【リクルーター】

デッキの概要

 リクルーターを利用したデッキ
 かつてはMTGで小型モンスターを採用したデッキが【ウィニー】と呼ばれていた事から、そう呼ばれる事もあった。

デッキ構築に際して

 リクルーターは多岐にわたっており、デッキの派生を見ても分かる通り、デッキタイプも数多く存在する。
 ここではリクルーターの長所を考え、それに相応しいカードを列挙する。

デッキの種類

《王宮のお触れ》

 モンスターカード魔法カードのみを採用し、罠カードは完全に防いでしまう。
 元々守備的で長期戦に強いデッキなので、《次元幽閉》《万能地雷グレイモヤ》が無くとも戦線が維持しやすい。
 《収縮》《突進》を使えば、攻撃力で勝るモンスター戦闘破壊できる。
 特に《突進》を使えば、攻撃力1400のリクルーター《サイバー・ドラゴン》相打ちさせ、自分だけ連続攻撃に繋げることが可能。

 いわゆる【お触れビート】としては、攻守ともに安定した形と言えるだろう。

《門前払い》

 除去手段に《門前払い》を採用したタイプ。
 リクルーターよりステータスが高い攻撃対象を、一時的に除去できる。
 この場合、直接攻撃に成功したリクルーター手札に戻るので、後のフォローが必要である。

デッキの派生

【リクルーターカオス】

 【カオス】との複合型で、《見習い魔術師》《キラー・トマト》《シャインエンジェル》を採用する。
 詳しくは当該ページを参照。

【リクル特攻】

 リクルーターを連続で自爆特攻させることでデュエルの勝利を目指す。
 詳しくは当該ページを参照。

【ガスタ】

 DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−で登場したガスタを中心としたデッキ
 リクルートだけでなく、除去墓地も得意とする。
 詳しくは該当ページを参照。

【リクルーターHERO】

 【E・HERO】との複合型で、主に《巨大ネズミ》《グリズリーマザー》を使う。
 《E・HERO フォレストマン》《E・HERO オーシャン》リクルートすれば、サルベージ効果も活かしやすい。
 《巨大ネズミ》《E・HERO ガイア》《グリズリーマザー》《E・HERO アブソルートZero》融合素材にもなる。

 《ミラクル・フュージョン》《未来融合−フューチャー・フュージョン》を駆使し、何体も融合モンスターを並べるのも夢がある。
 《E・HERO ジ・アース》《融合回収》を採用すれば、それもより簡単になる。

【リクルーター天魔神】

 天魔神を採用した、【リクルーターカオス】と同系列のデッキ
 《強制転移》等もそのまま採用できるが、《キラー・トマト》悪魔族ではないので、《天魔神 ノーレラス》がやや出しづらい。
 一方、《シャインエンジェル》《コーリング・ノヴァ》が共に天使族なので、《天魔神 エンライズ》が活躍する。
 また、汎用性は低いが、《ジャイアントウィルス》闇属性悪魔族リクルーターである。

【リクルーター闇】

 《キラー・トマト》を軸にした【闇属性】
 《魂を削る死霊》《首領・ザルーグ》というハンデスモンスターを採用した【トマハン】が有名。
 《ニュードリュア》《仮面魔道士》《暗黒のミミック LV3》モンスター破壊ドロー系も豊富。
 《黒き森のウィッチ》《クリッター》の存在から、昔から強力なデッキとして使われた。

【リクルーター昆虫】

 《デビルドーザー》特殊召喚を目的とした【昆虫族】
 《共鳴虫》で、自身の他に《ドラゴンフライ》アルティメット・インセクト特殊召喚したい。
 《代打バッター》《ゴキポン》の活躍も期待できる。
 詳しくは【昆虫族】を参照。

【リクルータードラゴン】

 《龍の鏡》による《F・G・D》特殊召喚が肝の【ドラゴン族】
 《仮面竜》で、自身の他に《軍隊竜》《ボマー・ドラゴン》アームド・ドラゴン特殊召喚したい。
 詳しくは【ドラゴン族】を参照。

【リクルーター天使】

 2種類のリクルーター《オネスト》《ムドラ》による強化を軸に置いた【天使族】
 《シャインエンジェル》《コーリング・ノヴァ》はお互いをリクルートし合えるので、安定しやすい。
 《ムドラ》リクルートこそできないが、リクルーター宣告者墓地を肥やす事で、強化していける。
 《ムドラ》攻撃力は下がるものの《貪欲な壺》で根こそぎリクルーターデッキに戻すと、ドローしつつや戦闘要員として使える。
 《オネスト》《コーリング・ノヴァ》から守備表示リクルートすれば、守備力の高さを活かせる。
 天使族で統一できるのならば、《一族の結束》による全体強化も考慮できる。

 また、《天空の聖域》があれば、リクルーター自爆特攻によるダメージが0になる。
 しかも、《コーリング・ノヴァ》から《天空騎士パーシアス》特殊召喚できるようになるおまけつき。
 2種のリクルーターを含めて光属性が多いことを利用すれば、《神聖なる魂》の展開も容易である。
 高めの攻撃力に加え、相手ターンの生存率も上昇する。

 《アルカナフォース0−THE FOOL》《コーリング・ノヴァ》から守備表示リクルートし、裏の効果を得られればさらに場持ちはよくなる。
 リクルーターとともに《強制転移》との相性がよく、攻撃表示のまま送りつければサンドバッグにできるが、《天空の聖域》下ではダメージを与えられないので注意。

 墓地を肥やすカードとして《光神機−桜火》《天空の使者 ゼラディアス》も活躍できる。
 《光神機−桜火》アタッカー除去として、《天空の使者 ゼラディアス》《天空の聖域》を投入する場合に必ず採用したい。
 コントロール転移カードはリクルーターのみならず自壊効果を持つ《光神機−桜火》《天空の使者 ゼラディアス》とも相性がいい。
 これらは《ムドラ》攻撃力を上げるだけでなく《神聖なる魂》特殊召喚するための墓地コストにもなる。

 モンスター除去《堕天使ディザイア》《異次元の女戦士》で行えばよい。
 場持ちのよさから《堕天使ディザイア》リリースを確保するのは簡単だろう。
 墓地に落ちても蘇生できないので《貪欲な壺》リクルーターともどもデッキに戻せばよい。
 《異次元の女戦士》《シャインエンジェル》からリクルートでき、効果の発動後は除外されるので《一族の結束》の邪魔にもならない。

 また【ジャンク天使】という派生も存在する。
 このデッキ1ターンキルが目的のため、《ムドラ》《神聖なる魂》は採用されにくい。  

このデッキの弱点

 全体的に攻撃力が低いため、《サイバー・ドラゴン》等に対処しづらい。
 さらに《冥界の魔王 ハ・デス》《虚無魔人》《虚無の統括者》等に効果を封じられては目も当てられない。
 《ハイドロゲドン》《阿修羅》に、こちらのモンスターを一網打尽にされる可能性もある。
 《閃光の追放者》《次元の裂け目》《マクロコスモス》等の全体除去を用意されても、やはり効果を封じられてしまう。
 これらには各種除去《王宮のお触れ》等で適宜対応していくしかない。
 「対応される前に勝利する」ぐらいの意気込みは必要だろう。

 またそもそもモンスターを展開しない【ロックバーン】等には効果が活かせず、押し負けてしまう可能性がある。
 これらにも除去は有効なので、やはり十分に用意しておきたい。

サンプルレシピ

関連リンク