PREMIUM PACK 9にて登場したマシンナーズモンスターを軸にした、【機械族】のビートダウンデッキ。
PREMIUM PACK 9が発売された当時は、統一意義であった《マシンナーズ・フォース》の性能の悪さからあまり見向きされなかったが、《マシンナーズ・フォートレス》や《マシンナーズ・ギアフレーム》、そして機械族サポートカードの登場によって大幅に強化された。
よく採用されるガジェットも含めアドバンテージを得やすいカードが数多く存在するため非常に息切れしにくいデッキであり、最近はトーナメントシーンで見かけることも少なくない。
《マシンナーズ・フォートレス/Machina Fortress》 効果モンスター 星7/地属性/機械族/攻2500/守1600 このカードは手札の機械族モンスターを レベルの合計が8以上になるように捨てて、 手札または墓地から特殊召喚する事ができる。 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。 また、自分フィールド上に表側表示で存在する このカードが相手の効果モンスターの効果の対象になった時、 相手の手札を確認して1枚捨てる。
《マシンナーズ・ソルジャー/Machina Soldier》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1600/守1500 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合にこのカードが召喚に成功した時、 手札から「マシンナーズ・ソルジャー」以外の 「マシンナーズ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
《マシンナーズ・ギアフレーム/Machina Gearframe》 ユニオンモンスター 星4/地属性/機械族/攻1800/守 0 このカードが召喚に成功した時、 自分のデッキから「マシンナーズ・ギアフレーム」以外の 「マシンナーズ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして 自分フィールド上の機械族モンスターに装備、 または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 (1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。 装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。)
《マシンナーズ・ピースキーパー》 ユニオンモンスター 星2/地属性/機械族/攻 500/守 400 フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、 自分のデッキからユニオンモンスター1体を手札に加える事ができる。 1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとして 自分フィールド上の機械族モンスターに装備、 または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。 (1体のモンスターが装備できるユニオンは1枚まで。 装備モンスターが破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。)
下級マシンナーズの中でも一際強力な効果を持つ《マシンナーズ・ギアフレーム》はまず3枚積みが確定といえる。
《マシンナーズ・ギアフレーム》は召喚するだけでハンド・アドバンテージを稼ぐことができるうえ、アタッカーとしても機能するため非常に強力。
特にキーカードである《マシンナーズ・フォートレス》をサーチできるのは大きい。
既に墓地に《マシンナーズ・フォートレス》が存在するならば、《マシンナーズ・フォース》をサーチすることで、手札を一切消費せず特殊召喚に繋ぐことさえできる。
《マシンナーズ・ソルジャー》は、上級モンスターである《マシンナーズ・フォートレス》の特殊召喚を容易に行うことが可能なので、1枚は刺す価値がある。
もっとも同じ手札消費で《マシンナーズ・ギアフレーム》に同じことが出来るので、採用を見送るのも一つの手だろう。
《マシンナーズ・スナイパー》はアタッカークラスの攻撃力を持つものの、既に下級アタッカーには《マシンナーズ・ギアフレーム》が存在することもあり、採用は見送るか、採用するにしても1枚程度が無難なところ。
他の下級マシンナーズについてであるが、《マシンナーズ・ギアフレーム》をサーチできる《マシンナーズ・ピースキーパー》が比較的優良である。
任意効果とはいえあらゆる破壊に対応するため、適当にセットしておくだけでも優秀であり、ユニオンであるため《ゲットライド!》とのコンボも狙える。
《督戦官コヴィントン》と《マシンナーズ・ディフェンダー》に関しては、《マシンナーズ・フォース》の召喚を考えないのであれば論外である。
上級マシンナーズについてであるが、《マシンナーズ・フォートレス》は《マシンナーズ・ソルジャー》や自身の効果で比較的簡単にフィールドに出せる事、効果が優良な事から是非3枚積みたいところ。
また《マシンナーズ・フォース》はその厳しい召喚条件と、デメリット持ちの効果から敬遠されやすいのだが、注目すべきはそのレベルの高さだろう。
このカード1枚を捨てるだけで《マシンナーズ・フォートレス》を蘇生できるため、さながら《マシンナーズ・ギアフレーム》でサーチ可能な《死者蘇生》のように機能する。
以上のことから、いっそ特殊召喚は諦め、《マシンナーズ・フォートレス》の蘇生を目的として数枚積むのがベストであるといえるだろう。
《マシンナーズ・フォース》の特殊召喚を狙うとなるとややファンデッキ寄りになってしまうが、その圧倒的な攻撃力はフィニッシャーとして充分であり、いざとなれば分離もできるので、専用デッキを組んでみるのも面白い。
《ガイアパワー》の恩恵を受けられ、各下級マシンナーズと組み合わせる事でレベル5〜8のシンクロモンスターを出す事ができる。
マシンナーズは全て地属性なので、地属性チューナーさえ用意すればナチュルシンクロモンスターを出せるのは他のデッキには無い利点である。
一方でデッキに柔軟性を与える反面《一族の結束》等一部カードと相性が悪いのには注意したい。
ただし《クイック・スパナイト》ならば《一族の結束》とも相性がよく、《機甲部隊の最前線》により召喚も容易。
例を挙げてみると
未だにマシンナーズ専用のサポートカードは登場していない。
その為、制限カード等の汎用性が高い魔法・罠カード、そして下記のカードの中からデッキに合わせたものを採用していきたい。
《マシンナーズ・フォース》を採用し、《リミッター解除》や《団結の力》等による1ターンキルを狙うタイプ。
ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−の登場前はこの戦法が主流だった。
主軸となるカードは《マシンナーズ・フォース》、《マシンナーズ・ソルジャー》、《マシンナーズ・スナイパー》、《マシンナーズ・ディフェンダー》、《督戦官コヴィントン》の5体。
《地霊術−「鉄」》、《機甲部隊の最前線》、《血の代償》らでなるべく早くパーツを揃えつつ、《流星の弓−シール》、《巨大化》、《リミッター解除》等を手札に加え一撃で決める流れとなる。
必須パーツが非常に多く、サーチもやり辛いため、《平和の使者》でロックする方法も有効である。
墓地を肥やした上で《ファントム・オブ・カオス》に《地獄の暴走召喚》を使用する方法も存在。
あらゆる【機械族】デッキに共通する弱点だが、《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》には弱い。《システム・ダウン》も同じ理由で天敵である。
全ての下級マシンナーズを超える攻撃力を持ち、《マシンナーズ・ピースキーパー》と《マシンナーズ・ギアフレーム》のサーチを無効化し、《マシンナーズ・フォートレス》の自身の効果による特殊召喚を妨害する《ライオウ》にも気をつけたい。
そして《ガイアパワー》や《一族の結束》がフィールド上に無い場合は、 【ライトロード】、【コアキメイル】等の高攻撃力を誇る下級モンスターが多いデッキには不利となる事も忘れないでおこう。