*【ヴァンダルギオン】 [#ka7896b0] //大幅な変更を行いました。(10/08/01) //具体的な変更箇所は // //・更新が少なかったため殆ど触れられていなかった5期後半以降のカード・環境を反映。 //・追加での編集が容易に行えるよう各項目の整理。 //・ビートダウン型の構築と【フィフティ・フィフティ】型の構築の記述が混在していたため、ビートダウン型の構築を記事の主体にし【フィフティ・フィフティ】型の構築をデッキの亜種に追加。 //・デッキの変遷の項目を作成、過去に使用されていたが現在は使用率が低いカードを記述。 // //その他、過去の環境に於いても採用があったか疑わしいカードの記述は削除しています。 //また、記述の仕方を大きく変えたため元の文章を損なった部分が存在すると思います。 //変更箇所が記事全体に及ぶため、古い記述のコメントアウトは行っていません。 //バックアップに過去の記事が残っているので、問題が起きた場合はそちらを参照してください。 #contents **デッキの概要 [#fb65a65e] [[カウンター罠]]の[[発動]]から[[特殊召喚]]できる[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を[[フィニッシャー]]に据えた、[[ビートダウン]]を勝ち筋とする[[パーミッション]][[デッキ]]。~ 《冥王竜ヴァンダルギオン/Van'Dalgyon the Dark Dragon Lord》 効果モンスター 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2500 相手がコントロールするカードの発動をカウンター罠で無効にした場合、 このカードを手札から特殊召喚する事ができる。 この方法で特殊召喚に成功した時、 無効にしたカードの種類により以下の効果を発動する。 ●魔法:相手ライフに1500ポイントダメージを与える。 ●罠:相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。 ●効果モンスター:自分の墓地からモンスター1体を選択して 自分フィールド上に特殊召喚する。 [[ドローエンジン]]である[[《豊穣のアルテミス》]]や[[《デス・ラクーダ》]]・[[《ワーム・リンクス》]]で[[手札]]を補給しつつ、[[カウンター罠]]で[[相手]]の戦術を徹底的に阻害。~ [[フィニッシャー]]である[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を[[特殊召喚]]したあとは、その高い[[攻撃力]]で速やかに[[ビートダウン]]していく。~ 09/09/01の[[制限改訂]]により[[《神の宣告》]]が[[制限カード]]に指定され、運用が著しく厳しくなった。~ **[[デッキ]]構築に際して [#s924ba29] ***[[カウンター罠]]について [#jac20918] この[[デッキ]]の主役となる[[カード]]群。~ [[発動]][[コスト]]が多少重くても、[[汎用性]]が高く強力なものを選びたい。~ [[発動]][[コスト]]によって負った[[ディスアドバンテージ]]は、[[ドローエンジン]]による[[ドロー]]加速である程度取り返すことができるからだ。~ また、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を[[特殊召喚]]するために、[[相手]]の[[カードの発動]]を[[無効]]にできるものを中心に採用したい。~ -[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]の[[特殊召喚]]条件を満たすことができる[[カード]]~ --[[《神の宣告》]]~ [[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にした場合に[[特殊召喚]]条件を満たす。~ 多くの[[カード]]を[[無効]]にすることができる万能[[カウンター]]。~ 他の[[ライフコスト]]を必要とする[[カード]]との相性は悪いが、やはり優先的に採用したい。~ --[[《魔宮の賄賂》]]~ [[相手]]に[[カード]]を1枚[[ドロー]]させる[[デメリット]]は軽視できないが、[[発動]]に[[コスト]]を必要とせず、1枚で[[魔法・罠カード]]に対応することができる。~ --[[《天罰》]]~ 現在[[環境]]に大きな影響を与えている多様な[[モンスター効果]]に対応することができる[[カード]]。~ [[手札コスト]]として[[モンスターカード]]を捨て、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]の[[効果]]で[[蘇生]]すれば無駄がない。~ --[[《神の警告》]]~ [[効果モンスター]]の[[効果]]・[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にした場合に[[特殊召喚]]条件を満たす。~ あらゆる[[モンスターの召喚]]を[[無効]]にすることができ、[[汎用性]]が高い。~ しかし、[[発動]]に必要な[[ライフコスト]]も非常に高く、状況次第では[[コスト]]を払うことができず[[腐って>腐る]]しまう。~ 他の[[カウンター罠]]との兼ね合いを考えて、慎重に投入枚数を決めたい。~ --[[《マジック・ジャマー》]]~ [[魔法カード]]には[[《大嵐》]]・[[《ハリケーン》]]・[[《大寒波》]]など、この[[デッキ]]の天敵となる強力な[[制限カード]]が多数存在し、優先して[[対策]]する必要がある。~ [[《神の宣告》]][[《魔宮の賄賂》]]以外の対[[魔法カード]]用[[カウンター]]としては、この[[カード]]、もしくは[[《マジック・ドレイン》]]を投入することになるだろう。~ こちらは[[手札コスト]]を必要とし[[ディスアドバンテージ]]を負いやすいが、確実に[[カウンター]]できるため安定性で勝る。~ --[[《マジック・ドレイン》]]~ [[相手]]が[[魔法カード]]を[[手札]]から捨てず、この[[カード]]の[[効果]]が[[無効]]化されなかった場合に[[特殊召喚]]条件を満たす。~ こちらは不確定[[カウンター]]ではあるものの、安定した[[1:1交換]]が可能な貴重な[[カウンター罠]]である。~ [[《大嵐》]]、[[《ハリケーン》]]などの[[マストカウンター]]に確実に対処できないのは難点だが、[[《増援》]]や[[《おろかな埋葬》]]といった[[フィールド]]へ直接干渉しない[[魔法カード]]に対しては[[アドバンテージ]]を得やすい。~ --[[《盗賊の七つ道具》]]~ 比較的軽い[[コスト]]で[[発動]]することができる、[[罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[カウンター罠]]。~ [[デッキ]]にもよるが、[[罠カード]]の採用枚数は一時期より増加していると言える。~ 周囲の[[環境]]を良く把握し、必要に応じて[[メインデッキ]]、あるいは[[サイドデッキ]]に採用したい。~ --[[《ヒーローズルール2》]]~ [[無効]]にする対象が明確な[[《魔宮の賄賂》]]や[[《天罰》]]と比較すると多少の使いにくさはあるが、[[墓地]]利用への[[対策]]として有効。~ --[[《畳返し》]]~ [[帝]][[モンスター]]や[[ガジェット]]、[[蘇生]][[効果]]を内蔵した[[チューナー]][[モンスター]]などへの[[対策]]となる。~ 特定の[[デッキ]]を意識した[[サイドデッキ]]向けの[[カード]]ではあるが、[[環境]]次第では[[メインデッキ]]からの投入も考えられるだろう。 -その他の[[カウンター罠]]~ [[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]との[[コンボ]]は成立しないが、[[《豊穣のアルテミス》]]の[[ドロー]][[効果]]は問題なく適用される。~ --[[《強烈なはたき落とし》]]~ 安定した[[1:1交換]]が可能な[[手札破壊]][[カード]]。~ [[ボード・アドバンテージ]]には関与せず、[[相手]]の[[モンスターの召喚]]や[[除去]]を直接防ぐことはできないが、[[発動]]タイミングを選ばず能動的に使用できるという利点がある。~ --[[《キックバック》]]~ [[カード・アドバンテージ]]は稼げないが、ノー[[コスト]]で[[相手]][[モンスター]]の展開を阻害することができる。~ [[破壊]]ではなく[[手札]]に[[戻す]]ため[[墓地アドバンテージ]]を与えにくいという考え方もできるが、基本的には[[ディスアドバンテージ]]を負うことを念頭に置きたい。~ --[[《昇天の黒角笛》]]~ [[チェーン]]に乗らない[[召喚ルール効果]]による[[特殊召喚]]をノー[[コスト]]で[[無効]]にすることができる。~ 対応範囲は非常に限定的だが、[[シンクロ召喚]]が流行する現在の[[環境]]では、[[無効]]にする対象には困らない。~ また、[[スペルスピード]]2ながらこの[[効果]]を内蔵した[[モンスター]]として、[[《ライオウ》]]が存在する。~ [[汎用性]]では、[[アタッカー]]として運用できる[[《ライオウ》]]に軍配が上がるか。~ ***[[カウンター罠]]以外の[[罠カード]]について [#ib700962] [[パーミッション]][[デッキ]]だからといって、無理をしてまで[[カウンター罠]]にこだわる必要はない。~ この[[デッキ]]のコンセプトに合ったものであれば、積極的に採用していきたい。~ --[[除去]][[罠>罠カード]]~ [[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]・[[《奈落の落とし穴》]]・[[《次元幽閉》]]などの[[除去]][[罠>罠カード]]は、[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から保護するのに適している。~ [[モンスターの召喚]]や[[モンスター効果の発動]]を[[無効]]にするわけではないため[[相手]]の行動を封じる能力は[[カウンター罠]]に劣るが、[[発動]]に[[コスト]]を必要としないものが多く、比較的手軽に使用できる。~ 使いどころさえ間違えなければ、[[カウンター罠]]にも劣らない働きをしてくれる。~ --[[《スターライト・ロード》]]~ [[通常罠]]だが、この[[デッキ]]の天敵である[[《大嵐》]]など、複数枚[[除去]][[効果]]への強力な[[カウンター]]となる。~ ***[[モンスターカード]]について [#h6f46abd] 重要度が高いのは、、[[フィニッシャー]]である[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]と潤沢な[[手札]]を確保するための[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]。~ それ以外は比較的自由に選択できるが、大量の[[カウンター罠]]で[[デッキ]]が圧迫されるため、多数の[[カード]]間の[[シナジー]]で成立するようなギミックは組み込みにくい。~ -[[フィニッシャー]]~ --[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]~ 強力な[[カード]]だが、[[特殊召喚]]するためには、[[相手]]が[[コントロール]]する[[カードの発動]]を[[カウンター罠]]で[[無効]]にする必要があることに留意したい。~ [[特殊召喚]]の条件を満たすかは[[相手]]の行動に依存しており、状況次第では[[手札事故]]の原因になり得る。~ [[デッキ]]への投入枚数は、[[特殊召喚]]のトリガーとなる[[カウンター罠]]とのバランスを考えて決めたい。~ -[[ドローエンジン]]~ [[カウンター罠]]を多用するため[[手札]]消費が激しいこの[[デッキ]]にとって、[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]は生命線である。~ そのため、少しでも早く[[手札]]あるいは[[フィールド]]に呼び込みたいが、[[フィールド]]に出てしまった[[カード]]の[[除去]]を苦手とするこの[[デッキ]]では、[[戦闘破壊]]など受動的な[[発動条件]]を持つ[[サーチャー]]や[[リクルーター]]の採用は難しい。~ また、どれも[[ステータス]]は心許なく、豊富な[[カウンター罠]]や[[除去]][[罠>罠カード]]を駆使して[[戦闘破壊]]や[[除去]]からこれらの[[モンスター]]を守ることが、[[デッキ]]運用の課題となる。~ どの[[カード]]にも長所と短所があり、[[デッキ]]のコンセプトや他の採用[[カード]]とのバランスを考えて投入を決めたい。~ もちろん併用するのも良い。[[ドロー]]加速手段が多ければ、それだけ[[手札コスト]]を要求する[[カード]]も使いやすくなる。~ --[[《豊穣のアルテミス》]]~ [[カウンター罠]]が[[発動]]されるごとに[[カード]]を1枚[[ドロー]]する。~ [[ドロー]][[効果]]は受動的でやや安定性に欠けるが、1[[ターン]]に複数枚[[ドロー]]できる可能性もある。~ [[《デス・ラクーダ》]]・[[《ワーム・リンクス》]]と比較すると[[ステータス]]は高めで、[[モンスター]]の[[攻撃力]]が低くなりがちなこの[[デッキ]]では、貴重な[[アタッカー]]としても活躍が見込める。~ しかし、[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]にも容易に[[戦闘破壊]]されてしまうことに変わりはないので、しっかりと守ってやりたい。~ [[《オネスト》]]で[[戦闘]]をサポートすることができるのは嬉しいところ。~ --[[《デス・ラクーダ》]]~ [[フィールド]]に維持することができれば、毎[[ターン]]確実に1枚の[[カード]]を[[ドロー]]することができる[[サイクル・リバース]][[モンスター]]。~ [[ドロー]]のペースでは[[《ワーム・リンクス》]]に劣るが、[[メインフェイズ]]で[[ドロー]]するため、[[ドロー]]した[[カード]]をすぐに利用できる。~ また、[[反転召喚]]時に[[ドロー]]するため、[[ドロー]]のペースを任意で調節することができる。~ 堅実さがこの[[カード]]の特徴と言えるだろう。~ --[[《ワーム・リンクス》]]~ [[お互い]]の[[エンドフェイズ]]毎に[[カード]]を1枚[[ドロー]]するため、守り続けることができれば多大な[[アドバンテージ]]を得ることができる。~ [[ドロー]][[効果]]は上記2枚と比較しても強力だが、[[強制効果]]であることに注意したい。~ その強力さも相まって、[[デッキ切れ]]を起こす可能性もある。~ [[ステータス]]は非常に低いものの、[[光属性]]であるため[[《オネスト》]]による[[戦闘]]補助が可能。~ [[相手]]の意表を突くことができるかもしれない。~ -その他の[[モンスター]]~ 上記の[[モンスター]]以外では、[[無効]]化能力を内蔵した[[メリット]][[アタッカー]]や、不足しがちな[[除去]]能力を補う[[モンスター]]を中心に採用していく。~ --[[《オネスト》]]~ 高い奇襲性を持つ、[[光属性]][[モンスター]]の強力な[[戦闘]]補助[[カード]]。~ [[《豊穣のアルテミス》]]を採用するのならば、是非[[デッキ]]に投入したい。~ [[光属性]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守るだけでなく、[[召喚>モンスターの召喚]]を許してしまった[[相手]]の大型[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]することもできる。~ [[守備力]]も高めなので、いざという時は[[壁]]としても機能する。~ --[[《ライオウ》]]~ [[サーチ]]封じと[[スペルスピード]]2の[[《昇天の黒角笛》]]を内蔵し、[[攻撃力]]も1900と高い。~ 特に[[特殊召喚]][[無効]][[効果]]は、現[[環境]]に大きな影響を与える[[シンクロ召喚]]への[[メタ]]となる。~ [[光属性]][[モンスター]]であるため、[[《豊穣のアルテミス》]]・[[《ワーム・リンクス》]]と[[《オネスト》]]を共有できる点も見逃せない。~ --[[《霊滅術師 カイクウ》]]~ [[墓地]]利用を重視した[[デッキ]]への[[メタ]]となる[[メリット]][[アタッカー]]。~ --[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]~ [[強制効果]]のため[[発動]]タイミングを選べないものの[[スペルスピード]]2の[[《天罰》]]を内蔵、[[ステータス]]も[[下級]][[アタッカー]]として申し分ない。~ しかし、[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]の[[特殊召喚]]や[[《デス・ラクーダ》]]・[[《ワーム・リンクス》]]の[[ドロー]]を[[無効]]にし[[破壊]]してしまうため、プレイングには注意が必要となる。~ 一方、[[永続効果]]で[[ドロー]]する[[《豊穣のアルテミス》]]との相性は良い。~ --[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~ [[魔法・罠カード]][[除去]]を内蔵した[[メリット]][[アタッカー]]。~ 単独で1枚の[[アドバンテージ]]を得ることができ、[[《王宮のお触れ》]]への[[対策]]にもなる。~ --[[《N・グラン・モール》]]~ [[戦闘]]を介する必要があるが、使い回しの効く[[バウンス]][[カード]]。~ 特に[[上級モンスター]]や[[融合モンスター]]、[[シンクロモンスター]]に対しては強力な[[除去]]手段となる。~ --[[《闇の仮面》]]~ [[墓地]]の[[罠カード]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]を持つ[[リバース]][[モンスター]]。~ 大量の[[カウンター罠]]を採用するこの[[デッキ]]なら、[[サルベージ]][[対象]]に困ることはまず無い。~ 狙い目はやはり、[[制限カード]]である[[《神の宣告》]]だろうか。~ 大規模なギミックを仕込まない限り使い捨てとなるので、基本的には[[《豊穣のアルテミス》]]などの[[ドローエンジン]]を優先させたい。~ --[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]~ [[《マシュマロン》]]など[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]は、体勢が整うまでの[[壁]]として運用できる。~ あくまで[[壁]]であり、[[相手]]に[[モンスター]]の展開を許すことと、この[[デッキ]]は一度展開された[[モンスター]]への対抗手段が少ないことには留意しておこう。~ また、強力な[[効果モンスター]]が多く存在する現在の[[環境]]では、あっさり[[除去]]されてしまうことも珍しくない。~ [[耐性]]を過信せず、早めに[[シンクロ素材]]や[[リリース]]として利用することを視野に入れたい。~ --[[チューナー]][[モンスター]]~ 余裕があれば[[チューナー]]を投入し、[[シンクロ召喚]]によって大型[[モンスター]]を[[特殊召喚]]する手もある。~ [[除去]]・[[ライフゲイン]]・[[破壊]][[効果]]への[[カウンター]]など、多様な[[効果]]を持った[[モンスター]]を状況に応じて[[特殊召喚]]することができる。~ --[[《サイバー・ドラゴン》]]~ [[攻撃力]]で[[《ナチュル・バンブーシュート》]]を上回り、[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の存在から[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を間接的に[[除去]]することができる。~ この[[デッキ]]の天敵である[[罠]]封じ[[モンスター]]への対抗策となり、強力な[[アタッカー]]としても機能する。~ --[[帝]][[モンスター]]~ 高い[[除去]]能力を持つ[[上級モンスター]]群。~ [[リリース]]が確保できるのならば、採用が検討できる。~ --[[《カオス・ソーサラー》]]~ [[デッキ]]の[[光属性]][[モンスター]]と[[闇属性]][[モンスター]]の割合次第で採用が考えられる。~ [[表側表示]]の[[モンスター]]を[[除外]]する[[効果]]を持ち、[[除去]]能力を補ってくれる。~ ただし、この[[デッキ]]は積極的に[[墓地アドバンテージ]]取っていくタイプではないため、[[手札]]で[[腐る]]可能性もある。~ ***[[魔法カード]]について [#c16e45d0] [[デッキ]]に占める[[カウンター罠]]の割合が多いため、[[魔法カード]]を投入するスロットはほとんど無い。~ しかし、[[除去]]能力を補うために何枚か採用しておきたい。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[《王宮のお触れ》]]など、[[罠カード]]を[[無効化>無効]]する[[カード]]を出されてしまった際の保険にもなる。~ --[[《サイクロン》]]~ 非常に[[汎用性]]が高い[[魔法・罠カード]][[除去]]。~ [[発動]]を許してしまった[[《王宮のお触れ》]]などの[[永続カード]]の[[破壊]]や、[[エンドサイク]]での[[1:1交換]]など、使い道には困らない。~ --[[《地砕き》]]~ 優秀な[[単体除去]][[カード]]。~ [[除去]]能力が不足しがちなこの[[デッキ]]では、貴重な[[モンスター]][[除去]]手段となるだろう。~ --[[《月の書》]]~ [[汎用性]]の高い[[速攻魔法]]。~ [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]の[[無効]]化、[[シンクロ召喚]]の妨害など、活用法は多岐に渡る。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[永続効果]]を遮断し、そのまま[[戦闘破壊]]に繋げることもできる。~ 単体では[[アドバンテージ]]を得られないことには注意したい。~ --[[《大嵐》]]・[[《ハリケーン》]]~ [[伏せカード]]を多用するこの[[デッキ]]との相性は非常に悪い。~ しかし、能動的な[[除去]]に乏しいこの[[デッキ]]にとって、これら[[全体除去]][[カード]]が有用となる場面もある。~ 採用の余地は十分あるだろう。~ **[[デッキ]]の戦術 [#lb0a6614] 豊富な[[伏せカード]]を用いて[[相手]]の[[デッキ]]の出方を待つ、受け身の動きを取るのが基本となる。~ 安全が確認できれば[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]の[[特殊召喚]]を待たずに[[攻撃]]を仕掛けてもいいが、[[ドローエンジン]]を失うような事態は避けたい。~ 特に、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《トラゴエディア》]]には注意を払うべきである。~ あらゆる[[相手]]の[[カード]]を[[無効]]にするのが理想だが、重い[[発動]][[コスト]]を持つ[[カウンター罠]]を無闇に使用すると、逆に[[自分]]の首を締めることになる。~ そのため、[[相手]]の使用する[[カード]]から[[デッキ]]タイプを読み取り、[[相手]]状況に応じて[[カウンター]]する[[カード]]を絞らなければならない。~ 特に[[相手]]の大型[[モンスター]]などの[[エンドカード]]や、こちらの[[伏せカード]]への大量[[除去]]、ゲームの流れに大きな影響を及ぼす[[ルール介入]]型の[[カード]]は、必ず[[無効]]にする必要がある。~ 目の前の[[カード]]だけでなく、[[相手]]の[[デッキ]]や[[手札]]に存在するであろう[[マストカウンター]]を意識し、[[カウンター罠]]を温存しつつ最小限の消費で[[ドローエンジン]]を守ることが重要となる。~ この判断の難しさが、[[パーミッション]][[デッキ]]が玄人向けといわれる理由である。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#e47c2f22] ***[[手札事故]] [#j6b4c739] 偏った[[デッキ]]構成のため[[手札事故]]が発生しやすい。~ [[カウンター罠]]を[[手札]]に引くことができなければ、[[ステータス]]が貧弱な[[ドローエンジン]]を守り切ることは難しく、戦線を維持するのは非常に困難である。~ [[カウンター罠]]を[[発動]]することができないため、切り札である[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を[[特殊召喚]]することもできない。~ 逆に[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]を[[手札]]に引くことができなければ、[[カウンター罠]][[発動]]時の[[コスト]]による[[ディスアドバンテージ]]を埋めることができない。~ [[相手]]との[[アドバンテージ]]差が少しずつ広がっていき、やがては身動きが取れなくなってしまう。~ もちろん、構築次第で[[手札事故]]を起こす[[確率]]をある程度減らすことはできる。~ しかし、この[[デッキ]]は複数の[[カウンター罠]]と[[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]が揃うことを前提とした[[コンボ]][[デッキ]]の色が強く、[[手札事故]]を根本的に回避するのは難しいだろう。~ ***[[罠>罠カード]]封じ [#n179df5d] 他の[[【パーミッション】]][[デッキ]]と同様に、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《ナチュル・バンブーシュート》]]・[[《王宮のお触れ》]]には注意が必要。~ [[デッキ]]の大半を占める[[罠カード]]が機能しなくなり、切り札である[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]の[[特殊召喚]]の目処も立たなくなってしまう。~ [[カウンター罠]]の[[発動]]と[[セット]]の両方を阻害する[[《大寒波》]]、複数積まれた[[カウンター罠]]を根こそぎ[[除外]]する[[《撲滅の使徒》]]も通してしまうと大変なことになる。~ これら[[メタカード]]への[[対策]]はしっかりと用意し、温存しておきたいところ。~ ***[[除去]]能力の低さ [#tc01fbae] [[召喚>モンスターの召喚]]・[[発動]]の[[無効]]に特化している反面、[[召喚>モンスターの召喚]]されてしまった[[モンスター]]や[[発動]]を許した[[永続カード]]を[[除去]]する手段は非常に限られてくる。~ [[相手]]に[[下級]][[アタッカー]]1体の[[召喚]]を許すだけで戦線が崩壊することもあり、上述した[[罠>罠カード]]を封じる[[カード]]はもちろん、あらゆる[[カード]]・[[デッキ]]を意識したプレイが求められる。~ [[ロック]]系などの[[ルール介入]]型の[[永続カード]]や、[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]には注意を払うべきだろう。~ 対策としては、[[パーミッション]]のバランスを失わない程度に[[除去]][[効果]]を持つ[[魔法カード]]や[[効果モンスター]]を[[デッキ]]に組み込むのが望ましい。~ [[サイドデッキ]]からの[[メタカード]]の投入も重要となる。~ **[[デッキ]]の変遷 [#t5e260c7] -以前採用された[[カード]]~ --[[《天空騎士パーシアス》]]~ [[貫通]]能力と[[戦闘ダメージを与えた]]際に[[カード]]を1枚[[ドロー]]する[[誘発効果]]を持った[[上級モンスター]]。~ [[ドローエンジン]]兼[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[モンスター]]への[[対策]]として採用されることがあった。~ しかし、カードプールの増加により[[攻撃力]]の低さが目立ち始め、現在採用されることは稀である。~ --[[《光神機−桜火》]]~ 2400の[[攻撃力]]を持ち、[[妥協召喚]]することが可能な[[上級モンスター]]。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[帝]]モンスターと[[相打ち]]させるなど、[[戦闘]]を介する[[除去]][[カード]]として機能した。~ しかし、カードプールが増加した現在では、[[シンクロ召喚]]などでこの[[カード]]の[[攻撃力]]を上回る[[モンスター]]が[[召喚>モンスターの召喚]]されることも珍しくはない。~ [[《地割れ》]]・[[《地砕き》]]といった優秀な[[単体除去]][[魔法カード]]も[[制限解除]]されており、この[[カード]]を採用する意義は薄くなっている。~ **[[デッキ]]の亜種 [#b71d4729] ***[[【フィフティ・フィフティ】]]型 [#fc562d5a] [[ドローエンジン]]となる[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]から守るために、[[攻撃]]を[[ロック]]する[[永続カード]]を採用するタイプ。~ [[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を採用するため必然的に、こちらの体勢が整った時点で[[ロック]][[カード]]を[[フィールド]]から取り除き一気に攻めこむ、スイッチ型の構築となる。~ [[パーミッション]][[デッキ]]は[[永続カード]]を守りやすく、[[【フィフティ・フィフティ】]]との親和性自体は比較的高めである。~ しかし、[[ビートダウン]]と[[ロック]]という相反する2つの要素に、大量の[[カウンター罠]]を投入する[[パーミッション]]が加わるため、構築のバランスを取るのは難しい。~ [[ロック]][[カード]]は[[《光の護封壁》]]などの[[自分]]には影響を及ぼさないものか、任意で[[自壊]]させることができる[[《平和の使者》]]などを中心に採用する。~ [[《レベル制限B地区》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]など自分にも影響が及ぶ[[永続カード]]を採用する場合は、[[《サイクロン》]]・[[《魔導戦士 ブレイカー》]]などを用意して[[フィールド]]から離れさせる必要がある。~ [[デッキ]]に投入する[[魔法カード]]の数が少ないことを生かし、[[《異次元の境界線》]]を採用するのも面白い。~ 多少[[【エンジェル・パーミッション】]]に寄った構築になるが、[[光属性]]・[[天使族]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[《天魔神 インヴィシル》]]を[[アドバンス召喚]]することで、[[魔法カード]]を封じつつ[[ロック]]を解除することもできる。~ [[攻撃]]を[[ロック]]するため、[[《デス・ラクーダ》]]や[[《ワーム・リンクス》]]などの[[ステータス]]に不安がある[[モンスター]]も投入しやすい。~ [[《スカラベの大群》]]・[[《イナゴの軍勢》]]といった[[サイクル・リバース]][[モンスター]]は[[相手]]の[[カード]]を毎[[ターン]][[除去]]でき、多くの[[ロック]][[カード]]をすり抜けて[[攻撃]]することができる。 ***【ヴァンダルダムド】 [#md5194da] 強力な[[除去]][[効果]]を持つ[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]を採用した【ヴァンダルギオン】と[[【ダムドビート】]]の折衷型。~ 上手く回れば2体の強力な[[最上級モンスター]]をガンガン[[特殊召喚]]でき、制圧力に間しては純正の【ヴァンダルギオン】をはるかに上回る。~ [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[【パーミッション】]]の天敵である[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[《王宮のお触れ》]]を[[破壊]]できるのも魅力である。~ しかし、元来[[事故>手札事故]]率が高いこの[[デッキ]]に[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]][[召喚]]のギミックを仕込むのは並大抵のことではなく、かなりの[[デッキ]]構築力が求められる。~ [[デッキ]]には[[ロック]][[カード]]や[[壁]][[モンスター]]が必要となる。~ 重量級の[[モンスター]]を多く採用する都合上、それらの[[カード]]が一時的とはいえ[[手札]]で腐ることが懸念される。~ その為、[[《攻撃の無力化》]]や[[《和睦の使者》]]などの使いきりの防御[[カード]]だけでは場を保ちづらいからだ。~ [[ロック]][[カード]]は[[自分]]の[[攻撃]]の邪魔にならない[[《光の護封壁》]]や[[《平和の使者》]]など、[[自分]]が影響を受けない又は[[自分]]で解除できる[[カード]]を使用したい。~ 採用する[[闇属性]][[モンスター]]は[[【Vドラコントロール】]]にも採用された[[《スカラベの大群》]]や[[《イナゴの軍勢》]]といった[[サイクル・リバース]][[モンスター]]が主体となる。~ [[《終末の騎士》]]等の[[【ダムドビート】]]御用達の[[カード]]も投入したいところだが、スロットに限りがある以上は単体で[[アドバンテージ]]を稼げる[[モンスター]]を優先すべき。~ 上記[[カード]]を駆使して場をコントロールしていき、準備が整い次第[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]][[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]を展開、一気に勝負を決めるのが理想的。~ [[《ダーク・アームド・ドラゴン》]][[召喚]]のための[[墓地]]調整は[[《天罰》]]等[[手札コスト]]を必要とする[[カード]]を用いることである程度は可能。~ 他には[[《D.D.クロウ》]]や、いっそのこと[[《黄泉ガエル》]]や[[《ネフティスの鳳凰神》]]等への対策を兼ねて[[《魂の解放》]]を採用するのも選択肢の一つである。~ この辺りのチョイスは各人のセンスや好みが試されるだろう。~ ***【ヴァンダルエンジェル】 [#sk42908hs] その名の通り【ヴァンダルギオン】と[[【エンジェル・パーミッション】]]の夢の競演といえる[[パーミッション]][[デッキ]]。~ 基本的には[[【エンジェル・パーミッション】]]に近いが、[[フィニッシャー]]の高速[[召喚]]&[[攻撃]]を通すためにより多くの[[サポートカード]]を用いることになる。~ そのための[[天使族]]以外も多く取り入れるため、[[【エンジェル・パーミッション】]]の[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]軸とも違う構築になっている。~ [[カードの効果]]は[[カウンター罠]]で、[[モンスター除去]]は[[魔法カード]]・[[モンスター]]の[[効果]]で[[除去]]する[[【カウンタービート】]]に近い[[デッキ]]である。~ 基本的には[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]等の[[戦闘]]で[[破壊されない]][[効果]]を持つ[[モンスター]]や[[ロック]][[カード]]を投入する事で戦線を維持する。~ [[天使族]]の中では[[《マシュマロン》]]、[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]、[[《ジェルエンデュオ》]]、一部の[[雲魔物]]が[[戦闘破壊]][[耐性]]を持っている。~ 戦線を維持する事により、例え[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の[[召喚]]や[[《王宮のお触れ》]]の[[発動]]を許したとしても、[[戦闘]][[ダメージ]]を受けにくい。~ 加えて[[ロック]]要素を取り入れる事で、必要な[[カード]]が揃うまで待つ事ができる。~ そのため[[カード]]の種類が多く、必要最低限なこの[[デッキ]]でもそれなりに回す事が出来る。~ この[[デッキ]]の弱点を挙げるとすれば[[貫通]]であろう。~ その他、[[表示形式]]の変更などで[[壁]][[モンスター]]を[[サンドバッグ]]にされるのも辛い。~ [[《攻撃の無力化》]]や[[ロック]][[カード]]で防ぎたいところ。~ また、[[天使族]]以外の[[カード]]が[[フィールド]]上に存在する時に[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]を行うと[[ディスアドバンテージ]]を負う。~ その場合は[[通常召喚]]するか、[[手札コスト]]として使おう。~ 必要な[[カード]]は増えてしまうが、[[《天空聖者メルティウス》]]軸を用いるのも手。~ [[《天空の聖域》]]によって[[貫通]]によるダメージもシャットアウトでき、[[《ジェルエンデュオ》]]がより安定して[[フィールド]]に留まることが可能となる。~ もちろん[[メルティウス>《天空聖者メルティウス》]]の[[効果]]によって[[除去]]力も増すので、うまく回れば常に[[相手]]の[[フィールド]]をがら空きにする事も不可能ではない。 **代表的なカード [#ae36e44e] -[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]] -[[《豊穣のアルテミス》]] -[[《デス・ラクーダ》]] -[[《ワーム・リンクス》]] -[[《神の宣告》]] -[[《魔宮の賄賂》]] -[[《天罰》]] **サンプルレシピ [#s8b4366d] -【ヴァンダルパーミッション】~ http://nullyuplayer.blog51.fc2.com/blog-entry-590.html~ 2008年度カナダ代表最終選考会ベスト8~ **関連リンク [#ia52147f] -[[【エンジェル・パーミッション】]] -[[【カウンタービート】]] -[[カウンター罠]] -[[デッキ集]]