*【レスキューラビット】 [#b3ce43a3]
#contents

**[[デッキ]]の概要 [#dbbddc60]
 [[《レスキューラビット》]]による[[通常モンスター]]の[[リクルート]]を用いて様々な[[コンボ]]を狙う[[デッキ]]。~
 [[エクシーズ召喚]]を始めとし、[[《レスキューラビット》]]登場当時から様々な活用法が考案されている。~
 [[トーナメント]]でも上位を獲得することも多く、[[環境]]に大きな影響を与えた[[デッキ]]の一つでもある。~

 《レスキューラビット/Rescue Rabbit》
 効果モンスター
 星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
 このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。
 自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
 自分のデッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
 「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

**[[デッキ]]構築に際して [#fd04e650]
 【レスキューラビット】は[[デッキ]]によって採用する[[カード]]が大きく変わる為、まずは戦術そのものを決めるべきであろう。~

 [[エクシーズ召喚]]軸の場合、採用する[[エクシーズモンスター]]を決める事で、[[通常モンスター]]も自ずと決まって来るだろう。~
 その際、残りのスペースには[[エクシーズモンスター]]と相性の良い[[カード]]や[[メタカード]]等を採用すると良い。~

 他の[[コンボ]]を狙う場合、基本的には[[デッキ]]の大半の[[モンスター]]と同じ[[カード名]]・[[種族]]・[[属性]]を持つものを選ぶと良いだろう。~

***[[モンスターカード]]について [#ddad5eeb]
―軸となる[[モンスター]]~
-[[《レスキューラビット》]]~
【レスキューラビット】の根幹となる[[モンスター]]。~
消費1枚から2体の[[モンスター]]を展開でき、[[エクシーズ召喚]]により[[上級モンスター]]に匹敵する[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
大きな[[アドバンテージ]]を得る事ができる反面、[[リクルート]]を行う事ができず、必ず[[デッキ]]に[[通常モンスター]]が残っている必要がある。

-[[通常モンスター]]~
[[《レスキューラビット》]]の[[リクルート]]先として、少なくとも3枚2組は採用したい。~
これより少ないと[[《レスキューラビット》]]が[[腐る]]可能性が高く、逆に多いと[[手札事故]]を招く危険性がある。~
[[リクルート]]前提であるため、[[通常モンスター]]は[[デッキ]]に存在したままであることが望ましいが、仮に[[ドロー]]してしまっても扱いに困らない程度の[[モンスター]]を採用したい。~
採用[[カード]]は、[[通常モンスター]]を参照されたい。~

―[[エクシーズモンスター]]~
 [[リクルート]]してきた[[通常モンスター]]の利用方法として、[[メインデッキ]]を圧迫せず手軽である。~
 さらに[[《レスキューラビット》]]の性質上、[[エクシーズ素材]]に縛りのある[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ召喚]]が非常に楽であるのも見逃せない。~
 採用候補は[[エクシーズモンスター]]のページを参照されたい。~

―その他の[[モンスター]]~
 [[《レスキューラビット》]]が要求する枠は基本的に合計9枚で[[魔法・罠カード]]に多くの枠を割ける[[メリット]]があるが、さすがにこれだけでは[[モンスター]]数に不安がある。~
 そこで上記[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ召喚]]を補助できる[[モンスター]]等を中心に採用し、[[《レスキューラビット》]]が引けない場合でも戦えるようにしたい。~

-[[《クリッター》]]~
[[リクルート]]を行うことができない[[《レスキューラビット》]]を[[サーチ]]することができる。~
安定して[[《レスキューラビット》]]を[[サーチ]]できるが、[[フィールド]]から[[墓地へ送る]]必要があるためやや遅い。

-[[《カードカー・D》]]~
こちらも[[《レスキューラビット》]]を[[手札]]に持ってくる際に利用できる。~
[[《クリッター》]]と異なり確実ではないが、[[ハンド・アドバンテージ]]を増やす事ができる。~
その[[デメリット]]から[[罠カード]]等の[[サポート>サポートカード]]が必須となってくるので注意が必要。

//-[[《墓守の偵察者》]]~
//[[リバース]]時に[[墓守]]を[[リクルート]]できる。~
//[[同名カード]]も[[リクルート]]できるため、[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ召喚]]に役立つ。~
//さらに、[[《レスキューラビット》]]1枚では補いきれない、[[エクシーズ素材]]を3体必要とする[[エクシーズモンスター]]の[[エクシーズ召喚]]の補助も行える。~
//エクシーズ召喚と相性が良いのであって、レスキューラビットと相性が良いのではない

-[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《レスキューラビット》]]の[[リクルート]]は行えないが、[[レベル]]4[[通常モンスター]]の[[リクルート]]は行える。~
単純に[[《レスキューラビット》]]を使用した場合、[[通常モンスター]]が1枚余ってしまうためそれを有効活用する事もできる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#xa862472]
 【レスキューラビット】は基本となる[[カード]]が[[モンスター]]のみで構成されているため、比較的自由に選択ができる。~

-[[《強欲で謙虚な壺》]]~
[[リクルート]]できず[[サーチ]]手段に乏しい[[《レスキューラビット》]]を[[手札]]に持ってくるために採用が考えられる。~
特に、[[通常モンスター]]を避けつつ[[《レスキューラビット》]]を[[手札]]に[[加える]]事ができるため、非常に使い勝手が良い。~
ただし、使用した[[ターン]]は[[《レスキューラビット》]]による展開が行えないため、ワンテンポ展開が遅れてしまう。~

-[[《封印の黄金櫃》]]~
こちらも[[《レスキューラビット》]]を[[手札]]に持ってくるために採用が考えられる。~
[[《強欲で謙虚な壺》]]よりも確実に[[《レスキューラビット》]]を[[サーチ]]できるが、タイムラグは更に大きい。~

-[[《禁じられた聖槍》]]~
【レスキューラビット】は[[《レスキューラビット》]]からの展開後に盤面をひっくり返された場合、その後がジリ貧になり易い。~
単純に[[《ブラック・ホール》]]を使用されたり、[[《レスキューラビット》]]に[[《連鎖除外》]]を[[発動]]されただけでも、非常に厳しくなる。~
それらの[[カード]]に1枚で対応できるため、是非採用しておきたい。

-[[《スターライト・ロード》]]~
こちらも[[《ブラック・ホール》]]や[[《大嵐》]]といった[[全体除去]]から[[カード]]を守ることができる。~
ただし、[[エクシーズ召喚]]をメインにしていた場合は、[[エクストラデッキ]]が圧迫されるため、[[《スターダスト・ドラゴン》]]の採用枚数には注意したい。~

-[[《次元の裂け目》]]・[[《マクロコスモス》]]~
【レスキューラビット】は[[墓地]]に依存した[[カード]]が少ないため[[メタカード]]として採用が考えられる。~
なお、[[【甲虫装機】]]等の存在から[[《次元の裂け目》]]よりも[[《マクロコスモス》]]を優先して採用したい。~

//-[[通常モンスター]][[サポートカード]]~
//豊富なサポートを持ってはいるが、採用される[[通常モンスター]]は[[下級モンスター]]な上、[[エクシーズ召喚]]は2体の素材を要求するため[[デッキ]]にあったものがないのが現状。~
//基本的には無理に採用する必要は無いだろう。~
//↑基本的に採用するカードがないんなら特別書く必要はないと思うけど
//今後相性のいいサポートカードが出たら追加でいいと思う

//**戦術

**[[デッキ]]の種類 [#r973491c]
 [[通常モンスター]]を採用できる[[デッキ]]ならば、[[《レスキューラビット》]]を作用するだけで【レスキューラビット】となる。~
 それらの[[デッキ]]は[[《レスキューラビット》]]を採用していないタイプと区別するために【兎◯◯】・【◯◯兎】・【レスキュー◯◯】・【◯◯ラビット】等と呼ばれる事がある。~
 この項では、[[《レスキューラビット》]]を採用する事に大きな意味が生まれる[[デッキ]]のみを紹介する。~

***【兎ラギア】 [#xab4425a]
 強力な[[エクシーズモンスター]]、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を主軸にした[[デッキ]]。~
 採用候補となる[[通常モンスター]]:[[《セイバーザウルス》]]・[[《大くしゃみのカバザウルス》]]~

 [[《エヴォルカイザー・ラギア》]]の[[エクシーズ召喚]]に成功さえしてしまえば、1度だけではあるが[[《神の宣告》]]をほぼノー[[コスト]]で[[発動]]できるに等しくなる。~
 つまり、単純に考えると、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を[[除去]]するためには、2枚以上の[[カード]]が必要となる。~
 よって[[《レスキューラビット》]]から[[エクシーズ召喚]]を行う事で、1枚分の[[アドバンテージ]]を約束される事になり非常に強力である。~
 
 また、[[墓地アドバンテージ]]殆どを意識せずに戦え、かつ[[魔法・罠除去]]に対する安定した[[カウンター]]が可能である事から、[[《マクロコスモス》]]等の[[除外]][[カード]]を採用して[[【メタビート】]]寄りにした【次元ラギア】も存在する。~
 他にも、[[恐竜族]]を多く採用することに着目し、[[《忍者マスター HANZO》]]と[[《忍法 超変化の術》]]をセットで採用した【忍者ラギア】も存在する。

-[[《ジュラック・グアイバ》]]~
[[戦闘破壊]]に成功すれば、[[攻撃力]]1700以下の[[ジュラック]]を[[リクルート]]でき、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]の[[エクシーズ召喚]]を補助できる。~
[[同名カード]]も対象に含まれるため、この[[カード]]を複数枚採用するだけでも機能する。~

-[[《ジュラック・ヴェロー》]]~
[[戦闘破壊]]されることで[[攻撃力]]1700以下の[[ジュラック]]を[[リクルート]]できる。~
1枚目の[[《ジュラック・グアイバ》]]で2枚目の[[《ジュラック・グアイバ》]]を[[リクルート]]した場合、3枚目が余ってしまう。~
1度[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を[[エクシーズ召喚]]できれば、非常に強力であるためあまり気にする必要はないが、もし気になる場合に採用が考えられる。~

-[[《ハイドロゲドン》]]~
[[《ジュラック・グアイバ》]]には攻撃力で劣るが、[[戦闘破壊]]後に[[リクルート]]したもう1体の[[《ハイドロゲドン》]]で追撃ができることは大きい。

***[[【ヴェルズ】]] [#hd4d1da4]
 [[通常モンスター]]の[[《ヴェルズ・ヘリオロープ》]]を利用した[[デッキ]]。~
 [[ヴェルズ]]の[[通常モンスター]]は一組のみの為、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]と[[ヴェルズ]]を混合したタイプも多い。~
 また、こちらも[[除外]][[カード]]を併用しやすいのも特徴である。~
 詳しくは[[【ヴェルズ】]]を参照の事。~

**[[デッキ]]の派生 [#kd867ef4]
***[[【通常モンスター】]]型 [#s1436f07]
 [[【通常モンスター】]]に[[《レスキューラビット》]]を採用した構築。~
 [[【凡骨ビート】]]等をはじめ、元々[[レベル]]4の[[通常モンスター]]を多数採用してる為、様々な[[エクシーズモンスター]]を安定して出すことが出来る。~
 特に、他の型と違い[[デッキ]]の[[通常モンスター]]を切らさず戦えるのは、この構築の大きな利点と言える。~
 [[レベル]]3が中心の[[【ローレベル】]]でも活躍は十分見込めるだろう。~

 直接[[《レスキューラビット》]]と相性の良い[[通常モンスター]][[サポート>サポートカード]]は特に無く、一部のそれらとは[[効果モンスター]]の割合も少なくなる事で逆に安定性を損なう。~
 反面、[[デッキ]]から素早い[[墓地送り>墓地へ送る]]が可能であるため、[[《ドラゴラド》]]等の[[蘇生]][[カード]]は扱いやすい。~

***[[【シンクロ召喚】]]型 [#r9056251]
 [[《レスキューラビット》]]で[[シンクロ素材]]を調達する構築。~

 [[同名モンスター>同名カード]]を2体[[特殊召喚]]する都合上、その2体だけでは[[シンクロ召喚]]できず、[[レベル]]調整も難しい。~
 [[特殊召喚]]の容易な[[チューナー]]を多く採用したり、[[《ナチュラル・チューン》]]を採用する等をして、上手く調整をしていきたい。~

 [[通常モンスター]]の[[チューナー]]を展開するのも1つの手である。~
 [[レベル]]1の[[《ウォーター・スピリット》]]と[[《ガード・オブ・フレムベル》]]、[[レベル]]3の[[《チューン・ウォリアー》]]が[[リクルート]]の候補となる。~

***[[【剣闘獣】]]型 [#f93e2da6]
[[サポートカード]]が豊富で、[[デッキ]]に戻る事により[[通常モンスター]]に割くスロットを最小限にできる[[《剣闘獣アンダル》]]を利用した構築。~
詳しくは[[【兎剣闘獣】>【剣闘獣】#tb7e3400]]を参照。

***[[【ジェムナイト】]]型 [#h8ea8525]
 [[《ジェムナイト・ガネット》]]をはじめとした3種の[[ジェムナイト]][[通常モンスター]]を活用する構築。~
 [[融合素材]]や[[《ジェムナイト・フュージョン》]]の[[墓地]][[コスト]]の確保、そしてなにより[[《ラヴァルバル・チェイン》]]を利用した[[《ジェムナイト・フュージョン》]]の間接的かつ素早い[[サーチ]]が強力。~
 [[融合召喚]]に利用できる事から[[手札]]に来た[[通常モンスター]]を持て余しにくく、応用性が高い。~

***[[HERO]]型 [#i2c7ea18]
 [[《E・HERO フェザーマン》]]、[[《E・HERO バーストレディ》]]、[[《E・HERO スパークマン》]]、[[《E・HERO クレイマン》]]の4種類が[[通常モンスター]]である。~
 [[【ジェムナイト】]]同様[[融合素材]]を調達といった面で相性がいい。~
 [[《レスキューラビット》]]による[[エクシーズ召喚]]の戦略の他にも[[《超融合》]]や[[《ミラクル・フュージョン》]]による[[融合]]の戦略が増えるため、柔軟に動けるのもメリット。~
 [[《ヒーローアライブ》]]と[[手札]]の[[HERO]][[通常モンスター]]、もしくは[[《ヒーローアライブ》]]と[[デッキ]][[《E・HERO エアーマン》]]でも[[エクシーズ召喚]]が狙えるため、これの成功率は高い。~
 互いに[[デッキ]]内の[[HERO]]を必要とするため、ある程度の初期[[手札事故]]や長期戦で[[《レスキューラビット》]]が[[腐る]]可能性を考慮しなければならないものの、[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]・[[《H−C エクスカリバー》]]による破壊力は高い。~
//ジェムナイトがあるんならと追記
//該当モンスターがE−HEROの融合も出せるのでE・HERO型ではなくHERO型で

***[[【機械族】]]型[#vfddfb9d]
 [[《ギアギガント X》]]をメインに据えるタイプ。~
 [[通常モンスター]]には[[《ブロッカー》]]・[[《カッター・ロボ》]]を採用し、[[《ブラック・ボンバー》]]や[[《ドラゴラド》]]などで[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]の両方を狙う。~
 [[【カラクリ】]]の要素を取り入れたり、[[《ダイガスタ・エメラル》]]の蘇生効果などを使って[[ワンショットキル>1ターンキル]]を狙うことも可能。~
 [[手札]]に来てしまった[[通常モンスター]]は[[《マシンナーズ・フォートレス》]]や[[《ブリキンギョ》]]で処理できる。~

***特殊な[[召喚条件]]を持つ[[モンスター]]を使う[[デッキ]] [#p5dad0c2]
 [[リリース]]等を要求する[[召喚ルール効果]]を持つ[[モンスター]]をメインに据えた[[デッキ]]。~
 複数の[[モンスター]]を必要とする、ある一定の[[モンスター]]を必要とする[[モンスター]]等を、[[《レスキューラビット》]]の[[効果]]で補助するのである。~
 前者の場合、[[《D−HERO Bloo−D》]]・[[《幻魔皇ラビエル》]]・[[《The アトモスフィア》]]等、後者の場合、[[《仮面魔獣デス・ガーディウス》]]・[[《大天使ゼラート》]]・[[《銀河眼の光子竜》]]等が当てはまる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#i4c04463]
***手札事故 [#z5ef5cb5]
 一種の[[コンボ]][[デッキ]]であるため[[《レスキューラビット》]]を[[ドロー]]できなければ、動き出す事が難しい。~
 また同じ種類の[[通常モンスター]]を2枚以上引いてしまうと、その[[通常モンスター]]全てと[[《レスキューラビット》]]がほとんど腐っている状態になってしまう。~

***[[除去]] [#c9c89c02]
 [[《レスキューラビット》]]は[[デッキ]]に合った[[サーチ]]手段がないため、[[除去]]されると勝ち筋が激減してしまう。~
 [[《連鎖除外》]]や[[《神の警告》]]が苦手であり、それらの対策は必須と言える。~

***その他 [#j7c8026d]
 1度[[《レスキューラビット》]]を使用した後に形勢を逆転されてしまうと、そこから逆転する手段が乏しい。~
 出来れば[[《レスキューラビット》]]以外の[[カード]]でも安定して戦える構築にしたい。

**代表的なカード [#mfa461bf]
-[[《レスキューラビット》]]

-[[通常モンスター]]
-[[エクシーズモンスター]]

**関連リンク [#ef0ef29c]
-[[【通常モンスター】]]
-[[【メタビート】]]

-[[【ヴェルズ】]]
-[[【恐竜族】]]

-[[デッキ集]]