*【ヴァンパイア】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[SHADOW SPECTERS]]で登場した[[ヴァンパイア]]と名のついた[[モンスター]]群を中心とした[[デッキ]]。~
 [[闇属性]]・[[アンデット族]]が中心となっているので、[[【闇属性】]]・[[【アンデット族】]]寄りの構築となる。~
 第10期に[[デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ]]で新規[[カード]]が多数登場した事で[[デッキ]]構築の幅も大きく広がった。~
//ダーク・セイヴァーズ発売前のページ⇒http://yugioh-wiki.net/index.php?cmd=backup&page=%A1%DA%A5%F4%A5%A1%A5%F3%A5%D1%A5%A4%A5%A2%A1%DB&age=44

 《ヴァンパイアの使い魔/Vampire Familiar》
 効果モンスター
 星1/闇属性/アンデット族/攻 500/守   0
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。
 デッキから「ヴァンパイアの使い魔」以外の「ヴァンパイア」モンスター1体を手札に加える。
 (2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
 「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
 このカードを特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 《ヴァンパイアの眷属/Vampire Retainer》
 効果モンスター
 星2/闇属性/アンデット族/攻1200/守   0
 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合、500LPを払って発動できる。
 デッキから「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
 (2):このカードが墓地に存在する場合、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、
 「ヴァンパイア」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
 このカードを特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。

 《ヴァンパイア・ソーサラー/Vampire Sorcerer》
 効果モンスター
 星4/闇属性/アンデット族/攻1500/守1500
 (1):このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
 デッキから闇属性の「ヴァンパイア」モンスター1体または「ヴァンパイア」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
 このターンに1度だけ、
 自分はレベル5以上の闇属性の「ヴァンパイア」モンスターを召喚する場合に必要なリリースをなくす事ができる。
//正直新規カードの増加により重要度は下がった感は否めないが一応

 《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン/Dhampir Vampire Sheridan》
 エクシーズ・効果モンスター
 ランク6/闇属性/アンデット族/攻2600/守1000
 レベル6モンスター×2体以上
 元々の持ち主が相手となるモンスターをこのカードのX召喚の素材とする場合、
 そのレベルを6として扱う。
 (1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
 相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを墓地へ送る。
 (2):1ターンに1度、フィールドのモンスターカードが、
 効果で相手の墓地へ送られた場合、または戦闘で破壊され相手の墓地へ送られた場合、
 このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
 そのモンスター1体を自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。

 《ヴァンパイアの領域/Vampire's Domain》
 永続魔法
 (1):1ターンに1度、500LPを払って発動できる。
 このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「ヴァンパイア」モンスター1体を召喚できる。
 (2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 自分の「ヴァンパイア」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動する。
 その数値分だけ自分のLPを回復する。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]

***[[モンスターカード]]について [#monster]

―[[ヴァンパイア]]~
 [[デッキ破壊]][[効果]]がメインの[[ヴァンパイア]][[モンスター]]は下記の[[《ヴァンパイア帝国》軸>#Empire]]を参照。~

-[[下級モンスター]]~
--[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]~
いずれも[[特殊召喚]]時の[[サーチ]]と[[ヴァンパイア]][[カード]]を[[コスト]]にした[[自己再生]]が可能。~
[[特殊召喚]]から[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ、各種素材や[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]になるのが基本的な働き。~
この[[デッキ]]の重要な[[回転]]エンジンだが、[[同名カード]]の制限と[[自己再生]]後の[[除外]]は気を付けたい。~

--[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]~
[[サーチ]][[効果]]は上記より受け身なのが欠点だが、[[カード]]の種類を問わず[[ヴァンパイア]]なら何でも[[サーチ]]できるのが強み。~
[[墓地]][[効果]]で[[レベル]]5以上の[[ヴァンパイア]]の[[召喚]]を補助できるため[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]とも相性が良い。~
[[ヴァンパイア]]の種類が増えた事で以前の様にフル投入確定とまではいかないが、それでも重要度は高いと言える。~

-[[上級モンスター]]~
この[[デッキ]]にとって重要な[[レベル]]帯であり、[[召喚]]サポートを駆使してスムーズに[[フィールド]]に出したい。~
一部の[[モンスター]]は[[戦闘破壊]]した[[モンスター]]を[[バトルフェイズ]]終了時に[[蘇生]]できる共通[[効果]]を持つので[[戦闘]]補助と相性が良い。~

--[[レベル]]5~
[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]の[[エクシーズ素材]]にもなる。~

---[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]~
[[召喚]]時に[[手札]]・[[デッキ]]から[[ヴァンパイア]]を[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持つ。~
呼び出した[[モンスター]]とで[[リンク召喚]]や[[闇属性]]の[[エクシーズ召喚]]を行ったり、それらの[[効果]]で[[コンボ]]を狙っていくのが基本。~
ただし[[発動]]後は[[リクルート]]した[[モンスター]]しか[[攻撃]]できないのでラッシュには不向き。~
[[先攻]]1[[ターン]]目や[[メインフェイズ]]2で行うか、布陣を整える[[ターン]]と割り切るなど使い方は考えたい。~

---[[《ヴァンパイア・デューク》]]~
[[召喚]]時に[[墓地]]の[[ヴァンパイア]]を[[蘇生]]する[[効果]]と、[[特殊召喚]]時に[[デッキ破壊]]を行う[[効果]]を持つ。~
[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]同様に[[リンク召喚]]や[[闇属性]]の[[エクシーズ召喚]]に繋げられるが、こちらは[[墓地]]が肥えていない序盤には活かし難い。~
代わりに[[攻撃]]制限がないのが利点であり、展開した[[モンスター]]の[[効果]]も絡めて複数展開から一気にラッシュをかけていける。~
[[特殊召喚]]時の[[効果]]は[[《ヴァンパイア・シフト》]]との[[コンボ]]で即[[除去]]に繋げられる。~

---[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]~
[[お互い]]の[[攻撃宣言]]時に[[特殊召喚]]できる[[効果]]、[[アンデット族]]の[[戦闘]]を補助する[[効果]]、共通[[効果]]の[[コントロール奪取]]を持つ。~
[[特殊召喚]]の条件は緩く、自軍の[[攻撃]]の場合はそのまま(2)の[[効果]]で[[戦闘]]を補助できる。~
共通[[効果]]を持つ[[ヴァンパイア]]の[[戦闘]]を補助すれば[[コントロール奪取]]で[[アドバンテージ]]となり、[[メインフェイズ]]2の展開にも繋がる。~

---[[《ヴァンパイア・グリムゾン》]]~
[[ライフ]]を払って[[自分]][[モンスター]]を[[破壊]]から守る[[効果]]と共通[[効果]]の[[コントロール奪取]]を持つ。~
固有[[効果]]により場保ちは良いが、[[自分]]から仕掛ける[[効果]]は特にないので攻めより守りに向いている。~


//---[[《ヴァンパイア・ドラゴン》]]~
//[[レベル]]4以下の[[モンスター]]の[[サーチ]][[効果]]を持つ[[ヴァンパイア]]。~
//しかし[[効果]]を使うには[[アドバンス召喚]]する必要があるので、[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]での[[リリース]]節約、[[特殊召喚]]で[[フィールド]]に出すのが主流の[[デッキ]]では使う機会は少ない。~
//[[召喚制限]]がない[[ヴァンパイア]]で最大[[攻撃力]]であることを活かすか、[[《ピラミッド・タートル》]]や[[《終焉の焔》]]で[[リリース]]要員を確保するといい。~
//攻撃力2400のレッドバロンが登場した事でもはや固有のメリットが…レベル5であることも攻撃力じゃ特に活きないし

--[[レベル]]6~
[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ素材]]にもなる。~
特に共通[[効果]]を持った[[ヴァンパイア]]は奪った[[相手]][[モンスター]]と自身とで[[エクシーズ召喚]]可能な点は覚えておきたい。~

---[[《ヴァンパイア・レッドバロン》]]~
自身以外の[[ヴァンパイア]]を交えた[[コントロール交換]]を行う[[効果]]と共通[[効果]]の[[コントロール奪取]]を持つ。~
[[コントロール交換]]により[[戦闘破壊]]できる的を作りやすく、[[特殊召喚]]時の[[効果]]を持つ[[ヴァンパイア]]ならば[[アドバンテージ]]も稼げる。~
(1)の[[効果]][[発動]]後の[[メインフェイズ]]1の段階で[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]に繋げられる点も重要。~

---[[《ヴァンパイア・スカージレット》]]~
[[召喚]]・[[特殊召喚]]時に[[同名カード]]以外の[[ヴァンパイア]]を[[蘇生]]する[[効果]]と共通[[効果]]の[[コントロール奪取]]を持つ。~
基本的な使い方は[[《ヴァンパイア・デューク》]]と同じだが、こちらは[[ライフコスト]]がある代わりに[[特殊召喚]]でも良いので[[発動]]機会は勝るか。~

---[[《ヴァンパイア・グレイス》]]~
[[アンデット族]]の[[効果]]で[[レベル]]5以上の[[アンデット族]]を[[特殊召喚]]した時に[[自己再生]]が可能。~
[[ライフコスト]]が非常に[[重い]]が、[[トリガーとなるモンスター>《ヴァンパイア・グレイス》#list]]は他の[[ヴァンパイア]]を含めてこの[[デッキ]]では採用しやすい[[モンスター]]が多い。~
後半の[[デッキ破壊]][[効果]]は単体では役立ちにくいが、特に条件のない[[起動効果]]なので[[《ヴァンパイア帝国》]]との[[コンボ]]は狙いやすい。~

---[[《カース・オブ・ヴァンパイア》]]~
[[戦闘破壊]]された次の[[スタンバイフェイズ]]に[[攻撃力]]2500で[[自己再生]]できる。~
[[ライフコスト]]が合計2500も掛かるものの、[[《ヴァンパイア・グレイス》]]と組み合わせれば[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]に繋げられるのは固有の利点と言える。~

-[[最上級モンスター]]~
--[[《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》]]~
[[ヴァンパイア]]の[[最上級モンスター]]だが、[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]を使えば[[リリース]]なしで[[召喚]]可能。~
[[相手]][[モンスター]]を[[吸収]]する[[効果]]を持つので、高[[攻撃力]][[モンスター]]も怖くない。~
[[除去]]されても自身の[[効果]]で[[相手]][[モンスター]]を[[装備カード]]にしていれば[[自己再生]]できるので場持ちもいい。~


―相性の良い[[モンスター]]~

-[[アンデット族]][[モンスター]]~
基本的な使い方は[[【アンデット族】]]を参照にしてもらった上で、ここではこの[[デッキ]]ならではの使い方を説明する。~
なお、[[《ヴァンパイア帝国》]]の[[適用]]下では[[攻撃力]]が500上がるので[[戦闘]]にも強くなる。~
--展開補助~
---[[《馬頭鬼》]]~
[[アンデット族]]を[[蘇生]]する[[効果]]は非常に有用性が高く、[[《ヴァンパイアの使い魔》]]や[[《ヴァンパイア・グレイス》]]の[[トリガー]]としても優秀。~
[[《ユニゾンビ》]]・[[《不知火の隠者》]]との定番[[コンボ]]もセットで是非採用したい。~

---[[《ゾンビ・マスター》]]~
[[下級]][[アンデット族]]を[[蘇生]]する[[効果]]は[[《アンデットワールド》]]と併用すれば[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ召喚]]の補助にもなる。~
[[《ヴァンパイアの使い魔》]]や[[《ヴァンパイアの眷属》]]を[[蘇生]]して[[サーチ]]を行い、そのまま[[リンク召喚]]に繋げるのも良い。~

---[[《ピラミッド・タートル》]]~
[[守備力]]2000以下の[[アンデット族]]の[[リクルーター]]であり、[[上級>上級モンスター]][[ヴァンパイア]]の展開手段としても有用。~
[[《ヴァンパイア・レッドバロン》]]や[[《強制転移》]]などの[[コントロール交換]]とも相性が良く、特に前者ならば双方の[[効果]]で計2枚の[[ボード・アドバンテージ]]となる。~
ただし、[[闇属性]]サポートは受けられない点と、[[《ヴァンパイア帝国》]]があると[[自爆特攻]]がやりにくくなる点は注意したい。~

---[[《スカル・コンダクター》]]~
[[手札]]から合計[[攻撃力]]が2000となる様に[[アンデット族]]を2体まで[[特殊召喚]]できる。~
狙い目は[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]](1500)&[[《ヴァンパイアの使い魔》]](500)か[[攻撃力]]2000の[[上級]][[ヴァンパイア]]の展開だろう。~
[[《ヴァンパイア・グレイス》]]の[[特殊召喚]]の[[トリガー]]にもなり、[[《悪夢再び》]]にも対応しているため使い回しも狙える。~
ただ[[手札]]消費が激しくなる弱点があるので、[[効果]]が使えそうにない場合は使い捨ての[[下級]][[アタッカー]]としてしまうのが良いか。~

---[[《茫漠の死者》]]~
[[ライフ]]2000以下で[[特殊召喚]]できる[[効果]]は[[ライフコスト]]が嵩みやすいこの[[デッキ]]では割と満たしやすい。~
[[レベル]]5なので[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]の[[エクシーズ素材]]としても有用。~
[[《ピラミッド・タートル》]]等で序盤に出した場合は[[アタッカー]]にもできる。~

--その他の[[アンデット族]]~
---[[《ユニゾンビ》]]~
(1)(2)の[[効果]]両方を自身に[[適用]]すれば[[ランク]]5の[[エクシーズ素材]]にもなれる上で[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]もできる。~
1枚で[[《ヴァンパイア・シフト》]]の[[発動条件]]も満たせる他、単純に展開の始動役として優秀。~

---[[《ゴブリンゾンビ》]]~
[[フィールド]]から[[墓地へ送られた]]時と非常に緩い条件での[[サーチ]][[効果]]を持つため[[リンク素材]]として優秀。~
[[上級]][[ヴァンパイア]]の[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]としても有用であり、[[召喚に成功した]]時の[[効果]]を持つ[[モンスター]]と組めば[[アドバンテージ]]も稼げる。~
[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]等で[[強化]]すれば後半の[[デッキ破壊]][[効果]]で[[《ヴァンパイア帝国》]]との[[コンボ]]も狙える。~

---[[《グローアップ・ブルーム》]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]と異なり[[フィールド]]以外から[[墓地へ送られた]]場合でも[[サーチ]]が可能な[[レベル]]1[[チューナー]]。~
[[サーチ]]先は[[レベル]]5以上に限定されているがこの[[デッキ]]では対応する[[ヴァンパイア]]は豊富にいるので選択肢は豊富。~

---[[《魂を削る死霊》]]~
[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]等で[[強化]]すれば[[ハンデス]][[効果]]が活きやすい。~
[[サーチ]]・[[リクルート]]手段も豊富で、[[戦闘破壊]][[耐性]]で生き残れば[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]や[[リンク素材]]にも転用できる。~

-[[闇属性]][[モンスター]]~

//--[[《レベル・スティーラー》]]~
//[[フィールド]]の[[上級モンスター]]の[[レベル]]を下げて[[蘇生]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]。~
//[[アドバンス召喚]]の補助や、[[レベル]]6の[[ヴァンパイア]]を[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]の[[エクシーズ素材]]にするなど、使い道は多い。~

--[[《ジェスター・コンフィ》]]~
特に条件なく[[手札]]から[[特殊召喚]]できるため[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]役として使いやすい。~

--[[《キラー・トマト》]]~
主要な[[下級]][[ヴァンパイア]]を[[リクルート]]でき、[[《ピラミッド・タートル》]]同様に[[コントロール交換]]とも相性が良い。~

--[[《終末の騎士》]]・[[《ダーク・グレファー》]]~
基本的には4枚目以降の[[《ユニゾンビ》]]の役割となるが、[[アンデット族]]以外の[[闇属性]]を複数採用しているならば採用も考えられるか。~

--[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~
[[闇属性]]中心の[[デッキ]]且つ[[蘇生]]等で[[墓地]]調整も比較的容易なので、[[特殊召喚]]は難しくない。~
特に[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]は[[手札]]に[[上級モンスター]]がいなくても[[墓地]]から[[除外]]できるため調整しやすい。~

***[[エクストラデッキ]]について [#extra]

―[[ヴァンパイア]]~
-[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]~
元々の持ち主が[[相手]]の[[モンスター]]を[[レベル]]6として[[エクシーズ素材]]にできるため、[[コントロール奪取]]全般と相性が良い。~
更に汎用[[除去]]の(1)、[[効果]]・[[戦闘破壊]]で[[墓地へ送られた]][[モンスター]]の[[コントロール奪取]]の(2)といずれも[[汎用性]]が高くこの[[デッキ]]のエースを務められる。~
[[ペンデュラムモンスター]]や[[リンクモンスター]]でなければ(1)で[[除去]]した[[モンスター]]を即座に(2)で奪えるため[[コンボ]]性能も高い。~
[[同名カード]]の[[発動]]制限もないので、([[エクシーズ召喚]]可能な状況ならば)奪った[[モンスター]]を2枚目の[[エクシーズ素材]]に利用できる。~

-[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]~
[[レベル]]5の[[アンデット族]]2体を[[縛り]]に持つ[[エクシーズモンスター]]。~
[[相手]]の[[墓地]]の[[モンスター]]を奪う[[効果]]を持つが、他の[[モンスター]]は[[攻撃]]できないので、[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]と同様に使い方はよく考える必要がある。~
[[相手]]によって[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]場合、次の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]に[[自己再生]]できるので場持ちは良い。~

-[[《ヴァンパイア・サッカー》]]~
[[アンデット族]]2体を[[縛り]]に持つ[[リンクモンスター]]。~
(1)で[[相手]][[墓地]]の[[モンスター]]を[[アンデット族]]にして[[相手]][[フィールド]]に[[蘇生]]、それを[[トリガー]]に(2)で[[ドロー]]、そして(3)でその[[モンスター]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]する流れが基本。~
この流れが決まればこちらは1[[ドロー]]した上で損失なく[[上級モンスター]]が[[アドバンス召喚]]できるため、[[上級]][[ヴァンパイア]]を採用した場合は是非とも採用しておきたい。~
[[リンクモンスター]]には珍しく[[リンク先]]が[[効果]]に一切影響しないため[[蘇生]]による再利用も有効だが、[[守備表示]]になれない関係上[[《ヴァンパイア・デューク》]]で[[蘇生]]できない点には注意。~

―それ以外で相性の良い[[モンスター]]~
 [[《ユニゾンビ》]]の[[効果]][[発動]][[ターン]]は[[アンデット族]]以外の[[攻撃]]が制限される点は注意。~

-[[エクシーズモンスター]]~
[[ヴァンパイア]]は幅広い[[レベル]]に存在するが、[[カード]]の能力や偏りからすると[[ランク]]5・6が中心となる。~
他の[[レベル]]1・2を少量採用しているならば、[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]の[[除外]]を防ぐ意味合いで[[ランク]]1・2も検討できる。~

--[[ランク]]5~
[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]・[[《ヴァンパイア・デューク》]]の[[効果]]の関係上、[[闇属性]]を優先すると良い。~
---[[《終焉の守護者アドレウス》]]~
[[除去]][[効果]]を持つため、[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]の[[攻撃]]制限がかかった[[ターン]]でも[[エクシーズ召喚]]する意義が見いだせる。~

---[[《シャーク・フォートレス》]]・[[《No.5 亡朧竜 デス・キマイラ・ドラゴン》]]~
[[攻撃]]能力に長けた[[闇属性]]の[[ランク]]5。~
[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]とは相性が悪いので、採用する場合は[[《ヴァンパイア・デューク》]]との[[コンボ]]を狙いたい。~

--[[ランク]]6~
吊り上げ[[効果]]を持つ[[《ヴァンパイア・スカージレット》]]、[[自己再生]]可能な[[《ヴァンパイア・グレイス》]]あたりが素材に適する。~
また、[[闇属性]]ならば[[自己再生]]した[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]に[[《RUM−幻影騎士団ラウンチ》]]をあてても出せる。~
その場合は[[自己再生]]が容易で[[除去]]も可能な[[《No.24 竜血鬼ドラギュラス》]]、[[特殊召喚]][[メタ]]の[[《RR−レヴォリューション・ファルコン》]]あたりが候補か。~

--[[ランク]]7~
---[[《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》]]~
[[エクシーズ素材]]を使い切った[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]に[[《RUM−幻影騎士団ラウンチ》]]を出す場合の筆頭候補。~
あちらで[[破壊]][[耐性]]を持った[[モンスター]]を[[除去]]しておき、こちらで残りを一掃すれば連続[[直接攻撃]]も決まりやすい。~

---[[《迅雷の騎士ガイアドラグーン》]]~
[[守備表示]]で[[蘇生]]される[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]を[[アタッカー]]に変換できる。~
汎用[[ランク]]5の[[《No.61 ヴォルカザウルス》]]とも相性が良いので[[ピン挿し]]しておいて損はない。~

-[[エクシーズモンスター]]以外~
--[[《PSYフレームロード・Ω》]]・[[《水晶機巧−ハリファイバー》]]~
[[《馬頭鬼》]]&[[《ユニゾンビ》]]&[[《不知火の隠者》]]のセットを採用している場合は相性が良いので是非とも投入しておきたい。~
前者は自己再生後に除外された[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]を再利用する手段にもなる。~

--[[《デスカイザー・ドラゴン》]]・[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]・[[《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》]]~
[[コントロール奪取]][[効果]]を持つ[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]なので[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~
いずれも[[シンクロ素材]]やその他の条件が必要なので簡単に採用できる[[モンスター]]ではないが、検討は出来る。~

--[[《テセウスの魔棲物》]]~
[[《簡易融合》]]で呼び出せる[[レベル]]5の[[チューナー]]・[[融合モンスター]]。~
[[エクシーズ素材]]・[[シンクロ素材]]・[[リンク素材]]・[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]と幅広い活用が見込める。~

***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
―[[ヴァンパイア]]~
-[[《ヴァンパイアの領域》]]~
[[ヴァンパイア]]の[[召喚権]]を増やす(1)はこの[[デッキ]]では欠かせない展開手段であり、[[上級モンスター]]の[[召喚]]が大幅に楽になる。~
与えた[[戦闘ダメージ]]分だけ[[回復]]する(2)も[[ライフコスト]]が嵩みやすいため重宝し、特に[[ライフコスト]]で[[戦闘]]補助を行う[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]との[[シナジー]]が高い。~
[[効果]]の有用性の高さから常に[[フィールド]]に用意しておきたいが、[[永続魔法]]なので[[除去]]されやすい。~
[[相手]]が[[除去]]を持っている事が明確な場合は(1)の[[適用]]後に[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]の[[自己再生]]の[[コスト]]にしても良いだろう。~

-[[《ヴァンパイア・デザイア》]]~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]&[[レベル]]変動の[[効果]]か、[[フィールド]]の[[モンスター]]と[[墓地]]の[[ヴァンパイア]]を入れ替える[[効果]]のどちらかを選択する[[通常魔法]]。~
前者は[[下級モンスター]]の[[レベル]]を5・6に変更して[[エクシーズ召喚]]の補助ができ、後者は奪った[[相手]][[モンスター]]の処理として有用である。~

-[[《ヴァンパイア帝国》]]~
[[アンデット族]]への[[全体強化]]と[[デッキ破壊]]時の[[除去]][[効果]]を持つ[[フィールド魔法]]。~
主軸に据える場合は下記の[[《ヴァンパイア帝国》軸>#Empire]]を参照。~

-[[《ヴァンパイアの支配》]]~
[[ヴァンパイア]]を[[発動条件]]にした[[カウンター罠]]であり、幅広い[[カウンター]]範囲に加え[[ライフ回復]][[効果]]も併せ持つ。~
特に[[特殊召喚]]時に[[サーチ]]できる[[《ヴァンパイアの眷属》]]との相性が良く、[[セット]]しておくだけでも[[相手]]への強い牽制となる。~
[[ライフ回復]]はオマケに近いが、大型[[モンスター]]を[[カウンター]]すればかなりの量が[[回復]]できるので意外と役立つ。~

-[[《ヴァンパイア・アウェイク》]]~
[[エンドフェイズ]]の[[自壊]][[デメリット]]付きで[[ヴァンパイア]]を[[リクルート]]できる[[通常罠]]。~
[[レベル]]や[[表示形式]]の制約もなく、[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]の[[効果]]を[[相手]][[ターン]]に[[発動]]する手段としても有用。~

-[[《ヴァンパイア・シフト》]]~
[[《ヴァンパイア帝国》]]の[[発動]]と[[ヴァンパイア]]の[[蘇生]]を同時に行う[[通常罠]]。~
[[発動条件]]もあるが、[[アンデット族]]中心のこの[[デッキ]]ではそれほど厳しい条件でもない。~
問題は[[デッキ]]に[[《ヴァンパイア帝国》]]が残っていなければならないので、この[[カード]]自体の採用枚数は抑える必要がある。~


―[[アンデット族]]・[[闇属性]]の[[サポートカード]]~

-[[《アンデット・ネクロナイズ》]]~
[[レベル]]5以上の[[アンデット族]]が存在する場合に[[発動]]可能な[[コントロール奪取]][[カード]]。~
ここまで述べたようにこの[[デッキ]]は[[コントロール奪取]]と相性が良く、[[上級>上級モンスター]][[ヴァンパイア]]の存在により[[発動条件]]も満たしやすいため[[シナジー]]が強い。~

-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]~
[[アンデット族]]専用の[[蘇生]][[カード]]であり[[相手]]の[[墓地]]利用も妨害できる。~
基本的には相性が良いのだが、[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]との相性が若干悪い点には注意。~

-[[《アンデットワールド》]]~
[[《ヴァンパイア・サッカー》]]と併用すれば([[1ターンに1度]]の制限はあるが)[[墓地]]からの[[特殊召喚]]全てが[[ドロー]]の[[トリガー]]となる。~
また[[種族]]変更により[[コントロール奪取]]の機会が増えるため[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ召喚]]も狙いやすくなる。~
この[[カード]]を重視する場合は専用[[サポートカード]]の[[《屍界のバンシー》]]や[[シナジー]]が強い[[《死霊王 ドーハスーラ》]]の採用も検討できる。~

-[[《闇の誘惑》]]~
[[闇属性]]の[[手札交換]][[カード]]であり、[[上級モンスター]]が多いこの[[デッキ]]では[[手札事故]]の軽減にもつながる。~

//--[[《終焉の焔》]]~
//[[黒焔トークン]]2体を[[特殊召喚]]する[[速攻魔法]]。~
//[[アドバンス召喚]]の補助に使え、いざという時の[[壁]]にもできる。~
//召喚サポートが増えた現在だとちょっと採用する利点が無くなってるかな

-[[《悪夢再び》]]~
[[守備力]]0の[[闇属性]]2体を[[サルベージ]]する[[魔法カード]]。~
[[《ヴァンパイアの使い魔》]]・[[《ヴァンパイアの眷属》]]は自身が回収できる以外にも[[自己再生]]の[[手札コスト]]を稼ぐのにも役立つ。~
[[召喚]]した時の[[効果]]を持つ[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]や[[手札]]からの展開[[効果]]を持つ[[《スカル・コンダクター》]]・[[《茫漠の死者》]]とも相性が良い。~
[[アドバンテージ]]を稼げる[[カード]]ではあるが、構築をある程度意識しないと[[腐る]]危険性が高くなる事は意識しておきたい。~

-[[《RUM−幻影騎士団ラウンチ》]]~
[[自己再生]]が容易な[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]、1[[ターン]]で[[エクシーズ素材]]2つを使い切れる[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]との相性が良い。~
主な展開先候補は上述の[[ランク]]6・7の欄を参照。~

-[[《闇次元の解放》]]~
[[除外]]された[[闇属性]][[モンスター]]を[[帰還]]させる[[永続罠]]。~
主要な[[ヴァンパイア]][[下級モンスター]]がいずれも[[除外]]されやすいため再利用として役立つ。~

-[[ウイルス]][[カード]]~
幅広い打点の[[闇属性]]を擁するので複数の[[ウイルス]]の使い分けもでき、[[除外]]を受けた際の[[サクリファイス・エスケープ]]にも使用できる。~

―展開補助~
-[[《簡易融合》]]~
[[ライフコスト]]を払って、[[レベル]]5以下の[[融合モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[魔法カード]]。~
中でも[[《テセウスの魔棲物》]]は上述の通り使い道が豊富にある。~

-[[《トランスターン》]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]→[[レベル]]5[[アンデット族]]と繋げる事で損失なく[[上級モンスター]]を用意できる。~
特に[[《ヴァンパイア帝国》]]+[[《ヴァンパイア・デューク》]]の[[コンボ]]が優秀。~

-[[《連撃の帝王》]]~
[[《ヴァンパイア・サッカー》]]と[[コンボ]]すれば[[相手]][[ターン]]に[[相手]][[モンスター]]を[[リリース]]して[[上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]できる。~
[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]の[[リクルート]][[効果]]は[[発動]][[ターン]]に[[攻撃]]制限がかかるため、[[相手]][[ターン]]に[[アドバンス召喚]]する利点も大きい。~

-[[《強化蘇生》]]~
[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]などの[[レベル]]4を[[ランク]]5の[[エクシーズ素材]]に利用できるようになる。~

―[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]~
-[[《おろかな埋葬》]]~
[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]として代表的な[[制限カード]]。~

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[除外]]された[[モンスター]]を3枚まで[[墓地]]に戻す[[速攻魔法]]。~
[[《闇次元の解放》]]と同様の理由の他、闇属性でない[[《馬頭鬼》]]の再利用も狙える。~

―その他相性の良い[[カード]]~
-[[《精神操作》]]・[[《エネミーコントローラー》]]~
奪った[[相手]][[モンスター]]を[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ素材]]に利用できる。~

-[[《強制転移》]]~
奪った[[モンスター]]の処理は上記と同じだが、同時に弱小[[モンスター]]を押し付ければ[[上級]][[ヴァンパイア]]の[[戦闘破壊]]の的にできる。~
[[《ゴブリンゾンビ》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]などの[[サーチャー]]・[[リクルーター]]ならば更に得である。~
//他に[[メタ]][[デッキ]]で使われる[[《異次元の生還者》]]を奪って[[リリース]]することで[[帰還]]を封じることもできる。~
//流石にこれは限定的では?

-[[戦闘]]補助~
共通[[効果]]を持つ[[上級]][[ヴァンパイア]]の[[戦闘]]をサポートできれば[[カード]]1枚を消費しても総合的にはプラスになる。~

**戦術 [#strategy]
//従来の《シャドウ・ヴァンパイア》軸の内容も一部こちらに併合
 [[下級]][[ヴァンパイア]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ、[[召喚]]サポートで[[上級]][[ヴァンパイア]]の展開を速やかに行っていく。~
 [[墓地]]が肥えていない序盤では[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]の[[効果]]で適切な[[ヴァンパイア]]を[[リクルート]]して布陣を整えるのに専念しても良いだろう。~
 特に[[《ヴァンパイアの眷属》]]の[[リクルート]]から[[《ヴァンパイアの支配》]]を[[サーチ]]する動きは[[先攻]]1[[ターン]]目でも有力な構えとなる。~
 中盤以降は[[蘇生]][[カード]]による大量展開や、[[上級]][[ヴァンパイア]]の[[コントロール奪取]]で確実に[[アドバンテージ]]を奪っていきたい。~
 [[《ヴァンパイア・フロイライン》]]と[[《ヴァンパイアの領域》]]の両方を[[フィールド]]に用意できれば、複数回[[ライフコスト]]を払っての[[戦闘]]補助も可能となるので高い爆発力も持ち得る。~
 [[リンク先]]を2か所以上作っておけば、1体目の[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]⇒[[コントロール奪取]]⇒2体目の[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]という強い動きも狙っていける。~

**[[デッキ]]の種類 [#variation]
***[[《ヴァンパイア帝国》]]軸 [#Empire]
//従来の《ヴァンパイア・グレイス》軸の内容もこちらに併合
 《ヴァンパイア帝国/Vampire Kingdom》
 フィールド魔法
 フィールド上のアンデット族モンスターの攻撃力は
 ダメージ計算時のみ500ポイントアップする。
 また、1ターンに1度、相手のデッキからカードが墓地へ送られた時、
 自分の手札・デッキから「ヴァンパイア」と名のついた
 闇属性モンスター1体を墓地へ送り、
 フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。

 [[デッキ破壊]]時に[[1ターンに1度]]の[[除去]]&[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]が可能な[[《ヴァンパイア帝国》]]を主軸に据えた構築。~
 一部の[[ヴァンパイア]]を始めとする[[デッキ破壊]][[効果]]を持つ[[カード]]との[[コンボ]]を狙っていき、[[相手]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]に対する[[メタ]]にもなる。~
 ただ、[[《ヴァンパイア帝国》]]での[[除去]]が[[1ターンに1度]]のため大量展開を行う[[相手]]には焼け石に水になりがちではある。~
 また、一部[[カード]]は[[戦闘]]経由で[[デッキ破壊]]を行うため、[[攻撃]]を封じられるとそもそも[[ロック]]が突破できないという事態も起こり得る。~

-[[《ヴァンパイア・グレイス》]]・[[《ヴァンパイア・デューク》]]~
この構築の中心に据えられる[[ヴァンパイア]]であり、前者は[[起動効果]]、後者は[[特殊召喚]]時に[[デッキ破壊]]を行える。~
[[自分]]・[[相手]][[ターン]]で何度も[[特殊召喚]]して着実に[[アドバンテージ]]を奪っていきたい。~
後者は[[召喚]]時の[[釣り上げ効果>蘇生#turiage]]も持つため[[手札]]に来ても[[腐る]]事が無いというのも利点。~

-[[《ヴァンパイア・レディ》]]~
[[戦闘ダメージ]]を与えた時に[[デッキ破壊]][[効果]]を[[発動]]する[[ヴァンパイア]]。~
[[《ヴァンパイア帝国》]][[適用]]下なら[[攻撃力]]2050となり、[[《ヴァンパイア・フロイライン》]]も併用すれば[[上級]]・[[最上級]]との[[戦闘]]でも[[効果]]を狙える。~

-[[《ヴァンパイア・ロード》]]~
上記と同様の[[デッキ破壊]][[効果]]を持つが、基本打点は[[上級モンスター]]の分だけこちらの方が高い。~
[[効果破壊]]されても[[自己再生]]が可能なため場持ちはまずまず良く、[[エクシーズ素材]]や[[リンク素材]]にも転用できる。~

-[[《精気を吸う骨の塔》]]~
[[アンデット族]]の[[特殊召喚]]を[[トリガー]]に[[デッキ破壊]]を行えるのだが、持ち味である1[[ターン]]で何度も[[デッキ]]を削れる点と[[1ターンに1度]]だけの[[除去]]が微妙にかみ合っていない。~
ただ[[トリガー]]が緩いため、[[フリーチェーン]][[蘇生]][[カード]]などと併用すれば[[相手]][[ターン]]の任意のタイミングで[[除去]]を狙える利点はある。~
下記の[[《カオスポッド》]]と同様に[[【デッキ破壊】]]寄りの構築にしてみるのも手ではある。~

//-[[《ブラッド・サッカー》]]~
//[[《ゴブリンゾンビ》]]同様の[[デッキ破壊]][[効果]]を備える。~
//[[攻撃力]]があちらより高いので対応できる範囲は広いが、それ以外の[[効果]]はなく単体ではあまり役に立たないので、採用は慎重に検討する必要がある。~
//ゴブゾンに勝る点が殆どない。4枚目以降の採用にしても流石にそんなにいらないかと

-[[《カオスポッド》]]~
[[種族]]サポートはかみ合わないものの[[デッキ破壊]]能力自体は強力なので、[[【デッキ破壊】]]の要素を取り入れられる。~

-[[《墓守の使い魔》]]~
[[相手]]の[[攻撃宣言]]の度に[[デッキ破壊]]を行うので[[《ヴァンパイア帝国》]]と併用すれば[[攻撃]]を牽制できる。~
//実質[[相手]]の[[攻撃]]をシャットアウトできる。~
//1ターンに1度の除去ではシャットアウトまではいかない
もっとも、この[[カード]]と[[《ヴァンパイア帝国》]]という2枚の[[永続カード]]を保つ必要があるため[[除去]]に弱く、複数の[[モンスター]]の[[攻撃]]も防げない。~
この[[デッキ]]が苦手とする[[《マクロコスモス》]]などの全体[[除外]][[カード]]を使われた際には[[攻撃]]を防ぎ続けられる点は利点と言えるか。~

-[[《追い剥ぎゾンビ》]]・[[《二者一両損》]]~
単体の[[汎用性]]が低いので上記[[カード]]を入れた上で保険として少数採用するくらいのつもりで良いだろう。~

-[[手札コスト]]を必要とする[[カード]]~
この構築は[[《ヴァンパイア帝国》]]が必須なので必然的に[[《ヴァンパイア・シフト》]]などの[[サーチ]][[カード]]を複数積みやすい。~
それらが[[腐った>腐る]]時のための保険として採用が検討できる。~

**[[デッキ]]の派生 [#decktype]
***【聖刻ヴァンパイア】 [#Hieratic]
 [[リリース]]された場合に[[ドラゴン族]][[通常モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[【聖刻】]]との混合構築。~
 [[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]を筆頭に[[フィールド]]に出しやすい[[レベル]]5・6が揃っているため[[ヴァンパイア]]の[[エクシーズ素材]]に適する。~
 [[《召集の聖刻印》]]で[[サーチ]]できるため[[聖刻]][[モンスター]]を多く採用しなくても構築しやすいのも利点。~
 [[聖刻]]を[[リリース]]して[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]・[[《ヴァンパイア・デューク》]]・[[《ヴァンパイア・スカージレット》]]の[[アドバンス召喚]]に繋げれば消費を抑えて3体の[[上級モンスター]]を揃えられる。~
 また、[[聖刻]]を[[リリース]]して[[《エネミーコントローラー》]]を[[発動]]すれば[[リクルート]]した[[レベル]]6と奪った[[モンスター]]とで[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]の[[エクシーズ召喚]]が可能となる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 [[【アンデット族】]]・[[【闇属性】]]の1つなので、[[除外]]系[[カード]]や[[闇属性]][[メタ]]は当然[[刺さる]]。~
 [[特殊召喚]]封じも厳しいが、[[《ヴァンパイアの領域》]]や[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]を利用すれば[[特殊召喚]]をせずに[[上級モンスター]]を展開できるため突破は可能である。~
 [[召喚]]サポートが多いとは言えども[[上級モンスター]]が多いので[[手札事故]]の危険性も起こり得る。~
 この他、[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]を始めとする[[コントロール奪取]]を中心にした構築では[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]ない[[ペンデュラムモンスター]]を苦手とする。~

//**この[[デッキ]]の歴史
//カードプールの変化でデッキ構築が著しく変化している場合、それに触れる

**代表的なカード [#card]
-[[《ヴァンパイア・ソーサラー》]]
-[[《シャドウ・ヴァンパイア》]]

-[[《紅貴士−ヴァンパイア・ブラム》]]
-[[《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》]]

-[[《ヴァンパイアの領域》]]
-[[《ヴァンパイア帝国》]]
-[[《ヴァンパイア・シフト》]]

**関連リンク [#link]
-[[ヴァンパイア]]

-[[【アンデット族】]]
-[[【闇属性】]]

-[[デッキ集]]