*【ローレベル】 [#g7cabbc7]
 [[デッキ]]の[[モンスター]]を、[[レベル]]3以下の[[モンスター]]に絞った[[デッキ]]。~
 この項では主に[[《魔の試着部屋》]]を基点とした[[通常モンスター]]軸の[[デッキ]]タイプを紹介する。~

#contents

**[[デッキ]]の性質 [#q4a8a78e]
 [[《魔の試着部屋》]]をはじめとする、[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]の[[サポートカード]]を活かす[[デッキ]]である。

 《魔の試着部屋/Enchanting Fitting Room》
 通常魔法
 800ライフポイントを払う。自分のデッキの上からカードを4枚めくり、
 その中のレベル3以下の通常モンスターを全てフィールド上に特殊召喚する。
 それ以外のカードはデッキに戻しシャッフルする。

 《窮鼠の進撃/Attack of the Cornered Rat》
 永続罠
 自分フィールド上に存在するレベル3以下の
 通常モンスターが戦闘を行う場合、
 そのダメージステップ時に100の倍数の
 ライフポイントを払って発動する事ができる。
 このターンのエンドフェイズ時まで、
 戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力は払った数値分ダウンする。

 [[キーカード]]の性質から、この[[デッキ]]はほぼすべての[[モンスター]]を[[レベル]]3以下[[通常モンスター]]で構成する。~
 そのため、[[攻撃力]]だけを見ると[[【凡骨ビート】]]に劣る。~
 だが、[[《魔の試着部屋》]]がハマった時の爆発力は[[【凡骨ビート】]]を数段上回るため、単なる[[下位互換]]ではない。~
 これ一枚で大量展開、[[リリース]]確保、[[シンクロ素材]]の展開と幅広くこなせるので、運任せではあるがその爆発力は侮れない。~
 主となる[[レベル]]1〜3の[[モンスター]]のうち、どの[[レベル]]の[[モンスター]]を多く採用するかによって、多少[[デッキ]]カラーが変わってくるのも特徴のひとつ。~

 [[通常モンスター]]軸であり、かつ[[レベル]]3以下の[[モンスター]]を多数採用するので、[[サポートカード]]も豊富。~
 また、[[レベル]]3以下で構成するので[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]と[[《レベル制限B地区》]]を完全に無視できる。~
 よって、一般的な[[ロック]][[デッキ]]には滅法強い。

**[[デッキ]]の構成 [#q4a8a78e]

***[[モンスターカード]] [#x725998f]

 [[《魔の試着部屋》]]をはじめとする、[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]の[[サポートカード]]を活かす[[デッキ]]なので、必然的に採用する[[モンスター]]は[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]になる。
以下が採用したい[[通常モンスター]]になる。

-[[レベル]]3の[[通常モンスター]]~

--[[《ジェリービーンズマン》]]~
[[レベル]]3以下で最大[[攻撃力]]を誇る。~

--[[《マッド・ロブスター》]]~
--[[《音速ダック》]]~
--[[《ハウンド・ドラゴン》]]~
[[《ジェリービーンズマン》]]に次ぐ[[攻撃力]]を持つ。~

--[[《チューン・ウォリアー》]]~
--[[《ジェネクス・コントローラー》]]~
[[通常モンスター]]の[[チューナー]]。~
[[《魔の試着部屋》]]等で[[特殊召喚]]することで、[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~

-[[レベル]]2以下の[[通常モンスター]]~

--[[《海皇の長槍兵》]]~
[[レベル]]2以下で最大[[攻撃力]]を誇る。~

--[[《マーダーサーカス・ゾンビ》]]~
--[[《海皇の長槍兵》]]に次ぐ[[攻撃力]]を持つ。~

--[[《大木炭18》]]~
単体で[[《サイバー・ドラゴン》]]を止められる[[守備力]]を持つ。~

--[[《異次元トレーナー》]]~
高い[[守備力]]を持ち、[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]の[[コスト]]にもなる。~

-[[通常モンスター]]以外の[[モンスター]]~

--[[《冥界の使者》]]~
[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]を[[サーチ]]できる。~
[[攻撃力]]も高めで[[アタッカー]]にもなる。~

--[[《魂を呼ぶ者》]]~
[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]を[[墓地]]から[[蘇生]]できる~

--[[《人投げトロール》]]~
[[通常モンスター]]を[[射出]]することで[[ダメージ]]を与える。~

--[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]~
[[《魔の試着部屋》]]の[[コスト]]を無視できる。~

--[[《スナイプストーカー》]]~
[[手札]]の[[カード]]を[[除去]]に変える。~
[[《闇の量産工場》]]で弾を補充をすることができる。~

--[[《ゾンビキャリア》]]~
[[《魔の試着部屋》]]の補助役かつ、[[レベル]]2の[[チューナー]]。~

 ただし、これらのカードを加えると、[[《魔の試着部屋》]]の爆発力が低下することは忘れてはいけない。

***[[魔法・罠カード]] [#l3eab742]

-[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]の[[サポートカード]]~

--[[《魔の試着部屋》]]~
[[【ローレベル】]]の[[必須カード]]。~
[[モンスター]]を大量展開できる。~

--[[《窮鼠の進撃》]]~
[[ライフポイントを払う]]で相手[[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる。~
[[永続罠]]なので、[[ロック]]にもなる。~


-[[通常モンスター]]の[[サポートカード]]~

--[[《闇の量産工場》]]~
[[墓地]]から[[通常モンスター]]を2枚[[回収->サルベージ]]できる。~

--[[《下克上の首飾り》]]~
相手[[モンスター]]の[[レベル]]が高ければ高いほど[[攻撃力]]が上がる[[装備魔法]]。~
[[墓地]]に落ちた時に[[デッキトップ]]に戻せる。~

--[[《ジャスティブレイク》]]~
[[通常モンスター]]が[[攻撃]]された時、[[攻撃表示]]の[[通常モンスター]]以外をすべて破壊する。~

--[[《玉砕指令》]]~
[[通常モンスター]]を[[コスト]]に[[魔法・罠カード]]を2枚除去できる。~


-その他の[[魔法・罠カード]]~

--[[《レベル制限B地区》]]~
--[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]~
言わずと知れた[[ロック]][[カード]]。~
採用する[[モンスター]]のほとんどが[[レベル]]3以下なので、実質被害を被るのは相手だけとなる。

--[[《貪欲な壺》]]~
[[デッキ]]に[[モンスター]]を戻し、[[《魔の試着部屋》]]の展開を補助し、[[ハンド・アドバンテージ]]も得られる。~
この[[カード]]を採用する場合は、[[《闇の量産工場》]]の採用は控えたい。~

--[[《魔法石の採掘》]]~
[[《魔の試着部屋》]]を使いまわすのに採用可能。~
[[《闇の量産工場》]]や[[《貪欲な壺》]]、さらに[[おジャマ]]を採用し[[《おジャマジック》]]を絡めれば[[ハンド・アドバンテージ]]の面ではいくらか軽減することができる。~


その他にも、単体の[[攻撃力]]の低さを補うために[[《次元幽閉》]]、[[《地砕き》]]等の[[除去]][[カード]]の採用も検討したい。~

また、[[《魔の試着部屋》]]は運任せの部分が色濃いため、それを補助する[[カード]]も選択肢の一つ。~
 [[デッキトップ]]を公開する[[《天変地異》]]、[[デッキトップ]]の[[ピーピング]]、操作ができる[[《魔導書整理》]]、[[《磨破羅魏》]]、[[《鳳凰神の羽根》]]、[[《サイバー・ヴァリー》]]など。~
 他にも、[[《カードトレーダー》]]なら[[手札事故]]を軽減しつつ、手札の[[通常モンスター]]を戻すことで[[《魔の試着部屋》]]の[[発動]]を補助できる。~


**プレイングの注意点 [#q4a8a78e]
 打点の低い[[通常モンスター]]軸の性ではあるが、[[《大寒波》]]などで[[魔法・罠カード]]を封殺されるとほとんど何も出来ない。~
 [[《大寒波》]]対策に[[フリーチェーン]]の防御用[[罠カード]]や[[《魔宮の賄賂》]]等の[[カウンター罠]]は是非とも採用したいが、[[デッキ]]を圧迫する可能性もあるため採用枚数には気を付けたい。~
 現[[環境]]は各種[[効果モンスター]]が[[キーカード]]である[[環境]]にあるため、[[《スキルドレイン》]]を採用することで[[デュエル]]を有利に進めることができる。~

 [[《魔の試着部屋》]]の無駄遣いは厳禁。~
 最低でも、[[伏せカード]]の[[除去]]は済ませておくこと。~
 [[キーカード]]の特性から[[ライフコスト]]を払う場面が通常のデッキより多いため、いっそ[[《洗脳−ブレインコントロール》]]等を絡めて[[《魔力倹約術》]]の採用も検討できる。~
 打点も低いため、[[ライフ・アドバンテージ]]面では不利になる場面が多い。~
 場合によっては[[ライフ]][[回復]]ギミックの採用も検討できるが、[[コンボ]][[デッキ]]ゆえ、スロットに空きがあれば入れる程度か。~

 また、構造上[[《憑依するブラッド・ソウル》]]と[[《ふるい落とし》]]には滅法弱いが、採用率から考えれば大した問題ではないだろう。

**この[[デッキ]]の派生 [#e150d3ba]

***【ローレベル レベル2】 [#q29000d3]

 デッキのモンスターを[[レベル]]2以下の[[通常モンスター]]に絞った【ローレベル】。~
 [[モンスター]]は[[レベル]]2最大[[攻撃力]]の[[《海皇の長槍兵》]]を筆頭に、サポートが豊富な[[おジャマ]]系統や[[《もけもけ》]]、[[レベル]]1最高守備力の[[《大木炭18》]]など粒ぞろい。~
 [[レベル]]3以上の[[モンスター]]では使用できない[[サポートカード]]も多数存在するため、[[レベル]]3主軸の【ローレベル】にも引けは取らない。~

 そして、最大の利点はなんと言っても[[《サウザンドエナジー》]]、[[《トライアングルパワー》]]、[[《弱肉一色》]]、[[《人海戦術》]]、[[《同姓同名同盟》]]などの強力な[[通常モンスター]]サポート。~
 [[《人海戦術》]]、[[《同姓同名同盟》]]で大量展開し、[[モンスター]]の攻撃力を[[《サウザンドエナジー》]]などで一気に強化、さらに余裕があれば[[《玉砕指令》]]で[[魔法・罠カード]]を一掃できればこちらのものである。~
 場合によっては[[《弱肉一色》]]の[[発動]]で相手のカードを一掃しつつ、総攻撃でトドメをさすこともできる。~
 また、[[レベル]]2以下の[[通常モンスター]]には[[攻撃力]]1500以上の[[モンスター]]が存在しないため、[[レベル]]3軸では使いがたい[[《平和の使者》]]が三枚積みできる。~
 【ローレベル】より強固な[[ロック]]が敷けるため、[[戦闘破壊]]には強いと言える。~
//[[《人海戦術》]]と[[《スピリットバリア》]]により、ダメージを減らす事ができる。モンスター枚数は、22枚程度が最良。~

***[[【もけもけ】]] [#ja01508d]
 サポートの豊富な[[《もけもけ》]]を主軸に据えた【ローレベル】。~
 弱小[[通常モンスター]]が主軸だが、[[《怒れるもけもけ》]][[《キング・もけもけ》]][[《人海戦術》]]などを駆使することで[[1ターンキル]]も不可能ではない。~

***[[【大革命】]] [#hbc909d4]
 脅威の[[リセット]][[カード]][[《大革命》]]の[[発動]]を狙う【ローレベル】の亜種。~
 [[発動]]後のアフターフォローが必要になるが、ひとたび[[発動]]を許せば対処方法は非常に限られるだろう。~

***[[【シンクロ召喚】]]軸 [#c0decb76]
 [[《チューン・ウォリアー》]]、[[《ガード・オブ・フレムベル》]]、[[《ジェネクス・コントローラー》]]などの[[通常モンスター]]の[[チューナー]]を[[《魔の試着部屋》]]で[[特殊召喚]]し、[[レベル]]5〜6の[[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]する[[デッキ]]。~
 こちらは従来の【ローレベル】と異なり、[[デッキ]]コンセプトの根本的なパワー不足がかなり改善されている。~
 特に[[《チューン・ウォリアー》]]の登場は革命的と言っても良い。~
 強力な[[シンクロモンスター]][[《ゴヨウ・ガーディアン》]]、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]を呼べれば、戦力面ではかなりの増強に繋がるだろう。~
 [[《正統なる血統》]]などの[[蘇生]]カードの豊富な[[通常モンスター]]ならば、[[シンクロ素材]]の再利用も容易。~

***【ローレベル軸上級多用】 [#de0fca48]
 [[最上級モンスター]]や[[帝]]の[[リリース]]を[[《魔の試着部屋》]]および[[レベル]]3以下の[[通常モンスター]]で補助する[[デッキ]]。~
 [[三邪神]]、[[《神獣王バルバロス》]]、上級[[スピリット]]など、能力は強力だが[[重い]][[モンスター]]も楽に召喚できる。~
 豊富な[[通常モンスター]]専用[[蘇生]]カードも併用すれば[[リリース]]要員には困らない。~
 ただし、上記のとおり[[《魔の試着部屋》]]は運任せの面もあり、[[上級モンスター]]の併用はさらに事故を生む可能性もあるため注意が必要である。~

***【下克上湿地スライム】軸 [#sbf34c9d]
 [[《スライム増殖炉》]]から生成される[[スライムモンスタートークン]]を[[《下克上の首飾り》]]や[[《湿地草原》]]で強化し、爆発的な[[攻撃力]]を得る[[デッキ]]。~
 [[トークン]]は[[通常モンスター]]扱いのため、もちろん一部の【ローレベル】用の[[サポート>サポートカード]]も有効。~
 [[《強制転移》]]や[[《鹵獲装置》]]で[[転移>コントロール転移]]し[[《群雄割拠》]]で[[ロック]]したり、[[《水霊術−「葵」》]]の[[コスト]]確保も容易になる。~
 [[【ガエル】]]のギミックや[[《氷結界の術者》]]を採用する派生も存在する。~
 他の[[通常モンスター]]の[[チューナー]]に比べ採用率の低い[[《ウォーター・スピリット》]]を最大限に有効活用できるデッキでもある。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの主人公である遊星の[[デッキ]]は、【シンクロ召喚】軸の【ローレベル】で構成されている。~
[[レベル]]の微調整が利くため、ダブル[[シンクロ召喚]]や[[モンスター]]4体での[[シンクロ召喚]]などの豪快な芸当も可能。~
アニメにおいて魅せ場の演出に一役買っている。~
もっとも彼の[[モンスター]]は大半が[[効果モンスター]]であり、[[【ジャンク・ウォリアー】]]よりのデッキである。~

**関連リンク [#jbc88a2b]
-[[《ジェリービーンズマン》]]
-[[《マッド・ロブスター》]]
-[[《音速ダック》]]
-[[《ハウンド・ドラゴン》]]
-[[《チューン・ウォリアー》]]

-[[《海皇の長槍兵》]]
-[[《もけもけ》]]
-[[おジャマ]]

-[[《冥界の使者》]]
-[[《魂を呼ぶ者》]]

-[[《トライアングルパワー》]]
-[[《サウザンドエナジー》]]
-[[《魔の試着部屋》]]
-[[《窮鼠の進撃》]]
-[[《同姓同名同盟》]]
-[[《弱肉一色》]]
-[[《突撃指令》]]
-[[《玉砕指令》]]
-[[《人海戦術》]]

-[[【通常モンスター】]]
-[[【凡骨ビート】]]

-[[【ジャンク・ウォリアー】]]

-[[デッキ集]]