*【ファンカスノーレ】 [#fc093462]
#contents
**説明 [#kda4befc]
 ※ [[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]の制限改訂で[[デッキ]]の中核を成すカードが規制され、従来の構築は不可能。~

 [[《ファントム・オブ・カオス》]]と[[《天魔神 ノーレラス》]]による[[コンボ]]を中心とした[[デッキ]]。~
 [[フィニッシャー]]には[[《馬頭鬼》]]で[[特殊召喚]]した[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]が用いられる。

 《天魔神 ノーレラス/Sky Scourge Norleras》
 効果モンスター
 星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守1500
 このカードは通常召喚できない。
 自分の墓地の光属性・天使族モンスター1体と闇属性・悪魔族モンスター3体を
 ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
 1000ライフポイントを払う事で、お互いの手札とフィールド上のカードを
 全て墓地へ送り、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 《ファントム・オブ・カオス/Phantom of Chaos》
 効果モンスター
 星4/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
 自分の墓地に存在する効果モンスター1体を選択し、ゲームから除外する事ができる。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカードはエンドフェイズ時まで選択したモンスターと同名カードとして扱い、
 選択したモンスターと同じ攻撃力とモンスター効果を得る。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。
 このモンスターの戦闘によって発生する相手プレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。

 《馬頭鬼/Mezuki》
 効果モンスター(制限カード)
 星4/地属性/アンデット族/攻1700/守 800
 墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
 自分の墓地からアンデット族モンスター1体を特殊召喚する。

**戦術 [#g2a1d53d]
 下記の[[コンボ]]で勝利を目指す。~
+[[《天魔神 ノーレラス》]]、[[《馬頭鬼》]]、[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]を[[墓地に送る]]。~
+[[《ファントム・オブ・カオス》]]で[[《天魔神 ノーレラス》]]をコピーし、[[効果]]を[[発動]]。~
+[[《馬頭鬼》]]の[[効果]]で[[墓地]]の[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]。~

 [[特殊召喚]]可能な[[アンデット族]]で最高の[[攻撃力]]をもつ[[《赤鬼》]]・[[《闇より出でし絶望》]]3体で[[1ターンキル]]圏内に達するが、[[最上級モンスター]]を多くすると[[手札事故]]を誘発してしまう。~
 だが1〜2回の[[ドロー]]で劣勢を跳ね返せる[[カード]]を引くのは難しいので、決まればほぼ勝利は目前である。~

**[[デッキ]]構築に際して [#e39bb2fc]
***[[モンスター]]について [#yddf7a90]
 [[《天魔神 ノーレラス》]]は[[特殊召喚]]する機会はなく、[[手札]]に来ても腐るだけなので、1枚で充分。~
 [[除外]]されるのが怖いなら、2枚程度積んでもいいだろう。~
 その場合[[《トレード・イン》]]の投入を増やすのもよい。~
 [[《ファントム・オブ・カオス》]]は2枚積みが好ましく、[[《クリッター》]]や[[《キラー・トマト》]]などを入れてさらに引きやすくするべきだろう。~
 [[《馬頭鬼》]]は[[コンボ]]の準備が整うまでの戦線維持に一役買うので、採用はほぼ確定。~

 その他の[[モンスター]]は、[[《天魔神 ノーレラス》]]や[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]を[[墓地に送る]]ことが出来る[[《終末の騎士》]]は複数枚入れたい。~
 また、[[《終末の騎士》]]で[[サーチ]]出来ない[[《馬頭鬼》]]を[[特殊召喚]]できる、[[《ピラミッド・タートル》]]も無理なく投入できる。~
 その際、安定性を求めるのであれば[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]を、[[《ピラミッド・タートル》]]から[[リクルート]]出来る[[《龍骨鬼》]]を採用するのもいい。~
 爆発力を求めるのなら、[[《赤鬼》]]・[[《闇より出でし絶望》]]であるが、[[《トレード・イン》]][[《終末の騎士》]]に対応する[[《闇より出でし絶望》]]を優先したい。~
 他には、[[《メタモルポット》]]などの[[手札交換]]、[[モンスター]]の比率を多めにするのなら[[《魔導雑貨商人》]]を採用するのも面白い。~

 [[コンボ]]の準備が整うまで[[アンデット族]]で戦うのなら[[【アンデット族】]]に採用されるような[[カード]]を入れればいいし、[[壁]][[モンスター]]や[[ロック]]で凌ぐのなら[[《マシュマロン》]]などを入れよう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#x692b443]
 [[墓地を肥やす]]ことが必須なので[[《手札抹殺》]][[《手札断殺》]]などの[[手札交換]]は重要である。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]の[[効果]]によって[[《手札断殺》]]の[[ディスアドバンテージ]]は一瞬で吹き飛ぶので、気兼ねなく使うことが出来る。~
 [[デッキ]]からピンポイントで[[墓地に送る]]ことが出来る[[《おろかな埋葬》]]もこの[[デッキ]]では非常に重要。~
 ただし、[[《魔導雑貨商人》]]を採用する場合は外されることもあるので、そのあたりは構築しだいだろう。~

 [[墓地]]に落ちた[[《ファントム・オブ・カオス》]]を回収できる[[《ダーク・バースト》]]があると安心できる。~
 [[《ファントム・オブ・カオス》]]、[[《馬頭鬼》]]と相性のいい[[《異次元からの埋葬》]]を入れてもいいだろう。~
 また、安心して[[コンボ]]を発動できるように[[《大寒波》]]や[[《王宮のお触れ》]]、[[《神の宣告》]]などの[[カウンター罠]]の採用も考えられる。~

 他の[[カード]]は、[[コンボ]]が決まるまでの戦術で変わる。~
 [[【アンデット族】]]寄りにするのなら[[《生者の書−禁断の呪術−》]]などの[[アンデット族]]サポートを。~
 [[ロック]]寄りにするのなら[[《レベル制限B地区》]][[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]を採用するといいだろう。

 その他では、[[【やりくりターボ】]]のギミックを仕込んでもいい。~
 [[手札]]の質を上げるのと同時に、[[《非常食》]]によって[[《天魔神 ノーレラス》]]の[[コスト]]が払えない、という事態に陥りにくくなる。~

 [[ドロー]]する[[カード]]を操作する[[《鳳凰神の羽根》]]も十分採用圏内。~
 [[蘇生]][[カード]]を持ってくることで[[1ターンキル]]の効率を上げることもできる。~

**派生[[デッキ]] [#ga58d5bd]

 [[アンデット族]]以外に[[墓地]]のカードを利用して[[モンスター]]を展開できる方法を組み込み、[[フィニッシャー]]を切り替えることで活路を見出そうと多くのデュエリストが挑戦している。

***【BFファンカスノーレ】 [#ff157c54]
 [[【BF】]]との混合デッキ。~
 こちらのキーカードは[[《BF−大旆のヴァーユ》]]。~
 [[墓地]]に[[BF]]を溜め込み、この[[カード]]の[[効果]]で[[BF]]の[[シンクロモンスター]]を展開していく。~
 本来なら[[手札]]で腐りやすい[[《BF−漆黒のエルフェン》]]も、この[[デッキ]]では[[《天魔神 ノーレラス》]]などの[[効果]]で[[墓地]]に送ってしまうため、問題なく採用できる。~
 また、[[通常召喚]]を行っていない状態で[[デッキトップ]]に[[《BF−極北のブリザード》]]を置くことができればさらに追加で[[シンクロ召喚]]を行うことができる。~
 この場合は[[BF]]以外の[[シンクロモンスター]]も[[特殊召喚]]できるので、[[攻撃力]]の高い[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]が出せれば儲けものである。~

 基本的な動かし方としては従来の【ファンカスノーレ】と同様に[[《ダーク・グレファー》]]や[[《おろかな埋葬》]]、[[《手札断殺》]]などで[[墓地]]を肥やしていくことになる。~
 [[闇属性]]のサポートを生かしやすく、派生[[デッキ]]の中では比較的無理が生じにくい。~
 また[[サイドデッキ]]で通常の[[【BF】]]とスイッチできるのも強みである。~

***【雑貨ファンカスノーレ】 [#ff149dk4]
こちらは[[《魔導雑貨商人》]]を3枚採用し魔法・罠に[[《ダーク・バースト》]]を2枚のみ採用した[[【フルモンスター】]]に近い構築となる。~
[[《魔導雑貨商人》]]が発動すれば墓地が一気に肥えて即、瞬殺コンボがスタートする。~
お好みで[[【ライトロード】]]や[[【シンクロアンデット】]]、[[【ダークモンスター】]]のギミックを併用してもよい。

***【ファンカスノーレアマリリス】 [#kca90799]
 【植物ノーレ】【アマノーレ】などとも呼ばれる。~
 [[自己再生]]の効果を持つ[[《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》]]を[[フィニッシャー]]とする[[【植物族】]]との混合型。~
 [[《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》]]は[[レベル]]8なので[[《天魔神 ノーレラス》]]とともに[[《トレード・イン》]]を共有できる。~

 [[植物族]]を墓地に溜め込むには[[《ローンファイア・ブロッサム》]]や[[《キラー・トマト》]]、[[《イービル・ソーン》]]が役に立つ。~
 [[《キラー・トマト》]]は[[《ファントム・オブ・カオス》]]を[[リクルート]]できるので[[シナジー]]も大きい。~

 ただし[[《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》]]が[[自己再生]]するのは[[エンドフェイズ]]なので攻めに転ずるのが1[[ターン]]遅れてしまい、その間に相手に逆転を許してしまう恐れもある。~
 また、[[攻撃]]の度に[[《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》]]が[[自壊]]する点にも注意が必要で、十分に[[墓地]]が肥えていないとすぐに息切れしてしまう。

***【ドラゴンファンカスノーレ】 [#f6817b3a]
 [[【ドラゴン族】]]との混合型。【レダメノーレ】とも呼ばれる。~
 [[《真紅眼の飛竜》]]の[[効果]]で[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]を[[蘇生]]させ、さらに[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]の[[効果]]で[[ドラゴン族]]を展開していく。~

 [[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で一気に[[墓地を肥やす]]ことができればその後の展開がやりやすい。~
 [[《トレード・イン》]]と[[闇属性]]サポートの両方に対応した[[《ダーク・ホルス・ドラゴン》]]・[[《トライホーン・ドラゴン》]]を採用するとなかなか面白い働きをする。~
 また、[[サポートカード]]が豊富な[[《青眼の白龍》]]もいいだろう。~
 [[《伝説の白石》]]と併用することで[[デッキ圧縮]]を図りやすい。~

 【ファンカスノーレアマリリス】と同様に展開するためには1[[ターン]]耐える必要があるのが厄介。~
 早めに準備をして余裕を持って戦いたいところである。~
 [[デッキトップ]]を操作できるギミックがあるならば[[《龍の鏡》]]で大打撃を一発見舞うのもいいだろう。

**この[[デッキ]]の弱点 [#nb4be308]
 [[《マクロコスモス》]]などの[[除外]]に滅法弱い。~
 [[《砂塵の大竜巻》]]などの[[魔法・罠除去]]や[[《異次元からの埋葬》]]で対策したい。~
 中でも、継続的な[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]も兼ねてくれる[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]は最高の相性。~
 また、[[コンボ]]が決まるまである程度時間がかかるので、[[【フルバーン】]]などの短期決戦を狙う[[デッキ]]には押されがち。~

 また、[[手札事故]]の多さも弱点となる。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]や[[上級]][[アンデット族]][[モンスター]]は[[手札]]に来てはどうしようもないので、[[手札交換]][[カード]]を多めに積むようにしよう。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]はレベル8なので[[《トレード・イン》]]に対応する。そのため、[[上級]][[アンデット族]]もレベル8が望ましい。~

 [[相手]]が[[【アンデット族】]]の場合は、[[《闇より出でし絶望》]]に注意。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]の[[効果]]で対処できない数少ない[[モンスター]]である。~
 [[相手]]の[[墓地]]に[[《馬頭鬼》]]や[[《ゾンビキャリア》]]が存在すると、[[シンクロモンスター]]を展開されかねない。~
 そうなるとこちらも[[手札]]が足りず、押し負けることもあるだろう。

 現[[環境]]では[[墓地]]利用[[デッキ]]が多く、[[ドロー]]や[[墓地]]次第で簡単に覆される。~
 [[《天魔神 ノーレラス》]]の[[効果]]を[[発動]]する場合はその[[ターン]]中の決着を心がけよう。


**サンプルレシピ [#t47e1d0f]
-【アンデ1キル】~
08.9.21 パブリック徳庵店公認大会2位~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1252~
--[[【ダムドビート】]]+[[【ファンカスノーレ】]]~

-【ノーレ1キル】~
08.10.13 第2回トークン収穫祭優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1299~

**関連リンク [#a97aea14]
-[[デッキ集]]