*【ラヴァル】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#mccf7bfb]
 [[DUEL TERMINAL]]で登場した、[[ラヴァル]][[モンスター]]を使用する[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 [[墓地]]に関する[[効果]]を持つ[[モンスター]]が多く、それらを生かした展開からの[[ビートダウン]]が基本戦略となるため、[[デッキ]]構築とプレイングの両面で[[墓地リソース]]を的確にコントロールする能力が求められる。~
 切り札たる2つの「爆発」、大量展開につながる[[《真炎の爆発》]]と豪快な[[除去]][[効果]]を持つ[[《炎塵爆発》]]の存在から、決まった時の威力は凄まじい。~

 誕生から暫くは中々実力が上がらなかったが、次第に[[カード]]プールが充実していったことで、2011年の秋以降は時折[[トーナメント]]上位に食いこむほどに成長を遂げた。~
 反面、被[[メタ]]要素が豊富でやや安定性に欠けるところもあるため、[[プレイヤー]]にはこれをいかに克服していくかという戦略観が求められる。~

//Vジャンプ編集部のtwitterより

 《ラヴァル炎火山の侍女/Laval Volcano Handmaiden》
 チューナー(効果モンスター)
 星1/炎属性/炎族/攻 100/守 200
 自分の墓地に「ラヴァル炎火山の侍女」以外の
 「ラヴァル」と名のついたモンスターが存在し、
 このカードが墓地へ送られた時、
 デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。

 《真炎の爆発/Rekindling》
 通常魔法
 自分の墓地から守備力200の
 炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターは
 このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。

 《炎熱伝導場/Molten Conduction Field》
 通常魔法
 デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る。

**[[デッキ]]構築に際して [#xef969e3]
***[[モンスターカード]]について [#fc78f222]
 [[ラヴァル]]は[[守備力]]200の[[炎属性]][[モンスター]]を比較的多く擁するため、[[《真炎の爆発》]]等も活用しやすい。~
 そのため、似たような立場の[[モンスター]]であれば、[[守備力]]200の[[モンスター]]を優先して採用するのがいいだろう。~

―[[ラヴァル]][[モンスター]]~
-[[ラヴァル]][[チューナー]]~
[[レベル]]1〜3が揃っており、更に3体の女性型[[モンスター]]はいずれも[[守備力]]200である。~
それにより[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]や[[《真炎の爆発》]]に対応しているという大きな利点がある。~

--[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]~
[[ラヴァル]]を[[墓地へ送る]][[効果]]をもつ、この[[デッキ]]の[[必須カード]]。~
[[《ラヴァルの炎車回し》]]に比べ[[戦闘]]を介する必要もなく、更に[[タイミングを逃す]]場合を除いて[[墓地へ送られる>墓地へ送られた]]手段を選ばないのも優秀。~
[[同名カード]]も[[墓地へ送る]]事ができるため、単体で一気に4枚、[[《炎熱伝導場》]]を使えば5枚もの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができる。~
注意点は[[任意効果]]なので[[タイミングを逃す]]場合があることと、予め[[墓地]]に他の[[ラヴァル]]がいないと[[効果]]が発動できないこと。~

--[[《ラヴァル炎樹海の妖女》]]~
[[ラヴァル]]の[[全体強化]]を行うことができ、[[ラヴァル]][[シンクロモンスター]]を一気に高[[火力]]に変えてくれるだろう。~
ただし単体では扱いづらいため、投入枚数は控えめにするべき。~

--[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]~
[[墓地]]から自身と[[ラヴァル]]1体を[[除外]]することで、[[セット]]された[[カード]]を[[破壊]]できる。~
[[攻撃]]を通す前の露払いの役割はもちろん、任意の[[ラヴァル]]を[[除外]]できるので[[《ラヴァル・キャノン》]]等の[[帰還]][[コンボ]]をより確実なものにすることができる。~
[[墓地アドバンテージ]]が減るので、使用タイミングは見極める必要がある。~

-[[チューナー]]以外の[[ラヴァル]][[モンスター]]
--[[《ラヴァル・キャノン》]]~
優秀な[[帰還]][[効果]]を持ち、展開力の低い[[ラヴァル]]にとっては重要な展開手段となる。~
[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]等の[[ラヴァル]]を[[除外]]して[[効果]]を発揮する[[カード]]との相性は抜群。~
それらの[[カード]]を多く採用している場合にはより積極的に採用したい。~
[[特殊召喚]]する[[ラヴァル]]に[[レベル]]制限が無い事も忘れないでおきたい。~
ただし単体の[[ステータス]]はせいぜい[[リクルーター]]クラスを潰せる程度でしかないため、常に[[コンボ]]を意識したプレイングが求められる。~
いくら優秀とはいえ、投入枚数は3枚までなので[[除外]]手段を投入しすぎると[[帰還]]が追いつかなくなる。~
基本的に[[必須カード]]で[[除外]]手段は足りるので、安易な[[除外]]手段の投入は厳禁といえるだろう。~

--[[《ラヴァルのマグマ砲兵》]]~
[[効果]]自体はあまり[[汎用性]]は高くないが、[[《真炎の爆発》]]に対応している[[レベル]]4の[[ラヴァル]]である点が非常に重要。~
[[シンクロ素材]]確保の観点から、なるべく2枚程度を採用しておきたい。~
[[手札]]に持て余してしまった[[ラヴァル]]を能動的に[[墓地へ送る]]事もできるが、[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]のタイミングを逃してしまうことが悔やまれる。~
[[炎族]]である為、[[《エンシェント・ゴッド・フレムベル》]]の素材となることができる唯一の[[下級]][[ラヴァル]]でもある。~

--[[《ラヴァル・ランスロッド》]]~
こちらも[[ラヴァル]]の[[上級モンスター]]だが[[妥協召喚]]による[[召喚]]が可能。~
[[自壊]][[デメリット]]があり場持ちはよくないが、[[攻撃力]]は2100とそこそこ。~
[[守備力]]も200と[[《真炎の爆発》]]や[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]に対応している。~
[[サポートカード]]で[[サーチ]]、[[リクルート]]しやすいので、投入するとしても1枚で十分だろう。~

―その他の[[モンスター]]
-[[《カードカー・D》]]・[[《クリバンデット》]]~
どうしても[[《炎熱伝導場》]]と[[《真炎の爆発》]]に依存してしまうため、これらを手札に呼び込む確率を上げる[[モンスター]]は重宝する。~
かつては一般の[[デッキ]]ではまずお目にかからない[[《エア・サーキュレーター》]]すら採用されることもあったが、[[キーカード]]の[[サーチ]]だけでなく[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]まで並行して行える[[《クリバンデット》]]が登場して採用率が激減した。~

-[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]~
[[ラヴァル]]も[[守備力]]200の[[モンスター]]は多いため、サポートを共有することができる。~
この[[カード]]も[[《真炎の爆発》]]に対応しているため[[除去]]を恐れず運用できる[[メリット]]もある。~
一方で[[戦闘破壊]]する必要があるため、不用意に[[モンスター]]を展開しない[[相手]]だと[[ラヴァル]]サポートを受けられないただの[[アタッカー]]になりかねないリスクを抱える。~

-[[《バトルフェーダー》]]・[[《速攻のかかし》]]~
[[《カードカー・D》]]や[[《クリバンデット》]]使用後は[[フィールド]]ががら空きになってしまい、さらに[[《クリバンデット》]]の[[効果]]で[[キーカード]]を[[サーチ]]した後は間違いなく[[相手]]は[[コンボ]]始動前に決着をつけようとしてくるので、始動までの時間を稼げるこれらの[[カード]]は重宝する。~
場合によっては後述の[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]の[[シンクロ召喚]]にも使える。~

-[[《トーテム・ファイブ》]]~
発動条件は厳しいが、決まれば[[相手]][[フィールド]]を一掃できる。~
[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]てから[[《真炎の爆発》]]を使うという、【ラヴァル】の動きがそのまま合致するので組み込みやすい。~

//-[[《焔征竜−ブラスター》]]~
//[[魔法カード]]や[[特殊召喚]]を封じる[[モンスター]]に対する対策法の1つとして採用が検討できる。~
//[[手札]]に他の[[炎属性]][[モンスター]]が必要なものの、[[セット]]を必要としない[[《サンダー・ブレイク》]]となるため、強力である。~
//また[[ラヴァル]]は[[墓地]]にこの[[カード]]の[[コスト]]となる[[モンスター]]が溜まりやすいため、[[特殊召喚]]は容易なほうである。~
//ただ、この[[カード]]を何度も[[特殊召喚]]すると、たちまち[[墓地アドバンテージ]]がなくなってしまう。この点は[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]とも競合しているので先を考え[[コスト]]管理が求められる。~
//[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[除外]]した[[ラヴァル]]を回収するなどしてリカバリーに努めたい。~

//-[[《炎征竜−バーナー》]]~
//[[《焔征竜−ブラスター》]]を積極的に使う事を目的としての投入となる。~
//この[[カード]]の[[効果]]によって[[特殊召喚]]された[[《焔征竜−ブラスター》]]は戦闘が行えない為、[[シンクロ召喚]]の素材とするとよい。~
//その後、[[《焔征竜−ブラスター》]]自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]することで[[シンクロモンスター]]と合わせて大きくライフを削ることができる。~
//また、[[《真炎の爆発》]]に対応しており、レベル3の非[[チューナー]]として[[シンクロ召喚]]の選択肢の幅を広げることができる。~

***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck]
[[《ラヴァル炎樹海の妖女》]]の[[全体強化]]、[[除外]]からの[[《ラヴァル・キャノン》]]による[[帰還]]と、[[ラヴァル]]の名を冠する事自体が[[メリット]]となっている。~
[[ラヴァル]]は全体的に[[ステータス]]が低いため、序盤から積極的に場に出していきたい。~

-[[ラヴァル]]の[[シンクロモンスター]]

--[[《ラヴァルバル・ドラゴン》]]~
[[レベル]]5の[[シンクロモンスター]]。~
どんな[[カード]]も[[バウンス]]できる強力な[[効果]]を持つが[[コスト]]が比較的[[重く>重い]]、[[墓地アドバンテージ]]がなくなりやすいので使用するタイミングには注意。~
[[コスト]]にするのは[[墓地を肥やす]][[効果]]を持つ[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]を優先するといいだろう。~

--[[《ラヴァル・ツインスレイヤー》]]~
[[レベル]]5の[[シンクロモンスター]]~
[[効果]]を得るのに2〜3体の[[ラヴァル]]がいるだけでいいので、比較的早い段階での高威力を望める。~
同[[レベル]]の[[《ラヴァルバル・ドラゴン》]]と使い分けることで戦術に幅が出る。~
[[守備力]]が200なので[[《真炎の爆発》]]で[[蘇生]]できる点も見逃せない。~

--[[《ラヴァルバル・ドラグーン》]]~
[[レベル]]6の[[シンクロモンスター]]。~
効率の良い[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができ、状況によっては[[手札交換]]もできるため、序盤で出すことができれば頼れる[[モンスター]]となるだろう。~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の不十分な序盤では非常に心強い一方で、終盤ではほとんど意味の無い[[効果]]になってしまう。~
重要な[[モンスター]]ではあるが、[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]で一気に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]できるので、採用枚数は1枚でいいだろう。~
[[レベル]]6なので適当な[[レベル]]4[[モンスター]]と[[《ラヴァル炎樹海の妖女》]]から出せるため、終盤爆発的な火力を出しやすいという隠れた利点もある。~

--[[《ラヴァル・ステライド》]]~
[[レベル]]7の[[シンクロモンスター]]。~
[[シンクロ召喚に成功した]]時に[[手札]]を[[墓地へ送る]][[デメリット]]を持つ。~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]としては低速なので、ただ[[シンクロ召喚]]しただけでは[[ディスアドバンテージ]]となりやすい。~
ただし同[[レベル]]に[[デメリット]]のない[[シンクロモンスター]]の[[ラヴァル]]がおらず、[[攻撃力]]や[[効果]]は十分に魅力的。~
また、[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]を[[無効]]にできる優秀な[[耐性]]を持ち、特に[[《メンタルスフィア・デーモン》]]等と違って複数の[[対象]]を取るものや[[モンスター]][[効果]]にも対応しているので[[相手]]によっては場持ちが良い。~
[[《ラヴァル・グレイター》]]も悪くないのだが、優秀な[[《ラヴァルバル・ドラグーン》]]がいるため投入は難しい。~

//-[[ラヴァル]]の[[エクシーズモンスター]]~
//--[[《ラヴァルバル・チェイン》]]~
//[[ランク]]4の[[エクシーズモンスター]]。~
//[[デッキトップ]]に任意の[[モンスター]]を[[サーチ]]する[[効果]]、[[墓地を肥やす]]効果、共にこの[[デッキ]]をサポートしてくれる。~
//とはいえ[[墓地]]肥やしに関しては[[《炎熱伝導場》]]で足りる場合も多く、[[デッキトップ]]操作も[[手札]]に加わるのが次の[[ターン]]以降と遅効性なのが厳しい。~
//またこの[[カード]]自身は低[[ステータス]]かつ[[エクシーズモンスター]]ゆえに[[シンクロ素材]]にできないため、無意味に[[フィールド]]に残すとせっかく引いた[[《真炎の爆発》]]による大量展開を阻害しかねない。~
//[[エクストラデッキ]]の枠を割いてまで採用する意味があるかどうかはよく考え、不要になった際に処理しつつ[[メリット]]に変えられる[[《炎王炎環》]]等も用意しておくことが望ましい。~

-その他の[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]~

--[[レベル]]5
---[[《TG ハイパー・ライブラリアン》]]~
[[《真炎の爆発》]]から、[[シンクロ召喚]]を連打できるため相性が良い。~
特に[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]は[[レベル]]が低いため、連続[[シンクロ召喚]]を容易に達成してくれる。~
連続[[シンクロ召喚]]により2枚目、3枚目の[[《真炎の爆発》]]を引ければ、その[[ターン]]内に決着をつけやすくなる。~

---[[《幻層の守護者アルマデス》]]~
[[攻撃]]時に[[カード]][[効果]]の[[発動]]を封じる能力を持つ。~
[[《バトルフェーダー》]]等も封じつつ安定して[[攻撃]]を通せる点から、[[《真炎の爆発》]]後の[[シンクロ召喚]]先として一考の余地がある。~

--[[レベル]]6
---[[《獣神ヴァルカン》]]~
緩い条件で出せ、[[バウンス]][[除去]][[効果]]を持つ。~
[[除去]][[効果]]は[[コスト]]不要で使いやすく、この[[カード]]自体の使いまわしも効く。~
もっともその性質上[[ラヴァル]]は[[エクストラデッキ]]の枠に余裕がないことが多く、[[レベル]]6帯には[[《ラヴァルバル・ドラグーン》]]もいるので、採用するかどうかはよく考えよう。~

--[[レベル]]7
---[[《エンシェント・ゴッド・フレムベル》]]~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の[[メタ]]となる[[シンクロモンスター]]。~
[[墓地]]依存する[[デッキ]]には強烈に[[刺さり>刺さる]]、そうでなくても[[墓地]]を利用しない[[デッキ]]は少数派であるため、少なからず被害を与えられるだろう。~
ただし[[【インフェルニティ】]]や[[1ターンキル]]タイプの[[デッキ]]は[[墓地]]の[[キーカード]]の枚数と[[手札]]の枚数の関係がトレードオフになりがちなので、爆発力に加えて瞬発力の高い[[デッキ]]には分が悪い。~
【ラヴァル】は[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]のから展開までのスピードが速いため、[[ミラーマッチ]]では役に立たないことも。~

---[[《月華竜 ブラック・ローズ》]]~
[[《ラヴァル・キャノン》]]一枚で出せる[[レベル]]7として有望な[[シンクロ召喚]]先。~
[[制圧]]力が高く、[[キーカード]]をそろえるまで時間を稼いでくれる。~

---[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]~
言わずと知れた[[リセット]][[効果]]を持つため、[[フィールド]]をがら空きにできるので高確率で大量展開した[[モンスター]]の総[[攻撃]]が決まる。~

---[[《スクラップ・デスデーモン》]]~
[[レベル]]7帯で唯一[[効果]]がない。~
[[攻撃力]]は[[《ラヴァル・ステライド》]]と同等で[[耐性]]もないが、あちらと違って[[シンクロ召喚]]時に[[ディスアドバンテージ]]が発生せず、かつ[[《月華竜 ブラック・ローズ》]]より[[攻撃力]]が高い。~
また、[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]を出す際にこの[[カード]]を経由して[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]を出せば、[[《真炎の爆発》]]と[[《炎熱伝導場》]]だけで[[シンクロ召喚]]に持ち込める。~

---[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]~
[[縛り]]がない[[レベル]]7帯では[[《スクラップ・デスデーモン》]]に次いで[[攻撃力]]が高く、存外無視できない効率の[[射出]][[効果]]も持つ。~
[[エラッタ]]により総[[攻撃]]後に[[射出]]してとどめを刺す使い方はできなくなったが、[[《真炎の爆発》]]から確実に[[1ターンキル]]を決めるうえでの補助になる。~

--[[レベル]]8
---[[《スクラップ・ドラゴン》]]~
優秀な[[除去]][[効果]]と高い[[攻撃力]]を併せ持っている。~
[[相手]][[フィールド]]に[[モンスター]]が居座って総[[攻撃]]を阻んでいる時、[[手札]]の[[魔法・罠カード]]を[[除去]][[カード]]に転換できるこの[[カード]]の[[効果]]が活きてくる。~

---[[《閃こう竜 スターダスト》]]~
不意の一撃に対して瞬間的に身を守る[[効果]]を持ち、比較的場もちがいい。~
自分以外の[[モンスター]]も守れるので状況に合わせて柔軟に運用できるのもポイント。~

---[[《えん魔竜 レッド・デーモン》]]~
強烈な[[全体除去]][[効果]]と高い[[攻撃力]]を併せ持った大型[[アタッカー]]。~
しかし[[デメリット]]の関係で[[《真炎の爆発》]]からの総[[攻撃]]には若干使いづらい。~
[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]であるため[[《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》]]の[[シンクロ素材]]にもなる。

---[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》]]~
[[効果モンスター]]に対する[[破壊]]・[[バーン]][[効果]]を持ち、[[ライフ]]を削りやすい。~
こちらも[[《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》]]の素材にできる他、[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]の素材にもできる。~

--[[レベル]]9
---[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]~
[[《真炎の爆発》]]を有したこの[[デッキ]]なら容易に展開できる。~
また、[[《炎の精霊 イフリート》]]で墓地の[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]を[[除外]]して[[特殊召喚]]し、その後[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[除外]]された[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]を回収してやれば、即座に[[シンクロ召喚]]の準備が整う。~
一応[[《真炎の爆発》]]からの総[[攻撃]]を狙う際は[[《ミスト・ウォーム》]]の方が有効に働く場合も多いので、採用の選択判断は割れやすい。~

---[[《ミスト・ウォーム》]]~
一度に3枚もの[[カード]]を[[バウンス]]でき、総[[攻撃]]前の露払いに打ってつけ。~
[[手札]]、[[墓地]]も荒らせる上に[[対象を取らない>対象をとらない効果]][[《氷結界の龍 トリシューラ》]]もいるが、[[フィールド]]への干渉力はこちらが大幅に上回っているので、状況や各人のプレイスタイルに応じて使い分けたい。~

---[[《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》]]~
上記2体と違い直接[[除去]]が出来ないが、代わりに[[相手]][[ターン]]にも使える[[誘発即時効果]]を持ち、[[ステータス]]も高いため場持ちが良い。~
[[戦闘ダメージ]]を与えることで[[チューナー]][[モンスター]]を[[守備表示]]で[[蘇生]]出来る[[効果]]も持っているが、この[[カード]]単独では扱い辛い。~
[[シンクロ素材]]に[[縛り]]があるが、[[レベル]]8の[[闇属性]]・[[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[エクストラデッキ]]に入れていれば[[《炎熱伝導場》]]1枚で素材を確保できる。~

--[[レベル]]10
---[[《えん魔竜 レッド・デーモン・ベリアル》]]~
[[モンスター]]1体を[[リリース]]することで[[レッド・デーモン]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つため、ラッシュに向いている。~
[[シンクロ素材]]に[[縛り]]があるが、[[《炎熱伝導場》]]と[[《真炎の爆発》]]だけで[[《えん魔竜 レッド・デーモン・アビス》]]を経由してこの[[カード]]を出せるため簡単に下準備が整う。~
[[戦闘ダメージ]]を与えた時に同じ[[レベル]]の[[チューナー]]を[[蘇生]]・[[リクルート]]する[[効果]]を持っているため、この[[カード]]を使うのであれば[[《幻影王 ハイド・ライド》]]を1枚採用しておけば[[メインフェイズ]]2で[[シンクロ召喚]]ができる。~

--[[レベル]]12
---[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]~
基本形に[[《フォーミュラ・シンクロン》]]と[[《ブースト・ウォリアー》]]・[[《速攻のかかし》]]などの[[レベル]]1非[[チューナー]]を採用すれば[[シンクロ召喚]]を狙える。~
一度[[フィールド]]に出すことができれば絶大な[[制圧]]力をもって、[[フィニッシャー]]として充分な活躍を見せてくれるだろう。~
一方[[《炎熱伝導場》]]と[[《真炎の爆発》]]だけでは[[シンクロ召喚]]する事が難しく、[[エクストラデッキ]]を圧迫するため、採用するかどうかは構築の段階から良く考える必要がある。~

---[[《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》]]~
[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]に次ぐ超弩級[[アタッカー]]。~
単体の[[火力]]だけで見るなら[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]を上回り、[[相手]]による[[効果破壊]]への完璧な[[耐性]]もあるため場合によっては[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]以上の堅牢さを発揮することもある。~
またあちらと違い、[[墓地へ送る]][[カード]]をある程度調節することで[[《真炎の爆発》]]一枚から[[シンクロ召喚]]に持ち込める点も魅力。~

--[[エクシーズモンスター]]
---[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]・[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]~
[[レベル]]5の[[シンクロモンスター]]の採用数が多いため、[[《真炎の爆発》]]から簡単に繋げられる。~
[[《ラヴァルバル・ドラゴン》]]の[[バウンス]]と組み合わせれば一気に[[ライフ]]を削ることができる。~
[[エクシーズ召喚]]をメインに据えた[[デッキ]]構築をするなら是非欲しい[[カード]]である。~


***[[魔法・罠カード]]について [#f909d726]
―[[ラヴァル]][[サポートカード]]
-[[《炎熱伝導場》]]~
[[《おろかな埋葬》]]2枚分の働きをする非常に強力な[[カード]]。~
[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]と組み合わせることで、実質この[[カード]]だけで5枚もの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が可能。~
ひいては[[《ラヴァルバーナー》]]・[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]の[[効果]]や[[《真炎の爆発》]]を始めとした多くの[[サポートカード]]の下準備が一気に整う。~

-[[《炎塵爆発》]]~
[[墓地]]の[[ラヴァル]]を全て[[除外]]し、その同数まで[[カード]]を[[破壊]]できる。~
[[《スターライト・ロード》]]や[[《マテリアルドラゴン》]]といった[[メタカード]]をすり抜けつつ一方的に[[除去]]することも可能。[[フリーチェーン]]である点もポイント。~
だがやはり膨大な[[墓地リソース]]が一瞬で蒸発してしまうのは非常に痛い。~
この[[カード]]を使えばその後の[[《真炎の爆発》]]による大量展開には期待できなくなり、[[《真炎の爆発》]]の後に撃とうにも[[《真炎の爆発》]]を確実に通すためにあらかじめ[[除去]]を行っておく必要があるためそもそもこの[[カード]]自体の出番がないというジレンマを抱えるなど、この[[デッキ]]の攻めの切り札たる[[《真炎の爆発》]]と致命的に相性が悪い。~
[[除去]]にしても[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]や[[《サイクロン》]]、[[《強制脱出装置》]]、[[《大嵐》]]、[[《ブラック・ホール》]]等のほうが明らかに使い勝手が良い。~
相性の良い[[《異次元からの帰還》]]が[[禁止カード]]になり、大量[[除外]]後のリカバリ手段が事実上断たれた点も著しく評価を下げる。~

―[[炎属性]][[サポートカード]]~
-[[《真炎の爆発》]]~
前述したとおり対応する[[ラヴァル]]は多く、展開力の低いこの[[デッキ]]では[[フィニッシャー]]としての運用が期待できる。~
有効活用のために[[フレムベル]]等を組み込むのもよい。~

-[[《フレムベルカウンター》]]~
[[守備力]]200・[[炎属性]]の[[モンスター]]を[[コスト]]に[[相手]]の[[魔法・罠カード]]の[[発動]]と[[効果]]を[[無効]]にし[[破壊]]する。~
[[守備力]]200の[[ラヴァル]]を[[除外]]すれば、[[《ラヴァル・キャノン》]]の[[効果]]で[[帰還]]させることができる。~
[[ボードアドバンテージ>アドバンテージ]]は失わないが、[[ラヴァル]]にとって重要な[[墓地アドバンテージ]]を失う[[カード]]なので、使うタイミングには注意が必要。

-[[《炎王炎環》]]~
[[炎属性]]を[[破壊]]し、[[炎属性]]を[[蘇生]]する[[速攻魔法]]。
単純に追撃・[[サクリファイス・エスケープ]]に使う他、[[《ラヴァル・ランスロッド》]]を[[破壊]]すれば[[除外]]されている[[カード]]を回収できる。~

―その他の[[カード]]~
-[[《封印の黄金櫃》]]~
[[《真炎の爆発》]]を[[サーチ]]できる[[必須カード]]だが、[[《真炎の爆発》]]を決めるための[[《炎熱伝導場》]]や[[《大嵐》]]を[[サーチ]]することもできる。~
この[[デッキ]]では[[《ラヴァル・キャノン》]]との[[コンボ]]も重要な役割になる。~
この[[カード]]で[[ラヴァル]]の[[チューナー]]を[[除外]]し、[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[帰還]]させるのである。~
状況に応じ、[[レベル]]5〜7までの[[シンクロ召喚]]を行えるようになる。~

-[[《強欲で謙虚な壺》]]~
[[《炎熱伝導場》]]・[[《真炎の爆発》]]等、早期に確保、[[発動]]しておきたい[[カード]]は多い。~
[[《ラヴァル・キャノン》]]を選んで保険をかけることもできるため、[[サーチ]]手段に乏しい【ラヴァル】ではできるだけ投入したい。~

-[[《一時休戦》]]~
【ラヴァル】では[[キーカード]]が揃うまでは防戦一方になりやすい。~
[[ドロー]]しながら時間を稼げるこの[[カード]]とは相性がいい。~

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]や[[《炎塵爆発》]]の[[コスト]]とした[[ラヴァル]]を[[戻す]]手段として利用できる。~
これらの再[[発動]]や、[[《真炎の爆発》]]へ繋げるのもよいだろう。~

-[[《月の書》]]~
[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]の[[効果]]をより能動的に発動しやすくなり、[[破壊]][[耐性]]のある[[モンスター]]も[[除去]]できる。~
緊急時の防御や[[相手]]の[[コンボ]]を遮断できたりと応用が利く。~

-[[《左腕の代償》]]~
[[デッキ]]から[[《炎熱伝導場》]]か[[《真炎の爆発》]]を[[サーチ]]できる。~
[[手札]]が[[サーチ]]した[[カード]]一枚だけになる[[デメリット]]は痛いが、[[手札]]一枚が即[[エンドカード]]になりうるこの[[デッキ]]ではそのまま決着に持ち込める可能性が高く、[[デメリット]]を無視しやすい。~

//-[[《異次元からの帰還》]]~
//この[[デッキ]]は[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と共に[[除外]]も頻繁に行う。~
//そのため、[[帰還]][[カード]]による展開が行い易い。
//[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]はもちろん、[[《炎塵爆発》]]での大量[[除外]]状態から[[発動]]できれば[[1ターンキル]]に持ち込むこともたやすい。~

***[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[カード]]について [#df014237]
 【ラヴァル】は[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を起点とする[[デッキ]]ではあるが、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の代名詞である[[ライトロード]]や[[《カードガンナー》]]といった[[カード]]の投入は危険である。~
 【ラヴァル】は「''特定の[[モンスター]]を''[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《真炎の爆発》]]で一気に決める」[[デッキ]]であり、[[《真炎の爆発》]]が[[墓地]]へ送られてしまうと展開が止まってしまう可能性も高くなる。~
 投入するとしても[[《魔導雑貨商人》]]等、被害が少ないものを選択したい。~

**戦術 [#zb55656b]
 [[《炎熱伝導場》]]で[[墓地を肥やし>墓地を肥やす]]、[[《真炎の爆発》]]から[[シンクロモンスター]]を大量展開するのが、現在の【ラヴァル】の基本戦術である。~
 そのため、何としてでも[[《炎熱伝導場》]]と[[《真炎の爆発》]]の2枚を[[手札]]に加えておかなければならない。~
 前述した[[《カードカー・D》]]や[[《強欲で謙虚な壺》]]等の[[ドロー]]ソースをフル活用しよう。~
 特に[[《封印の黄金櫃》]]はピンポイントの[[サーチ]]、[[《ラヴァル・キャノン》]]との[[コンボ]]の使い分けが要求される。~
 これらの[[サーチ]]と並行して汎用[[除去]]や[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]等、[[《真炎の爆発》]]を確実に決めるための[[カード]]も揃えておきたい。~
 [[《炎熱伝導場》]]で[[墓地を肥やす]]ことは同時に[[デッキ圧縮]]にもなるため、[[キーカード]]を揃える確率を少しでも上げるためになるべく早く使用したい。~
 また、[[《炎熱伝導場》]]が[[手札]]にない場合でも[[《ラヴァルバル・ドラグーン》]]がその役目を果たすことも覚えておくといいだろう。~

 [[カード]]がそろえば、いよいよ[[《真炎の爆発》]]から[[モンスター]]を大量展開する。~
 [[下級モンスター]]だけでは[[1ターンキル]]に届かないので、[[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]をメインとする。~
 [[墓地を肥やす]]行為は、必ずこの連続[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]につながるように計算して行いたい。~
また、仕留めそこなって[[相手]]に反転攻勢に出られると危険なため、[[《真炎の爆発》]]を使用した[[ターン]]内に可能な限り確実に決着をつけられるよう万全の態勢を整えておこう。

 この過程で[[ラヴァル]]が[[除外]]されれば[[《ラヴァル・キャノン》]]の出番になる。~
 [[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]の再利用、戦線の維持、[[《真炎の爆発》]]後の追撃など大いに活用したい。~

**[[デッキ]]の派生 [#r4e936a7]
***【フロフレラヴァル】 [#m03eddc9]
 [[DUEL TERMINAL]]の隠し[[デッキ]]【&ruby(カミ){火水};の&ruby(アンチマター){合成禁術};】を元にした[[デッキ]]で、そちらの名称でも呼ばれる。~
 [[ラヴァル]]の高速[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]や[[リチュア]]の[[効果]]を利用し[[デッキ]]を圧縮しつつ、[[《氷炎の双竜》]]を[[特殊召喚]]。~
 そこで[[除外]]した[[ラヴァル]][[モンスター]]を[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[帰還]]させる。~
 [[《氷炎の双竜》]]により、[[除去]]も並行できるのが強み。~
 しかし[[OCG]]においては[[《氷炎の双竜》]]以外に[[シナジー]]があまりないため、構築難易度が上昇するのが難。~

//***【アンデラヴァル】 [#ue8ecb20]
// 【ゾンビラヴァル】とも呼ばれる。~
// [[《アンデットワールド》]]と[[《酒呑童子》]]の[[コンボ]]によって[[手札]]補強を行いつつ[[墓地]]の[[ラヴァル]][[モンスター]]を[[除外]]、それらを[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[帰還]]させる。~
// [[《ゾンビ・マスター》]]や[[《生者の書−禁断の呪術−》]]等、優秀な[[アンデット族]][[サポートカード]]を使えるのが利点となる。~

***【TGラヴァル】 [#m1161e5d]
 [[《TG ストライカー》]]・[[《TG ワーウルフ》]]・[[《TG ラッシュ・ライノ》]]を組み込み、より広範囲の[[シンクロ>シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を狙う。~
 例えば、[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]の[[効果]]で[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]と[[レベル]]4以下の[[ラヴァル]][[モンスター]]を[[除外]]し、その後[[《ラヴァル・キャノン》]]で[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]を[[帰還]]させる。~
 この[[帰還]]成功時に[[《TG ワーウルフ》]]を[[特殊召喚]]し、[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]と[[《TG ワーウルフ》]]で[[《虚空海竜リヴァイエール》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[効果を発動>モンスター効果の発動]]すれば、[[エクシーズ素材]]となった[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]を[[墓地]]へ戻しつつ[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐことができる。~
 [[《TG ラッシュ・ライノ》]]と[[《TG ワーウルフ》]]、そして[[《フレムベル・ヘルドッグ》]]は[[《幻獣の角》]]を共用できるため、【TGフレムベル】寄りの構築にしてもよいだろう。~

//***【反転ラヴァル】 [#h7faece1]
// [[《月の書》]]や[[《皆既日蝕の書》]]、[[《森のざわめき》]]等を使い、[[《ライオウ》]]・[[《霊滅術師 カイクウ》]]・[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]といった天敵と各種[[リクルーター]]を[[裏側守備表示]]に変更し、その影響力を封じ込めることに特化したコントロール寄りの構築。~
// [[裏側表示]]にすることで[[《ラヴァル炎湖畔の淑女》]]によって[[除去]]できる対象が広がり、さらにこちらの行動を大幅に制限する[[モンスター]]等も封殺できる。~
// また、[[《月の書》]]、[[《皆既日蝕の書》]]は[[速攻魔法]]であるので、緊急時の防御[[カード]]として働く点も見逃せない。~
// [[《森のざわめき》]]は一見[[シナジー]]がなさそうに見えるが、[[墓地]]利用を封印する天敵[[【墓守】]]に対する[[メタ]]としても働く点がポイント。
//利用者が一人2人の世界だったのでCO

***【炎王ラヴァル】 [#v187d9d6]
優秀な[[サポートカード]]を複数擁した[[炎王]]を[[デッキ]]に組み入れたタイプ。~
[[下級モンスター]]は[[《真炎の爆発》]]に対応しており、自壊によって[[アドバンテージ]]も稼げるので[[ラヴァル]]の弱点である序盤〜中盤の不安定さをカバーしやすい。~
[[《炎王獣 キリン》]]による[[墓地]]肥やし[[効果]]にも期待できる。

***【陽炎ラヴァル】 [#de84945c]
[[《真炎の爆発》]]に対応した[[《陽炎獣 サーベラス》]]と[[《陽炎獣 ヒュドラー》]]を組み込んだ[[デッキ]]。~
[[レベル]]6なので高[[ランク]]の[[エクシーズモンスター]]や[[召喚条件]]の厳しい[[シンクロモンスター]]等も出しやすくなり、強力な[[効果]]を持った[[《陽炎獣 バジリコック》]]も採用できるなど、[[炎王]]とはまた違った独自の強みがある。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#h31d40b7]
 [[墓地肥やし>墓地を肥やす]]への依存が強いため、無差別[[除外]]には当然弱い。~
 [[《サイクロン》]]や[[《砂塵の大竜巻》]]等の[[除去]]手段はもちろん、[[《ラヴァル・キャノン》]]等の[[除外]]を利用できる[[ラヴァル]]や[[帰還]][[カード]]で対応しよう。~

 [[墓地が肥えて>墓地を肥やす]]いなければ[[効果]]が発揮できない[[カード]]も多く、序盤は思うように展開できない点も注意が必要。~
 [[墓地が肥えた>墓地を肥やす]]としても、[[除外]]しすぎると肝心な時に[[発動]]できなくなる恐れもあるため注意すること。~

 また、どうしても[[《炎熱伝導場》]]と[[《真炎の爆発》]]という[[魔法カード]]に依存した[[デッキ]]となるので、[[魔法カード]]の[[メタ]]にも弱い。~
 特に[[《闇のデッキ破壊ウイルス》]]を発動されるとこれらが根絶やしにされ、最悪何も出来ずに終わる可能性もある。~
 [[カウンター罠]]を適宜投入するなどの対策も必要となる。~

 [[《真炎の爆発》]]を封じられる[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]を擁する[[【墓守】]]との相性は最悪である。~

 それ以外にも、[[墓地]]依存の[[デッキ]]でありながら[[デッキ破壊]]にも弱く、[[《ニードルワーム》]]等で上記の[[キーカード]]が[[墓地]]へ送られると途端に厳しくなってしまう。~
 [[【デッキ破壊】]]でなくとも、1〜3枚の[[デッキ破壊]]を行う汎用的な[[モンスター]]は少なくないため、[[《月の書》]]等で対処できるようにしておきたい。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#history]
***2010年〜2011年夏  [#history1]
 [[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]]で登場するも、なかなか火が付かずくすぶり続ける時期が続いた。~
 「[[墓地]]に[[モンスター]]を溜め込み、[[《真炎の爆発》]]で大爆発」というコンセプト自体は明確だったものの、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]役の[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]は[[墓地]]に[[ラヴァル]]が存在する時に[[効果]]で[[墓地]]に送られる必要があり、下準備に時間が掛かったのである。~

***2011年10月〜2012年 [#history2]
 [[DUEL TERMINAL −星の騎士団 セイクリッド!!−]]で登場した[[《炎熱伝導場》]]が問題を一気に解決した。~
 [[ラヴァル]]2枚を[[墓地]]に送り込む効果により、[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]の[[効果]]を確実に発動させ、一挙に5枚の[[ラヴァル]]を墓地に送り込むという破格の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]能力を獲得したのである。~
 これ以降【ラヴァル】は急速にその勢力を伸ばし、大会レベルでも通用する[[デッキ]]へと生まれ変わる。~
 ここから[[【征竜】]]&[[【魔導書】]]の二大パワーデッキが[[環境]]を席巻するまでの1年余りが【ラヴァル】の全盛期であった。~

***2013年以降 [#history3]
 [[《炎熱伝導場》]]を最後に、【ラヴァル】の強化は途絶えた。~
 2大[[キーカード]]である[[《炎熱伝導場》]]・[[《真炎の爆発》]]のどちらも[[サーチ]]手段がないのが大きな欠点となり、後続[[デッキ]]と徐々に実力差を空けられていくようになる。~
 それでも[[《カードカー・D》]]・[[《強欲で謙虚な壺》]]・[[《エア・サーキュレーター》]]等を積み、[[ドロー]]強化によって[[《炎熱伝導場》]]・[[《真炎の爆発》]]を引き込むタイプは細々と結果を残し続けたが、2014年を最後にその火は絶えた。~

**代表的なカード [#keycard]
-[[《ラヴァル炎火山の侍女》]]
-[[《ラヴァル・キャノン》]]

-[[《ラヴァルバル・ドラゴン》]]
-[[《ラヴァル・ステライド》]]

-[[《炎熱伝導場》]]
-[[《真炎の爆発》]]

**関連リンク [#link]
-[[ラヴァル]]

-[[【炎属性】]]

-[[デッキ集]]