*【ポールポジション】 [#p422b688]

**前置き [#p2c3d12d]
 この[[デッキ]]は[[調整中]]事項を多量に含むため、大会などで使用した場合、ジャッジを著しく困惑させる可能性がある。~
 使用された[[相手]]も不快な思いをすることがある。~
 事務局に問い合わせると日によって回答が異なる時もあり、ルール上の存在自体も不安定を極める。~
 また、友人同士で使用する際も、ルールに関して口論が発生するのを覚悟の上で使用すること。~
 トラブル回避のために日付入りでこのページをプリントアウトして携帯するのも良いだろう。~

**概論 [#y570ae7e]
 [[《ポールポジション》]][[発動]]中には、[[無限ループ]]となってしまうような行為ができないことを利用し、[[召喚]]行為その他自体を[[ロック]]する[[デッキ]]。~
 主に[[召喚]]が制限されることから[[ロック]]と[[パーミッション]]の両方を兼ね備えた[[デッキ]]と言える。~
 [[【デミスドーザー】]][[【帝コントロール】]]等の流行[[デッキ]]の主力[[モンスター]]を封じることができるのはなかなか優秀である。~

 《ポールポジション》
 永続罠
 フィールド上に表側表示で存在する、
 攻撃力が一番高いモンスターは魔法の効果を受けない。
 「ポールポジション」がフィールド上に存在しなくなった時、
 フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が一番高いモンスターを破壊する。

**理屈 [#u77d26f6]
 例えば、[[フィールド]]に[[《デーモンの斧》]]を装備した[[自分]]の[[《忍者マスター SASUKE》]]と[[自分]]の[[《ポールポジション》]]のみが存在するとする。~
 ([[《ポールポジション》]]により、[[《デーモンの斧》]]は[[無効]]化され[[《忍者マスター SASUKE》]]の[[攻撃力]]は1800である。)~
 この場合、[[無限ループ]]が発生してしまうため[[攻撃力]]1801〜2800の[[モンスター]]は[[召喚]]・[[反転召喚]]・[[特殊召喚]]ができなくなってしまう。~
 ([[無限ループ]]や[[《ポールポジション》]]も参照のこと)

+上記の状態で、[[相手]]が[[《デーモン・ソルジャー》]]を[[召喚]]したとする。
+最高[[攻撃力]]は[[《デーモン・ソルジャー》]]となり、[[《忍者マスター SASUKE》]]の魔法[[無効]]化は解除される。
+[[《忍者マスター SASUKE》]]が最高[[攻撃力]]となり、[[《デーモンの斧》]]が[[無効]]になる。2に戻る。

 このように[[無限ループ]]を発生させる行為は禁止されているので、そもそも[[《デーモン・ソルジャー》]]を[[召喚]]すること自体ができない、というわけである。

**[[デッキ]]構築に際して [#ka8f4b33]
 とりあえず[[《ポールポジション》]]の存在が前提となるので、これらを[[サーチ]]する[[《不幸を告げる黒猫》]][[《封印の黄金櫃》]]は必須。~
 一方で、[[無限ループ]]を発生させる[[攻撃力]]上昇魔法には[[《デーモンの斧》]][[《団結の力》]]を中心とする。~
 勝利手段の一つとして[[《終焉のカウントダウン》]]を採用するため、[[《巨大化》]]がギリギリ採用圏内か。~
 [[属性]]や[[種族]]などが統一されている場合、[[《ダークゾーン》]]に代表される[[フィールド魔法]]や[[《連合軍》]]などの[[永続魔法]]を利用してもいいだろう。~
 [[装備魔法]]が[[ロック]]の必要パーツであるため、これを[[サーチ]]する手段として[[《名工 虎鉄》]][[《泉の精霊》]]を用意しておきたい。

 [[モンスター]]に関しては、基本的に[[攻撃力]]1700、1800を中心に構成することになる。~
 というのも、[[攻撃力]]が1600以下の状態で[[《デーモンの斧》]]を装備しただけの場合、[[直接攻撃]]を決めると[[相手]]に[[《冥府の使者ゴーズ》]]を[[特殊召喚]]される可能性が高い。~
 これが生じる確率は比較的高く、許してしまうと[[召喚]][[ロック]]が打破されてしまうためである。~
 逆に[[攻撃力]]が1900以上であると、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]をはじめとする1900[[アタッカー]]の[[召喚]]を許してしまう可能性があり、これも避けたい。~
 [[《巨大化》]]を採用しておくのであれば、一応[[攻撃力]]1350以上でも[[ロック]]を完成させることが可能となる。~
 こういった理由で[[攻撃力]]1700、1800がメインとなるわけである。~
 ここで採用したい[[モンスター]]としては

--[[表側守備表示]]であれば、問答無用で破壊してしまう[[《忍者マスター SASUKE》]]
--[[バーン]]手段としての勝利手段を用意できる[[《ヴォルカニック・エッジ》]]
--[[戦闘破壊]]により[[カウンター罠]]を[[サルベージ]]できる[[《智天使ハーヴェスト》]]
--[[墓地]]利用を封殺する能力を有する[[《霊滅術師 カイクウ》]]
--1ターンに1枚、[[手札]]を[[スペルスピード]]1の[[《サイクロン》]]にかえる能力を持つ[[《賢者ケイローン》]]
--1300以上の相手[[モンスター]]に[[攻撃宣言]]をさせない[[《スチームロイド》]]
--[[再度召喚]]することで、相手の[[伏せカード]]に臆することなく攻撃できる[[《古代の機械騎士》]]

 が代表例となる。~
 また、[[《スケープ・ゴート》]]も必ず採用しておきたい。~
 これにより生じる[[羊トークン]]に[[《団結の力》]]を装備した場合[[攻撃力]]1〜3200までをロックすることが可能になる。

 なお、[[相手]]は[[モンスター]]を[[セット]]することが可能であるが、[[《聖なる輝き》]]を[[発動]]することでこれを防ぐことも可能。~
 [[ロック]]形成時に相手[[フィールド]]上に[[モンスター]]が存在していると少々不安定となるので、これらを除去するために[[《ライトニング・ボルテックス》]]などを入れておく必要もあるだろう。~
 一方で[[《炸裂装甲》]]などにより[[モンスター]]が[[破壊]]されると[[ロック]]を崩される可能性があるので、[[戦闘ダメージ]]による勝利を目指すのは少々危険である。~
 よって、その他による勝利手段を利用することになる。~
 一番手っ取り早いのが[[《終焉のカウントダウン》]]による[[特殊勝利]]、あとは[[バーン]]となる。~
 [[バーン]]には[[《ボーガニアン》]]などを利用しておけば問題ないだろう。

 [[ロック]]完成後も[[【コスモロック】]]に比べると強度には不安が残る。~
 [[《ポールポジション》]]を[[《砂塵の大竜巻》]]で[[破壊]]される、対象[[モンスター]]を[[《サンダー・ブレイク》]]で[[破壊]]されるなどで拘束はあっさり瓦解する。~
 よって各カードを守る必要があり、その役目を[[カウンター罠]]に依存することになる。~
 [[カウンター]]範囲の広い[[《神の宣告》]][[《魔宮の賄賂》]]が代表格となるだろう。~
 その他にも、[[《盗賊の七つ道具》]]などで、矢継ぎ早に飛んでくる[[除去]]を凌ぐことになる。

 また[[ロック]]が成立していたとしても、裁定により[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]は[[召喚]]できることになっている。~
 これ以外にも[[《王宮のお触れ》]]には手出しができなくなる。~
 ただし、このとき[[装備魔法]]の効力が発揮されるため、それほど案ずることではないかもしれないが。

**その他プレイング・動かし方について。 [#t3a3bca7]
 とにかく、[[ロック]]を最優先で完成させる。~
 その後は[[カウンター罠]]を利用してとにかく[[ロック]]の保全を行う。~
 その傍らで[[《終焉のカウントダウン》]]などによる[[特殊勝利]]を狙う。

 ちなみに、相手が高[[攻撃力]][[モンスター]]を出してきた場合、かえって[[相手]][[モンスター]]が[[魔法>魔法カード]]を受けなくなり、窮地に追い込まれる可能性がある。~
 [[ロック]]中に相手の高[[攻撃力]][[モンスター]]の出し方としては以下の方法が存在する。

--[[《リビングデッドの呼び声》]]などに代表される[[蘇生]]
--高[[攻撃力]]を所有する[[融合モンスター]]及び[[儀式モンスター]]の[[特殊召喚]]
--[[《光神化》]]により[[《光神機−轟龍》]]を特殊召喚、そののちに[[《地獄の暴走召喚》]]を発動

 [[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]を[[破壊]]することでそれらを[[破壊]]することが可能となる。~
 しかし相手が[[《早すぎた埋葬》]]によって[[蘇生]]している場合は少々厄介なことになる。~
 というのも、[[魔法>魔法カード]]の[[効果]]を受けないため、[[《早すぎた埋葬》]]を[[破壊]]しても[[モンスター]]は[[フィールド]]上に残り続けるためである。~
 これらが出された場合は、[[《ポールポジション》]]自体を[[破壊]]することで、[[効果]]によりそれらを[[破壊]]できることも覚えておこう。

 一方で、低[[攻撃力]][[モンスター]]もまた[[召喚]]されてしまう恐れがある。~
 [[《N・グラン・モール》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]で[[装備魔法]]装備中の[[モンスター]]が[[除去]]されれば[[ロック]]は崩壊する。~
 これに関しては[[《連鎖破壊》]][[《魔のデッキ破壊ウイルス》]][[《王虎ワンフー》]]によってある程度防ぐことができる。~
 採用は[[デッキ]]との相談となるだろう。

**この[[デッキ]]の弱点 [#w306351d]
 [[モンスター]][[召喚]]を防いで闘うのがこの[[デッキ]]のコンセプトであり、そもそも[[召喚]]自体を行わない[[デッキ]]に対しては分が悪い。~
 よって、[[【ドローゴー】]][[【フルバーン】]]には無力。~
 とくに[[【フルバーン】]]相手の場合、相手の焼き切る速度について行く(あるいは追い越す)ことはこの[[デッキ]]では無理であろう。~
 また、[[《ポールポジション》]]を[[破壊]]されるとたちまちこの[[デッキ]]は動かなくなる。~
 それを[[カウンター罠]]などで防ぐが、[[【除去ガジェット】]]など、[[除去]]速度がもともと速いデッキに対しても勝率は低い。~
 これ以外にも[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]][[《王宮のお触れ》]]にも無力である。
 よって[[【お触れホルス】]]にも、やはり無力となってくる。

**問題点(07/09/16) [#ed95a71a]
 [[前置き>#p2c3d12d]]にも書いたが、この[[デッキ]]に関するルールは[[調整中]]項目があまりにも多い。~
 基本的に「ループ発生要因となる行為はできない」だが、細かい点はジャッジに判定してもらう・友達内で予めルールを決めておくしかない。

-[[相手]]の[[フィールド]]に[[セット]]されている[[モンスター]]がいる場合、こちらの[[攻撃]]によってその[[モンスター]]は[[リバース]]します。~
もしその[[モンスター]]の[[攻撃力]]が[[ロック]]対象内であった場合、[[無限ループ]]が起きてしまいます。~
この場合、[[デュエル]]を[[攻撃]]前まで巻き戻し、それ以降[[無限ループ]]が発生しない状況になるまで[[攻撃]]してはならないという事になるのですか?~
それとも、無条件で[[裏側表示]][[モンスター]]には[[攻撃]]できなくなるのですか?~
→[[調整中]]

-[[《ムカムカ》]]が存在して[[ドロー]]するとループになる場合、[[ドローフェイズ]]でどうなりますか?~
また、[[ドロー]]する[[効果]]はどうなりますか?~
→[[調整中]]

-[[《異次元の偵察機》]]が[[ロック]]に掛かる状況では、[[《抹殺の使徒》]]が使えなくなりますか?~
→[[調整中]]

-[[《トイ・マジシャン》]]が[[ロック]]に掛かるとき[[セット]]された[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できますか?~
→[[調整中]]

-[[《光と闇の竜》]]の[[攻撃力]]がダウンすると[[無限ループ]]になる場合、どうなりますか?~
→[[調整中]]

**代表的なカード [#nae3c053]
-[[《ポールポジション》]]
-[[《忍者マスター SASUKE》]]
-[[《終焉のカウントダウン》]]
-[[《デーモンの斧》]]
-[[《神の宣告》]]

**関連リンク [#za80efab]
-[[無限ループ]]
-[[デッキ集]]