*【バブーン】 [#t5a5c0ec]

 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]を中心とした[[【獣族】]]の[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 高い[[攻撃力]]と[[自己再生]]能力を武器にひたすら[[攻撃]]を繰り返す。

 かつては大会上位にも上り詰めるほどの[[デッキ]]だったが、[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]で[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が[[制限カード]]となり、大幅に弱体化されていた。~
 しかし、【バブバーン】という新たなタイプの[[デッキ]]として復権。~
 [[【バブーン帝】]]とともに[[メタ]]の一角として這い上がっていた。~

 しかし2009年2月に[[特殊召喚]]に関する[[裁定変更]]が行われ、これにより[[効果]]を発動する事が難しくなってしまった。~
 これを考慮してか後に[[制限解除]]されたものの、かつて程の強さが見られないのが現状である。

 《森の番人グリーン・バブーン/Green Baboon, Defender of the Forest》
 効果モンスター
 星7/地属性/獣族/攻2600/守1800
 自分フィールド上に存在する獣族モンスターが破壊され
 墓地へ送られた時、1000ライフポイントを払って発動する事ができる。
 このカードを手札または墓地から特殊召喚する。

 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]の[[効果]]から[[獣族]]は[[《炸裂装甲》]]などの[[モンスター除去]]に対して強くなる。~
 [[モンスター除去]]を撃ちたい[[獣族]]は[[攻撃力]]の高い[[《怒れる類人猿》]][[《暗黒の狂犬》]]、[[リクルーター]]である[[《素早いモモンガ》]][[《巨大ネズミ》]]。

 これらは特に[[《森の番人グリーン・バブーン》]]の恩恵を受け、[[《素早いモモンガ》]]はライフにも変換される。~
 しかし[[裁定変更]](2/18)により、[[ダメージステップ]]での[[発動]]は不可とされてしまった。~
 だが、それでも戦線維持に使え、[[回復]][[効果]]を持つので[[デッキ]]に入らないというわけではない。~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]が[[手札]]か[[墓地]]に存在すれば、[[モンスター除去]]を撃たれることで[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が展開できる。~
 [[ライフコスト]]を要するとはいえ、[[モンスター除去]]を[[発動]]するたびに2600の[[攻撃力]]の[[モンスター]]が[[特殊召喚]]されれば、たまったものではない。~

 [[裁定変更]]前は、[[ライフ]]の消費は激しいものの、[[《素早いモモンガ》]]や[[《巨大ネズミ》]]などの[[自爆特攻]]から~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]を含む[[モンスター]]の大量展開が見込めたため、[[帝]][[モンスター]]との相性も良かった。(→[[【バブーン帝】]])

 しかも、[[墓地]]に1体、[[フィールド]]に1体の[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が揃うと[[自己再生]][[効果]]のループが発生する。~
 [[モンスター除去]]を使われるたびに1000の[[ライフ]]を失うが[[墓地]]と[[フィールド]]の[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が入れ替わる。~
 状況さえ揃えば[[相手]]の[[モンスター除去]]を[[《デス・メテオ》]]にできてしまうと言うのは実に滑稽な話である。~

 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]をいち早く[[墓地]]に送るため、[[《おろかな埋葬》]]も用いられる。~
 [[制限カード]]であるが、[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が[[制限カード]]に指定されていた時期にも重宝されていた。~
 [[環境]]の高速化が進んでいるので、有効な[[カード]]である。

**この[[デッキ]]の弱点 [#k48c9982]
 この[[デッキ]]だけでなく[[【ネフロード】]]等にも言えることだが、[[自己再生]]能力は[[除外]]されると[[発動]]しない。~
 故に[[《次元の裂け目》]][[《マクロコスモス》]]を軸にした[[【次元ビートダウン】]][[【次元帝】]]とは相性が最悪である。~
 [[【ロックバーン】]]と同じく[[伏せ除去]]を苦手とするので、[[《賢者ケイローン》]][[《砂塵の大竜巻》]][[《王宮のお触れ》]]などが有効。~
 また、[[《邪帝ガイウス》]]、[[《閃光の追放者》]]存在下での[[モンスター除去]]によっても[[除外]]されることもある。~
 もちろん、[[《異次元の女戦士》]]や[[《D.D.アサイラント》]]、[[サイドデッキ]]への投入率が高い[[《D.D.クロウ》]]も注意しなければならない[[カード]]である。~
 これらのカードには[[《スキルドレイン》]]や[[《異次元からの埋葬》]]で対抗できるのでメインか[[サイドデッキ]]に投入しておくのが吉。~
 また、[[ライフコスト]]を払いすぎて致死量になることもあるので、その前に殴り倒すこと。~

**デッキの派生 [#g17f5e89]
***【バブバーン】 [#g4f00aea]
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]の制限化に伴って登場した[[【ビートバーン】]]型の【バブーン】。~
 [[《逆ギレパンダ》]]を[[獣族]]の[[下級]][[アタッカー]]に採用し、相性のいい[[《おジャマトリオ》]]を採用した形。~
 [[《おジャマトリオ》]]と高い[[シナジー]]を持つ[[《自業自得》]][[《仕込みマシンガン》]]が[[火力]]として採用される。~
 元々[[獣族]]には、生きる火力[[《デス・コアラ》]]がいるため、[[バーン]]要素を違和感無く組み込める。

 [[《逆ギレパンダ》]]が[[レベル]]3であることや、[[バーン]][[カード]]の存在から[[ロック]]系の[[デッキ]]にも耐性をもつ。~
 また、[[《森の番人グリーン・バブーン》]]が[[除外]]されてもそれなりに戦うことが出来る。~
 様々なタイプの[[デッキ]]に耐性を持つため、比較的安定した働きが見込める[[デッキ]]である。~

 ただし、[[【D−HERO】]]には要注意。~
 [[《おジャマトリオ》]]から[[《D−HERO Bloo−D》]]を出されると、非常に厳しくなる。

***【おとぼけバブーン】 [#t45afc8d]
 [[《おとぼけオポッサム》]]の[[自壊]][[効果]]を利用し、能動的に[[《森の番人グリーン・バブーン》]]を[[特殊召喚]]するデッキ。~
 [[《おとぼけオポッサム》]]を簡単に[[特殊召喚]]できる[[《レスキューキャット》]]は、 [[【レスキューシンクロ】]]のギミックと無理なく共存できる。~
 [[《森の番人グリーン・バブーン》]]を[[シンクロ素材]]とすることで高[[レベル]][[シンクロモンスター]]も無理なく[[シンクロ召喚]]することが可能。~

 また、その場合[[《XX−セイバー ガトムズ》]]や、[[《ナチュル・ガオドレイク》]]を[[シンクロ召喚]]できる[[《エレファン》]]。~
 多彩な[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]できる[[《キーマウス》]]や[[《魔轟神獣キャシー》]]等。~
 これらは全て[[《レスキューキャット》]]で[[特殊召喚]]することが可能なので、非常に高い[[シナジー]]を持つのが特徴である。~
 

**サンプルレシピ [#l219579d]
-備考
--【スキドレバブーン】~
--2006年度日本代表最終選考会6位
--http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=87
([[遊戯王フロンティア:http://kiros.seesaa.net/]])

--【バブバーン】~
--第72回遊戯王フロンティアカップ優勝
--http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=860
([[遊戯王フロンティア:http://kiros.seesaa.net/]])

**代表的なカード [#yb9b0ab9]
-[[《森の番人グリーン・バブーン》]]

-[[《巨大ネズミ》]]
-[[《素早いモモンガ》]]

-[[《怒れる類人猿》]]
-[[《暗黒の狂犬》]]
-[[《デス・コアラ》]]

-[[《王宮のお触れ》]]
-[[《スキルドレイン》]]

**関連リンク [#gf8ca2f5]
-[[獣族]]

-[[【獣族】]]
-[[【ビースト】]]

-[[デッキ集]]