*【フォーチュンレディ】 [#bfa321d9]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#a42f923c]
 [[ANCIENT PROPHECY]]から登場した[[魔法使い族]]の[[モンスター]]群、[[フォーチュンレディ]]を使う[[デッキ]]。~
 全ての[[モンスター]]の[[ステータス]]が「?」という特殊な性質を持っており、様々な[[モンスター効果]]と[[デッキ]]構築を楽しむことができる。~
 現在の所6体の[[フォーチュンレディ]]が存在しているが、特に重要となるのは以下の2体であり、いずれも[[デッキ]]を[[回転]]させる軸になる。

 《フォーチュンレディ・ライティー》
 効果モンスター
 星1/光属性/魔法使い族/攻   ?/守   ?
 このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×200ポイントになる。
 自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。
 このカードがカードの効果によってフィールド上から離れた時、
 自分のデッキから「フォーチュンレディ」と名のついた
 モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 《フォーチュンレディ・ダルキー》
 効果モンスター
 星5/闇属性/魔法使い族/攻   ?/守   ?
 このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×400ポイントになる。
 自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分フィールド上に表側表示で存在する「フォーチュンレディ」と名のついた
 モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
 自分の墓地に存在する「フォーチュンレディ」と名のついた
 モンスター1体を選択して特殊召喚する事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#i7859444]
***[[モンスターカード]] [#r1bc419c]
 [[フォーチュンレディ]]は、[[スタンバイフェイズ]]毎に自身の[[レベル]]を上げ、その[[レベル]]で[[ステータス]]が決定するという[[効果]]を持っている。~
 そのため、[[表側表示]]で[[フィールド]]に長く維持すればするほど強力な[[ステータス]]になり、高[[レベル]]の[[シンクロ召喚]]もしやすくなる。~
 しかし、基本的にまともに[[戦闘]]ができるのは[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]と[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]の2体のみである。~
 いずれも[[上級モンスター]]なので、[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を使う際は、できるだけこの2体を優先的に[[特殊召喚]]していこう。

-[[フォーチュンレディ]]
--[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]~
[[カードの効果]]で[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]時に、[[デッキ]]から[[フォーチュンレディ]]1体を[[特殊召喚]]することができる。~
[[デッキ]]を構築する際は、この[[カード]]を3枚積みした上で、[[効果]]を効率良く使うための[[魔法・罠カード]]が非常に重要になってくる。

--[[《フォーチュンレディ・ファイリー》]]~
[[フォーチュンレディ]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]された時に、[[モンスター]][[除去]]&[[バーン]]という強力な[[モンスター効果]]を発揮する。~
この[[カード]]を軸に置いた構築も可能だが、[[ステータス]]の関係上[[手札]]に何枚も来ると[[事故>手札事故]]になるので、普通は1〜2の投入がお勧め。

--[[《フォーチュンレディ・ウインディー》]]~
[[召喚成功時>召喚に成功した]]に、[[自分]][[フィールド]]上の[[フォーチュンレディ]]の数だけ[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を[[除去]]する[[効果]]を持つ。~
単体でも機能するのが魅力だが、[[ステータス]]が低く融通が利かないこともあるので、投入枚数に注意が必要である。

--[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]~
[[フォーチュンレディ]]が存在している時に[[特殊召喚]]されると、[[デッキ]]から[[カード]]を2枚も[[ドロー]]することができる。~
この[[デッキ]]の[[アドバンテージ]]源となり、特に[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]による[[蘇生]]から[[効果]]を使えれば理想的。

--[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]~
[[フォーチュンレディ]]が[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すると、[[墓地]]の[[フォーチュンレディ]]1体を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~
中盤以降はこの[[カード]]1枚から[[フィールド]]に3〜4体の[[フォーチュンレディ]]が並ぶこともあり、それぞれが強力な[[効果]]を[[発動]]できる。

--[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]~
他の5体に比べると[[モンスター効果]]は平凡だが、最初から[[攻撃力]]・[[守備力]]共に2400あるので、[[アタッカー]]として活躍する。~
一度[[フィールド]]に出せば状況を選ばずに[[戦闘]]面で大きく貢献してくれるので、1〜2枚挿しておけば打点不足になることも少なくなる。

-[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]と相性の良い[[モンスター]]
--[[《見習い魔術師》]]~
[[裏側守備表示]]ではあるが、[[リクルート]]しにくい[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]を出せる数少ない[[カード]]。~
同じ[[魔法使い族]]なので[[《一族の結束》]]や[[《群雄割拠》]]等の邪魔をせず、合わせて[[《水晶の占い師》]]等を入れても良いだろう。

--[[《金華猫》]]~
[[墓地]]の[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]を[[蘇生]]し、さらに自身の[[効果]]で[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を[[発動]]させることができる。~
[[《フューチャー・ヴィジョン》]]や[[《フォーチュンフューチャー》]]と合わせて使えば能動性が高まり、より強力な[[カード]]になる。

--[[《ジャンク・シンクロン》]]~
[[チューナー]]を起用するなら、[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]を[[蘇生]]できるこの[[カード]]がお勧め。~
[[《フォーチュンレディ・ファイリー》]]を[[蘇生]]させれば、[[《A・O・J カタストル》]]を[[シンクロ召喚]]することもできる。

--[[《サイバー・ヴァリー》]]~
[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]と共に[[《ワン・フォー・ワン》]]を共有できる[[カード]]の中では特に有力な1枚。~
[[除外]]されるので[[《一族の結束》]]の邪魔をせず、[[《フォーチュンフューチャー》]]をより能動的に使いやすくなる。~

--[[《王虎ワンフー》]]~
[[召喚]]・[[特殊召喚]]した[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を速攻で[[発動]]させることができ、様々な[[デッキ]]への[[メタ]]要素も強い。~
ただし[[《フューチャー・ヴィジョン》]]が存在していると、[[召喚]]では[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]が[[発動]]しなくなる点に注意。

-[[《フューチャー・ヴィジョン》]]と相性の良い[[モンスター]]
--[[《カトブレパスと運命の魔女》]]~
[[《フューチャー・ヴィジョン》]]でカバーできない[[特殊召喚]]を、この[[カード]]1枚で大きく抑止することができる。~
[[下級モンスター]]の[[攻撃力]]が軒並み低い[[フォーチュンレディ]]の打点を補う役割も果たしてくれるだろう。

--[[《地縛神 Aslla piscu》]]~
[[フィールド魔法]]+[[召喚]]した[[モンスター]]を一時的に[[除外]]するという[[効果]]から、この[[カード]]の[[効果]]を非常に[[発動]]しやすい。~
[[直接攻撃]]と[[バーン]]&[[除去]][[効果]]で[[相手]]の[[ライフ]]を大きく削ることができるので、[[フィニッシャー]]となり得る[[カード]]である。

--[[《マインフィールド》]]~
[[《フューチャー・ヴィジョン》]]を[[サルベージ]]する[[効果]]を持ち、この[[カード]]自体も[[《フューチャー・ヴィジョン》]]と相性が良い。~
[[ステータス]]も比較的高くて扱い易いので、[[《フューチャー・ヴィジョン》]]を軸に置く場合は採用を考えてみても良いだろう。

--[[《霞の谷のファルコン》]]~
[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を使うために、[[《異次元隔離マシーン》]]等を起用する際に便利な1枚。~
それらをこの[[カード]]によって[[バウンス]]することで、一時的に[[除外]]した[[モンスター]]を完全に[[除外]]することができる。

--[[《神獣王バルバロス》]]~
[[《フューチャー・ヴィジョン》]]で[[除外]]されて[[フィールド]]に[[戻る>戻す]]際に、[[攻撃力]]3000という驚異的なパワーになる。~
打点の低さを補う役目はもちろん、この[[デッキ]]の弱点である[[《スキルドレイン》]]にも強いのが魅力の[[モンスター]]である。

-その他
--[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]や[[《カトブレパスと運命の魔女》]]を[[特殊召喚]]できる[[魔法使い族]][[モンスター]]。~
不要な[[魔法カード]]を有能な[[モンスター]]に変えることができるので、1枚挿しでも十分良い働きをしてくれるだろう。

--[[《ソリテア・マジカル》]]~
使い勝手は今一つだが、[[フォーチュンレディ]]の[[レベル]]を[[コスト]]に[[モンスター]]を[[単体除去]]する[[効果]]を持っている。~
この[[カード]]と共に[[《召喚僧サモンプリースト》]]で[[特殊召喚]]できる[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]の[[レベル]]を利用していこう。

--[[《氷の女王》]]~
[[《ディメンション・マジック》]]を採用する場合に、[[フィニッシャー]]として採用が検討できる[[最上級モンスター]]。~
[[フォーチュンレディ]]は全て[[魔法使い族]]なので、[[破壊]]された時の[[魔法カード]]を[[サルベージ]]する[[効果]]も使いやすい。

--[[《トラゴエディア》]]~
[[《カトブレパスと運命の魔女》]]で[[除外]]できる[[モンスター]]として極めて優秀で、[[手札]]を稼げるこの[[デッキ]]では[[戦闘]]面でも活躍出来る。~
また[[フォーチュンレディ]]は[[レベル]]6まで揃っているので、[[チューナー]]を起用する場合は[[シンクロ召喚]]の調整にも便利である。

***[[魔法・罠カード]] [#n2ba9671]
 [[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]で、[[デッキ]]から[[フォーチュンレディ]]を展開して[[ビートダウン]]するのがこの[[デッキ]]の基本的な動きである。~
 しかし、その[[効果]]の[[発動条件]]はとても特殊なものなので、ただ[[汎用性]]の高い[[魔法・罠カード]]を詰め込むだけでは、全く[[発動]]することができない。~
 またトリッキーな動きをする反面、[[攻撃力]]が不足したり、特定の[[魔法・罠カード]]1枚で身動きが取れなくなったりと、弱点も決して少なくない。~
 各[[フォーチュンレディ]]を活かす[[カード]]に弱点対策[[カード]]を加えると、かなりの選択肢が存在するので、採用する[[魔法・罠カード]]は慎重に選んでいこう。

-[[フォーチュンレディ]]の[[サポートカード]]~
様々な[[カード]]が存在しているが、[[手札事故]]のことを考えるならば、[[《フォーチュンフューチャー》]]以外の[[カード]]はあまりお勧めできない。~
[[《フォーチュンフューチャー》]]についても、[[《カトブレパスと運命の魔女》]]を採用する等の意図的な[[デッキ]]調整が必要になってくる。~
もちろん[[《フォーチュン・インハーリット》]]や[[《タイムパッセージ》]]も悪い[[カード]]ではないので、こちらは構築内容と好み次第である。

-[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を有効に使う手段~
[[《フューチャー・ヴィジョン》]]の他には、[[汎用性]]の高い[[《亜空間物質転送装置》]]や[[《強制脱出装置》]]等が有効だろう。~
より素早く能動的に[[効果]]を使いたいなら、[[魔法カード]]である[[《異次元隔離マシーン》]]や[[《ワーム・ホール》]]も採用圏内になる。~
[[シンクロモンスター]]に対して有効な[[《強制脱出装置》]]を中心に、こういった[[カード]]を4〜8枚ほど採用しておくことが望ましい。

-[[手札]]に来てしまった&[[効果発動>効果の発動]]後の[[《フォーチュンレディ・ファイリー》]]等の処理~
[[下級]][[フォーチュンレディ]]のほとんどは、一度[[フィールド]]に出してしまうと、[[戦闘破壊]]されるのを待つしかない貧弱な[[モンスター]]である。~
[[《ディメンション・マジック》]]は、そういった[[フォーチュンレディ]]を処理しつつ、苦手な[[裏側守備表示]][[モンスター]]を[[除去]]できるので中々お勧め。~
また[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《天罰》]]等も、[[手札]]に来てしまった不要な[[モンスター]]や[[魔法・罠カード]]を処理する手段として有効だろう。

-打点を補う[[カード]]の採用~
[[下級モンスター]]の打点の低さはもちろん、[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]でさえも[[場>フィールド]]に出てすぐは2400止まりと心許ない。~
この点は[[《強者の苦痛》]]や[[《一族の結束》]]を採用すれば、[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]や[[ウォーテリー>《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]の有用性も高まるのでお勧め。~
他にも、苦手な[[《大天使クリスティア》]]等にも有効な[[《強制転移》]]を投入し、打点を[[相手]][[モンスター]]に頼るのも悪くない。

-その他~
[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]を[[場>フィールド]]に出す手段として、[[制限カード]]ではあるが[[《ワン・フォー・ワン》]]は確実に投入しておきたい。~
また、[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]よりも[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]による[[特殊召喚]]を中心に置く場合、[[《貪欲な壺》]]や[[《転生の予言》]]等の投入も考えられる。~
他にも、[[ウォーテリー>《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]での6枚[[ドロー]]が狙える[[《地獄の暴走召喚》]]や、爆発力の高い[[《ギブ&テイク》]]等、多くの[[カード]]が採用圏内にある。

***まとめ [#l8125d8e]
 上記の様に、採用する[[カード]]1枚で他に採用する[[カード]]が大きく変化するため、40枚の[[デッキ]]で全てを詰め込むのは到底不可能である。~
 [[フォーチュンレディ]]で固める、専用[[サポートカード]]を多用する、[[チューナー]]を採用する等、構築には様々な好みや性格が出てくるだろう。~
 以下に、採用され得る[[カード]]や枚数について提示しておくので、そちらも参考にしながら採用する[[カード]]を決めていこう。

-[[モンスターカード]]
--6体の[[フォーチュンレディ]]の投入枚数について~
[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]と[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]は概ね3枚積みが望ましいと思われる。~
[[ウォーテリー>《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]は2〜3枚、[[ファイリー>《フォーチュンレディ・ファイリー》]]は1〜3枚、[[ウインディー>《フォーチュンレディ・ウインディー》]]・[[アーシー>《フォーチュンレディ・アーシー》]]は0〜2枚辺りを目安に投入していこう。

--[[フォーチュンレディ]]以外の[[モンスター]]の採用について~
---[[サポートモンスター>サポートカード]]:[[《ソリテア・マジカル》]]・[[《カトブレパスと運命の魔女》]]

---[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]関連:[[《見習い魔術師》]]・[[《ジャンク・シンクロン》]]・[[《金華猫》]]・[[《王虎ワンフー》]]

---[[ファイリー>《フォーチュンレディ・ファイリー》]]関連:[[《ヴォルカニック・クイーン》]]・[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]

---[[《カトブレパスと運命の魔女》]]関連:[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《トラゴエディア》]]

---[[《見習い魔術師》]]関連:[[《ものマネ幻想師》]]・[[《水晶の占い師》]]・[[《執念深き老魔術師》]]・[[《サニー・ピクシー》]]

---[[《フューチャー・ヴィジョン》]]関連:[[《マインフィールド》]]・[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《神獣王バルバロス》]]・[[《地縛神 Aslla piscu》]]
---[[《フューチャー・ヴィジョン》]]関連:[[《霞の谷のファルコン》]]・[[《神獣王バルバロス》]]・[[《地縛神 Aslla piscu》]]・[[《マインフィールド》]]

---[[《フォーチュンフューチャー》]]関連:[[《カトブレパスと運命の魔女》]]・[[《金華猫》]]・[[《サイバー・ヴァリー》]]・[[《カオス・ソーサラー》]]

---[[《ワン・フォー・ワン》]]関連:[[《サイバー・ヴァリー》]]・[[《ものマネ幻想師》]]・[[《サニー・ピクシー》]]

---[[《ディメンション・マジック》]]関連:[[《氷の女王》]]等を中心に[[魔法使い族]]全般

-[[魔法・罠カード]]
--[[《ワン・フォー・ワン》]]は、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[リクルート]]が両方できるので、基本的に採用しておきたい。~
その際、選択肢を広げる意味で[[《サイバー・ヴァリー》]]等を採用したり、代わりに[[《無抵抗の真相》]]を採用すること等が考えられる。

---[[《サイバー・ヴァリー》]]には、[[《フォーチュンフューチャー》]]を[[発動]]するための能動的な[[除外]][[効果]]を持つという見所がある。~
他に能動的な[[除外]][[カード]]としては、[[《カオス・ソーサラー》]]・[[《闇の誘惑》]]・[[《封印の黄金櫃》]]・[[《死霊の巣》]]等が使えるだろう。

---[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]を無理に[[サーチ]]・[[リクルート]]せずに、[[《おろかな埋葬》]]で[[墓地に送り>墓地に送る]]、それを[[蘇生]]するという方法もある。~
[[《おろかな埋葬》]]は[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]・[[《金華猫》]]・[[《マジカル・コンダクター》]]等とも相性が良く、安定性が高い。

--[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]を有効に使うために起用する[[魔法・罠カード]]について~
(いずれも[[必須カード]]とまでは言えないが、[[汎用性]]が高く使い勝手の良い[[《強制脱出装置》]]は特にお勧め。)

---[[《フューチャー・ヴィジョン》]]:[[《テラ・フォーミング》]]で[[サーチ]]できる/[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《カトブレパスと運命の魔女》]]と好相性

---[[《異次元隔離マシーン》]]:[[相手]][[モンスター]]も[[除外]]できる/[[《霞の谷のファルコン》]]や[[《フォーチュンフューチャー》]]と好相性

---[[《ワーム・ホール》]]:最も素早く能動的に使える/[[フィールド]]に復帰できる

---[[《亜空間物質転送装置》]]:[[除去]]回避にも使える上に[[フィールド]]に復帰できる/[[《地縛神 Aslla piscu》]]と好相性

---[[《強制脱出装置》]]:[[上級]]・[[融合]]・[[シンクロモンスター]]に強い/[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]](+[[ヴィジョン>《フューチャー・ヴィジョン》]])及び[[ウインディー>《フォーチュンレディ・ウインディー》]]を回収&[[効果]]の再利用

---その他:[[相手]]の[[除去]]に[[チェーン]]して[[発動]]できる[[《エンジェル・リフト》]]、[[フリーチェーン]]で[[全体除去]]できる[[《つり天井》]]等

--[[フォーチュンレディ]]の[[サポートカード]]及び[[デッキ]]と相性の良い類似[[カード]]の扱い
---[[《奈落の落とし穴》]]にも強い[[《フォーチュンフューチャー》]]と、[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]で[[リクルート]]する[[モンスター]]調整もできる[[《貪欲な壺》]]の選択。~
[[《フォーチュンフューチャー》]]は能動的な[[除外]]ギミック数、[[《貪欲な壺》]]は採用する[[モンスター]]数及び[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]との兼ね合いに注意。

---[[《ソリテア・マジカル》]]とも[[シナジー]]する[[《タイムパッセージ》]]と、様々な用途に使うことができ、爆発力もある[[《ギブ&テイク》]]の選択。~
或いは[[汎用性]]の高い[[《収縮》]]・[[《強者の苦痛》]]や、[[魔法使い族]]で統一して[[《一族の結束》]]を採用するか、いずれも採用しない。

---[[手札事故]]の回避及び展開力のある[[《フォーチュン・インハーリット》]]と、[[裏側守備表示]]も[[除去]]できる[[《ディメンション・マジック》]]の選択。~
或いは[[《打ち出の小槌》]]や[[《カードトレーダー》]]を[[手札事故]]の回避のために採用するか、いずれも採用しない。

---[[相手]]の[[伏せ除去]]に弱いので、その対策として[[《神の宣告》]]・[[《魔宮の賄賂》]]及び[[《運命湾曲》]]は何枚か採用したいところ。~
また弱点である[[永続効果]]を持つ[[モンスター]]及び[[魔法・罠カード]]対策に、[[《奈落の落とし穴》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]等も考えられる。

---[[《強制転移》]]は、貧弱な[[下級]][[フォーチュンレディ]]の[[送りつけ]]と[[コントロール奪取]]が1度にできる他に無い画期的な[[カード]]。~
[[送りつけた>送りつけ]][[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]に[[《強制脱出装置》]]を使ったり、[[送りつけた>送りつけ]][[モンスター]]を[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]で[[攻撃]]するといった使い方もできる。

**プレイングについて [#ea2b3f15]
 [[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]の[[効果]]が[[発動]]した場合、基本的に[[《フォーチュンレディ・ウインディー》]]以外を[[蘇生]]することになる。~
 ここでどの[[フォーチュンレディ]]を[[蘇生]]させるかで、その後の[[デュエル]]の戦局が大きく傾く場合も出てくるため、非常に重要な選択になり得る。~
 これには駆け引きや運の要素も大きく絡んでくるが、それぞれの[[フォーチュンレディ]]の持つ[[効果]]の特性をよく理解して[[蘇生]][[対象]]を選択しよう。~
 また序盤に[[場>フィールド]]に出した場合は、[[墓地が肥えていない>墓地を肥やす]]ために[[効果]]が機能しないこともあるので、[[《おろかな埋葬》]]等の採用も検討してみよう。

-[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]を[[蘇生]]~
返しの[[ターン]]の[[《ライトニング・ボルテックス》]]等の[[全体除去]]を警戒する時や、[[《強制脱出装置》]]等が[[セット]]されている場合に[[蘇生]]する。

-[[《フォーチュンレディ・ファイリー》]]を[[蘇生]]~
その[[バーン]][[効果]]で[[デュエル]]が終わる場合や、追撃時の[[相手]]の[[《オネスト》]]や[[《収縮》]]等を警戒する場合に[[蘇生]]する。

-[[《フォーチュンレディ・ウォーテリー》]]を[[蘇生]]~
[[手札]]を補充できるので攻め・守り共に有利な状況を作ることができ、[[《一族の結束》]]を[[発動]]していれば追撃でさらなる[[蘇生]]も期待出来る。

-[[《フォーチュンレディ・ダルキー》]]または[[《フォーチュンレディ・アーシー》]]を[[蘇生]]~
その[[攻撃]]で[[デュエル]]が終わる場合や、[[相手]]の[[場>フィールド]]に[[伏せカード]]が無い時、追撃でさらなる展開を狙いたい場合に[[蘇生]]。

**[[デッキ]]タイプについて [#v1daa8b3]
***《フューチャー・ヴィジョン》軸 [#g715e2de]
 [[メタカード]]としても機能する[[《フューチャー・ヴィジョン》]]を採用するタイプのものが【フォーチュンレディ】の最も基本となる形になる。~
 しかし、[[相手]]の[[デッキ]]が[[《フューチャー・ヴィジョン》]]の[[効果]]を受けにくい場合、恩恵を受けられるのが[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]だけでは物足りない。~
 そこで[[《神獣王バルバロス》]]や[[《霞の谷のファルコン》]]等、[[《フューチャー・ヴィジョン》]]を有効に使うための[[カード]]を採用するのがこのタイプ。~
 各[[フォーチュンレディ]]とは直接は[[シナジー]]しないが、それらの[[カード]]は弱点の補強や[[デッキ]]の[[回転]]率の向上等多くの面で貢献してくれる。~
 数ある【フォーチュンレディ】の中でも比較的[[事故>手札事故]]を起こしやすい[[デッキ]]タイプだが、その分[[コンボ]]性が非常に高いのが魅力である。

***《フォーチュンレディ・ファイリー》軸 [#z82b5132]
 [[《フォーチュンレディ・ファイリー》]]の[[モンスター効果]]による[[除去]]&強力な[[バーン]][[ダメージ]]を主な勝ち筋にする構築。~
 採用する[[フォーチュンレディ]]は、[[ファイリー>《フォーチュンレディ・ファイリー》]]と、その[[効果]]を[[発動]]させることができる[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]・[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]の3種が主になる。~
 [[ファイリー>《フォーチュンレディ・ファイリー》]]の[[効果]]をより有効に使うために、[[《ヴォルカニック・クイーン》]]や[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を採用するのが最大の特徴。~
 苦手な[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[除去]]しつつ、[[ファイリー>《フォーチュンレディ・ファイリー》]]の[[効果]]で大きな[[ダメージ]]を与えることができる。~
 また[[フォーチュンレディ]]の[[レベル]]を上げる事も出来る[[《ギブ&テイク》]]と共に、[[《G・コザッキー》]]等を採用して[[バーン]]するのも面白いだろう。

***《地縛神 Aslla piscu》採用型 [#g7b514e7]
 [[《フォーチュンレディ・ライティー》]]のために[[《亜空間物質転送装置》]]等を採用する際に、さらに[[《地縛神 Aslla piscu》]]を採用するタイプ。~
 [[フォーチュンレディ]]は[[戦闘破壊]]できない[[モンスター]]はあまり得意ではないので、[[直接攻撃]]できるこの[[カード]]は十分[[フィニッシャー]]になり得る。~
 [[フィールド魔法]]として[[《死皇帝の陵墓》]]を投入しておけば、[[上級モンスター]]である[[ダルキー>《フォーチュンレディ・ダルキー》]]と[[アーシー>《フォーチュンレディ・アーシー》]]もその恩恵を受けることができる。~
 これに[[《フューチャー・ヴィジョン》]]・[[《魔法族の里》]]を加えた3枚の[[フィールド魔法]]から、任意のものを任意の枚数選択して採用していこう。~
 さらに[[フィールド魔法]]が存在しない時に[[《ギブ&テイク》]]で[[蘇生]]し、[[自壊]]させた上で[[フォーチュンレディ]]を大きく[[強化]]することもできる。

***種族統一・メタビート型 [#md45c4d5]
 [[種族]]統一することでの主な[[メリット]]は、[[《一族の結束》]]による打点アップと[[《群雄割拠》]]による[[メタ]]要素を組み込めることである。~
 さらに[[フォーチュンレディ]]は[[魔法使い族]]なので、[[《ディメンション・マジック》]]はもちろん、[[《魔法族の里》]]による[[魔法>魔法カード]]封じもできる。~
 [[魔法使い族]]には[[《魔導戦士 ブレイカー》]]・[[《霊滅術師 カイクウ》]]等の強力な[[モンスター]]が揃っており、こちらも採用することができる。~
 他にも強力な[[光>光属性]]・[[闇属性]][[モンスター]]が揃っている[[種族]]なので、[[《カオス・ソーサラー》]]を採用し[[【カオス】]]寄りの構築にするのも良い。~
 また[[《フューチャー・ヴィジョン》]]と[[《カトブレパスと運命の魔女》]]で攻め手を遅らせる戦術も、[[メタ]]色を持つ[[種族]]統一軸では強力である。

**この[[デッキ]]の弱点 [#y9d21224]
***[[攻撃力]]・[[守備力]]「?」の持つ性質の弱点 [#c084ea48]
 [[フォーチュンレディ]]は全て[[ステータス]]が「?」だが、それは同時に「全員の[[元々の攻撃力]]が0」であることを意味する。~
 つまり[[《スキルドレイン》]]の影響下では、全員[[モンスター効果]]が[[無効]]になる上に、[[戦闘]]どころではない[[ステータス]]にされてしまう。~
 [[《スキルドレイン》]]は[[《フォーチュンレディ・ウインディー》]]でも[[除去]]できないので、[[サイドデッキ]]には必ず[[《砂塵の大竜巻》]]等を用意しておこう。~
 また、[[《収縮》]]を使われた場合も一瞬で[[攻撃力]]0まで下げられるので、[[《オネスト》]]を使われた時と同様の[[ダメージ]]を受けてしまう。

***[[《フォーチュンレディ・ライティー》]]の[[効果]]に関する弱点 [#y656c064]
 [[カードの効果]]で[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]時に[[発動]]するが、[[任意効果]]なので、[[チェーン]]2以降で[[フィールド]]を[[離れても>離れる]][[効果]]を[[発動]]できない。~
 つまり、[[相手]]の[[伏せ除去]]に[[チェーン]]して[[《亜空間物質転送装置》]]等を[[ライティー>《フォーチュンレディ・ライティー》]]に使っても、その[[効果]]は[[タイミングを逃してしまう>タイミングを逃す]]。~
 よって、[[《大嵐》]]等には非常に弱く、[[《一族の結束》]]や[[《フューチャー・ヴィジョン》]]等の[[カード]]を使う場合はこれが特に顕著になる。~
 この点は、他の弱点もカバーできる[[《神の宣告》]]や[[《魔宮の賄賂》]]を駆使し、[[マストカウンター]]を見極めなければならない。

***[[デッキ]]の性質に関する弱点 [#p85ecdf1]
 [[《亜空間物質転送装置》]]や[[《強制脱出装置》]]等の[[罠カード]]を多用するので、[[《王宮のお触れ》]]を使われるとかなり[[回転]]が悪くなる。~
 [[モンスター]]の[[属性]]が6つに分散しているので[[《御前試合》]]、[[特殊召喚]]を多用するため[[《王宮の弾圧》]]を使われた場合もかなり厳しいだろう。~
 永続系の[[カード]]は[[ウインディー>《フォーチュンレディ・ウインディー》]]で[[除去]]できるが、[[《大天使クリスティア》]]には[[《ディメンション・マジック》]]も通用しないので対処が非常に困難。~
 こちらも上記と同様に、[[《砂塵の大竜巻》]]や[[《奈落の落とし穴》]]等の[[汎用性]]の高い[[除去]][[カード]]を[[サイドデッキ]]に用意しておいた方がいいだろう。

**関連リンク [#d4a55888]
-[[【魔法使い族】]]

-[[フォーチュンレディ]]

-[[デッキ集]]