*【ミーネゲドン】 [#wce3637a]

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**[[デッキ]]の概要 [#mc8c2330]
 [[《黒蠍−棘のミーネ》]]と[[《ハイドロゲドン》]]を使い[[アドバンテージ]]を稼ぐ[[【スタンダード】]]の一種。~
 [[ロービート]][[デッキ]]には強いが、[[ハイビート]]が相手になると展開力が追いつかなくなる事が多い。~

-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]が[[制限カード]]となり衰退した[[【ミーネ・ウイルス】]]に、その頃新登場した[[《ハイドロゲドン》]]を採用したタイプである。~
[[【ミーネ・ウイルス】]]のように[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]が[[禁止カード]]になった事で構築不能になるほどではないが、実戦級の力を失ったのは違いない。~

 《黒蠍−棘のミーネ/Dark Scorpion - Meanae the Thorn》
 効果モンスター
 星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1800
 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた時、
 次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
 ●「黒蠍」という名のついたカードを自分のデッキから1枚手札に加える。
 ●「黒蠍」という名のついたカードを自分の墓地から1枚手札に加える。

 《ハイドロゲドン/Hydrogeddon》
 効果モンスター
 星4/水属性/恐竜族/攻1600/守1000
 このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
 自分のデッキから「ハイドロゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#pd1e9a24]
***[[モンスターカード]]について [#ed68148b]
-[[《黒蠍−棘のミーネ》]]~
[[黒蠍]]の[[サーチャー]]であり、[[戦闘ダメージ]]を与える度に[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ。~
[[《ハイドロゲドン》]]に比べ[[攻撃力]]は低いが、[[サーチ]][[効果]]は[[守備表示]]でも[[発動]]でき、また[[《キラー・トマト》]]にも対応している。~
あくまで[[サーチャー]]であるため展開の補助はできない点と、[[デッキ]]コンセプトから、他の[[黒蠍]]を採用する事は少ない。~

-[[《ハイドロゲドン》]]~
[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]し[[墓地へ送った]]時、[[同名カード]]を[[リクルート]]する。~
[[相手]]の[[モンスターカードゾーン]]が整っているほど展開が可能になるので、制圧力は高い。~
[[《化石調査》]]に対応するため[[手札]]に[[加える]]のも容易いが、自身の[[効果]]を活かすためにも[[3枚積み>積む]]を推奨したい。~

-[[《ジュラック・グアイバ》]]~
[[《ハイドロゲドン》]]と類似した[[効果]]を持ち、[[《化石調査》]]にも対応する。~
[[攻撃力]]で勝り、[[リクルート]]できる範囲が広く、[[トークン]]を[[破壊]]した場合も[[効果]][[発動]]できる。~
ただし、[[リクルート]]した[[モンスター]]はその[[ターン]]に[[攻撃]]できないので、1[[ターン]]に3体並べることはできない。~

-[[《キラー・トマト》]]~
[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を[[リクルート]]できる。~
十分な補助[[カード]]が整っていない状態で[[キーカード]]を引いてもそのまま押し負けるので、これらで場を維持するのも手だろう。~
なお[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を[[攻撃表示]]で[[リクルート]]する事に注意したい。~

-[[《賢者ケイローン》]]・[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
補助[[カード]]として採用した[[魔法カード]]を、いい形で処理できる。~
前者は[[魔法・罠除去]]で[[《ハイドロゲドン》]]の[[攻撃]]を助け、後者は[[キーカード]]の展開を行う。~
[[《召喚僧サモンプリースト》]]は[[《キラー・トマト》]]の[[リクルート]]先にもなるが、[[特殊召喚]]した時は自動で[[守備表示]]にならないので注意したい。~

-[[《ドリルロイド》]]・[[《N・グラン・モール》]]~
[[キーカード]]で[[戦闘ダメージ]]を与えられない状況に陥った際、こうした[[除去]][[カード]]は役に立つ。~
前者は[[リバース効果]]の[[発動]]は許すが[[守備表示]][[モンスター]]を処理でき、[[戦闘]]後も[[フィールド]]に残る。~
後者は毎[[ターン]][[召喚]]が必要になるのが難点だが、あらゆる[[モンスター]]に強い。~

-[[《深淵の暗殺者》]]・[[《スノーマンイーター》]]~
上記2枚とは異なり、受動的な形で[[モンスター除去]]を行う。~
この他[[汎用性]]の高い[[リバース効果モンスター]]に[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]があるが、この[[デッキ]]は[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を重視しない。~
[[《ハイドロゲドン》]]や各種[[魔法・罠カード]]が[[墓地]]へ行く可能性を考えると、むしろ[[デメリット]]にもなりうる。~
[[《貪欲な壺》]]を複数枚採用する際にどうか、という程度だろう。~

-[[上級モンスター]]~
[[《ハイドロゲドン》]]のおかげで、[[リリース]]には困らない。~
[[ビートダウン]]が中心になる以上、常に[[魔法・罠カード]]の存在は気になるので、[[《氷帝メビウス》]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]がその処理に使いやすい。~
上手く回れば[[最上級モンスター]]である[[《光と闇の竜》]]の[[アドバンス召喚]]も狙えるが、当然安定性は低下するので、よく考えて採用したい。~

-[[《サイバー・ドラゴン》]]・[[《冥府の使者ゴーズ》]]~
[[アドバンテージ]]を稼ぎ続ける[[デッキ]]とはいえ、どうしても[[フィールド]]が空く可能性はある。~
そうした時に活躍するのが、これらの[[モンスター]]である。~
ただし活躍できる場面が限られているのはたしかなので、あまり頼りすぎるのは良くない。~

-[[エクシーズモンスター]]~
[[《ハイドロゲドン》]]と[[《ジュラック・グアイバ》]]の[[効果]]から、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]が狙いやすい。~
[[キーカード]]を守る[[《No.39 希望皇ホープ》]]や、大型[[モンスター]]の展開を防ぐ[[《インヴェルズ・ローチ》]]が採用候補。~
前述の[[リクルーター]]は2体とも[[恐竜族]]なので、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]も採用しやすい。~
[[《黒蠍−棘のミーネ》]]もいるため、[[戦士族]]を[[エクシーズ素材]]とする[[エクシーズモンスター]]も採用しやすい。

***[[魔法・罠カード]]について [#y64a1374]
-[[《化石調査》]]~
[[キーカード]]である[[《ハイドロゲドン》]]や、[[ジュラック]]を[[サーチ]]できる。~
[[《貪欲な壺》]]で[[《ハイドロゲドン》]]を3枚戻した場合も、すぐに戦線を整えやすくなるのが強み。~
[[《賢者ケイローン》]]や[[《召喚僧サモンプリースト》]]の[[コスト]]にもなるので無駄になりにくい。~

-[[《エネミーコントローラー》]]~
[[相手]]の[[表示形式]]を変える事で、[[攻撃]]を通りやすくする。~
[[コントロール奪取]][[カード]]が軒並み[[制限強化]]されている現[[環境]]では、2つ目の[[効果]]も貴重。~
この[[デッキ]]では倒せない大型[[モンスター]]を[[対象]]に、役目を終えた[[《ハイドロゲドン》]]や[[《深淵の暗殺者》]]を[[リリース]]すると良い。~

-[[《強制転移》]]~
[[相手]]が選択するため狙った[[モンスター]]は得にくいが、永続的に[[コントロール奪取]]できる。~
[[《エネミーコントローラー》]]の[[リリース]]同様、役目を終えた[[相手]]には役に立たない[[モンスター]]を[[送りつけ]]よう。~

-[[《貪欲な壺》]]~
[[アドバンテージ]]を稼ぐほど[[墓地]]に溜まる[[モンスター]]も増えるので、それらの回収も兼ねた[[ドローソース]]となる。~
[[《リビングデッドの呼び声》]]や[[《リミット・リバース》]]を採用する場合はその兼ね合いも考えながら、[[デッキ]]に[[戻す]][[モンスター]]を選ぶ。~

//-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]~
//[[《黒蠍−棘のミーネ》]]を媒体に高[[攻撃力]][[モンスター]]を処理できる。~

-[[コンバットトリック]][[カード]]~
[[ステータス]]の低い[[モンスター]]で[[戦闘ダメージ]]を与える必要があるので、[[攻撃]]する時もされる時も、これらの[[サポート>サポートカード]]は必須となる。~
筆頭はやはり[[《突進》]]と[[《収縮》]]だろう。~

-[[攻撃]]反応[[除去]][[罠カード]]~
[[相手]]の[[フィールド]]を空けるために役立つ。~
[[《次元幽閉》]]や[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]が扱いやすい。~
[[コンバットトリック]][[カード]]の目的とは相反する事になるが、[[アドバンテージ]]を稼ぐ事には違いないので、共存させても無理はでにくい。~

-[[《地砕き》]]・[[《地割れ》]]・[[《ライトニング・ボルテックス》]]~
[[魔法カード]]による[[モンスター除去]]。~
[[裏側表示]][[モンスター]]に対応できるものが少ないので、さらに[[《シールドクラッシュ》]]や[[《抹殺の使徒》]]も採用候補になりうる。~
強力ではあるが、採用過ぎるのも[[手札事故]]の元なので、数種数枚のみの採用に抑えるのが好ましい。~
強力ではあるが、採用過ぎるのも[[手札事故]]の元なので、ある程度採用を抑えるのが好ましい。~

-[[《鳳翼の爆風》]]・[[《サンダー・ブレイク》]]~
[[手札コスト]]を必要とするものの、[[カード]]の種類を問わずに[[除去]]できる。~
[[《黒蠍−棘のミーネ》]]の[[攻撃]]さえ通れば[[アドバンテージ]]を取り戻せるので、主に[[モンスター]]を守るために使うことになるだろう。~

**戦術 [#f0bbb480]
 [[《黒蠍−棘のミーネ》]]は[[守備表示]]で、[[《ハイドロゲドン》]]は[[攻撃表示]]で[[召喚]]する。~
 前者は[[相手]]の[[攻撃]]を待ちつつ、耐えられないとなれば[[《収縮》]]や[[モンスター除去]]で補助する。~
 後者は逆に[[攻撃]]をしながら、各種[[魔法・罠カード]]で補助する。~

 いずれも[[魔法・罠カード]]での補助が不可欠になるので、考えなしに出していくのではなく、他の[[カード]]で[[フィールド]]・[[手札]]を整えてから展開したい。~

//**[[デッキ]]の種類

**[[デッキ]]の派生 [#c6e11a26]
***【サイカリミーネゲドン】 [#h93c3cc8]
 [[【サイカリバー】]]を軸にした【ミーネゲドン】。~
 [[攻撃力]]の高い[[《サイバー・ドラゴン》]]と[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]で安定性が増すため、オーソドックスなタイプとして扱われる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#ueba6942]
 戦闘補助や[[モンスター除去]]が追いつかないほどの高[[攻撃力]]のデッキを相手にした場合は分が悪い。~
 [[【帝コントロール】]]等は天敵と言える。~
 また[[《黒蠍−棘のミーネ》]]や[[《ハイドロゲドン》]]が複数枚[[手札]]に来た時は[[サーチ]][[効果]]の威力が落ちる。~

**代表的なカード [#x17e09c9]
-[[《黒蠍−棘のミーネ》]]
-[[《ハイドロゲドン》]]

**関連リンク [#e4d919ab]
-[[【ミーネ・ウイルス】]]

-[[デッキ集]]