*【フェザーパーミッション】 [#me54d8fa]
 [[《E・HERO フェザーマン》]]と、専用カードの[[《フェザー・ウィンド》]]を中心とした[[パーミッション]][[デッキ]]。~

 《E・HERO フェザーマン/Elemental Hero Avian》
 通常モンスター
 星3/風属性/戦士族/攻1000/守1000
 風を操り空を舞う翼をもったE・HERO。
 天空からの一撃、フェザーブレイクで悪を裁く。

 《フェザー・ウィンド/Feather Wind》
 カウンター罠
 自分フィールド上に「E・HERO フェザーマン」が
 表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
 魔法・罠の発動を無効にし、そのカードを破壊する。

 《E・HERO エアーマン/Elemental Hero Stratos》
 効果モンスター(制限カード)
 星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
 「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
 フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
 ●自分のデッキから「HERO」と名のついた
 モンスター1体を手札に加える。

 [[《フェザー・ウィンド》]]は相手に[[ドロー]]させることなく[[《魔宮の賄賂》]]を[[発動]]可能と、[[汎用性]]が高く強力である。~
 [[《フェザー・ウィンド》]][[発動]]に必要な[[《E・HERO フェザーマン》]]はステータス的に貧弱な[[通常モンスター]]であるため[[破壊]]されやすく非常に場もちが悪い。~
 だが、[[《E・HERO フェザーマン》]]は[[戦士族]]・低[[攻撃力]]・[[通常モンスター]]・[[E・HERO]]と、非常に[[サポートカード]]に恵まれた要素を持っている。~
 各種サポートを駆使し、いかに[[《E・HERO フェザーマン》]]を場に維持するかが鍵となる。~

 以下は主な[[サポートカード]]。~
-[[《E・HERO フェザーマン》]]を[[フィールド]]に維持する。~
--[[デッキ]]から[[サーチ]]:[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《クリッター》]]・[[《冥界の使者》]]・[[《増援》]]・[[《E−エマージェンシーコール》]]~
ただし、後の[[制限改訂]]により、当時は積めた[[サーチ]]手段の多くが[[制限カード]]になっている。~

--[[デッキ]]から[[リクルート]]:[[《ドラゴンフライ》]]・[[《ヒーロー・シグナル》]]・[[《幻影の魔術師》]]

--[[墓地]]から[[サルベージ]]:[[《E・HERO オーシャン》]]・[[《戦士の生還》]]・[[《闇の量産工場》]]・[[《補充要員》]]

--[[墓地]]から[[蘇生]]:[[《O−オーバーソウル》]]・[[《摩天楼2−ヒーローシティ》]]・[[《蘇りし魂》]]・[[《正統なる血統》]]・[[《魂を呼ぶ者》]]・[[《リミット・リバース》]]~
このための布石作りに[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]等で[[墓地]]に送るのも有効な場合がある。~

--[[破壊]]を防ぐ:[[《くず鉄のかかし》]]・[[《レベル制限B地区》]]・[[《進入禁止!No Entry!!》]]

-[[《フェザー・ウィンド》]]を使いまわす
--[[ドロー]]による回転を高める:[[《豊穣のアルテミス》]]・[[《デス・ラクーダ》]]~
[[《不幸を告げる黒猫》]]等、直接[[罠カード]]を[[サーチ]]するものにはやや使いにくさが目立つ。~
--[[墓地]]から回収する:[[《闇の仮面》]]・[[《智天使ハーヴェスト》]]

-[[上級モンスター]]の展開
--[[カウンター罠]]により呼び出せる[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]
--[[効果]]による[[破壊]]をトリガーとし[[カウンター罠]]が追いつかなくても展開を繋げる[[機皇帝]]
--[[《冥府の使者ゴーズ》]]と異なり伏せカードがあっても[[特殊召喚]]可能な[[《トラゴエディア》]]
--その他、各種[[E・HERO]][[融合モンスター]]を出すための[[《融合》]]・[[《ミラクル・フュージョン》]]・[[《平行世界融合》]]

***基本戦術 [#m66ce0b8]
 [[《フェザー・ウィンド》]]をはじめとする[[カウンター罠]]で[[相手]]の行動を妨害。~
 [[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]や[[《E・HERO フェザーマン》]]を[[融合素材]]とする[[融合モンスター]]などを[[フィニッシャー]]としトドメを刺す。~
 基本は他の[[パーミッション]]と変わりはないが、ノーコストで使える[[汎用性]]の高い罠があるのが最大の強みである。~
 他の[[パーミッション]]のように、「[[コスト]]がないので使えない」というような状況が少なくなるのだ。~
 現在では[[《魔宮の賄賂》]]等の「自分が支払う[[コスト]]を持たないものも存在するが、それでも相手に[[メリット]]を生まずカバー範囲も広い利点は見逃せない。~
 また、汎用性のあるものに加えて専用のものを追加できるため、より多くの[[カウンター罠]]を積み込むことが可能となる。~

 従来の[[【パーミッション】]]に比べ、[[E・HERO]]や[[通常モンスター]]からアタッカーを採用し共有できる点も重要なポイントとなる。~
 豊富な[[最上級モンスター]]を用意に呼び出す[[【エンジェルパーミッション】]]同様、こちらもサポートを共有しつつアタッカーの確保には不自由しない。~
 [[《E・HERO アナザー・ネオス》]]等はメタ系の[[デッキ]]に頻繁に採用されるアタッカーであり、[[《E・HERO フェザーマン》]]の[[サーチ]]・[[蘇生]]に特化させるこの[[デッキ]]でも当然活躍が見込める。~
 重複したり墓地に落ちた[[《E・HERO フェザーマン》]]も[[融合素材]]として活用できる。~

***[[デッキ]]構築に際して[#hf6691d4]
 [[《E・HERO フェザーマン》]]・[[《フェザー・ウィンド》]]は3積みがよい。~
 ただし、[[《フェザー・ウィンド》]]は強力だが[[発動条件]]があるため、これだけに頼りすぎず汎用[[カウンター罠]]と使い分けることが重要となる。~
 大量に[[カウンター罠]]が積まれているため、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]が強力な[[フィニッシャー]]として活躍する。~
 もちろん[[パーミッション]]であるため、[[手札]]を補給する[[《豊穣のアルテミス》]]も有効。~
 [[《智天使ハーヴェスト》]]も打点を補いつつ回収[[効果]]を持ち優秀である。~
 しかしこれらは、サポートが共有しにくい[[カード]]であり、また他の[[天使族]]関連の[[パーミッション]]サポートは基本的に相性が悪くなる。~

 [[《E・HERO エアーマン》]]は[[《E・HERO フェザーマン》]]を[[サーチ]]でき、[[アタッカー]]として使える。~
 [[《E・HERO フェザーマン》]]用のサポートを生かすため、同じ[[通常モンスター]][[E・HERO]]で打点の高い[[《E・HERO ネオス》]]を挟んでみるのも良い。~
 [[《E・HERO アナザー・ネオス》]]は下級の打点を補えるが、[[サーチ]]を阻害する[[《ライオウ》]]等の採用が諸刃の剣であるため、[[デッキ]]全体の打点は低くなりがちである。~ 

 [[フィニッシャー]]として[[融合モンスター]]を使用する場合は、[[パーミッション]]+[[融合]]と[[手札]]の大量消費要素が重なるため[[デッキ]]構築は難しく、工夫が必要。~
 かつてに比べ[[手札]][[コスト]]以外の[[カウンター罠]]や[[手札]]補充も増加しており、構築の幅は広がっている。~
 [[《E・HERO フェザーマン》]]を素材とする[[融合モンスター]]は優秀なものが多く、[[《沼地の魔神王》]]との[[融合]]で状況に応じて様々な[[融合]][[E・HERO]]を呼び出すことができるのは魅力。~
 [[属性]]指定の[[融合素材]]を持つ[[カード]]や、[[コスト]]がかかる代わりに[[パーミッション]]せずとも[[無効]]にされない[[《超融合》]]も活用できる。~
 [[《ミラクル・フュージョン》]]は[[手札]]消費は少なくできるが、[[蘇生]]による使い回しを阻害してしまうため、タイミングに注意が必要となる。~
 以下は主な[[融合]]先。~
 安定性は下がるものの、余裕があるなら狙ってみるのも面白い。~
--追加[[ダメージ]]が狙える[[《E・HERO フレイム・ウィングマン》]]
--[[壁]]になり、[[《サイバー・ドラゴン》]]にも勝てる[[《E・HERO フェニックスガイ》]]
--厄介な[[魔法&罠カードゾーン]]を掃除できる[[《E・HERO ワイルド・ウィングマン》]]
--[[ダイレクトアタック]]条件が容易なためトドメの一撃に便利な[[《E・HERO セイラーマン》]]
--[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]にも一方的に打ち勝て、優秀な除去と融合素材の条件が緩い[[《E・HERO アブソルートZero》]]
--打点では[[《E・HERO フェザーマン》]]軸で出せる中では最高クラスの[[《E・HERO Great TORNADO》]]
--[[《E・HERO ネオス》]]を必要とするが連続攻撃を持つ[[《E・HERO ネオス・ナイト》]]
//--[[ネオスペーシアン>N]]と[[《E・HERO ネオス》]]を[[デッキ]]に入れる必要があるなど、不安定な要素を増やすが[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によってデッキ圧縮ができ、強力な[[アタッカー]]として活躍できる[[《E・HERO ゴッド・ネオス》]]

-[[《E・HERO フェザーマン》]]は貧弱だが、その低ステータスと[[パーミッション]][[デッキ]]であることから、[[《地砕き》]]などの[[除去]]はあまり怖くない。~
むしろ[[戦闘破壊]]に弱いので、[[戦闘ダメージ]]から守るほか、[[蘇生]]機能を持つ[[《摩天楼2−ヒーローシティ》]]を採用するとよい。~
[[ロック]]を使用すると相手の[[ライフ]]を削る手段が乏しいため、[[《くず鉄のかかし》]]などを用いるか、こちらも[[除去]]を用いて[[下級モンスター]]で攻め込むなどしたい。~

-他の[[パーミッション]][[デッキ]]のように[[カウンター罠]]を[[無効]]化・[[破壊]]するカードに弱い。~
[[《大嵐》]]・[[《王宮のお触れ》]]・[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《氷帝メビウス》]]・[[《ハリケーン》]]が弱点であるため、その対策として[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]・[[《天罰》]]などの投入を検討できる。~
[[融合召喚]]を取り入れている場合は[[《王宮のお触れ》]]・[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]等はメインから[[除去]]できるが、[[《王宮の弾圧》]]等は確実に[[カウンター]]すべきとなる。~
いずれにせよ、現在では全盛期以上に[[効果]]のラッシュが加速していること、[[《フェザー・ウィンド》]]の[[発動]]条件から、[[カウンター罠]]は多数採用して差し支えない。~

**代表的なカード [#bf8f987b]
-[[《E・HERO フェザーマン》]]
-[[《フェザー・ウィンド》]]

-[[《E・HERO エアーマン》]]
-[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]
-[[《摩天楼2−ヒーローシティ》]]

**関連リンク [#r72979c2]
-[[デッキ集]]