃ちたい獣族は攻撃力の高い《怒れる類人猿》《暗黒の狂犬》、リクルーターである《素早いモモンガ》《巨大ネズミ》。
これらは特に《森の番人グリーン・バブーン》の恩恵を受け、《素早いモモンガ》はライフにも変換される。
しかし裁定変更(2/18)により、ダメージステップでの発動は不可とされてしまった。
だが、それでも戦線維持に使え、回復効果を持つのでデッキに入らないというわけではない。
《森の番人グリーン・バブーン》が手札か墓地に存在すれば、モンスター除去を撃たれることで《森の番人グリーン・バブーン》が展開できる。
ライフコストを要するとはいえ、モンスター除去を発動するたびに2600の攻撃力のモンスターが特殊召喚されれば、たまったものではない。
裁定変更前は、ライフの消費は激しいものの、《素早いモモンガ》や《巨大ネズミ》などの自爆特攻から《森の番人グリーン・バブーン》を含むモンスターの大量展開が見込めたため、帝モンスターとの相性も良かった。(→【バブーン帝】)
しかも、墓地に1体、フィールドに1体の《森の番人グリーン・バブーン》が揃うと自己再生効果のループが発生する。
モンスター除去を使われるたびに1000のライフを失うが墓地とフィールドの《森の番人グリーン・バブーン》が入れ替わる。
相手のモンスター除去が《デス・メテオ》になってしまうと言うのは実に滑稽な話である。
《森の番人グリーン・バブーン》をいち早く墓地に送るため、《おろかな埋葬》も用いられる。
《森の番人グリーン・バブーン》が制限カードや準制限カードに指定されていた時期には特に重宝されていた。
現在では制限解除されているが、環境の高速化が進んでいるので、やはり有効なカードである。
このデッキだけでなく【ネフロード】等にも言えることだが、自己再生能力は除外されると発動しない。
故に《次元の裂け目》《マクロコスモス》を軸にした【次元ビートダウン】【次元帝】とは相性が最悪である。
【ロックバーン】と同じく伏せ除去を苦手とするので、《賢者ケイローン》《砂塵の大竜巻》《王宮のお触れ》などが有効。
また、《邪帝ガイウス》、《閃光の追放者》存在下でのモンスター除去によっても除外されることもある。
もちろん、《異次元の女戦士》や《D.D.アサイラント》、サイドデッキへの投入率が高い《D.D.クロウ》も注意しなければならないカードである。
これらのカードには《スキルドレイン》や《異次元からの埋葬》で対抗できるのでメインかサイドデッキに投入しておくのが吉。
また、ライフコストを払いすぎて致死量になることもあるので、その前に殴り倒すこと。
《森の番人グリーン・バブーン》の制限化に伴って登場した【ビートバーン】型の【バブーン】。
《逆ギレパンダ》を獣族の下級アタッカーに採用し、相性のいい《おジャマトリオ》を採用した形。
《おジャマトリオ》と高いシナジーを持つ《自業自得》《仕込みマシンガン》が火力として採用される。
元々獣族には、生きる火力《デス・コアラ》がいるため、バーン要素を違和感無く組み込める。
《逆ギレパンダ》がレベル3であることや、バーンカードの存在からロック系のデッキにも耐性をもつ。
また、《森の番人グリーン・バブーン》が除外されてもそれなりに戦うことが出来る。
様々なタイプのデッキに耐性を持つため、比較的安定した働きが見込めるデッキである。
ただし、【D−HERO】には要注意。
《おジャマトリオ》から《D−HERO Bloo−D》を出されると、非常に厳しくなる。