*【フェンリルハンデス】 [#adb183a6]
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#contents

**説明 [#q354e6ed]
 [[《フェンリル》]]で[[《ミラクル・フリッパー》]]を連続[[破壊]]して[[ドローロック]]し、[[ハンデス]]で[[相手]]の[[手札]]をズタズタにする[[デッキ]]。~
 [[《フェンリル》]]の[[召喚条件]]を満たすため、[[ロック]]の要素を多く含む[[【水属性】]]に近い[[デッキ]]になる。~

 《フェンリル/Fenrir》
 効果モンスター
 星4/水属性/獣族/攻1400/守1200
 このカードは通常召喚できない。
 自分の墓地の水属性モンスター2体をゲームから除外して特殊召喚する。
 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
 次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。

 《ミラクル・フリッパー/Miracle Flipper》
 効果モンスター
 星2/光属性/魔法使い族/攻 300/守 500
 「ミラクル・フリッパー」が自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
 このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手は他の表側表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
 このカードが戦闘で破壊された場合、このカードを相手フィールド上に特殊召喚する。
 このカードが魔法・罠の効果で破壊された場合、
 相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。

 まずは、[[自爆特攻]]で[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[相手]][[フィールド]]上に[[送りつけ]]る。~
 この[[《ミラクル・フリッパー》]]は[[戦闘破壊]]されるかぎり、[[相手]][[フィールド]]上に無限に[[自己再生]]する。~
 つまり、[[《フェンリル》]]のターゲットが毎[[ターン]][[相手]][[フィールド]]上に出現する事になるのだ。~

 [[相手]]がこの[[コンボ]]から脱出するためには、''その時点での[[手札]]で''[[《フェンリル》]]を[[除去]]するか[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[除去]]しなければならない。~
 前者はともかく、[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[除去]]するのはかなり大変だろう。~
 [[手札]]に[[上級モンスター]]がいれば、[[アドバンス召喚]]時に[[《ミラクル・フリッパー》]]を[[リリース]]することで楽に[[除去]]できる。~
 しかし、それ以外に[[自分]]の[[モンスター]]を[[除去]]できるカードは少ない。~
 状況が固定されるため[[コンボ]]が決まった時点で[[相手]]が対処できなければ勝利確定も同然と言える。~

 あとは、[[《フェンリル》]]で[[《ミラクル・フリッパー》]]をチクチクいじめながら、[[《追い剥ぎゴブリン》]]などで[[ハンデス]]をおこない、相手がなにもできなくなったところで総攻撃すればよい。

**[[デッキ]]構築に関して [#be873fa8]
 [[《ミラクル・フリッパー》]]のほか、[[《おジャマトリオ》]]とも相性がいい。~
 これらは最大まで搭載しよう。~
 また、同じく[[攻撃力]]の低い[[ガジェット]]達には勝つか[[相打ち]]であるため、[[【ガジェット】]][[相手]]でもそこそこ戦える。~
 しかし[[《フェンリル》]]の[[攻撃力]]はせいぜい[[リクルーター]]と相打つ程度。~
 [[フィールド魔法]]カードなどで[[強化]]しないと貧弱感は拭えないだろう。~

 [[《ミラクル・フリッパー》]]をどうやって持ってくるかは少し問題となる。~
 [[《見習い魔術師》]]・[[《シャインエンジェル》]]と[[サーチ]]手段は豊富だが、これらの[[モンスター]]を入れると[[水属性]]が減ってしまい、[[《フェンリル》]]の[[特殊召喚]]が難しくなってしまう。~
 [[《ミラクル・フリッパー》]]は3枚積めるので、あえて[[リクルーター]]を入れないか、[[《封印の黄金櫃》]]や[[《ダメージ・コンデンサー》]]に頼るべし。~
 どうしても[[リクルーター]]を積むというなら[[《見習い魔術師》]]を採用し、[[魔法使い族]]を[[《ミラクル・フリッパー》]]の他に[[《水晶の占い師》]]を採用すればよいだろう。~
 タイムラグはあるものの、[[《ミラクル・フリッパー》]]だけでなく[[《フェンリル》]]も[[サーチ]]可能な[[《ディープ・ダイバー》]]も採用圏内。~
 自身も[[水属性]]であるため、相性は悪くない。

 [[ハンデス]]は基本的に[[《追い剥ぎゴブリン》]]2枚と[[《水面のアレサ》]][[《魂を削る死霊》]]を入れて軽くおこなう程度にしておく。~
 あまり入れすぎると手詰まりを起こす危険性があるからだ。~
 また、[[《サブマリンロイド》]]は3積みがほぼ確定。~
 [[《追い剥ぎゴブリン》]]との[[シナジー]]は抜群な上、ある程度の[[壁]]にもなってくれる強力な[[モンスター]]である。~
 また、[[《サブマリンロイド》]]を[[リクルート]]でき、[[墓地]]の[[水属性]][[モンスター]]の数を増やせる[[《グリズリーマザー》]]も採用できるだろう。~
 [[バウンス]]効果を持つ[[《アビス・ソルジャー》]]、[[《ペンギン・ナイトメア》]]も無理なく[[デッキ]]に組み込める。~
 前者は[[墓地]]に[[水属性]][[モンスター]]を送ることで[[《フェンリル》]]の[[特殊召喚]]をサポートし、後者はわずかながら[[《フェンリル》]]を[[強化]]することができる。~
 もちろん、[[ハンデス]]との相性は抜群である。~

 防御面は[[【除去ハン】]]のように[[単体除去]][[罠>罠カード]]を入れておこう。~
 ただし、[[《フェンリル》]]自身の[[効果]]とは若干相性が悪い。~
 [[シンクロモンスター]]対策にもなる[[《強制脱出装置》]]は高い汎用性を示してくれるだろう。~
 [[手札]]に戻した相手[[モンスター]]はしっかり[[ハンデス]]しておこう。~
 返り討ちを狙うのなら[[《収縮》]]や[[《鎖付き爆弾》]]が有効だが[[《フェンリル》]]などは元々の攻撃力が低いため過信はできない。~
 [[装備魔法]]で[[《フェンリル》]]を[[強化]]するのも手だが、あまり積みすぎると事故の元である。~
 [[《団結の力》]][[《魔導師の力》]][[《デーモンの斧》]]などがギリギリ採用圏内か。~
 [[《生命吸収装置》]]や[[《プリンセス人魚》]]と[[《光の護封壁》]]や[[《銀幕の鏡壁》]]との組み合わせで攻める型もあれば、[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]を入れて[[《伝説の都 アトランティス》]]を使う型も存在する。~
 前者の場合は、[[《ウォーターワールド》]]との共存が可能であるため、[[《フェンリル》]]が後者より遥かに強力な存在になる上、[[《氷帝メビウス》]]もおいしく利用できる。~
 無論、前者に[[《伝説の都 アトランティス》]]を入れて[[ロック]][[デッキ]]に[[耐性]]をつけてもよい。~
 その一方で後者は[[《海竜−ダイダロス》]]や[[《ギガ・ガガギゴ》]]との相性が良く、[[《マーメイド・ナイト》]]等も活躍させられるため、どちらを使うかは好みの問題になりそうである。~

// なお、この[[デッキ]]で[[【次元帝】]]とあたった場合、前者は[[《ウォーターワールド》]]と[[ライフ>ライフポイント]]2000以上を支払った[[《光の護封壁》]]、後者は[[《伝説の都 アトランティス》]]と[[《レベル制限B地区》]]により面白いことになる。~
// 無限に[[自己再生]]する[[《異次元の偵察機》]]や[[《異次元の生還者》]]を一方的に叩き続けて完全にハメる事が可能となるのだ。~
// もしも、[[《フェンリル》]]の[[墓地コスト]]が溜まる前に[[《次元の裂け目》]]や[[《マクロコスモス》]]などを[[発動]]されたなら、[[《サブマリンロイド》]][[《氷帝メビウス》]]等を駆使した[[ハンデス]][[デッキ]]として戦っていこう。~
// [[《氷帝メビウス》]]の[[効果]]で[[《次元の裂け目》]]等を壊せるため、意外と[[墓地]]に[[モンスター]]は行きやすい。~
// [[《グリズリーマザー》]]から[[リクルート]]が可能な[[《水面のアレサ》]]も[[ハンデス]]要員として活躍できるかもしれない。~

 また、[[《強制転移》]]の採用も一考に値する。~
 [[《ミラクル・フリッパー》]]を[[送りつけ]]るのに役立つほか、[[《ミラクル・フリッパー》]]が引けないときに、[[自分]]の弱小[[モンスター]]を[[相手]]に[[送りつけ]]るのだ。~
 [[ロック]]タイプの[[デッキ]]であるため、[[《フェンリル》]]の餌である[[水属性]][[モンスター]]であり、[[《強制転移》]]で[[送りつけ]]るにふさわしい[[モンスター]]でもある[[《アメーバ》]]、またはなおかつ[[モンスター]]を無視できる[[《ラージマウス》]]を入れても何とかなる。~
 しかし、あまり入れすぎるとこれが[[手札事故]]を起こすため、入れるにしても1枚程度にしておくこと。~

**このデッキの弱点 [#bf21ce2d]
 [[《フェンリル》]]を[[特殊召喚]]するには、[[墓地]]に[[除外]][[コスト]]が必要になる。~
 [[コスト]]の用意は簡単だが、初手から[[《次元の裂け目》]]などを使われると[[コスト]]を貯める事ができなくなってしまう。~
 また、[[《王宮の弾圧》]]や[[《スキルドレイン》]]のような永続カードが厄介。

 また、[[攻撃宣言]]が必須なので、[[《次元幽閉》]][[《炸裂装甲》]]にも十分気をつけたい。~
 なんらかの[[カウンター罠]]や魔法・罠除去は準備しておくべきだろう。~
 [[《光の護封壁》]]や[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]が使い物にならなくなるのを覚悟で、攻める体勢が整い次第[[《王宮のお触れ》]]を発動させるのも手としてはあるか。~

 そして[[ハンデス]][[デッキ]]すべてに言えることであるが、[[【暗黒界】]]は天敵。~
 だが、この[[デッキ]]では、[[《フェンリル》]]の[[ロック]]のみを行うという形式を取ればある程度は対抗できる可能性はある。

**この[[デッキ]]の変遷 [#tad2344e]
 以前は、[[《おジャマトリオ》]]を[[破壊]]して[[ドローロック]]を行うように構築されていたが、より効率的な[[《ミラクル・フリッパー》]]が登場した事でこちらの方式にシフトした。~
 その後、[[《おジャマトリオ》]]は[[制限カード]]になってしまった。

**代表的なカード [#r70a9232]
-[[《フェンリル》]]
-[[《ミラクル・フリッパー》]]

-[[《追い剥ぎゴブリン》]]
-[[《水面のアレサ》]]
-[[《おジャマトリオ》]]
-[[《水霊術−「葵」》]]

**関連リンク [#d04e4207]
-[[【水属性】]]
-[[【八汰ロック】]]

-[[デッキ集]]