*【ビークロイド】 [#ed3fc094] #contents **[[デッキ]]の概要 [#e83e0b46] [[ロイド]]を中心とした[[デッキ]]であり、[[【機械族】]]の一種。~ [[融合モンスター]]の[[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]・[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]を切り札とする。~ [[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]という専用の[[融合]][[カード]]があり、これと[[《チェーン・マテリアル》]]の[[コンボ]]で[[融合]][[ビークロイド]]を並べる戦術が強力。~ 《スーパービークロイド−ジャンボドリル/Super Vehicroid Jumbo Drill》 融合・効果モンスター 星8/地属性/機械族/攻3000/守2000 「スチームロイド」+「ドリルロイド」+「サブマリンロイド」 このモンスターの融合召喚は、上記のカードでしか行えない。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、 その守備力を攻撃力が越えていれば、 その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン/Super Vehicroid - Stealth Union》 融合・効果モンスター 星9/地属性/機械族/攻3600/守3000 「トラックロイド」+「エクスプレスロイド」+「ドリルロイド」+「ステルスロイド」 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時にフィールド上に存在する 機械族以外のモンスター1体を選択し、装備カード扱いとしてこのカードに 装備する事ができる。 この効果によってモンスターを装備している場合、相手フィールド上の 全てのモンスターに1回ずつ攻撃をする事ができる。 このカードが攻撃をする場合、このカードの元々の攻撃力は半分になる。 このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が 越えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。 《ビークロイド・コネクション・ゾーン/Vehicroid Connection Zone》 通常魔法 手札またはフィールド上から、融合モンスターカードによって 決められたモンスターを墓地へ送り、「ビークロイド」と名のついた 融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。 このカードによって特殊召喚したモンスターは、 魔法・罠・効果モンスターの効果によっては破壊されず、 効果を無効化されない。(この特殊召喚は融合召喚扱いとする) **[[デッキ]]構築に際して [#x095eeec] [[ロイド]]は[[モンスター]]数の割に[[ロイド]][[カテゴリ]]に関する[[効果]]を持つものが少なく、[[サポートカード]]も多くはない。~ 幸い[[融合素材]]となるものの多くが[[レベル]]4・[[地属性]]で共通しており、[[機械族]][[サポートカード]]による補助や[[エクシーズ召喚]]は行いやすい。~ [[《チェーン・マテリアル》]]や[[《エクスプレスロイド》]]で[[融合召喚]]の負担は減らせるが、元々の[[融合素材]]必要数の多さや不完全な[[耐性]]等から戦力を[[融合モンスター]]だけに頼るのは厳しい。~ [[デッキ]]構築においては、[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]による戦線維持も戦術に組み込む必要があるだろう。~ ***[[モンスターカード]]について [#c3335535] ―[[ロイド]]~ -「[[ビークロイド]]」と名のついた[[融合モンスター]]の[[融合素材]]となる[[ロイド]] --[[《ドリルロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]と[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]の[[融合素材]]。~ [[リクルーター]]や[[壁]]に強いが、現在の[[環境]]では[[守備表示]]の[[モンスター]]に対処が求められる場面は少ない。~ 2種の[[ビークロイド]]の[[融合素材]]であるため基本的に[[必須カード]]となるので、[[相手]][[モンスター]]を[[守備表示]]にする[[カード]]の採用も考えたい。~ --[[《スチームロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]の[[融合素材]]。~ [[《リミッター解除》]]を使えば[[下級モンスター]]ながら[[攻撃力]]4600が得られ、[[ロイド]]で[[攻撃力]]の高い[[下級]][[アタッカー]]はこの[[カード]]だけなので有用性は高い。~ [[攻撃]]される際は[[攻撃力]]1300まで下がるため[[戦闘破壊]]されやすいが、[[《エクスプレスロイド》]]による[[サルベージ]]から使い回すのは容易。~ --[[《サブマリンロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]の[[融合素材]]。~ [[相手]]に与える[[ダメージ]]が800で固定な代わりに、それなりの[[守備力]]と[[攻撃]]後[[守備表示]]となる[[効果]]を持つ安定性が高い[[ダイレクトアタッカー]]。~ --[[《エクスプレスロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]の[[融合素材]]。~ [[フィールド]]に出すだけで[[ロイド]]を2枚[[サルベージ]]でき、[[墓地を肥やす]]必要はあるが繰り返し[[フィールド]]に出す事で[[モンスター]]を大量補充出来る。~ [[アドバンテージ]]を得やすいため、[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]を使わない場合でも採用を検討したい。~ --[[《トラックロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]の[[融合素材]]。~ [[戦闘破壊]]した[[モンスター]]を装備して[[攻撃力]]を上げられるが、素の[[攻撃力]]が低く単体では[[壁]]としての方が使いやすい。~ [[守備表示]]にする[[カード]]を使えば高[[攻撃力]]の[[モンスター]]を狙いやすく、[[《ドリルロイド》]]と併用しやすい。~ --[[《ステルスロイド》]]~ [[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]の[[融合素材]]。~ [[魔法・罠カード]]の[[除去]][[効果]]を持っているが、他の[[ロイド]]1体と自身の[[攻撃]]が必要という点が足を引っ張り、低[[ステータス]]も相まって[[発動]]は困難。~ 限られる場面での活躍もできなくはないが、基本的には[[効果]]は無視して考え[[融合素材]]・[[エクシーズ素材]]としてのみ運用するのが妥当だろう。~ -その他の[[ロイド]]~ [[融合素材]]にならない[[ロイド]]は他の[[ロイド]]と[[シナジー]]の見られない物が殆どで、以下の物以外の採用は難しい。~ --[[《キューキューロイド》]]~ [[サルベージ]]した[[ロイド]]を即座に[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~ この[[モンスター効果]]の[[適用]]下で[[《エクスプレスロイド》]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]すれば、実質的に[[ロイド]]最大2体の[[完全蘇生]]が可能。~ 単体で動けず[[コンボ]]が必要にはなるが、特に[[エクシーズ召喚]]を主体にする際は展開を大いに助けてくれる。~ --[[《ダークジェロイド》]]~ 「[[ビークロイド]]」ではないが、[[ロイド]]の[[サポートカード]]の[[効果]]を受けられる。~ [[召喚]]時に[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げられ、単体で[[攻撃力]]2000以下の[[モンスター]]を処理可能で、[[《トラックロイド》]]とも好相性。~ --[[《アーマロイドガイデンゴー》]]~ 唯一の[[最上級モンスター]]であり、[[ロイド]]を[[リリース]]して[[召喚]]する事で[[魔法・罠カード]]を[[全体除去]]できる。~ [[除外]]のため妨害を受けにくいが、重い割に[[効果]]が状況に依存するのが難点。~ 採用する場合は場持ちのいい[[《ジャイロイド》]]等の投入や、[[《キューキューロイド》]]からの[[特殊召喚]]等を戦術に加えてもいい。~ -「[[ビークロイド]]」と名のついた[[融合モンスター]]~ [[融合素材]]数がそれぞれ3体、4体と多く、[[融合召喚]]には[[《チェーン・マテリアル》]]等の[[サポートカード]]が必須。~ [[ロイド]]は他にも[[融合モンスター]]を数体備えているが、どれも[[融合素材]]・[[効果]]が貧弱だったり[[融合]]が困難だったりと欠点が多く考慮に入れる必要は少ない。~ --[[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]~ 3000の[[攻撃力]]と[[貫通]][[効果]]を持ち、[[融合素材]]も扱い易い。~ 3体[[融合]]としては[[効果]]が物足りないので、[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]の[[使用]]は半ば必須。~ --[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]~ [[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]よりも[[融合素材]]が1体多いが、その内の1体が[[《エクスプレスロイド》]]であるためそこまでの差はない。~ 一方で[[融合素材]]は[[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]より扱い辛い物が多く、大量投入は躊躇われる。~ [[相手]][[モンスター]]を装備する[[効果]]は強力だが、[[攻撃]]時に[[元々の攻撃力]]が半減する[[デメリット]]が足を引っ張る。~ ―その他の[[モンスター]] -[[《カードガンナー》]]~ [[墓地を肥やす]][[効果]]が[[《エクスプレスロイド》]]の[[サルベージ]]に繋がるとともに、[[ロイド]]に足りない[[アタッカー]]も補充できる。~ [[属性]]・[[種族]]も一致するため、[[サポートカード]]共有の面でも採用しやすい。~ -[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《サイバー・ドラゴン・ドライ》]]~ [[《オーバーロード・フュージョン》]]とセットで[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]可能。~ [[《サイバー・ドラゴン》]]は[[特殊召喚]]出来る[[アタッカー]]として、[[《サイバー・ドラゴン・ドライ》]]は[[エクシーズ素材]]としても使いやすい。~ -[[《E・HERO プリズマー》]]~ [[融合]]を補助する他に[[墓地を肥やす]][[効果]]が[[《エクスプレスロイド》]]と[[シナジー]]する。~ [[《ズババジェネラル》]]からの高[[攻撃力]]も視野に入る等利便性は高い。~ -[[《サイバー・フェニックス》]]~ [[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]による[[耐性]]の穴をカバーでき、この[[モンスター]]が[[自分]][[フィールド]]上にいる内は[[戦闘破壊]]と[[モンスター効果]]に気を付ければほぼ問題ない。~ [[ドロー]][[効果]]もあり単体でも扱いやすいが、[[融合モンスター]]と並べて守るには労力を要する。~ -[[《マシンナーズ・フォートレス》]]~ [[《エクスプレスロイド》]]のおかげで[[特殊召喚]]しやすく、これを[[サーチ]]出来る[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]の採用も考えられる。~ [[レベル]]8の[[ロイド]]には[[《アーマロイドガイデンゴー》]]が存在し、[[《エクスプレスロイド》]]でこれを2体[[サルベージ]]すれば2回分の[[蘇生]]が可能。~ 逆に、[[【マシンナーズ】]]を土台に[[《エクスプレスロイド》]]らを投入する【マシンロイド】の[[デッキ]]構成も可能である。~ -[[《召喚僧サモンプリースト》]]~ 有用な[[ロイド]]の大半が[[レベル]]4であり、[[融合召喚]]・[[エクシーズ召喚]]の両面を補助できる。~ [[《エクスプレスロイド》]]を[[リクルート]]出来る点でも相性は良い。~ -[[《トラゴエディア》]]~ [[手札]]補充を行いやすく、[[レベル]]の統一性も比較的高いこの[[デッキ]]とは好相性。~ [[《エクスプレスロイド》]]や[[《スチームロイド》]]は[[相手]]の[[ターン]]に[[攻撃]]を受けやすく、その際の[[戦闘ダメージ]]で[[特殊召喚]]を狙える。~ -[[《ギアギガント X》]]~ [[レベル]]4の[[機械族]]が多いこの[[デッキ]]では[[エクシーズ召喚]]は難しくなく、打点の確保と汎用的な[[サーチ]]・[[サルベージ]][[効果]]は有用。~ [[《エクスプレスロイド》]]の再利用も出来る他、[[《キューキューロイド》]]との[[コンボ]]も強力。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#ia79845f] ―[[融合]]関連 -[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]・[[《パワー・ボンド》]]~ 前者は[[融合モンスター]]に[[破壊]]と[[効果]][[無効]]化への[[耐性]]を付与でき、後者は[[元々の攻撃力]]を2倍に出来る。~ 基本的には[[デメリット]]がなく、[[《チェーン・マテリアル》]]と好相性な[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]を採用する。~ [[《スチームジャイロイド》]]や[[《ユーフォロイド・ファイター》]]を使う場合は[[《パワー・ボンド》]]を優先しても良い。~ -[[《チェーン・マテリアル》]]~ [[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]の[[効果]]で[[デメリット]]を回避出来る。~ [[融合素材]]を[[除外]]するため[[《エクスプレスロイド》]]との相性は悪いが、わずか2枚の[[カード]]で強力な[[融合モンスター]]を展開出来る。~ [[《異次元からの帰還》]]を使い、[[除外]]した[[融合素材]]を再度[[融合]]させても良い。~ //-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]~ //発動さえしてしまえば、[[融合素材]]は[[《エクスプレスロイド》]]・[[《アイアンコール》]]で回収できるため、この[[デッキ]]との相性は良好。~ ―[[モンスター]]展開~ -[[《機甲部隊の最前線》]]~ [[《スチームロイド》]]や[[《ドリルロイド》]]の他、[[《エクスプレスロイド》]]や[[《キューキューロイド》]]を[[守備表示]]で[[リクルート]]可能。~ 特に[[《エクスプレスロイド》]]は低[[攻撃力]]のため[[リクルート]]が容易な上に、[[効果]]の[[トリガー]]になった[[ロイド]]が[[墓地]]に居るはずなので[[サルベージ]][[対象]]が枯渇しにくい。~ -[[《アイアンコール》]]~ [[下級]][[機械族]]を[[蘇生]]でき、[[融合召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に繋げやすい。~ [[蘇生]]した[[モンスター]]の[[効果]]は[[無効]]になるが、[[下級]][[機械族]]中心で動かすこの[[デッキ]]との相性は悪くない。~ ―[[戦闘]]補助 -[[《リミッター解除》]]~ [[下級]][[ロイド]]に恩恵の大きい物は少ないが、[[融合召喚]]や[[エクシーズ召喚]]で高[[攻撃力]]の[[機械族]]の[[召喚]]は難しくなく、[[ロイド]]の[[サルベージ]]で[[自壊]][[デメリット]]もある程度軽減可能。~ [[融合]]関連では[[《パワー・ボンド》]]による[[1ターンキル]]、[[破壊]][[耐性]]を付与する[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]の双方と相性が良い。~ -[[《エネミーコントローラー》]]・[[《収縮》]]・[[《禁じられた聖槍》]]・[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]・[[《次元幽閉》]]・[[《鎖付きブーメラン》]]等~ [[下級]][[ロイド]]は全体的に[[戦闘破壊]]されやすいので採用の選択肢に入れたい。~ -[[《一族の結束》]]~ [[モンスター]]の[[機械族]]統一で[[全体強化]]出来る。~ 代わりに[[《E・HERO プリズマー》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]・汎用[[エクシーズモンスター]]等は採用困難になる。~ ―その他の[[カード]] -[[《スーパーチャージ》]]~ [[ロイド]]が[[攻撃]]された際に2枚[[ドロー]]出来るが、[[攻撃宣言]]反応型である事や、[[ロイド]]以外の[[モンスター]]が存在すると[[発動]]出来ないので安定性は高くない。~ [[除去]][[罠カード]]を使う方がいい場合も多いが、[[デッキ]]を掘り進めて長期的な[[アドバンテージ]]を得る役に立つという面はある。~ //**[[デッキ]]の派生 [#g818d0ec] //特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。 **この[[デッキ]]の弱点 [#m8b0f79c] [[キーカード]][[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]は[[効果]]による[[破壊]][[耐性]]なので、[[戦闘破壊]]、[[バウンス]]、[[除外]]にはノーガード。~ 単体で使える[[モンスター]]が少なく打点を[[融合モンスター]]や[[エクシーズモンスター]]に頼る構成から、[[特殊召喚]]封じにも弱い。~ [[機械族]][[サポートカード]]や[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]]による[[耐性]]で若干カバーできるとは言え、[[《スキルドレイン》]]の影響も大きい。~ [[《エクスプレスロイド》]]を阻害する[[除外]]・[[墓地]]封じや、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]等の[[機械族]][[メタ]]にも注意。~ **代表的なカード [#m8b0f79c] -[[《ドリルロイド》]] -[[《スチームロイド》]] -[[《エクスプレスロイド》]] -[[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]] -[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]] -[[《ビークロイド・コネクション・ゾーン》]] -[[《チェーン・マテリアル》]] **関連リンク [#bf7d68ee] -[[ロイド]] -[[ビークロイド]] -[[【機械族】]] -[[デッキ集]]