*【モンスター転移】 [#v67f0949]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#xd5ca508]
 [[コントロール転移]]により[[デメリット]]持ち[[モンスター]]を[[送りつけ]]、[[自分]]にとっての[[メリット]]にする。~
 [[リクルーター]]や[[スピリット]]を中心に、この戦術と相性の良い[[カード]]は多い。~

 《強制転移/Creature Swap》
 通常魔法
 お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、
 そのモンスターのコントロールを入れ替える。
 そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。

 《死のマジック・ボックス/Mystic Box》
 通常魔法
 自分と相手フィールド上に存在するモンスターを1体ずつ選択して発動する。
 選択した相手モンスター1体を破壊し、
 選択した自分のモンスター1体のコントロールを相手に移す。

 《シエンの間者/Shien's Spy》
 通常魔法
 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
 このターンのエンドフェイズ時まで、選択したカードのコントロールを相手に移す。

**[[デッキ]]の種類 [#i65465ae]
 [[デッキ]]構築により採用すべき[[カード]]は全く異なるため、[[コントロール転移]][[カード]]以外に[[必須カード]]はない。~
 後述の[[デッキの派生>#p23482f7]]も参考に、構築段階から戦法、戦術を明確にしたい。~

***[[【リクルーター】]]軸 [#l241465d]
 [[戦闘破壊]]された時に[[効果]]が[[発動]]する[[リクルーター]]を[[送りつけ]]る[[デッキ]]。~
 [[リクルート]]により[[コントロール転移]]の[[ディスアドバンテージ]]を[[回復]]し、更なる[[アドバンテージ]]に変える。~

***[[【スピリット】]]軸 [#rc1d803b]
 [[召喚]]・[[リバース]]した[[ターン]]に[[自分]]の[[手札]]に戻る[[スピリット]][[モンスター]]を[[送りつけ]]る。~
 各種[[コントロール転移]]が一方的な[[モンスター除去]]に変貌する。~
 元々[[スピリット]]は[[コントロール転移]]と相性が良いので、無理は生じにくい。~

***[[【暗黒界】]]軸 [#g4c531c0]
 [[《メタモルポット》]]や[[《リグラス・リーパー》]]を[[送りつけ]]る。~
 それにより[[相手]]の[[カードの効果]]で捨てられた時に[[発動]]する[[暗黒界]]の[[モンスター効果]]を能動的に[[発動]]させる。~
 それにより[[相手]]の[[カードの効果]]で[[捨てられた>捨てる]]時に[[発動]]する[[暗黒界]]の[[モンスター効果]]を能動的に[[発動]]させる。~
 [[コンボ]]の手間はあるが、[[暗黒界]]の能力を最大限に引き出す可能性を持つ。~
 [[《暗黒界の斥候 スカー》]]もこれを共有できたため、あまり無理なく組み込める戦術ではあったが、より手軽に[[コンボ]]可能な[[《暗黒界の導師 セルリ》]]の登場で衰退した。

***[[【ガエル】]]軸 [#ac63cd34]
 送りつけた[[《魔知ガエル》]]や[[《引きガエル》]]を[[破壊]]することで[[ハンド・アドバンテージ]]を得る。~
 その他にも[[《黄泉ガエル》]]や[[《粋カエル》]]といった[[自己再生]][[モンスター]]も存在しているので、送りつける[[モンスター]]は豊富である。~
 これらの[[モンスター]]の[[攻撃力]]は100しかないため、[[直接攻撃]]相当の[[戦闘ダメージ]]を期待でき、さらに[[《グリズリーマザー》]]による[[リクルート]]も容易である。~
 同じ[[水属性]]である[[《アメーバ》]]と組み合わせるのもいいだろう。~

***[[【TG】]]軸 [#m1dca057]
 一部の[[TG]]には[[破壊]]されると[[同名カード]]以外の[[TG]]を[[サーチ]]できる[[効果]]を持っており、また専用の[[《強制転移》]]とも言える[[《TG1−EM1》]]が存在する。~
 [[《TG1−EM1》]]は[[罠カード]]であるので奇襲性が高く、[[自分]]が[[相手]][[モンスター]]を選べる利点がある。~

***[[バーン]]軸 [#ib4681bc]
 [[コントローラー]]に[[ダメージ]]を与える[[《アメーバ》]]や[[《G・コザッキー》]]を[[送りつけ]]る。~
 [[攻撃表示]]の[[《アメーバ》]]や、[[裏側表示]]の[[《G・コザッキー》]]を[[攻撃]]する必要があるため、[[【ビートバーン】]]に近い。~
 [[《邪神機−獄炎》]]や[[《ミストデーモン》]]、[[《反目の従者》]]も相性は抜群。~
 [[《G・コザッキー》]]を主軸とするなら、[[《ギブ&テイク》]]が1枚で2500と非常に優秀な[[バーン]][[カード]]に変わる。~

**[[デッキ]]の派生 [#p23482f7]
***[[【侍ターボ】]] [#e280ef40]
 [[《大盤振舞侍》]]を[[送りつけ]]、[[ハンド・アドバンテージ]]を稼ぐ[[デッキ]]。~
 詳しくは該当ページを参照。~

***【転移アメーバ】 [#e687bc30]
 【アメーバーン】とも呼ばれる。~
 [[バーン軸>#ib4681bc]]を更に[[《アメーバ》]]専用構築にしたもの。~
 そのサポートに[[《グリズリーマザー》]]、[[《リミット・リバース》]]や[[《サルベージ》]]を採用するので、[[【ローレベル】]]や[[【水属性】]]としての側面も持たせられる。~

 [[攻撃表示]]の[[《アメーバ》]]を[[コントロール転移]]し[[効果ダメージ]]を与え、それを[[攻撃]]すれば、初期[[ライフ]]の半分近くを削り取れる。~
 弱点は[[《月の書》]]で[[《アメーバ》]]を[[裏側表示]]にされたり、[[攻撃]]を[[速攻魔法]]や[[罠カード]]で防がれることである。~
 このため、[[伏せ除去]]は念入りに行いたい。~
 [[《魔導戦士 ブレイカー》]]や、余分な転移[[魔法カード]]を処理できる[[《賢者ケイローン》]]を採用すると、成功しやすいだろう。~

***【イドロック】 [#x1f00dfa]
 強力な展開抑制能力を持つ[[《超魔神イド》]]を[[送りつけ]]、さらにこれの[[攻撃]]を封じる事で[[フィールド]]経由の勝利手段の一切を奪う[[ロック]][[デッキ]]の1種。~
 [[《終末の騎士》]]からの[[《ギブ&テイク》]]で瞬時に[[ロック]]が成立するのだが、肝心の[[《ギブ&テイク》]]に[[サーチ]]手段が存在しないという弱点がある。~
 [[《強欲で謙虚な壺》]]や[[《封印の黄金櫃》]]といった[[カード]]は勿論だが[[アドバンス召喚]]からの[[《強制転移》]]といった代替手段を用意するのも手。~
 なお速度の遅さは[[《超魔神イド》]]の穴である、「既に[[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]」を展開する猶予を与えてしまう。~
 [[《強制脱出装置》]]などの[[除去]]手段も併用したい所。~

 展開後、[[自分]]は[[《超魔神イド》]]を維持する必要があるため、通常の[[ビートダウン]]による勝利は不可となる。~
 [[《魔界の足枷》]]や[[《拷問車輪》]]によって[[《超魔神イド》]]の[[攻撃]]を封じつつ[[バーン]]を行うと効率的。~
 ただし[[魔法・罠除去]]には注意が必要となるため、防御はこれや他の[[ロック]]に依存せず、[[《マシュマロン》]]などの[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つものなども併用したい。~
 [[《強制転移》]]と併用できる[[リクルーター]]を確保しておくのも有効。~

 なお[[相手]][[フィールド]]の[[《超魔神イド》]]を能動的に[[除去]]する手段もいくつか存在し、その代表例として[[《ブラック・ホール》]]や[[《激流葬》]]などが存在する。~
 [[魔法・罠カード]]による[[ロック]]を重視するならば[[《大嵐》]]対策もかねて[[《スターライト・ロード》]]を併用しても良い。~
 [[魔法・罠カード]]による[[ロック]]を重視するならば[[《ハーピィの羽根帚》]]対策もかねて[[《スターライト・ロード》]]を併用しても良い。~
 ただしこの場合、[[自分]]の[[フィールド]]にも2体以上の[[モンスター]]を維持する必要がある。~
 決まれば次の[[全体除去]]や[[《サイクロン》]]なども[[カウンター]]できるが、やや扱いにくい点は否めない。~
 また、[[《月の書》]]もその[[汎用性]]から多くの[[デッキ]]に採用されているため、注意すべき[[カード]]。~
 [[自分]]の[[カード]]にも使える[[《禁じられた聖槍》]]・[[《闇の幻影》]]、臨機応変に対応できる[[《禁止令》]]、[[デメリット]]もある程度許容できる[[《魔宮の賄賂》]]などを、併用する[[カード]]との相性を考慮して選択していきたい。~
 なお、[[《ナチュル・バンブーシュート》]]と組み合わせることで[[魔法・罠カード]]、[[モンスター]]をすべて封じる、極めて強固な[[ロック]]が完成する。~
 この[[ロック]]は[[《エフェクト・ヴェーラー》]]のような手札からモンスター効果を封じるカード以外に破る手段がないが、~
 [[《ナチュル・バンブーシュート》]]の効果を発動させるにはデッキを[[ナチュル]]寄りにしなければならないため、構築難度は高くなる。~
 この[[ロック]]は[[《エフェクト・ヴェーラー》]]のような[[手札]]から[[モンスター効果]]を封じる[[カード]]以外に破る手段がないが、[[《ナチュル・バンブーシュート》]]の[[効果]]を[[発動]]させるには[[デッキ]]を[[ナチュル]]寄りにしなければならないため、構築難度は高くなる。~


***【転移アシッド・ゴーレム】 [#a2370e55]
 略称として【転移アシゴ】とも。~
 [[特殊召喚]]封じと[[バーン]]が同時に行える[[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]の[[送りつけ]]を狙う[[デッキ]]。~
 上記【イドロック】と比較して[[召喚]]、とくに[[アドバンス召喚]]を許す点で[[ロック]]強度は落ちるが、展開手段が多く、[[バーン]][[ダメージ]]が大きいため、例え対抗手段があろうと、それを行う前に[[ライフ]]を削りきれる利点、さらに[[除去]]されても勝ち筋を失いにくい点が特色。~
 通常の[[エクシーズ召喚]]を経由するとタイムラグが大きく安定しない。~
 基本的に[[《バハムート・シャーク》]]の[[エクシーズ召喚]]に特化し、[[《強制転移》]]・[[《死のマジック・ボックス》]]で[[送りつけ]]を狙う。

 [[《バハムート・シャーク》]]の[[召喚条件]]から、[[デッキ]]は[[レベル]]4[[水属性]]で固められる。~
 [[《ブリキンギョ》]]や[[《サイレント・アングラー》]]、[[《ダブルフィン・シャーク》]]、[[《リチュア・エリアル》]]と[[《リチュア・ビースト》]]、併用する[[カード]]によっては[[《レスキューラビット》]]や[[《水の精霊 アクエリア》]]等も採用圏内。~
 [[送りつけ]]と[[シナジー]]の見込める[[《グリズリーマザー》]]も有効である。~
 [[《No.30 破滅のアシッド・ゴーレム》]]の維持に[[《禁じられた聖槍》]]を用いる場合[[《ハイドロゲドン》]]も併用できるか。~
 [[攻撃力]]1500以下のもので固めるならば[[《サルベージ》]]も活きる。~
 これら[[モンスター]]は[[ロック]]が失敗したとして、[[エクシーズモンスター]]による[[ビートダウン]]に貢献する。~
 よって、[[魔法・罠カード]]もこれらを補助するものを選択していけば良いだろう。

 [[《グリズリーマザー》]]や[[《サルベージ》]]の存在から、[[《霧の王》]]を採用して[[アドバンス召喚]]等を封じる事も考えられる。~
 同時展開は難しいが、[[《バハムート・シャーク》]]を用いれば[[通常召喚]]できる[[モンスター]]では太刀打ちできないほどの[[攻撃力]]を得られる。~
 [[《サイクロン》]]等の[[魔法・罠除去]]に対する危険はつきまとうが、[[《御前試合》]]・[[《生贄封じの仮面》]]も[[ロック]]の補強に貢献する。

**代表的なカード [#ddee34a9]
-[[《強制転移》]]
-[[《死のマジック・ボックス》]]
-[[《シエンの間者》]]

**関連リンク [#z6eac7d7]
-[[デッキ集]]