*【リクル特攻】 [#cc85b9a9]

#contents
**説明 [#v8422782]

 [[リクルーター]]の連続[[自爆特攻]]を中心とした[[コンボ]][[デッキ]]。~
 ここでいう[[リクルーター]]とは、基本的に以下の能力を持つ[[モンスター]]を指す。

 このカードが戦闘によって墓地へ送られた時、デッキから○○○のモンスター1体を
 自分のフィールド上に特殊召喚する事ができる。


**[[コンボ]]概要 [#m16e61c5]
 普通の場合[[リクルーター]]は「戦線維持・特定モンスターのサーチ」などを目的として、[[ビートダウン]]を筆頭に様々な[[デッキ]]に投入される。~
 だがこの[[デッキ]]では「[[リクルーター]]によって[[特殊召喚]]された[[モンスター]]はそのまま[[攻撃]]できる」特性に着目し、その動きを中心とした[[コンボ]]によって勝利を狙う。~
 [[リクルーター]]の[[自爆特攻]]だけでは[[デッキ圧縮]]くらいしかできないが、その他の[[戦闘]]を介して[[効果]]が[[発動]]する[[カード]]の併用によって[[1ターンキル]]を狙うのだ。~

 この[[デッキ]]ではどれだけ連続で[[戦闘]]を行えるか、それが非常に[[コンボ]]成功に対して大きな比重を占めている。~
 つまりは連鎖的に[[リクルート]]を行える[[リクルーター]]を採用することが不可欠である。~
 以下に連続[[リクルート]]に向いている[[リクルーター]]を挙げる。

[[《コーリング・ノヴァ》]]⇔[[《シャインエンジェル》]]⇒[[《ユーフォロイド》]]⇒[[《UFOタートル》]]⇒[[《仮面竜》]]⇒[[《軍隊竜》]]~
[[《巨大ネズミ》]]⇒[[《共鳴虫》]]⇒[[《ドラゴンフライ》]]⇒[[《軍隊竜》]]~

 上のパターンなら6種18体、下のパターンでも4種12体の[[自爆特攻]]を行える。~
 つまり1度の[[バトルフェイズ]]で[[戦闘]]を介する[[効果]]が10回以上も[[発動]]できるのである。~
***その他プレイング・動かし方について [#m9696b6c]
 この[[デッキ]]は[[自爆特攻]]を[[コンボ]]の中心としているため、尋常ではないスピードで[[ライフポイント]]が減っていく。~
 [[1ターンキル]]に成功すればいいが、それができなかった場合相手ターンのたった1度の[[戦闘]]や[[バーン]]で敗北してしまう可能性もある。~
 それを避けるため[[反射ダメージ]]を抑える工夫が必要。~
 主に[[《スピリットバリア》]]や[[《レインボー・ライフ》]]などがその筆頭である。~
// 爆発力には欠けるが[[《シャインエンジェル》]]と[[《コーリング・ノヴァ》]]だけを採用し、[[《天空の聖域》]]で防御する方法もある。~

 また、[[デッキ]]内にルートの途中の[[リクルーター]]が1枚もない場合連鎖が終わってしまうので、[[墓地]]・[[手札]]から[[デッキ]]に[[リクルーター]]を戻せる[[カード]]は重要。~
 例として[[《貪欲な壺》]][[《転生の予言》]][[《打ち出の小槌》]]など。大きな[[ディスアドバンテージ]]にはなるが、[[《謙虚な壺》]]の採用すら検討できるかもしれない。
 
**[[デッキ]]の種類 [#p1c922d2]
***[[【調理師エクゾ】]] [#v6076515]
 《悪魔の調理師(デビル・コック)/The Bistro Butcher》
 効果モンスター
 星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000
 このカードが相手に戦闘ダメージを与えた時、
 相手はデッキからカードを2枚ドローする。

 《シエンの間者/Shien's Spy》
 通常魔法
 自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
 このターンのエンドフェイズまで、選択したカードのコントロールを相手に移す。

 [[《悪魔の調理師》]]を[[相手]]に[[送りつけ>コントロール転移]]た後上記のルートで[[リクルーター]]を[[自爆特攻]]させ、大量[[ドロー]]によって[[エクゾディア]]を揃える[[デッキ]]。~
 採用する[[カード]]は上記の[[リクルーター]]の他[[《悪魔の調理師》]]、[[《シエンの間者》]][[《強制転移》]]などの[[コントロール転移]][[カード]]、[[エクゾディア]]一揃いである。~
 この[[デッキ]]で最もつらいのは[[《悪魔の調理師》]]の[[効果]]の都合上[[反射ダメージ]]を抑えられないことである。~
 解決法は[[《神の恵み》]]で[[回復>ライフ回復]]する、[[《勇気の旗印》]]で自軍の全体強化を図る、[[《電動刃虫》]]と[[《スピリットバリア》]]の併用などである。~
 [[《電動刃虫》]]と[[《スピリットバリア》]]を併用する場合[[ドロー]]枚数は半分に減る。~
 しかし、デッキの最後の1枚が[[エクゾディア]]だった場合でも確実に[[ドロー]]できるという利点もある。~
 構築の際には[[《悪魔の調理師》]]・[[《リロード》]]は3枚積み。~
 前者は確実に引きたい[[キーカード]]であり、後者は[[リクルーター]]で溢れた[[手札]]を[[バトルフェイズ]]中に調整する目的である。~
 他には[[エクゾディア]]・[[リクルーター]]両方の[[サーチ]]に貢献する[[《クリッター》]]、[[デッキ]]に[[リクルーター]]を戻すための[[《打ち出の小槌》]]・[[《貪欲な壺》]]などを適宜採用すればよい。~

 [[《悪魔の調理師》]]と[[リクルーター]]を同時に[[フィールド]]に並べるには、まずは[[リクルーター]]、次の[[ターン]]に[[《悪魔の調理師》]]を[[召喚]]すると成功しやすい。~
 その後は[[《シエンの間者》]]などで[[送りつけ]]た[[《悪魔の調理師》]]に[[リクルーター]]で連続[[自爆特攻]]を行えば[[コンボ]]は成功である。~
 滅多に見ないが[[《神殿を守る者》]]には要注意である。~
 [[コンボ]]の邪魔になるだけではなくそのままの状態では[[《悪魔の調理師》]]でも倒すことが出来ない。~
 この場合は[[《勇気の旗印》]]で強化した[[《悪魔の調理師》]]で[[戦闘破壊]]しよう。~

***[[《ジャンク・アタック》]]軸 [#i7856fdb]
 《ジャンク・アタック》
 装備魔法
 装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
 破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

 [[相手]][[フィールド]]上の適当な[[モンスター]]に[[《ジャンク・アタック》]]を装備させ、[[リクルーター]]による連続[[自爆特攻]]で[[バーン]][[ダメージ]]を与える[[デッキ]]。~
 採用する[[カード]]は上記の[[リクルーター]]の他[[《ジャンク・アタック》]]である。~
 この[[デッキ]]の動かし方は上の[[【調理師エクゾ】]]よりも単純で、[[《ジャンク・アタック》]]を装備させた[[相手]]の[[モンスター]]に[[自爆特攻]]するだけである。後はこの[[コンボ]]をサポートする[[カード]]を入れればよい。~
 この[[デッキ]]で特別注意が必要なことは[[相手]][[フィールド]]上に[[表側攻撃表示]]で[[攻撃力]]が1400を超える[[モンスター]]がいなくてはならない点である。~
 普通の[[ビートダウン]]が[[相手]]ならば簡単に条件は満たせるだろうが、確実さを求めるならば[[《エネミーコントローラー》]]などを用いて無理やり叩き起こす手もある。~
 以下でこの他に採用すべき[[カード]]を挙げていく。~
 [[モンスター]]では[[《ジャンク・アタック》]]を[[サーチ]]できる[[《名工 虎鉄》]]、更にこれと[[リクルーター]]両方の[[サーチ]]に役立つ[[《クリッター》]]などがよい。~
 [[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]では[[《『守備』封じ》]]や[[《アームズ・ホール》]]が[[コンボ]]のサポートに役に立つ。~
 [[バーン]][[デッキ]]の色を強めるのであれば[[《悪夢の拷問部屋》]]や[[《停戦協定》]]なども有効。~
 前者を使えば上記のどちらのルートでも始めの3種類の[[リクルーター]]で8000を超える[[ダメージ]]を与えられ、後者は[[《エネミーコントローラー》]]の適用範囲を広げるのにも役立つ。~
 後は[[《スピリットバリア》]]や[[《レインボー・ライフ》]]を採用しておけば[[自分]]の残り[[ライフ>ライフポイント]]を気にせず[[自爆特攻]]できる。~

 安定性を求めて[[リクルーター]]を2種類だけにし、[[シナジー]]のある[[カード]]と共に構築することも可能。主に下のパターンが考えられる。
+[[《天空の聖域》]]や[[《力の代行者 マーズ》]]と相性が良い[[《コーリング・ノヴァ》]]・[[《シャインエンジェル》]]。~
[[天使族]]サポートには[[リクルーター]]と相性の良い[[バーン]][[効果]]を持つ[[《アテナ》]]、[[《アームズ・ホール》]]を使用しても[[《シャインエンジェル》]]を[[フィールド]]に出せる[[《光神化》]]が存在することもあって[[【天使族】]]型の[[【ビートバーン】]]のような構成にできる。(→[[【ジャンク天使】]])
+[[《バックファイア》]]を使用できる[[《UFOタートル》]]・[[《仮面竜》]]。~
[[炎属性]]には単体で[[バーン]][[効果]]を持つ[[モンスター]]が多いため[[【炎属性】]]よりにして[[《悪夢の拷問部屋》]]をフルに活用することが可能。
+自身の[[効果]]も相まって一体あたりの[[ダメージ]]が1000と比較的大きい[[《ジャイアントウィルス》]]と、それを[[リクルート]]できる[[《キラー・トマト》]]。~
[[《ダーク・バースト》]]で[[《キラー・トマト》]]を、それ以外を[[《貪欲な壺》]]で回収すれば複数回[[コンボ]]を狙え、[[墓地]]が肥えることから[[ダークモンスター]]とも相性が良い。
[[《ダーク・バースト》]]で[[《キラー・トマト》]]を、それ以外を[[《貪欲な壺》]]で回収すれば複数回[[コンボ]]を狙え、[[墓地]]が肥えることからダークモンスターとも相性が良い。

**この[[デッキ]]の弱点 [#xbf2e134]
 [[コンボ]]の主軸が[[リクルーター]]と[[自爆特攻]]であるためそれらを阻害する[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]][[カード]]、[[ロック]][[カード]]や攻撃反応型[[罠>罠カード]]の対策が必要である。~
 こういった[[カード]]の対策に[[魔法・罠除去]][[カード]]は多めに採用しよう。幸い大概の[[ロック]][[カード]]・全体[[除外]][[カード]]は[[永続魔法]]・[[永続罠]]なので[[《大嵐》]]・[[《サイクロン》]]の他に[[《ツイスター》]]でも十分対応できるだろう。~
 また[[デッキ]]全体の[[攻撃力]]も低いのでモタモタしていると[[殴り倒さ>ビートダウン]]れてしまう。~
 こういった[[ビートダウン]]の対策に[[《平和の使者》]]を使うのもよい。この[[デッキ]]で採用されている[[リクルーター]]は[[攻撃力]]が1500未満のため[[破壊]]せずとも問題なくコンボを行える。~
 上記の弱点を埋めるため[[サイドデッキ]]に[[帝]][[モンスター]]を採用しておくのも悪くない。~
 [[リクルーター]]は場持ちがいいので[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]要員にも向いている。~
 ただ、いくら強力だとはいえあくまで[[帝]]は様々な[[デッキ]]への対策でありこの[[デッキ]]の本分を失わないようにしたい。~

**関連[[カード]] [#q9e65587]
-[[リクルーター]]
-[[《貪欲な壺》]]
-[[《スピリットバリア》]]
-[[《クリッター》]]

-[[《悪魔の調理師》]]
-[[《シエンの間者》]]
-[[《リロード》]]
-[[エクゾディア]]

-[[《ジャンク・アタック》]]
-[[《アームズ・ホール》]]
-[[《名工 虎鉄》]]

**関連リンク [#cefadf9a]
-[[【リクルーター】]]
-[[【エクゾディア】]]

-[[自爆特攻]]

-[[1ターンキル]]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/1ターンキル]]