【バブーン】

デッキの概要

 《森の番人グリーン・バブーン》を中心とした【獣族】ビートダウンデッキ
 高い攻撃力自己再生能力を武器にひたすら攻撃を繰り返す。

 かつては大会上位にも上り詰めたデッキである。
 06/09/01《森の番人グリーン・バブーン》制限カードに指定されてからも、【バブバーン】【バブーン帝】に派生し、その強さを維持した。

 その後2009年2月に特殊召喚に関する裁定変更が行われ、効果の発動が難しくなった。
 そのため、制限解除されてからも、かつて程の強さが見られないのが現状である。

《森の番人グリーン・バブーン/Green Baboon, Defender of the Forest》
効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2600/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスターが
カードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
1000ライフポイントを払って発動できる。
このカードを手札または墓地から特殊召喚する。
《おとぼけオポッサム/Playful Possum》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 800/守 600
自分のメインフェイズ時、このカードの攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターが
相手フィールド上に表側表示で存在する場合、
フィールド上に存在するこのカードを破壊する事ができる。
また、自分のスタンバイフェイズ時、このカードの効果で破壊されたこのカードを
墓地から特殊召喚する事ができる。

デッキ構築に際して

 《森の番人グリーン・バブーン》特殊召喚条件から獣族モンスター効果破壊に関するカードを中心に採用していく。
 基本的にコンボ性が強く、1回の特殊召喚に複数枚のカードを使用してばかりではジリ貧になりやすい。
 《ライトロード・ハンター ライコウ》の様な単体で機能するカードや、継戦能力の高い獣族リクルーターは可能な限り採用しておきたい。

モンスターカードについて

―主力となるモンスター

効果による破壊自壊が狙える獣族モンスター

―その他のモンスター

シンクロモンスター

エクシーズモンスター

魔法・罠カードについて

効果による獣族破壊自壊が狙えるカード

―その他のカード

戦術

 このデッキでの獣族破壊効果に対して強くなる点で、それらのカードを多用している相手には牽制の役目を果たせる。
 《森の番人グリーン・バブーン》自体も墓地に1体、フィールドに1体揃えることで擬似的な効果破壊耐性を持てるようになる。
 しかし、フィールド召喚した《森の番人グリーン・バブーン》通常モンスターと変わらないため、動きがビートダウン一辺倒になりやすい。
 特殊召喚自体は容易なので、自己再生可能な《おとぼけオポッサム》と共にボード・アドバンテージを消耗させないプレイングが重要となる。

 また、破壊以外の除去トリガーにはならないため、相手《奈落の落とし穴》《強制脱出装置》には事前の露払いは必須である。
 それらに対して《激流葬》《猛突進》チェーンして回避することは可能だが、相手モンスターを巻き込めなければアドバンテージの損失は免れない。
 この点はなるべく序盤から《補給部隊》発動し、最小限の損失に留めるなどの工夫が必要になる。

 打点の問題で突破できないモンスターには自身を利用したシンクロ召喚エクシーズ召喚先なども用意して柔軟に対応できるようにする。
 相手モンスターの弱体化とシンクロ召喚エクシーズ召喚サポートを兼ねる《エアーズロック・サンライズ》は必須といえるだろう。

デッキの派生

 以下はいずれも裁定変更前に見られた構築であり、現在は同様のプレイングが困難になっている。

【バブーン帝】

 《素早いモモンガ》《巨大ネズミ》等で自爆特攻しつつ、《森の番人グリーン・バブーン》を展開するデッキ
 詳しくは当該ページを参照。

【バブバーン】

 《森の番人グリーン・バブーン》の制限化に伴って登場した【ビートバーン】型の【バブーン】。
 持久力を落とすが、即効性に長けており、《デビル・フランケン》を採用したデッキへのメタとしての性質を持っていた。
 《逆ギレパンダ》下級アタッカーとして採用し、相性のいい《おジャマトリオ》を採用した形。
 《おジャマトリオ》と高いシナジーを持つ《自業自得》《仕込みマシンガン》火力として採用される。
 元々獣族には《デス・コアラ》がいるため、バーン要素を違和感無く組み込める。

 《逆ギレパンダ》レベル3であることや、バーンカードの存在からロック系のデッキにも耐性をもつ。
 また《森の番人グリーン・バブーン》除外されてもそれなりに戦うことが出来る。
 様々なタイプのデッキに耐性を持つため、《D−HERO Bloo−D》を採用したデッキ以外には比較的安定した働きが見込めた。

このデッキの弱点

 自己再生効果を持つモンスターを軸とするため、除外には弱い。
 《次元の裂け目》《マクロコスモス》を軸とする【次元ビートダウン】【次元帝】とは相性が最悪である。
 また、ライフコストを払い過ぎで致死量になることもあるので、【チェーンバーン】なども苦手である。
 《賢者ケイローン》《砂塵の大竜巻》《王宮のお触れ》等で魔法・罠除去をできるようにしたい。

 《異次元の女戦士》《D.D.アサイラント》《邪帝ガイウス》サイドデッキへの投入率が高い《D.D.クロウ》も注意しなければならない。
 これらには《スキルドレイン》《異次元からの埋葬》で対抗できる。

サンプルレシピ

代表的なカード

関連リンク